NTTドコモのデータ専用プランと音声プランの定額データ通信を比較

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

先日書いたNTTドコモの定額データ通信についてはてなブックマークでコメントいただきましたので、ちょっと前回のエントリの補足をかねて、NTTドコモの定額データ通信専用プランについての説明と、音声プランとしての定額データ通信との比較をしてみたいと思います。

ドコモ携帯電話のPC定額データ活用術 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/06/22/3909

先日のエントリでは音声通話プランのデータ定額「パケ・ホーダイ ダブル」でPCにつなぐことを前提としましたが、NTTドコモではPC定額専用の「定額制データ通信」が用意されております。

定額制データ通信 | サービス・機能 | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/foma/flat_rate/

こちらは通信速度が64kbpsの低価格プランと、下り最大7.2MbpsでFOMAの性能をフルに使えるプランの2つがありますが、前者に関してはかつてPHS対抗に展開した古いプランであり、現状パケ・ホーダイ ダブルの5985円で128kbps通信が定額利用できること考えると価格競争力もあまりないかな……。「ドコモの幅広いネットワークを使ってとりあえず安くつなげたい」人のプランだと思いますので、今回は高速プランのみを対象にしたいと思います。

定額データプランの場合、料金はバリューコースかつ2年契約を上限とする「定額データ スタンダード割」をつけることで上限5985円。さらに6月1日からは新規契約キャンペーンとしてさらに割引がかかり、2年契約のうち最初の1年間を4410円で利用できます。

定額データ スタンダード割 | サービス・機能 | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/foma/flat_rate/bill_plan/discount/index.html

「定額データプラン」新規お申込み料金割引キャンペーン | サービス・機能 | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/foma/flat_rate/bill_plan/data_campaign/index.html

先日のエントリでご紹介したパケ・ホーダイ ダブルの場合は、追加で4410〜5985円が必要ということになりますので、契約プランや期間次第では、同じ料金でドコモの回線を2台持ちできることになります。

PCの定額データ通信を使う場合、フルブラウザを普段から使っていない人はプラスで5985円、フルブラウザ使っている人は4410円が追加で必要 に。イー・モバイルやUQ WiMAXなども月額料金は4000円から5000円程度が相場なので、そのぶんがプラスになって必要という感じですね。

ドコモ携帯電話のPC定額データ活用術 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/06/22/3909

普段使っている携帯電話でデータ通信してしまうと、通信中は携帯電話でメールやブラウザができないし、電池の消費も気になってしまう。だったら同じ料金でもう1台持てるという定額データプランもかなり魅力的なところですが、1つだけ注意したいのは、定額データプランでは通信に制限がかかるということ。詳細は以下のページを見てもらうと良いですが、大半の通信はOKなものの、Skypeやストリーミング通信など一部の通信が利用できません。

ご利用可能なもの・いただけないもの | サービス・機能 | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/foma/flat_rate/function/index.html

一方、「パケ・ホーダイ ダブル」を含む音声プランでは、こうした制限はありません。個人的にはSkypeが使えないのは仕事にもプライベートにも無理なので、定額データプランはありえないかなあ……。

また、定額データプランの場合、ドコモの定額プランに加えてプロバイダー料金も必要です。これも携帯電話と同様moperaが利用できますが、音声プランのようなライトプランがなく、最低525円からのスタートとなります。

サービス一覧 | mopera U | NTTドコモ
http://www.mopera.net/service/plan/flt_high/index.html

メリット、デメリットを比べると、定額データプランの場合はドコモユーザーに撮って専用端末をもう1台もっても料金あまりかわらないがSkypeが利用できないこと、音声プランの定額を利用する場合は通信中に携帯電話が使えなくなるもののこうした通信制限はない、ってところですね。今後定額データプランのこうした制限もなくなってくれるといいのですが、現状はこの違いを理解しておいた方がよさそうです。

なお、さらに補足をしておくと、ドコモの回線を使って他の事業者がサービスを提供する、いわゆる「MVNO」のデータ通信では、こうした制限がかかっていない場合もあります。興味ある方はぜひそちらも確認してみてください。以前のニュースだとIIJが法人向けに制限無しプラン提供しているみたいですね。

IIJがドコモのMVNOでHSDPAサービスを開始,プロトコルの制限なし – ニュース:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080121/291552/

自分としてはプロトコル制限されてSkype使えないのは困ってしまうので、使うとしたらパケ・ホーダイ ダブルかな。電池の問題は無線LANやBluetooth使わずPCに直接つなげばいいし、外出先でどうしてもデータ通信したい、って時であれば携帯電話を犠牲にするのもありかなあと。

幸いにも電話の発着信は使えますし、メールだってiモード.net契約しておけば見られないことはない。先日始まった無料のドコモWebメール使えば、docomo.ne.jpでのメール送信こそできないもののメールの受信はできるし、AndroidのIMoNi使う手もあるからなんとかなりそう。とはいえかなりややこしい使い方ではあるので、ドコモの定額データ通信を検討している方はご参考まで。

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