ドコモ2012年冬モデル内覧会で富士通製端末「ARROWS」シリーズさわってきた

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

今年のNTTドコモ2012年冬モデル内覧会、ケータイ会議メンバーと一緒に参加してまいりました。

【DCMX会員様、ドコモプレミアクラブ プレミアステージ会員様】2012 冬モデル新商品内覧会
http://www.dcmx.jp/st/info/correction20121001.html

この内覧会自体は毎シーズン恒例ともなっていて、DCMX会員またはドコモプレミアクラブ会員であれば誰でも参加でき、対象者が同伴すればそれ以外の人も参加できるというかなりゆるめのイベント。今回は富士通さんのお誘いで参加してまいりましたので、まずは富士通端末に関するエントリーからアップします。しかしお世辞抜きで今回の富士通端末はだいぶいいデキですよ。

会場は後楽園のプリズムホール。入口は小さめですが会場内はかなり広く、平日夜ということもあってゆったりすごせました。

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まずは富士通端末のうちもっともハイスペックな「ARROWS V F-04E」。防水、おサイフケータイ、赤外線、ワンセグはもちろんXiも対応している全部入り端末で、CPUもクアッドコア、メモリが2GBとかなりのハイスペック。だけどブランドはwithシリーズという、またしてもドコモのブランドが混迷しはじめたことを感じる展開になってまいりました。もうNEXTとかwithとかやめようぜーw

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実はドコモ発表会に参加してひたすら触ってきたので改めて感じる新しさはないのですが、今期のいわゆる「スマートフォン」としてはかなりオススメの1台だと思います。ハイスペックなのはもちろん、スマートフォンサイズとしては最大級のバッテリー容量である2420mAhもの大容量バッテリーを搭載しつつ、本体幅は片手で握れる程度なのが嬉しい。内蔵メモリも今期最大の64GBとiPhone並みの容量を標準で搭載し、さらにmicroSDで容量増やすこともできる。microSDだとアプリ保存などで制限あるので、こうやって標準の内蔵バッテリーが大きいのはかなり嬉しいですね。

本体背面には富士通ならではの指紋センサーを搭載。

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これが実はスリープ解除にもなるので、背面のボタンを押すだけですぐにスリープから復帰できる。地味だけどスマートフォンを普通に持つだけでよく、いちいち電源ボタンを押すために持ち替えなくてよいのはかなり使いやすいポイントです。

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本体左側には音量ボタンと電源ボタンを搭載。ボタン類はすべて左側に集約されています。まあでも前述の通りスリープ解除は背面の指紋センサー押した方が早いからどっちサイドに集まってても問題なさそうかな。

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右側はなーんもなし。

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カメラは1310万画素の高画素カメラを搭載。何枚か撮ってみたけど、起動は速いものの写真の保存にやや時間がかかってました。このあたりは製品版でもっとブラッシュアップされてるといいな。

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スマートフォンのカメラには必須だと思ってるワンタッチでシャッターが切れる機能も搭載。これがないと手ぶれしやすいんですよねスマホのカメラは……。

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そして富士通といえばのプライバシー機能。この「milock」というアプリを使うと、任意のアプリをパスワードや指紋でロックできます。パスワード使うと解除も面倒だけど、指紋ならささっと本体背面をなぞるだけで良いので手軽。めんどくさすぎるセキュリティはついついつかわなくなってしまいがちなので、こうやって「普通使い」できるセキュリティはすばらしいですね。

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アプリのロックだけでなく、電話帳やメールなどを個別に「隠す」ことも可能。富士通の携帯電話のように「通知が来たことを電池アイコンの変化でしらせる」機能も搭載してます。このあたりは会場ではしっかり触れなかったのでもうちょっと試したいところ。

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文字入力予測辞書まで隠せるというのはかなりの心配りwww なんでこんなものまで隠さなければいけないのかについては言及しないことにしておきますはい。

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こちらがプライバシー新着通知。通知があるときに電池アイコンが変わることで、他の人には気づかれず「あ、通知来てるな」と気づくことができます。しかし誰なんだろねその気づかれたくない他の人ってのはさ。

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指紋は両手いずれか2本を登録する仕組み。指を指定する仕組みになったことで、今までみたいに「人差し指を角度変えて2回登録」ってのはやりにくくなったかな。まあ指無視して登録しちゃえばいいんだけど。

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Bluetooth 4.0搭載でBT4.0周りの設定も。BT 4.0は今までの規格からプロファイル含めてガラッと変わってるので取り扱い大変ですが、それでもいままでにない低消費電力を実現できるということで大変期待している技術です。

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バッテリー減りまくるスマートフォン向けに各社が搭載している省電力機能も「NX!エコ」として搭載。CPU性能を抑えてバッテリーの持ち時間向上したりもできるのですが、ハイスペック端末だからこそあえてCPU性能落としてバッテリー持たせても十分つかえる、っていうメリットもありそうです。

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地味に大事な通知エリア。必要十分なものがそろってはいるのですが、あえていうならドルビーデジタルよりテザリングがここに欲しかったなー。他の機種みたいにここの表示をカスタマイズできるといいんだけど。

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ここちゃんとカスタマイズできるみたい! これは嬉しい! テザリングもあるといいなー。

ピンチイン・アウトでズーム操作可能なカメラも搭載した ARROWS V F-04E – F.Ko-Jiの「一秒後は未来」
http://blog.fkoji.com/2012/10221441.html

ハイスペックなだけでなく大容量バッテリーや大容量ストレージを備え、さらに使いやすいセキュリティとして指紋センサーも搭載しているARROWS Vは、総合力の高さで今期一番オススメの端末かな。ARROWSというとバッテリーが持たないことばかりが取りざたされていましたが、今回の大容量バッテリーやNX! エコを見るとそのあたりも十分対策してきているようなので、実際の使い心地も期待です。

欲を言うと物理ボタンを配してメニュー関連がすべてソフトボタンになってしまったこと。まあこれはスマートフォン全体のトレンドではあるのですが、やっぱり物理ボタンのほうが操作しやすいのよねえ……。そのあたりの事情を伺ったところ「バッテリーを少しでも大きくするため」とのことで、それなら致し方なし、というところではありますが。

というか、贅沢言うとそろそろメーカー側が公式に、本体が分厚くなるけど大容量になるバッテリー出して欲しいけどね……。

さてもう1つの富士通製端末である「ARROWS Kiss F-03E」。ARROWS Vに巻けず劣らずいい感じの端末です。スペック面ではARROWS Vのクアッドコアに対してデュアルコア、内蔵ストレージも8GB程度ではありますが、実利用には十分なスペック。そして何よりこの手のひらに収まるサイズが小気味いいのですよね。

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側面とかの作りはほぼARROWS Vと一緒。

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女子向け端末なのでピンクも用意。

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おお、露骨に女子端末ですな……。

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ブルーの端末はだいぶ女子色薄れてるかなと思いつつも……。

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背面見るとやっぱり女子力高い……。いい端末なのに女子向けすぎるのが男性ユーザーとしてはちと残念だなー。

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本体ロック画面。アイコンもかなりの女子力高めですが、ARROWS Vと同様指紋センサー搭載なのでセキュリティ面は充実。

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セキュリティ機能もほぼ同等の機能を備えています。

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片手でもちやすい大きさながら十分なスペックと富士通ならではのセキュリティを搭載したARROWS Kiss。マニアな視点でいうと今まで排他的な存在だったNOTTVとおくだけ充電を両方搭載しているという点でも注目の1台なのですが、惜しむらくはその女子すぎるデザイン。このサイズは男性ニーズもあるので、1種類でいいから男性っぽいデザイン欲しかったなあ……。

そして冬モデル唯一のタブレット「ARROWS Tab F-05E」。以前にリリースされていた「Arrows Tab LTE F-01D」の後継モデルとして、画面がフルHDよりも大きい解像度の(1200×1920ドットに対応したほか、CPUもクアッドコアにスペックアップ。何より恐ろしいのが容量10080mAhと、ついに1万を超えた大容量バッテリーを標準搭載していること。これテザリングしたらほんとに1日持ちそうだな……。ARROWS Vといい、富士通の並々ならぬバッテリーに対するこだわりを感じさせられます。

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前モデル同様、片手で操作しやすい文字入力インターフェイスも搭載。

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せっかくなので自分のサイト映してみました。表示エリアは前モデルと大差ないですが、ppiが上がったことで1つの字をより多くのドットで表現でき、フォントが美しく表示されます。

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横側面は音量とmicroUSB、イヤフォンジャック。前モデルはmicroUSBの蓋がもろくて、何回か充電するうちにフタがとれやすくなってしまっていたので、このあたりの強度がどのくらい改善されているのか気になりますな。

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前面には物理ボタンとしてホームボタンを搭載。うーむ、タブレットに搭載するならスマートフォンにも搭載してくれー。

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本体背面だった電源ボタンは本体上部に。背面の電源は本体が大きすぎることもあってどこにあるか位置を把握しにくかったので、こっちのほうが操作しやすいかもね。

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前モデルを順当にブラッシュアップしたタブレットとして、10.1インチクラスのAndroidタブレットとしては決定打かも。まあ10.1インチが少ないというのもあるのですが、防水かつハイスペック、そして1万を超える大容量バッテリーはかなり魅力的な存在かもしれません。

以前は端末のバリエーションが豊富だった富士通ですが、今回はスマートフォン2機種、タブレット1機種に絞ったぶん、1つ1つががしっかり作り込まれている印象。NTTドコモ2012年冬モデルの中でどんな存在感を見せるか今から楽しみです。


ドコモ2012年冬モデル内覧会で富士通製端末「ARROWS」シリーズさわってきた” への1件のフィードバック

  1. 自分も内覧会で触ってきました。

    フリーコーナー見たらARROWS Vはあまり人が居なかったですね。
    しかし、説明員の話を聞きながら操作してみたら発熱してました(汗)

    それにGoogleマップが強制終了してしまいました・・・

    ちょっと心配ですね・・・

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