SPECのサブシナリオが楽しめる3DS「SPEC〜干〜」クリアした

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

「劇場版見るタイミングでプレイしよう」と買ったまま放置していた本作、ふとしたタイミングでSPEC熱が高まって開封、そのまま一気にクリアしてしまいました。

SPEC〜干〜 | バンダイナムコゲームス公式サイト
http://spec.bngames.net/

SPECファンであればおなじみの話ですが、一連のSPECシリーズは「起承転結」になぞらえたナンバリングがなされており、テレビシリーズに続くスペシャルドラマが「翔」、続く劇場版が「天」、シナリオを締めくくる劇場版「結」は前編が「漸ノ篇(ぜんのへん)」、後編が「爻ノ篇(こうのへん)」と名付けられています。

そしてこのゲームは「干」つまり「完」を示しており、ドラマのサブストーリー的な存在であるメインストーリーのほか、劇場版「結」のあとを描いた「完」がプレイできるという構成。

ゲーム本編はドラマシリーズの4話と5話の間という設定のサブストーリーで、これをクリアすると追加コンテンツである「完」がダウンロード可能に。初回版であれば無料でダウンロードできるコードが同梱されていますが、それ以降は200円で購入できるという仕組みになっています。

ゲーム自体はほぼほぼゲームというより一本道のサウンドノベルに近く、分岐は多少あるけれどそれでストーリーが大きく変化することはありません。画面は実写に加えて登場人物の写真で構成されていて、プレイしている感覚は428に近いかな。ただし428と比べて圧倒的な一本道なことに加えてムービーは一切ないため本人の声を聞くこともできませんが。

シナリオの中で秋葉原もよく登場するのですが、これが秋葉原といっていいのかというマニアックなエリアだけどよく目にするお店があったりしてニヤニヤしてしまう。まあこんな楽しみ方できるのは一部の限られた人かもですが。

ゲームのプレイ時間はとても短く、クリアした後にプレイできる裏シナリオを入れても10時間はかからないくらい。1日やりこんだらさくっとクリアできるボリュームです。ボリューム重視の人にはちょっと物足りないかな。

また、ゲームの途中にはシナリオに登場するレトロゲームを実際にプレイするゲームインゲームのシーンがあるのですが、これがネタ前提の雑なゲームに仕上がっていて正直プレイするのがかったるいw 死んでもすぐに生き返るし、ある程度死ぬと答えといってもいいほどのヒントが出てくるので難しいということはないんですが、これがゲームらしいSPECの描き方というのはちょっと無理筋かなw

役者もちょっと違和感があって、このシナリオだけで登場する新キャラクターは、外国人の設定なのに全然外国人に見えなかったりとキャスティングはかなり雑。コスト削減のためかお笑い芸人も多数登場するのですが、くまだまさしが50代はまだしも、安田大サーカスの安田団長が70代以上ってのはさすがに無理があるだろうよ……。せめて白髪にするとかはしようよ……。余談ですが悪役がどこかで見たことあるなーと思ったらまさかのうしろシティだったのはちょっとおもしろかった。

超人気ドラマをゲーム化した「SPEC〜干〜」,ゲームの概要,オリジナルエピソードのあらすじ,新キャラクターなどの情報が公開 – 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/222/G022299/20130802025/

ただ、シナリオ自体は大変によくできているので、SPECファンならプレイして損はないかな。ボリュームがあまりないこと、登場人物の写真は使い回しであることが気にならなければファンとしては十分に良作です。お値段的にも3000円程度なので、2時間映画を見る事考えたら十分なお値段かも。

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SPEC~干~

追加コンテンツは劇場版「結」をまだ見ていないので、劇場版見終わったらと残していますが、ボリュームとしてはほんとにおまけ程度らしいのでさほど期待はできなそう。とはいえメインのシナリオは十分におもしろかったし、重ね重ねSPECファンとして一度はがんばってプレイしてもいいかなと思います。


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