R-1ぐらんぷり2016準決勝行ってきた

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

初回観戦から10年以上が経ち、名実ともにライフワークと言って差し支えないレベルの趣味になったR-1ぐらんぷり準決勝。

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このブログでは何度も言ってますが、たった3000円の料金で、3回は勝ち抜いているお笑い芸人42組ものネタを見られるというのはコストパフォーマンスよすぎのお笑いイベントです。ピン芸人は漫才と違ってスタイルが幅広いから飽きにくいしね。

今回のスポンサーはサイゲームス。最近お笑いイベント積極的にスポンサーしてますなー。個人的にはマルちゃん正麺もらえたほうがうれしいけど。
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そして今回も観客が審査員! たった一票ながらその責任の重さにドキドキしますね毎回。

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というわけでいよいよ本題の準決勝感想です。すべては個人の独断と偏見によるもので、笑いのツボは人によって違うという大前提でよろしくお願いします。

【東京第1グループ】

ハッピーエンドゆずき(SMA)
これ言ったら死亡フラグ的最後の言葉。視点もよく最後のかぶせもうまくてトップバッターながらうまかった。トップバッターならではの仕掛けもよかった

satomi(フリー)
ランチタイム前に準備するレストラン店長。太ったキャラならではのボキャブラリーは定番といえば定番なんだけどキャラと相まって面白かった

アキラ100%(SMA)
丸腰刑事。このフレーズだけでもう察して下さい。悔しいけど大爆笑してしまった。あの芸、本番ミスったらどうする気だろうなw

石出奈々子(浅井企画)
ジブリっぽい女の子がコンビニの店員。視点は面白いんだけど「わかるわかる」で笑いにはつながってないかも。ただ強盗のところはよかった。あのくらいのネタがもうちょい随所にほしいところ

とにかく明るい安村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
服を着てしまった安村が高校野球っぽい言葉をしゃべる高校野球講座。そろそろ裸キャラも卒業しなきゃ、ということなんだろうけど、忙しすぎるせいなのかネタが全然練れてない感。通して見てもしゃべり方が変ということ以外なんもなかった。

まとばゆう(アミーパーク)
澤ほまれのキャラで女性アスリートをひたすらDISる。DISりネタは視点がいまいちだと聞いてて不快なんだけど、そういう点では割と面白かった。ただアスリートしばりだったので若干共感しにくいネタもあったかな。知ってるアスリートだけどそこいじられてもふーん、という感じというか

小島よしお(サンミュージックプロダクション)
人形を使った小島3兄弟。でも結局はいつもの流れ。小島よしおクオリティとしては安定感あるおもしろさ

サイクロンZ(太田プロダクション)
ダンス講座。前にR-1決勝まで出た時のネタを焼き直しているんだけど、あのときのクオリティに比べるとどうしても落ちてしまう。「とってもとってもとってもとっても」は神だったからなー。

Gたかし(サンミュージックプロダクション)
誰もが藤原竜也になってしまうウイルス。前半よかったんだけど後半失速した感じ。藤原竜也押しすぎだったのが惜しいかな。前の昔話のほうがよかった

脳みそ夫(タイタン)
OL聖徳太子。いちいち聖徳太子の小ネタ挟んでくるのが実にうまい。これは徹底的に練り込まれてる芸だなー。個人的に「おったま遣隋使」「びっくら古今和歌集」あたりは使っていきたいw

厚切りジェイソン(ワタナベエンターテインメント)
漢字から一転ことわざネタ。だけどことわざは口にした時点でネタバレなのでホワイトボードに比べるとネタが弱い。あとなんでネタ中笑っちゃってるんだろ。怒り芸なのにずっと笑っちゃってるのでそのあたりも効果半減だった。

ウエストランド井口(タイタン)
生徒の進路希望をひたすらDISる。この人のDISは愛もあって軽妙で大好き。役者志望に「なんで10公演とややるんだよ! 行けちゃうだろ! 断りたいんだよ!」は最高によかった

大福(ASH&D)
歌を何でも森山直太朗っぽく歌う。最後のお笑い芸人フレーズはまあいいけどそれも人から借りたネタなわけでいまいち。

ハリウッドザコシショウ(SMA)
今までで一番笑ったザコシショウかもしれない。キレッキレの切れ方が神がかっていた。爆笑度合いでいうと今回の5本指に入るクオリティ

【大阪第1グループ】

ZAZY(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
おもしろ荘のネタ。あの時点で全然ツボらなかったので今回も微動だにせず。天然奇抜系に見えてどこか狙いが見えちゃうからかな。

矢野号(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
るみちゃんをひたすら繰り返す狂気のネタ。るみちゃんが繰り出したあるあるはよかったw かなり飛び道具感あるけど嫌いじゃないなこういうの。

かみじょうたけし(松竹芸能 大阪)
高校野球のエンディング。去年と同じネタなんだけどかぶせを仕込んだりネタのクオリティは上がってておもしろくなってた。

おいでやす小田(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
コンビニ面接。大阪ノリでボケてもボケてもそれが真実でボケを殺しまくるネタ。うまさの光る面白さ。

粗品(霜降り明星)(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
去年に引き続きのマシンガンツッコミ。この人のテンポ感ほんとにすき。「二等辺三角関係」はツボりすぎた

シャンプーハットこいで(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
不気味な食物連鎖ネタ。このネタ笑いどころがわからない……。IPPONグランプリの時の暴走っぷりはおもしろかったのだけれど。

【東京第2グループ】
バイク川崎バイク(よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京)
ついにBKBを捨てた、のはいいけどそこから一転したおしゃれ系ネタが全然面白くない。どうしたBKB。普通のネタよりああいう暴走ネタやってほしい。

エハラマサヒロ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
うざいプロデューサーがドラえもんをいじる。これも前に見たネタなのとあんまり好みじゃないネタだった。ドラえもんの歌知ってると先が読めちゃうんだよなー。

中村涼子(ワタナベエンターテインメント)
なんでもかんでもつっこみまくるつっこみ先生が学級崩壊しているクラスで1人つっこみしまくる。最初はポカーンだったけど、途中からじわじわツボりだした。

マツモトクラブ(SMA)
友人の弔辞、なのに別の友達の思い出を語り出しちゃう。別人なのがわかるとネタも先がわかっちゃう感じだった。

キャプテン渡辺(SMA)
ピンチの状況を切り抜ける100点の言葉。ピンチの設定がそもそも面白い。競馬辞められない人への100点の言葉は本当に100点だったw

アンドーひであき(オフィスK)
相変わらずのものまねアンドロイド。うまいんだけどそれはおもしろい、じゃないなあ。

三浦マイルド(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
2つのシチュエーションでどっちもいいそうな言葉。さすがチャンピオン言葉の選び方がうまい。

パーマ大佐(太田プロダクション)
もりのくまさん、不思議なストーリーにBメロいれて独自解釈。視点おもしろいけど挟んだBメロのネタがあんまり共感できないしそもそもボケられる数が少ない。

あばれる君(ワタナベエンターテインメント)
試合の日程を間違えちゃった野球部監督。安定のあばれる君感。

おぐ(SMA)
いつものハゲネタ。最初の頃に比べるとセルフつっこみがよわかったかな。

田上よしえ(プロダクション人力舎)
日本語講座。という名だけどいつものつっこみまくり話芸。田上よしえは好きなんだけど今回はちょっと弱いかなあ。

サンシャイン池崎(ワタナベエンターテインメント)
自己紹介ネタを捨てつついつもの池崎テンション、めくるめく池崎ワールド。そもそも池崎好きというのはあるけれど明らかにこの日トップクラスの爆笑だった。そもそも池崎が出てきたときに拍手が起きてたからホーム感あったかな。

横澤夏子(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)
恋人がプロポーズしようとしているのを察してしまってテンション上がりまくる女性。いわゆる柳原可奈子ネタなんだけど、テンション上がりまくる女性がそうとう面白い。この人のネタはいままで「よく見てるねえ」系感想だったんだけど今回のはおもしろかった。

ルシファー吉岡(マセキ芸能社)
説明してしまうとネタバレになってしまいそうなので言及しきれないけど、これも最高だった。そうくるよね、とは思ってた既定路線なのに、表現がそれを上回る天才感。笑いすぎておなか痛くて苦しかった

永野(グレープカンパニー)
不思議キャラで突っ走るネタ。この人も登場したときに拍手起きてたけどファンがついてるのかな。ただし笑いのアンテナはぴくりとも反応しなかった。

【大阪第2グループ】

ゆりやんレトリィバァ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
中継のマイクが入っていないアクシデントにより何を言ってるかがほとんど聞き取れない。かろうじて聞けたネタも昨年のネタに比べるといまいちかな。

藤崎マーケット田崎(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
フリップ芸を男性向け、女性向け、親族向けで3つ展開。コンセプト面白いけど1つ1つのあるある感がそこまででなくパワー不足感

ラフ次元・梅村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
英語の歌を直訳して歌うネタ。直訳が面白いだけでネタとして弱いなあといつも思う。

ヒューマン中村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
フリップを使わないで「いじめられているのかそうでないのかわからない」ネタ。視点とつっこみ面白いんだけど爆発感ない。初めて見た「こと war the 辞典」を超えないなあ。

中山女子短期大学(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
PCトラブル発生ながらもなんとかネタはできた。PC使う系は怖いね……。せっかくの3分なのにボケの数が少なすぎるのが惜しい。この人の狂気感も好きなんだけどなー。魔王は最高だったのでああいうネタをみたい。

藤崎マーケットトキ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪)
授業中のいたずらネタ。いたずらにさほどパワーがなくて先も読めてしまう

ナオユキ(松竹芸能 大阪)
いつものぼやきネタ。ネタのほとんども既視感あるしここ数年何も変わっていない感。それでいいのかもしれないけど、決勝はどんどん遠ざかる気がする。

大爆笑したのはアキラ100%、ハリウッドザコシショウ、サンシャイン池崎、ルシファー吉岡で、中でもサンシャイン池崎がダントツ、ついでルシファー吉岡。個人的にはやっぱり粗品のマシンガン好きなんで今回も3人目は粗品でした。

決勝に来そうなのは池崎と吉岡はガチ、あとは安定感であばれる君、小島よしおとかですかねえ。いつもの女性枠はsatomiあたりがわかりやすくて選ばれそうな気がする。中村涼子のつっこみ先生とかも好きだけどなー。

全体的に東京メンバーが面白くて大阪はいまいちだった。これは中継だからということではなくパワー弱かった感じです。

これまでの振り返りはこちら。
カイ氏伝: R-1見てきたよ
http://blogging.from.tv/archives/000015.html

カイ氏伝: 「R-1ぐらんぷり2007」準決勝見てきました
http://blogging.from.tv/archives/000333.html

R-1 2009準決勝行ってきた
https://bloggingfrom.tv/wp/2009/02/09/1699

R-1ぐらんぷり2010準決勝とって出しレポート
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/02/09/3356

R-1ぐらんぷり2011準決勝見てきたよ
https://bloggingfrom.tv/wp/2011/01/31/4897

R-1ぐらんぷり2012準決勝見てきたよレポート
https://bloggingfrom.tv/wp/2012/03/03/7305

R-1ぐらんぷり2013準決勝見てきたレポート&R-1ぐらんぷり決勝所感
https://bloggingfrom.tv/wp/2013/02/18/8500

R-1ぐらんぷり2014準決勝行ってきた ? カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/02/22/12181

R-1ぐらんぷり2015準決勝行ってきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/02/02/13980


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