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  • ヘビーユーザーから見た楽天モバイルのメリットとデメリット

    ヘビーユーザーから見た楽天モバイルのメリットとデメリット

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    SIMロックフリーのAndroidスマートフォンに加えて1年間のデータ料金まで無料でついてくるという超太っ腹なイベント企画、倍率が相当に高かったという中でありがたくも当選の連絡をいただき、先日参加してきました。

    当日イベントの会場となったのは渋谷の楽天カフェ。楽天カフェ行くの初めてだったので楽しみにしてたのですが、当日はイベント仕様にカスタマイズされており、更には30人という大所帯が入るよう詰め詰めの席配置になっていたので楽天カフェとしては堪能できず。また別の機会に行ってみるかなー。

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    格安SIM関係は自分でも積極的に使っているしこのブログで何度もエントリーを書いていて、一通り業界的なところもチェックはしているけれど、楽天モバイルは自分の中では「すごく良くはないけど悪くもない」という、よく言えばバランスのいい、悪く言えば中途半端な感のあるサービスという位置づけ。ただ、今回のイベント参加に加え、ちょうどこのイベントのタイミングで知人から格安SIMの相談を受けたことで、ちょっと楽天モバイルの印象は変わりました。

    その1つがこのイベント当日に発表されたデータ容量の拡張と、先日さらりとアップデートで対応していた高速・低速の切替機能。データ容量についてはIIJmioが先陣を切り、料金はそのままで2GBを3GB、4GBを5GB、7GBを10GBに増量したのですが、その直後楽天モバイルもほぼ同容量へとデータ容量の増量を実施しました。

    楽天モバイル 月額料金は据え置きで高速通信容量を大幅増量|フュージョン・コミュニケーションズ株式会社
    http://www.fusioncom.co.jp/news/2015/20150316.html

    他にもOCNやニフティなど、このタイミングで増量しているサービスもあるので、回線提供主であるNTTドコモ側で何らかの価格改定があったのかな? などと思いつつ、今回の増量で楽天モバイルのコストパフォーマンスは一気にトップクラスに。以下はプランがかなり似ているIIJmioとの比較ですが、容量と料金だけを見るならIIJmioよりも値段のパフォーマンスは高いです。

    サービス名 3GB※ 5GB 10GB
    楽天モバイル 1,600円 2,150円 2,960円
    IIJmio 1,600円 2,220円 3,260円

    ※楽天モバイルは3.1GB

    ただしこれはあくまで容量と料金「だけ」を見るならというお話。ヘビーユーザー的な視点で考えると、3日間の通信制限や容量の繰越、SIMカード枚数も大きな差別化要因です。

    引き続きIIJmioと比較すると、どちらも3日間の通信制限はあるのですがその考え方が違う。楽天の場合は高速通信に制限を設けるため、3日間である程度の容量を使ってしまうと翌日から通信速度が最大200kbpsに制限されてしまう。一方のIIJmioは低速通信に制限をかけるので、高速通信は1GBだろうが2GBだろうが月の容量の範囲内であれば好きなだけ使えます。

    楽天モバイルの使用感は別途ブログに書きますが、速報的なところで行くと、この3日間制限は利用開始から数日でさくっと達してしまいました。やったことはといえば普通にスマホを使いつつ、外出先で1、2時間ほどテザリングしただけだったのですが、3日間の上限である360MBにあっさりとひっかかってしまいました。

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    この3日上限は4月の増量に伴い540MBまで拡張されるものの、すでにこの時点で400MBを突破している自分としては540MBでも不安。仕事によっては数百MBのファイルを外出先でダウンロードしなければいけないシーンもあったりするだけに、使いたいときに高速通信が使えない可能性があるというのは困りものなのです。

    楽天はデータ容量の繰越もできないので、毎月容量が余っても消えてしまうのに対し、IIJmioは繰越も可能。さらに7GB改め10GBプランでは、IIJmioだとSIMが3枚使えるのでオフィス用スマホやモバイルルータに入れて容量を効率よく使えるのですが、楽天は10GBでもSIMが1枚なのでそういった使い方もできない。

    こうした使い方はヘビーユーザーだけの話であって、一般的な使い方をしている人にはほぼほぼ関係ない話とは思いますが、この違いこそがまさに自分にとって必要不可欠な要素であるというのも正直なところ。今月は制限がまだ厳しいとはいえ実際に速度制限引っかかってしまったこともあり、この差は大きな違いとして実感してしまいました。

    しかしながらこれは本当にヘビーユーザーの話であって、一般的なユーザーの目線で考えるとまた違った見方ができるな、と気が付かされたのが、前述した知人のお話。彼はスマートフォンとかにはほとんど興味が無く、4年以上前に発売されたXperia acroを使っているというなかなかの強者です。通信が3Gのみのスマホとか久々に見たぜ……。

    お酒をかわしつつスマートフォンの話になり、その中で聞いた彼の使い方は以下のとおり。

    • 夫婦ともスマートフォン持ち
    • 夫は1ヶ月8GBも使う。理由はほとんど家の動画
    • 今までは3Gだから制限がなかった。だから制限なしがいい
    • 妻はほとんど容量使ってない
    • 端末は不満がないけどバッテリーが全然持たない
    • 料金はできるだけ安くしたい
    • だけど面倒な手続きは嫌
    • 携帯が使えなくなる期間も困る

    ヒアリングした中で一番強かった主張は「面倒なのが嫌」ということ。料金が大幅に安くなるのはいいけど面倒ならドコモでバッテリー変えればいいか……、くらいのことを言ってたので、面倒さを排除するのが一番重要なポイントです。

    そうなると数ある格安SIMの中でも店舗で対応できるという要素が非常に大きい。その点でIIJmioはビックカメラのカウンターで手続きができるし、楽天モバイルもまだ少ないながら渋谷の楽天カフェで手続きができる。店舗だとMNPする時にスマホが使えない時間も短くてすむのでうってつけです。

    そしてさらに重要なのが対応端末のラインアップ。愛用しているIIJmioの弱点がここで、IIJmioから購入できるスマートフォンはLG G2 miniの一種類のみ。IIJmioの回線を浸かっているビックカメラのビックSIMならSIMロックフリースマホを別途購入できますが、現状のラインアップとしてはASUSやHUAWEIなど海外メーカー製の端末が中心です。

    IIJmio – LTE対応のSIMフリースマホ「LG G2 mini」が登場!
    https://www.iijmio.jp/device/G2mini/

    BIC SIM(ビックシム)-ビックカメラ.com
    http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/service/bicsim/index.jsp

    一方、楽天モバイルは端末数こそ4種類で多いとは言えないものの、バランスよく端末が揃っている。特にシャープ、富士通あたりが揃っている点は、あまりスマホに詳しくない人にとっても安心感があります。今のところシャープは楽天モバイルしか扱ってないようなので、これも1つの差別化要因かな。

    楽天モバイル: 端末
    http://mobile.rakuten.co.jp/product/?l-id=header_pc_product

    SIMサービスで端末を取り扱っていなくても自分で買えばいいし、テザリングはできないけどドコモの中古端末を買うという手もあるし、とヘビーユーザー視点ではついつい思ってしまいますが、「面倒なのが嫌」という視点で考えるとサービスと一緒に端末を購入できるというのは大きなメリット。友達の相談を受けていろいろ説明していく中で「ああ、楽天モバイルは友達にすすめる時は有力な候補になるな」と改めて気が付かされました。

    ちなみにその友人へ提案した最終的なプランとしては

    • まずは家に無線LAN導入しろ。フレッツだったらレンタルで月数百円で済む
    • 安さ重視ならIIJmioのファミリーシェアプランで、夫婦で10GBを分け合う。奥さんがほとんど使わないなら無線LANなくても多分行ける
    • 容量別々でいいなら端末をいろちろ選べる楽天モバイル。ただ3日の容量制限あるから無線LANは必要
    • パケット無制限にこだわるならぷららモバイル。3Mbps上限だけど今の3Gよりはよっぽど早い

    という三択に落ち着きましたが、その後彼がどのプランを選んだかはまだわかりません。

    最終的な結論として、容量強化でコストパフォーマンスは高まったものの、3日間の速度制限や繰越非対応、SIMカードは1枚のみという点を考えてしまうと、ヘビーユーザーな自分の使い方としてまだ選択肢にはなりえない。一方、そこまでヘビーユースではない友人に薦める場合、端末ラインアップが充実していてコストパフォーマンスも高い楽天モバイルは有力な選択肢になると実感しました。

    とはいえ弱点というのはむしろ成長に繋がる要素でもあって、これらの課題が解決されればヘビーユーザー的にも十分魅力的なサービスにもなりうる。とりあえず3日間の制限についてはドコモもauもほぼ無制限となっている流れの中で、無制限と言わなくてももう少し緩和してもらえるとありがたいなと思う次第です。

    楽天モバイル:安心・お得な格安スマホ(スマートフォン)/格安SIM
    http://mobile.rakuten.co.jp/

  • IIJmio meeting 5に行ってきた(副題: AndroidでIngressする人はSMS対応SIMを使え) #iijmio

    IIJmio meeting 5に行ってきた(副題: AndroidでIngressする人はSMS対応SIMを使え) #iijmio

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    このブログで何度も紹介しており、自分でも大変愛用しておりますIIJmioのイベント「IIJmio meeting 5」に参加して参りました。

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    実は第1回も参加してたのですが、当日は朝から体調が悪く、自宅に帰ったら38度くらいの熱が出ていて数日寝込んでいたレベルだったのでプレゼンだけ聴いて懇親会はなくなくキャンセル。そんな経緯もあって今回は体調を整えつつ懇親会も楽しみにして参加してきました。

    てくろぐ: IIJmioの中の人と話す会「IIJmio meeting 5」参加者募集中です
    http://techlog.iij.ad.jp/archives/1245

    ちなみに当日の資料はその日のうちにWebで公開されているのでご興味ある人はこちらもご覧ください。

    てくろぐ: 電話料金節約術・マーケティング・MVNOとGPS (IIJmio meeting 5資料公開)
    http://techlog.iij.ad.jp/archives/1293

    当日は飯田橋に移転したIIJ本社のある飯田橋グラン・ブルームで開催。第1回の時はIIJの会議室で数十人規模だったのが、今回は広々としたセミナールームを使って200人規模で開催。でっかくそだったなー。

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    イベント冒頭は最近のIIJmioの取り組みをご紹介。全プランのクーポン増量はこのブログでもご紹介しました。発表するなりすぐさまプランをファミリーシェアに切り替え、愛用しております。

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    容量増加はプリペイドパックでも同様に強化。

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    さらに海外向けの施策として勝手すぐ使えるSIMも提供。これ実物見たことなかったんだけどデザインすごい凝っていて折り紙なんかもついてくるので、確かに海外旅行客には受けそう。

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    そして大事な3日規制についても。キャリアの回線だと3日で1GB規制というのがありますが、IIJmioの場合は3日で366MB使うと規制がかかる。ただしそれは200kbpsの通信時なので、高速モードだと1GB使おうが制限かからないよというお話。すでにファミリーシェアに移行して常に高速モードな自分としては大変にありがたいお話です。

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    そして本題のセミナーは、参加者の半分が初心者ということもあってかなり基本的なお話からスタート。

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    要はみおふぉんに楽天でんわやLINE無料通話、050のIP電話「LaLa Call」とかを使うと通話料をお安くできますよというお話。なぜ楽天でんわなのにIP電話はフュージョンじゃなくてLaLa Callなんだろうという疑問も残りましたがきっと大人の事情もあるのだろうと思ってつっこむのはやめておきました。

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    まだ楽天でんわに加入していない人の場合、先日このブログでもご紹介した3分0円プランとかもあるのでさらにオトクです。あーこれ加入したいわー早く既存サービスにならないかなー。

    月額無料、3分以内の通話も無料。衝撃の楽天でんわ新プラン「3分0円プラン」の謎を解け – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2014/10/15/13468

    と、内容としてはうちのブログを頻繁に読んでいただいているような方には基本的な知識ではあるものの、それだけで終わらないのがさすがのIIJ。普通の音声通話とLaLa Callの050IP電話、そしてLINE無料通話の音声を比較するデモも実施されました。

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    詳細はこちらの動画もご参照ください。あまりに会場の品質がよすぎたせいで違いがわかりにくくはなっていますが、たしかに音声の遅延が発生しているのがわかると思います。

    この遅延テストの前に音声品質比較もおこなわれたのですが、こちらも回線状況が良すぎてあまり差がでないという結末にw ただ実際に聴くと確かに普通の音声通話とその他では差が出てました。意外だったのがLaLa CallよりLINE無料通話のほうが音質良く聞こえたこと。LINEほとんど使ってないから気がつかないんだけど音質結構いいんだなー。

    というわけでおさらいですが、楽天でんわは音声交換、LaLa CallとLINEはパケット通信なので回線状況が悪いと音声遅延も起きますよというお話。個人的には遅延もそうだけど自分の携帯電話番号そのまま通知できるメリットが一番大きいので普段は楽天でんわ一本です。ほとんど音声通話もしないし。

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    続きましてはIIJmioのマーケティングなお話。

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    これは総務省が携帯電話キャリアおよび大手MVNO事業者を通じて調査した調査結果。1.5億近い携帯電話回線のうちMVNOは全体の1割程度、さらにIIJmioのようなSIMカード提供型のMVNOは138万とまだまだ小さい市場みたい。

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    更にこちらは公式ではなくMM総研の想定したシェア。今のところ大手4社でほぼ半分のシェアを占めてる状況です。後発ながらもなんだかんだOCNは強いなー。

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    今はまだ小さい市場ながら、今後は大幅な伸びが予想されていて、2020年の東京オリンピックまでにはMVNOが400%近い成長を遂げるのではという総務省予測。

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    こちらも他社調査ながらIIJmioのユーザー評価。

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    ブランドなどは評価高い一方で、まだまだユーザー認知度は低いという理解のもと、今後は新規ユーザー向けに積極展開。サイトも今までのような技術っぽさ満開だった雰囲気から、イラスト使ってかなりわかりやすくなりました。

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    冒頭で紹介したような海外からの旅行者向けパッケージという展開も実施。

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    そして最後が待ってましたの技術満載なセッション。内容濃すぎてついていけなかった人も多かったんじゃなかろうかw

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    内容はざっくり言うと、AndroidでMVNOのSIM使っている場合、端末によってはGPSが相当遅いこともあるけれど、SIMが装着されていればそれは改善できる。さらにいうとSMS付きSIMだともっといい場合もある、というお話です。SMS付きSIMは電波が表示されないアンテナピクト問題、バッテリーをやたら食うセルスタンバイ問題対策と思ってたけどGPSにも影響あるんだなー。

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    以下はセッションをかいつまんでご紹介。位置情報取得方法は無線LAN、携帯電話回線、GPSの3種類があり、それぞれに特性があります。精度はGPSが一番いいんだけど取得に時間がかかるのが難点。

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    こちらはGPSが位置情報を取得するまでにかかる時間。先にある程度位置情報を取得していると取得時間を大幅に短くできます。

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    もっとも早く取得できるHot Startは最初の手順を省略できるので数秒程度で情報取得が可能。

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    このHot Startのように手順を省略できるのがA-GPSという仕組み。IPネットワークから位置情報を取得することでHot Start並みの時間短縮ができます。

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    A-GPSというのは2つの仕組みがあって、1つは標準化されたSUPLという仕組み。SUPLサーバーへ接続してGPS情報を取得する仕組みで、NTTドコモのようなキャリアやGoogleが提供しています。

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    もう1つはGPSメーカーの独自実装。標準化されていないので対応は大変。

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    AndroidでのSUPL対応状況。3G/LTE対応端末であればSUPL対応なので位置情報の面では有利。

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    そしてここが本題ですが、どうもSUPLへ接続するときに、音声またはSMS契約を契約していないと一部端末でSUPLが正常に利用できず、これが位置情報取得の遅さにつながるんだとか。

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    こちらが比較デモ。GPSだけだとLG G2 miniが圧倒的に遅いのですが、SUPLを使うことでかなり改善できています。ちなみにSUPLはユーザーが意識する必要はなく、SIMを装着していれば自動的に接続されるとのこと。

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    最後のまとめ。SUPLはSIMを装着して3G/LTE回線に接続していれば使えるけれど、その中でもSMS対応していないと遅い場合があるので、AndroidでIngressやっててどうも位置情報取得遅いなー、って思っている人はSMS対応SIMに変えた方が良いのかもしれません。

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    そしてOne More ThingとばかりにアップルのSUPL対応状況も紹介。これ大阪会場で質問があって、東京会場のプレゼンで急遽追加されたそうです。いやーこれはありがたい毎回大阪で先に開催して欲しいわ(自分勝手)。

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    結論からするとSUPLは利用していないけれどそれっぽいA-GPSのデータは存在するらしい。とはいえメーカー独自で実装できているので位置情報取得の面では問題なさそうです。

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    ユーザー規模が増えたことで内容も幅広くなりつつ、初回のようにひたすら濃いプレゼンもあって大変に満足。楽しみにしていた夜の懇親会もここだけトークいろいろ聞けて大変満足でした。次回はどういうコンセプトにすべきか中の人もいろいろ悩んでいたので、興味ある人はぜひ「こんな話を聞きたい!」という情報をTwitterの @iijmio まで届けてあげてくださいませ。懇親会で盛り上がったあの企画ぜひ実施してみたいなー。

    【追記】そういえば質問の回答も追記しておく。

    Q. ぷららの無制限どう思う?
    A. 思い切ったなーという印象。いますぐ無制限プランやるということはない。

    Q. auとかソフトバンクとかはやらないの?
    A. そういう話をしているかどうかも含めてお話できることはない(上と対応違いすぎて意味深w)

    Q. 留守電やらないの?
    A. 予定してるよー

  • IIJmioのSIMサービスがすごすぎるポイントをまとめてみた

    ※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

    昨日IT業界やガジェット好きを賑わせたIIJmioのデータ通信容量増速。個人的にも大変なインパクトで、思わずお昼ご飯食べながらブログ更新するほどの勢いでした。

    【追記あり】IIJmioが月額3000円以下で容量7GBのSIMサービス投入。月額1000円以下でも2GBの大盤振る舞い – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2014/09/18/13370

    その後も、あまりに興味津々でいろいろ調べてたら、増量以外でも魅力的なポイントがいろいろと見えてきました。せっかくなのでこのタイミングでIIJmioのいいところまとめておきたいと思います。

    月額972円で2GB、月額2,764.8円で7GB使える(2014年10月1日から)

    その間に月額1,641.6円で4GBというプランもありますがいずれもひたすら安い。NTTドコモの「Xiパケ・ホーダイ」が7GB上限のオプションだけで6000円近くかかっていたことを考えると恐ろしいコストパフォーマンスです。

    サービス概要 – プラン・料金
    https://www.iijmio.jp/hdd/service/datasms.jsp?l=0m356c

    7GBプランはSIMを3枚まで使える

    端末たくさん持っている人ならではのうれしさですが、7GBの容量を複数のSIMで分け合える。いちいちSIMの交換しなくて済むのは大変に便利。しかもそれぞれSIMの大きさやデータ通信の種別(データのみか音声通話もつけるかなど)を細かく選ぶことができます。

    音声通話もプラス700円で使える

    上記の料金プランに税別で700円追加するだけで音声通話も可能に。ちなみに音声通話可能になるとSMSも使えるようになるのでセルスタンバイ問題(端的に言うとSMS非対応SIMだとバッテリーがやたら減ることがあるという問題)も解決可能です。

    サービス概要 – プラン・料金
    https://www.iijmio.jp/hdd/service/datasms.jsp?l=0m356c

    一番上の音声通話付7GBプランは月額料金が税込3,520.8円。一方、似たスペックである日本通信は音声通話+7GBで税別3,980円と500円以上高い。

    日本通信、「b-mobile X SIM」に7GB/月額2980円の新プラン – ケータイ Watch
    http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140901_664606.html

    iPhone向けにnanoSIMだけ提供する新プランは音声通話+8GBで税別3,980円と、こちらは容量が1GB多いもの500円高いのは変わらず。

    日本通信、音声対応・8GBで月額3980円のSIMカード「Platinum SIM」 – ケータイ Watch
    http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140912_666626.html

    さらに後述する通信量制限も考えると、3日で1GBの制限がある日本通信はここでも見劣り。現状はスペックだけで比べても最強クラスのサービスに躍り出ました。

    高速と低速を自由に切り替えられる

    専用アプリを使って普段は200kbpsで通信することで高速通信の容量を節約という切り替えが可能。これができるMVNOは意外と無くて、いまのところIIJmioのほかはDTI、OCNくらいだったかな。他にもあるかもですがこれができるとできないではデータ容量のやりくりで雲泥の差です。

    余った容量は翌月に繰り越せる

    携帯電話キャリアのデータ容量上限は余らせても意味が無いですがIIJmioは翌月に持ち越せる。7GBをほとんど使わなかったら翌月は14GBも使えることに。

    ビックカメラで契約すると同じ値段で公衆無線LANもついてくる

    下記URLを参照。ユーザーとしては全く同じサービスなのに勝手に公衆無線LANがついてくるんだから確実にビックカメラ契約がオトク。Wi2はさほど速度速くありませんがないよりはあったほうが確実にいいですから。

    公衆無線LAN「Wi2」が無料でついてくるビックカメラのIIJmio格安SIMパッケージがオトクすぎる – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/06/12/10635

    200kbpsの低速時も200kbps以上出る

    最初の数秒だけ通信速度を制限しない、いわゆる「初速バースト」で実際の速度も体感速度も向上しているのだとか。このあたりは以前のインタビューをご参照下さい。

    Q. 低速時でもたまに200kbps以上出るんだけど?

    A. 最初の3秒は制限かけていないので数Mbps出ることもある

    [取材]IIJmioの格安SIMについて中の人に根掘り葉掘り聞いてきた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/10/28/11506

    3日で1GB以上使っても速度が落ちない(ただし高速通信時のみ)

    携帯電話キャリアは月間の上限7GBや5GBといった制限のほか「3日で1GB」を超えた場合も通信速度を制限されてしまいます。自分が使える範囲の容量使ってるのになぜ! と思うのですが、IIJmioの場合は高速クーポン使っているときであれば1GBを超えて使っても速度制限しないとのこと。たまに仕事で大容量ファイルをダウンロードしたい人にはありがたいですね。

    ただし、200kbpsの低速通信時は「3日で366MB」という制限があるので注意。この場合、数値は公表されていませんが200kbpsよりは低速に制限されるとのこと。

    この場合も高速通信のクーポンをオンにすれば制限はされないとのことで、ある程度大容量ファイルをダウンロードするときはきちんとクーポンONにするのがよさそう。

    ドコモのiPhoneでテザリングができる

    IIJmioだけの話ではない上にあくまでiOS 8からの話ですが、SIMフリーでないドコモのiPhoneでもテザリングが使えちゃいます。ただしドコモのAndroidは通信できてもテザリングできないのが残念。

    てくろぐ: iOS 8.0とIIJmio iPhone・iPad全機種動作確認
    http://techlog.iij.ad.jp/archives/1212

    なんとVoLTEも使える

    高品質の音声通話「VoLTE」もサポート。いまのところドコモの対応機種だけで、通話するお互いがVoLTE対応でないと意味が無いのですが、それでもできるとできないは大違い。

    音声通話の契約も店舗で即日開通できる

    ビックカメラの一部店舗に限られますが、郵送だと数日かかってしまうところを1日でささっと済ませられるのはすばらしい。

    BIC SIM カウンター|ビックカメラ
    http://www.biccamera.co.jp/service/store/bicsim/index.html

    設定情報がすべてのSIMで共通

    これはまあSIMをこまめに変える人でないと意味ないのですが、IIJmioで設定するアクセスポイント情報はすべての契約で共通かつとてもシンプルなのでわかりやすい。自分の場合すでに暗記してしまっていつでも簡単に入力できるレベルです。これSIMの交換頻度が高い人には地味に便利。

    と、いいことづくめに見えるIIJmioですがもちろん課題もあります。これはIIJmioどうこうというよりMVNOの問題ですが、参考まで「こういうデメリットもあるよ」というのを簡単にまとめておきますね。

    • 使える端末はNTTドコモ製またはSIMロックフリー端末
    • NTTドコモのAndroidでは通信できてもテザリングできない(iOS 8はいまのところテザリングできる)
    • SMS非対応のデータSIMは電池が減りやすい(セルスタンバイ問題)、アンテナが正しく表示されない(ピクトアンテナ問題)が起きる可能性がある←SMS対応または音声通話対応SIMを契約しよう
    • 一部使えないサービスがある(キャリアのメールアドレスのほかキャリア認証を行う必要があるLINEのID検索も非対応)
    • 仕様がころころ変わるのである日使えなくなることも(主にiOS)

    実際、iOS 8がリリースされたことでIIJmioのSIMはiPhone 5s/5cでテザリングができるようになった一方、au回線を使ったMVNOのmineoは通信そのものができなくなるという事態になっていてかなり恐ろしい。こういう事態は情報あまり出してくれないiOSばかりが対象ですが、iOSで使う人はOSアップデートの際によく注意して情報集めるようにしないと大けがします。

    IIJは利用可、mineoは使えず〜iOS 8にした「iPhone」で – ケータイ Watch
    http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140918_667473.html

    という課題もありつつ今回の大幅増量でキャリアのサービスよりも魅力的になりつつあるIIJmio。デメリットもしっかり把握した上で契約検討の参考になれば幸いです。

    IIJmioに興味が出た人は以前に掲載したこちらのインタビューもどうぞ。

    [取材]IIJmioの格安SIMについて中の人に根掘り葉掘り聞いてきた – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2013/10/28/11506

    以下はIIJmio お友達紹介キャンペーンの情報。こちらから申し込むと料金が変わらずデータ通信料だけが2カ月間増量になるのでよろしければ。

    お友達紹介キャンペーン | IIJmio
    https://www.iijmio.jp/campaign/mgm/member/

    申し込みURLはこちら。
    https://www.iijmio.jp/campaign/mgm/invite/?id=503809828443500&sns=0