R-1ぐらんぷり2012準決勝見てきたよレポート

1年で1番楽しみにしていると言っても過言ではないお笑いの祭典、今年も行って参りました。

1年で一番楽しみにしている今日この日

毎年毎年恒例のお話ではありますが、R-1の準決勝は「3回は勝ち抜いている」ということである程度実力が担保された人たちを50人以上も楽しめてチケットはたったの3000円というハイコストパフォーマンスのお笑いイベントであり、テレビにはとても行けないだろうとというようなあらびいた芸人さんたちのお笑いを楽しめる点で決勝とは違う、いや決勝よりも楽しいといっても過言ではないのです。

また、必ず漫才という縛りがあるM-1に比べて、ピン芸人ならなんでもやっていいという自由なR-1はバラエティ豊かで面白い。M-1は決勝までいくとクオリティ高くて面白いのですが、準決勝くらいだとみんな同じフォーマットに見えて途中で飽きちゃうのよね……。

そんなこんなでこれまでも足しげく通っていたR-1。振り返ると2005年が初めての参加で、うちのブログで記録をつけたのは2006年からの模様。2008年にブランク空いてるけどこのときはなんかのイベントと重なっていけなかったんだよな……。惜しいことをしました。

カイ氏伝: R-1見てきたよ
http://blogging.from.tv/archives/000015.html

カイ氏伝: 「R-1ぐらんぷり2007」準決勝見てきました
http://blogging.from.tv/archives/000333.html

R-1 2009準決勝行ってきた – カイ士伝
http://bloggingfrom.tv/wp/2009/02/09/1699

R-1ぐらんぷり2010準決勝とって出しレポート – カイ士伝
http://bloggingfrom.tv/wp/2010/02/09/3356

R-1ぐらんぷり2011準決勝見てきたよ – カイ士伝
http://bloggingfrom.tv/wp/2011/01/31/4897

そんなこんなで毎年恒例にしている準決勝の全員コメント今回もやってくよ!

今回の会場はラフォーレミュージアム六本木。毎回会場が変わってるけどスタッフ大変ですなあ。慣れてない場所なのか開場時間にも受付開始してなくて若干の列ができてたけど、ほぼほぼ予定時間に開始されました。スタッフの方々お疲れさまです。

今回もいつも通り東洋水産がスポンサー。観覧者にも東洋水産の「正麺」が配られました。MCの「はりけーんず」が相当おいしいとオススメしてたんで自分で食べるの楽しみ。

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今回は新しい趣向が2つあって、その1つは大阪会場を中継することで準決勝をすべて見られるシステムになっていること。好きな芸人が大阪出場していると全然楽しめないのでこのシステムはありがたい。前は準決勝が東京会場のみで大阪の人も全員東京に来なきゃいけないことがあったのですが、大阪の芸人にとっても大阪の観覧者にとってもこれはいいことですね。

そしてもう1つは観覧者にアンケートが配布され、観覧者もおもしろかった芸人に投票できるということ。実際にこれがどこまで決勝進出に反映されるかは未知数ですが、審査員にとっても参考資料になるという意味では便利かもしれませんね。

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むしろ参加者にとっては出場者一覧がもらえるのがありがたい。今までは東京で準決勝進出したのに大阪会場で準決勝に出る、またはその逆みたいなこともあったので、結局こまめにメモとる必要があったのですよね。もう正式な一覧が見られるだけでありがたすぎですよ……。

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とはいえちょっと残念な仕様変更もあって、通常4分だったネタが3分に削られていたこと。50人以上もの芸人が出るので、1分削るだけでもイベントが1時間近く短縮できるという点で仕方なさもありつつ「この人あと1分あったらもっと面白かったのに」とか、「3分しかないから急ぎすぎてるなあ」という印象もまた受けてしまった。年に一度の楽しみとしている立場としては時間早くてもいいから4分体制が嬉しいな。

というわけでやっとこさ本題の出場者メモ。MCのはりけーんずに「どうせうちかえって芸人がおもしろかったかどうかとかネットで書いてるんでしょ」というツッコミに同伴の人が大ウケしてたのを尻目に今年も突き進みますよ!

【東京第1グループ】
MORIYAMA
俺の夢というネタ。基本的にオチは妄想下ネタ。トップバッターとしては結構わかせてたけど、後半だときつかったかもしれないね……。でもそういう意味で会場は全体的に「笑いたい!」という前向き感があった気がする。あとちょっと滑舌悪すぎかな。最初全然聞き取れなかった。

金田哲(はんにゃ)
ネタを最後までやらないで想像させる「To Be Continued」というネタ。仕組みは面白いけどネタが予想できちゃうなあ。はんにゃ金田はやっぱりキャラ勝負の人で、キャラがハマらないとちょっと合わないかな。

アナログタロウ
安定の80年代曲紹介。会場の受けもよかったけど見慣れちゃった……。

キャプテン渡辺
いつものクズネタなんだけど今回は競馬で180万当てたというネタ。キャプテン渡辺の面白いのは、一般常識に対して「そんなことはないよ!」とひっくり返すのはテンプレートなのに、その後に出てくる言葉の使い方が神がかり的に面白い。今回も「人間と神の狭間」とかもうおなかいたすぎました。

こばやしけん太
これもいつもの効果音ホラー劇場。この人はすごすぎて笑うと言うより「すごい!」なんだよなー。

2丁拳銃小堀
「R-1なので落語やります」といって動物園小話。んーと、正直言って落語家の人にも申し訳ないのじゃないかというような、クラスにこういう人いたら面白いよね、くらいだったしオチもほとんど読めたし……。

手賀沼ジュン
ひたすらオリジナル回文を歌っていく。これまたテクニックがすごすぎて笑うと言うより感心するかんじ。ただ「国木田独歩」はおもしろかったw

レイザーラモンRG
いつものアバターネタ。もう決勝行く気ないよねこの人w

【東京第2グループ】
スギちゃん
おっぱい先生ではなく最近人気のワイルドネタ。いつも通りの鉄板でしたが全部見たことあるネタだった。そろそろ注目度に対してネタの在庫無くなってるのではとちと心配。

鈴木つかさ
漢字のつくりネタ。最後にきちんと伏線張る仕組みはいつもながらすごいなー。そして「うちかえってmixiに書いてください」がいろんな意味で面白かった。

AMEMIYA
「赤ちゃんが乗っています」ネタ。聞いたことあるけど楽しめたし会場も沸いてた。この人はオーラあるよなー。

鬼頭真也
いつもの本ネタを捨てて女刑事が同僚に「私のコト好きなんでしょ! 自白しなさいよ!」と迫るネタ。いつもの本ネタにちりばめられた毒要素がこのネタだとなくなっちゃってたのが残念。

サイクロンZ
覚えたてのマジックを適当にやりながらダンスするというネタ。もうお笑いというかエンターテインメントショーだった。あの迫力はつい引き込まれます

友近
あいもかわらず我が道を行く告別式の弔辞ネタ。友近はバラエティで見ると大好きなんだけどネタが全然笑えない人なんだけど、同伴の友近大好きさんはケタケタ笑ってた。やっぱり価値観てのは人それぞれですなと認識。

COWCOW多田
五十音がかかれたボールを引いていって、その言葉で始まる一言ギャグ。多田の一言ギャグはなんかツボらないのと、今回は手数重視過ぎて全体的に雑だったなあ。ただ最後の締めが計算されてたのならその手法が凄いなと思った。会場にはウケてたのでこれは嗜好の違いですなー。

【大阪第1グループ】
ミサイルマン・岩部彰
直江兼続の「愛」兜を当時見た人たち、というネタ。こういう発想結構好きだな。演技力も高かったのでかなり笑えた。

恋愛小説家大蜘蛛
ひたすら「ギョーザ」と書かれたフリップをめくるネタ。知ってたんだけど会場で見たらなんか笑えてきたのと、3分の時間をフルに使った追加要素がかなりツボった。1回しか使えないネタだけどあれはすごい。テレビと生の違いも思い知った。

素人はまだ
視覚障害ある人のネタなんだけど、ネタが学校時代の話ばかりだし、視覚障害ない人には伝わらないネタで全然だった。エロ本の話とかはおもしろかったのでふくらませ方次第な気がするので、もうちょっと視覚障害にこだわらないネタを期待したいです。

ガリガリガリクソン
もういつも通りを超えて最高潮のガリガリガリクソンだった。人として最低な発言連発しまくり、そしてライブならではのアドリブ投入など俺のR-1ぐらんぷり2012準決勝のMVPはガリガリガリクソンで決まり。ぜひ決勝でもあの最低っぷりを遺憾なく発揮していただきたい。とはいえあのおもしろさは客のやり取りも含めてなので、ガリガリガリクソンはライブのほうが楽しいなあ。

桜 稲垣早希
惣流・アスカ・ラングレーでシンクロ率のフリップネタ。ネタ自体は結構おもしろかったのですが、ガリガリガリクソンで沸いた後というのが場所的に悪かったかも。あと「式波じゃないのはやっぱり惣流じゃないと一般層にわかりにくいのかなマニア過ぎるかな」とか余計なこと考えてた。

中山功太
なんかすごい肥えてた……。中学校の先生が生徒の変な作文読み上げるネタで、いつもの中山功太っぽいネタ。もともと中山功太のネタはあんまりツボらないんだけど、今回のネタはそれ以上に質が低かった気がする。

ヒューマン中村
ことわざや有名な言葉と英語をかけあわせた「こと war the 辞典」。言葉がいちいちカッコよくてかなりツボった。「板垣死すとも自由は死なず」「先生、バスケがしたいです」あたりはぜひ積極的に使っていきたい(ネタバレにならないようあえて英語部分は書いてません)。

笑い飯 哲夫
フリップをつかった書き順のネタ。オチが共感できなさすぎた。笑い飯の不思議な世界観は2人でボケてツッコミあってなのかなあ。

【大阪第2グループ】

あしゅらウ・キリュウ
ハングル語の最後だけ日本語になるネタ。全然おもしろさがわからなかった……。

りっぺ
「私は一生キスができないと思うので!」といってマネキンを相手にドラマの名キスシーンを再現。言葉だと伝わらないけどもうこれ大爆笑しまくった。ブスとかもてないとか自分を卑下したネタは好きではないのですが、これは自分の世界に入りまくって陶酔している感が最高すぎる。

島田珠代
りっぺに続きモテないネタでかぶってたことに加え、とにかくひたすらキャラが強烈すぎて心に入ってこなかった……。

小出水直樹
食物連鎖のフリップネタ。気持ち悪い絵とコンセプトが特徴的だけど笑うというより不思議な世界、という感じ。今回全体的に世界観が斜めな人が多かった気がする。

代走みつくに
「なんのこっちゃねー」でキャラ押し。キャラだけで押すのはあまり笑えないんだなあ。ただ低反発枕はよかったw

ナオユキ
いつものぼやきネタ。でもちょっとパンチがなかったなー。「じわーっとくるやろ」というフレーズもネタもなかったし。

もう中学生
こちらもいつものもう中学生ワールドをきっちりやりきった。あの人これ計算でやってるのか毎回不思議です。

【東京第3グループ】
レオちゃん
「スウェーデンの女の子が起きたら衣笠になってた」とか斬新な視点と、それを描くまでの描写が面白い。3部構成だったけど最初の衣笠ネタはほんとに予想を超えててすごかった。

藤原一裕(ライセンス)
レストラン中がずっとメンテナンス中というネタ。ライセンス藤原もぼくの琴線に触れない人です……。

ウメ
これ以上食べられない人がひたすらごはんを断り続けるネタ。細かい言い回しは面白いのだけど、3分の持ち時間ずっとそれ押しはちょっと疲れた。

KICK☆
基本的にはOLの言動にキックで突っ込むネタ。去年に引き続き会場受けはよかった。つっこむときの言葉の選び方が面白いんだよなあ。

マキタスポーツ
ポニョの替え歌やミスチルっぽいうんこの歌など。去年の「うたうまーい」で4分押し切るよりはいつものネタに来たけど、これもまた面白いと言うより「うまいなー」なんだなー。

楽しんご
ほんとに下品な勢いの下ネタなんだけど、最初の「バイバイ」でもうツボってしまって呼吸も腹筋もずっと苦しかった。一方でそんな受けてるの自分だけで隣の同伴者からはとても冷ややかな視線を浴びてました。

南野やじ
歌に乗せて四文字熟語をお経っぽくといういつものネタ。これも会場受けはよかった。たまには自虐ネタ以外も見たいなあ。

徳井義実(チュートリアル)
変態が変態なのに世の中をマジメに語りつつ最後は歌で締め。あれはテレビまずいだろうなと言う絵面でしたよ……。全体的にシュール方向だったので、もっとヨギータみたいなネタを見たかったかな。

【東京第4グループ】

井出小吉
戦隊ヒーロージェットレンジャーのフリップネタ。面白かったけどちょっとワンパターンだったかも。あと、あらびき団で女性のスカートめくる戦隊ヒーローネタやってたテンダーロインとコスチュームが一緒に見えたけどあれは衣装がかぶっただけ? さらっと調べたけどソース見つからなかった。

北陽 虻川
宝塚女優がうたのお姉さんオーディションを受けるネタ。虻ちゃんもキャラ押しだったし最後のネタは読めちゃったなあ。

エハラマサヒロ
あべこうじみたいなウザいキャラネタ。いつもみたいな歌ネタのほうがよかったなー。あまりウザさがつぼってこなかった。あとせっかくのガリガリガリクソンからのツッコミをキャッチして欲しかったなというのが個人的な希望。

COWCOW山田與志
ウィリアム・テルで紙芝居。紙芝居の作り方がいつも通りでパターン化しててちょっと来ているのはお笑い好きにあるよくない症候群ですね。

スリムクラブ真栄田
ネタの1つだけを取り出したら一番爆笑したのはこの人。もし決勝出られることがあったとして、同じネタを披露してくれるなら一番最初のホームレスネタはぜひインターネット業界の人に見て欲しいw 全体的に風刺ネタで、何を風刺してるのかわからないと全然ツボれてなかったのが惜しい。

野生爆弾川島
いつもの川島ワールド。ほんとに凄い世界観だよあの人……。ただせっかくの最後のオチは、意図していたかしてないかわからないけど前のスリムクラブ真栄田とかぶってしまったのが運わるかったなあ。

やまもとまさみ
催眠術でティラノサウルスになっちゃった先生。たまたまさまぁ〜ZOOで見てしまっていたのでネタとしては面白かったのだけれど鮮度がなかった。

【大阪第3グループ】

いなだなおき
すごいしゃくれっぷりの人が悪口を気にしないで言い返すというネタ。ほんとしゃくれがすごい、あそこまでそそり帰っている人はじめて見た……。

エクセレンツ山形
愛情たっぷりの桃太郎。桃を拾うところの下りはもうほんとに愛情たっぷりですばらしかった。ただ後半同じネタ展開だったのが惜しいなあ。前半だけだったらトップクラスに面白かった。つま先立ちとかほんとにもうwww

千鳥 大悟
フリップネタと見せかけて……。これまたキャラにハマれないとだめかなあ……。オープニングからネタが読めちゃったし……。

おいでやす小田
脅すときの口調。「ら」行がキモといいつつちょいちょい読めてないら行があるなど細かいところが気になってしまった。「ら」行押しだったのでネタも単調だったかな。

天竺鼠 川原
こちらもいつもながらの川原ワールド。キャラ押しは好きでないのだけれどその人なりの世界観まとってるタイプは結構好きだったりもします。「ねむたーい!」も見たかったw
土肥ポン太
前にR-1決勝で見たよなーと思いつつネタ思い出せなかったのでわざわざフジテレビOnDemandで見てしまった。マリオの音に合わせて思わぬ場所で死んでしまうネタ。これも同じパターンの繰り返しなので、一番最後のオチみたいなひねりをもうちょっと欲しかったなあ。2つめ、3つめあたりはもうパターンすぎてオチ見えちゃってた。

森田まり子
細かすぎて伝わらないモノマネ押し。細かすぎる系は一発ネタだといいんだけど連続だとちょっと飽きてしまうかも。

ヤナギブソン
ひたすらIT駆使してアホなこと考えるネタ。最後にきっちり伏線で締めるあたりの巧さはおなじ元プラン9の鈴木つかさとかぶりつつ、鈴木つかさはmixiだったのにこちらはIT活用度がもっと高かったりする対比も個人的に面白かった。

最終的に選んだ3人はキャプテン渡辺、ガリガリガリクソン、りっぺの3人で、ネタ的に大爆笑したのは楽しんご、スリムクラブ真栄田の2人。他に思いっきり笑ったのはサイクロンZ、ミサイルマン・岩部彰、恋愛小説家大蜘蛛、ヒューマン中村、レオちゃん、KICK☆、エクセレンツ山形、見慣れちゃってたけど安定して面白かったのがスギちゃん、AMEMIYA、南野やじってあたり。

個人的にはキャプテン渡辺とガリガリガリクソンは普通にもう一度見たいのと、りっぺとスリムクラブ真栄田のネタはテレビでぜひ放映して欲しいと期待してます。あと、ヒューマン中村のこと war the 辞典は覚えたいのでそういう意味でもテレビでやって欲しいですはい。

“R-1ぐらんぷり2012準決勝見てきたよレポート” への1件の返信

  1. 私も、りっぺにはまりました。緊張しているのが、とても伝わり新鮮さが良かった。ベテラン陣は、舞台慣れしていて何か余裕さがあり、おもしろくて当たり前みたいな目で見てしまうので、お笑いの恐さみたいなのを、感じましたね。りっぺさんと多田さんとガリガリさんに投票しました。結果が楽しみですね。

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