ネット家電ベンチャー「Cerevo」にジョインしました&Cerevo新サービスのご紹介

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

ここしばらく携わっておりました新サービスも無事リリースされたのでご紹介をかねて。

つくりたい “モノ” が “カタチ” になるクラウドファンディングプラットフォーム – Cerevo DASH
http://dash.cerevo.com/

3月をもちましてAMNを卒業し、フリーの道を進むことになりましたが、それに先駆けて2月よりCerevoのお仕事をお手伝いさせていただいております。

株式会社Cerevo
http://www.cerevo.com/

AMN卒業計画は昨年12月くらいから発動していたのですが、それと同時に今回のプロジェクトのお話をいただき、AMNと並行してお手伝いすることに。今は有休を駆使し、AMNとCerevoを1日交代で出社する日々が続いております。こういう自由な業務形態を受け入れてくれるAMNには本当に頭が上がらないのですがその話はまた改めて別の機会にでも。

前置き長くなりましたがやっとこさ本題。今回リリースしたCerevo DASHは、ガジェット開発を費用面、ノウハウ面の2方向からサポートし、日本のモノ作りを改めて活性化させようという大きな夢を抱いたプロジェクトです。

cerevodash

Cerevo DASHは、ガジェットの開発や販売に必要な費用を、そのガジェットを「ほしい!」と思う複数の個人(以下「支援者」)から集め、株式会社Cerevoが持つ製造・販売・サポートのノウハウを合わせることで、夢のガジェットを世に出すことができるウェブサービスです。

『Cerevo』と『CAMPFIRE』が協業し、ガジェットに特化した クラウドファンディングサービス【Cerevo DASH】を公開! – Cerevoからのお知らせ
http://cerevo.typepad.jp/cerevonew/2012/03/cerevo%E3%81%A8campfire%E3%81%8C%E5%8D%94%E6%A5%AD%E3%81%97%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AB%E7%89%B9%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%9F-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9cerevo-dash%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B.html

ガジェットのクラウドファンディングというと米国Kickstarterが代表的な存在ではありますが、Cerevo DASHならではかつ一番の特徴は、Cerevoがこれまで小規模ながらも実際に製品を開発してきたノウハウでガジェット開発者をサポートすること。

ファーストプロダクトとしてネット連動デジカメ「CEREVO CAM」をリリース、その後はライブ配信的なニーズを察知するやUstreamに特化し、最新作となったLiveShellはUstreamユーザーという特定層ながらも高い評価を受けるほどのガジェットを、秋葉原の片隅にある小さなベンチャーが実現しているのにはそれはそれは大変な苦労とノウハウの積み重ねがあるわけで、そうして得てきたノウハウを惜しげもなく提供することでガジェット開発を現場から盛り上げようという方向性はとっても共感したし、全力で応援したいと思ってお仕事させていただくことになりました。

ガジェット開発のノウハウってどういう感じかというのはCerevo社長である岩佐さんのエントリーをお読みいただくとその一端がわかるかと思いますが。

CEREVO CAM発売 ?ざっくりと2年の流れを振り返る? – キャズムを超えろ!
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20091216/p1

アメリカで電子機器を販売するためにやったことまとめ ?2/1から米国でLiveShellの販売を開始? – キャズムを超えろ!
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20120216/p1

個人的にも「こんなガジェット欲しいなー」と思いつくことはあってもアイディア止まりで終わってしまい、実際に手を動かすことなんて想像すらできない世界だったのが、短い期間ながらもCerevoで働いていると得られるさまざまなノウハウや情報に触れることで世界観が変わってきました。

今回Cerevo DASHでリリースする「iConvex」も、試作機は秋葉原で売っているパーツと市販の巻き尺を並べるだけで実際に動作するところまで作れちゃったり、それをベースにした実際の試作機デザインも、3Dプリンタを使ってさくっと作れたりと、モノ作りの現場で得られる情報とノウハウは知識欲旺盛な自分にとってとてもワクワクする職場です。

こういうノウハウがきちんと開発者に届くことで、夢のガジェットが世に出てくるお手伝いができるかもしれない。Webサービス系のベンチャーも、「Webだけじゃなくガジェット連携のサービスやりたいなー」というときに手探り状態で始めるのではなく、Cerevo DASHのサポートでより効率的にそのサービスを作りだせるかもしれない。なにより日本がこれまで得意としてきたモノ作りの力をあらためて活性化させられる可能性を秘めたこのサービス、全力で応援していきたいし、そろそろ海外のサービス適当に取り込んで日本で出したもん勝ち、みたいな美しすぎるビジネスモデルよりも、ガジェットとWebが連携した素晴らしいサービスが生まれることを期待したいと思います。

今回Cerevo DASHでリリースする自社プロジェクト「iConvex」も、「巻き尺を内蔵したiPhoneケース」というだけ聞くとピンと来ないかもしれないけれど、「いつでもどこでも長さが測れる」ということの面白さはいろいろ考えてみると実に面白い。

iConvex :写真に「長さ」が入れられる!巻き尺つきiPhoneケース – Cerevo DASH
http://dash.cerevo.com/projects/1/

自分もこのガジェットの存在を知って以降、「あ、こんなときにiConvexあったら便利なのに」って思うシーンがいくつもありました。携帯電話がカメラ機能を搭載し、いつでもどこでもカメラを持ち歩けるようになったことで「写真を撮る」ことの価値が一変したように、いつでもどこでも長さを測ってそれを写真に保存して共有できるという世界は、身近になればとても面白そう。


巻き尺つきiPhoneケース 「iConvex」紹介映像 – YouTube

もちろんそんなニーズがすべての人に受けいれられるとはとても思いませんが、それがクラウドファンディングのいいところ。今回で言えばiConvexを欲しい人が100人でも集まれば生産できるし、100人集まらなければニーズなしとして販売しなければいい。まずは製品を大量に量産してしまってから製品ニーズを確認するという従来のやり方よりも実に効率的。ある意味では「バクマン。」における七峰くんスタイルのいいところどりとも言えましょう。

長々と書いてきましたが、最後まで読んでいただいた皆様にお願い。iConvexはもちろんCerevo DASHにご共感いただけるのであれば、ぜひぜひCerevo DASHを世に知らしめるためにご協力ください。支援というのはお金を使うことだけではなく、Cerevo DASHへの共感を友達に伝えてもらうこともまたとっても大切でありがたい支援です。

「どうせニュースサイトに取り上げられているから」「他のブログでもう書いているし」と思う人もいるかもしれませんが、どんなにニュースサイトやブログに取り上げられていても、自分の友達全員が同じニュースやブログを読んでいるわけではない。けれどその人にとってはとても魅力的な情報になるかもしれません。ブログでもTwitterでもFacebookでも、このプロジェクトに共感いただけるのであれば、ぜひCerevo DASHおよびiConvexをご紹介いただければ幸いです。

そしてよろしかったらiConvexの支援のほうもぜひポチっとぜひお願いします。

iConvex :写真に「長さ」が入れられる!巻き尺つきiPhoneケース – Cerevo DASH
http://dash.cerevo.com/projects/1/


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