各キャリアから多彩なAndroidスマートフォンが発表される中、REGZA Phone唯一の特徴であるのが「防水」。IPX5、IPX7相当の防水性能を搭載し、雨はもちろん、キッチンやお風呂で水にぬれても大丈夫です。
IPX5(注6)・IPX7(注7)相当の防水性能を備えているので、バスルームでも、キッチンでも、外出先での突然の雨でも、安心して使いこなすことができます。
携帯電話(T-01C) 製品情報 – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
http://www.fmworld.net/product/phone/t-01c/info.html?fmwfrom=t-01c_index#heading02-2
とはいえ気になるのはその操作性。ドコモの内覧会で体感した時も思いましたが、静電式タッチパネルの場合、画面に水がついてしまうだけで誤動作が発生してしまうんですよね。
気になっていて試せなかったのは、水のあるところでのREGZA Phoneの動作。タッチパネル搭載防水ケータイをお風呂で使った経験者からすると、画面に水が付いてしまうとタッチパネルが勝手に動いてしまうんで結構困るんですよね。携帯電話の場合はまだ10キーがあるのでいいのですが、REGZA Phoneではハードキーがほとんどなくタッチパネルでの操作が主体になってしまうので、お風呂場だとうまく操作できないのではないだろうか……。
ドコモの新モデルを体験できる「docomo 2010 Winter Collection Preview Event」行ってきた – カイ士伝
というわけで実際にお風呂でいろいろ触ってみたわけですが、結果から言いますと「お風呂で見る・聴くはいいけど操作は難しい」というのファイナルアンサーなかんじ。
以下はお風呂で撮影した動画ですが、画面に水が乗ってしまっているために、ホーム画面にもどっても勝手にアプリを開いてしまう現象を繰り返しております。
お風呂の中で完全に使えないかというとそうではなくて、画面の水分を拭き取ってあげれば、お風呂でもそれなりに操作は可能です。
とはいえちょっとでも画面に水が乗ってしまうとまた誤動作発生してしまうので、文字入力のように細かい操作が必要な「お風呂でTwitter」とかはちょっと難しそう。やるならREGZA Phoneを水にぬれないところにおいておき、触る時も手の水分をできるだけ取り払う、っていう工夫が必要そうです。
ではお風呂で何も使えないかというとそうでもない。ワンセグ性能は結構いいみたいで、今までお風呂の中で見られなかったワンセグがREGZA Phoneではけっこうきれいに映りました。
下の写真は左がREGZA Phone、右がF-06Bですが、F-06Bでは1本も電波が入らないフジテレビがREGZA Phoneでは再生できました。富士通の携帯電話はもともとワンセグ性能それほど高くないという話もあるのですが、「F-06B」に比べてという意味であればREGZA Phoneのワンセグは十分使えます。
また、タッチパネルがほとんど使えないシチュエーションも想定し、サイドキーのボタンを使ってチャンネル変更や音量調節も可能なので、お風呂の中で見たい番組を決めるのも可能です。
ただ惜しむらくは「ワンセグを起動」する機能がハードボタンに割り当てられていないこと。これがホーム画面に行く前のロック画面とかからワンセグだけ起動できる、とかであれば多少タッチパネルがうまく反応しなくてもワンセグが使えたのになあ。お風呂ワンセグしたい人はまずお風呂に入る前にワンセグを起動しておくことをおすすめします。
お風呂で使えそうなアイディアとしてはDLNAを絡めるというのもいい感じ。REGZA Phoneは標準でDiXiMというDLNAサーバー・クライアントを搭載しているので、家の中にDLNA対応NASがあればそこからコンテンツをストリーミング再生できます。
動画ファイルはREGZA Phone用に作成するのがちょっと大変だけど、音楽ファイルなら簡単に再生できるので、DLNA対応NASに音楽を保存してお風呂で再生くらいならとっても手軽。防水スピーカーとして使うという方法は結構実用かもしれません。
10キーを持ってる携帯電話のように「お風呂で何でもできる」かというとそこまではないけれど、とりあえずお風呂に持ち込んでも安心ということと、ワンセグや音楽聴くという使い方なら十分に使えそう。あまり防水に過度な期待をせずに楽しむのがいいかなと思われます。
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