ドライバ不要・USBで動くモバイルスキャナー新モデル「DR-P215」ファーストインプレッション

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります


アジャイルメディア・タイアップ・レビュー。この記事は、アジャイルメディア・ネットワークのタイアップです。

先日お話をお伺いしたモバイルスキャナー「DR-P215」、実環境にさっそく導入してみました。

キヤノンのモバイルスキャナー新モデル「DR-P125」開発陣のお話を聞いてきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2011/12/06/6735

DR-P215は、以前にもレビューしたモバイルスキャナー「DR-150」の後継機。電源アダプタ不要でUSBバスパワーだけで動作し、専用ソフトやドライバをインストールすることなく利用できるという持ち運びには便利な機能はそのままに細かな点がブラッシュアップされています。

活用術についてはまず以前のエントリーも参照いただきつつ。

ドキュメントスキャナで世界が変わる – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2009/11/20/2912

ドキュメントスキャナ「DR-150」で名刺も家計簿もお手軽整理 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2009/12/16/3108

ドキュメントスキャナ「DR-150」と月額315円で名刺データをクラウド管理 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/03/29/3543

まずは外観からあらためまして。今まではピアノブラック一色だったDR-150ですが、DR-215ではシルバーを使った2色構成に。

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DR-150と並べてみたところ。手前がDR-150、奥がDR-P215です。質感がかなりマットになり、落ち着いたデザインになりました。ピアノブラックの輝いた黒もかっこいいんだけど、実利用だとDR-P215くらい落ち着いた色のほうが好みかな。

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本体カラー変更における最大の違いはその質感。ピアノブラックだったDR-150は光沢が美しいものの傷や指紋が付きやすいのですが、マットブラックなDR-P215はDR-150ほどそうした心配がなさそう。さくっと鞄にいれて持ち運ぶにはこれはこまやかながらもありがたい仕様変更です。

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横から見たところ。シルバーとブラックの違いがよくわかります。

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背面で比較。カラーバリエーションのほかは、DR-P215で搭載したスイッチバック方式によるカードスキャン用スロットが一番目立つ違いですが……、

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よーく見るとUSBの口がminiUSBからmicroUSBに変わってました。去年くらいまではまだまだmicroUSBなんてマイナーだと思ってたけど、いつの間にかスマートフォンだけでなくこうした周辺機器系もmicroUSB化してるんですなあ。

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DR-P215の外観からはわかりませんがUSBの給電は3.0に対応しており、DR-150ではフルパワーで読み込むのにUSBが2本必要だったのがUSB 3.0対応PCであれば1本で同程度の読み込みが可能に。PC側のUSB 3.0は青い色が目印になっているので、接続するときはUSB 3.0かどうかをチェックすることをオススメします。

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本体前面を開いたところ。上がDR-P215、下がDR-150です。右側のカードスロットのほか、用紙を送るローラー部分も若干の違いが見られます。

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実際に利用するときはこんな感じ。本体上部のカバーを開いて用紙を支える部分を引き出します。

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本体同梱のスキャナーソフトは、据え置き型の「DR-C125」と同じCaptureOnTouch。ただし本体とソフトはそれぞれ個別のようで、DR-C125用のCaptureOnTouchをインストールしていても、別途DR-P215用のCaptureOnTouchがインストール必要でした。まあそんな同世代のスキャナーを2台も使うことはないと思うので普通に利用するには問題ないかな。

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今回のDR-P215ではMac対応のソフトも内蔵し、専用ソフトをインストールする必要なくMacでも利用できます。自分のMacならソフトを入れておけば済む話ですが、ドライバレスのメリットとして「他の人に使ってもらう時にも事前の設定が不要」というところもあり、Macユーザーでもいちいちソフトインストールしてもらわずに使ってもらえるのはさらに利便性が上がります。

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実際にDR-P215で名刺を取り込んでみたところ。以前のDR-150では読み込む紙の質によってゴムがキュルキュル擦れるような音が鳴り響き、オフィスで何事かと見られることも多かったのですが、今回は読み込み部分の清音化も図られているようで、DR-150のような擦れた音はしませんでした。あれ結構心の重荷だったのでありがたいわ……。

そして新たに搭載したカードスキャン機能。カードをスロットに挿入すると自動で認識し、背面までカードが飛び出した後に前面へ戻ってきます。このあたりは動画のほうがわかりやすいので下記動画をご覧くださいませ。

かなり斬新で面白い機能なんですが、いまのところ個人利用では使い道がうかばないかなあ……。エンボス加工のカードというとクレジットカードなんですが、あまりクレジットカードのデータをデジタル化しておくのも間違って公開してしまったらと怖かったりするし、他にエンボス加工のものも思いつかない……。基本的にはビジネスユースの機能とは思いますが、ここは何かしら面白い使い道がないか考えてみたいところです。

DR-150から大幅にスペックアップしたわけではありませんが、指紋の付きにくい本体デザインやUSB 3.0給電による読み取りの高速化、そしてドライバ不要でMacにも対応できるなど細部にわたって機能向上が図られたこのDR-P215。ドライバレスで持ち運べるスキャナーは本当にアイディア次第でいろいろな活用ができるので、スキャナーをよりアクティブに使いこなしたい人にオススメの1台です。

Canon imageFORMULA DR-P215 A4対応CISセンサー 給紙枚数20枚 USBバスパワー駆動 USB3.0対応 コンパクトモデル


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