ネットでの映画三昧に最適。コスパ抜群なBenQのポータブルLEDホームプロジェクター「 GS1」【AD】

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

先日記事広告でレビューした2機種に続き、BenQのプロジェクター「GS1」に関する記事広告のお話があり、前のめり気味に手を上げてレビューさせていただくことになりました。

BenQのモバイルプロジェクター「GS1」
BenQのモバイルプロジェクター「GS1」

というのも、前回の試用で完全にプロジェクター熱に火がついてしまったから。単に画面が大きいだけで内容そのものは変わらないはずなのに、しかも自宅のテレビは40インチでそこそこ大きいサイズなはずなのに、プロジェクターで見る映画は没入感が段違い。さらには知人の家ではなく自宅の見慣れた壁が映画館に変わるという体験をして以来、プロジェクターの価値に目覚めてしまったのでした。そんな前回のレビューはこちらからご覧ください。

Huluが「映画」になる100インチスクリーンの臨場感。BenQのホームプロジェクター「HT1070」【AD】
https://bloggingfrom.tv/wp/2016/12/13/14974

1.5mから100インチを投影。狭い部屋でも大画面が楽しめるBenQの短焦点プロジェクター「HT2150ST」レビュー【AD】
https://bloggingfrom.tv/wp/2016/12/13/14990

しかしレビューした2機種は、機能からすれば当然すぎる価格帯とはいえ10万円という価格は正直言って気軽に手を出しにくい。一時期は中古でプロジェクターを探したりもしたほどプロジェクターに興味を持っていたタイミングで、今回の「GS1」レビューのお話をいただき、むしろ購入前提でいろいろ触ってみるぞという気持ちで名乗りをあげさせていただいた次第です。

同梱バッテリーで3時間駆動するモバイル型の短焦点LEDプロジェクター

今回レビューするBenQのプロジェクター「GS1」は、アウトドアでの利用を意識したポータブルタイプの短焦点LEDプロジェクター。距離1mで60インチの投射が可能な超短焦点、約3時間まで利用できるバッテリー同梱といった特徴に加えて、何よりも実売5万円以下という価格が一番の注目ポイントでした。なお、本製品はコストコ専売モデルとのことで、現在のところ購入できるのはコストコのみ。実際の価格はコストコ店頭にてお確かめ下さい。

価格が安いのにはそれなりの理由もあり、GS1の解像度は1920×1080ドットのフルHDではなく、1280×720ドットのHD解像度かつ、明るさの基準であるルーメンも300ルーメンと、一般的なホームプロジェクターが1,000ルーメン以上であるのに対して1桁低い値。このあたりはLED光源および持ち運びやすいサイズ感とのトレードオフといったところです。

とはいえ、自分にとって動画を見る時はフルHD解像度でも十分に満足、さらにプロジェクターの用途が主に映画ということを考えると部屋は暗くしてみるのでルーメン数もさほど気にならない。一方で実売5万円以下という手軽な価格帯に加え、3時間駆動するモバイルバッテリーを組み合わせるといろいろ面白く使えるんじゃないか、というのが本製品をレビューしたいと思った主な動機です。

片手で持てる小型サイズながらインターフェイスは充実

まずは基本的なスペックから、本体サイズは146×139.2×46.5mm、重量は約570gと、成人男性なら片手の平に載る程度のサイズ。縦横はほぼ正方形に近く、CDケースを縦に何枚か重ねた感じのサイズ感です。

片手で持てる小型サイズ
片手で持てる小型サイズ

外付けのバッテリーは縦幅が同じながら横幅が若干小さく、横から見るとキノコ的な外観に。バッテリー装着時でも重量は約970gと1kg以下なので、取り回しはさほど困りません。

バッテリー装着時
バッテリー装着時

本体底面にはバッテリー接続用の端子が用意されており、ここを使って本体とバッテリーを装着します。また、底面にはネジ穴もあるので、三脚を使って好きなところに固定することも可能です。

背面にはバッテリー装着用の端子とネジ穴
背面にはバッテリー装着用の端子とネジ穴

接続インターフェイスは充実していて、HDMIに加えてUSBやmicroSDの動画再生にも対応。USBは給電にも対応しているので、ChromecastやFire TV Stickのようなワイヤレス映像伝送機器も別途電源を用意することなく利用できます。本体には2W×2chのスピーカーが内蔵されています。

背面は充実のインターフェイス
背面は充実のインターフェイス

さらに本体はAndroidベースのOSを搭載しており、無線LANに接続することでWebサイトを閲覧したり動画を再生することも。Android向けに提供されているアプリを利用すれば、Androidをリモコンとして利用したり、Android内の画像や写真をGS1で再生することもできます。

Androidベースの独自OSを搭載
Androidベースの独自OSを搭載

操作方法はシンプル。小型でどこにでも設置しやすいのが魅力

使い方は非常にシンプルで、本体上部の電源ボタンを押すだけ。モバイルプロジェクターということもあって起動時間も早く、8秒程度でロゴが表示され、20秒かからずに起動が完了します。縦方向の台形補正も備えており、投射されている状態に合わせて自動で補正。なお、横方向の補正はないので、写したいスクリーンに対してGS1を垂直に設置するよう意識しましょう。

本体上部に操作ボタン
本体上部に操作ボタン

レンズ横にはフォーカスを合わせるダイヤル。これ忘れるとなぜか映像がぼやっとしたままになってしまうのでプロジェクター初心者は気をつけましょう。

連増横にフォーカス調整用のダイヤル
レンズ横にフォーカス調整用のダイヤル

本体の高さ調節は前面下部のダイヤルを回して調整。調整範囲は非常に短く数cm程度ですが、本体が小さく軽いので置き場所はさほど困らないのが嬉しい。身の回りにあるコミックを積んで上に載せる、といった多少乱雑な設置方法でも十分に安定するコンパクトさは、モバイルプロジェクターならではのメリットでしょうか。

前面下部のダイヤルで高さを微調整
前面下部のダイヤルで高さを微調整

細かな画質の設定は本体の「MENU」ボタンから変更可能。「ムービー」「キャンプ」などいくつかのパターン選択に加えて、細かくカスタマイズできるユーザーモードや、投影する壁の色に合わせて画面を調整してくれる機能もあるので、初回は自分好みの絵になるようがんばっていじってみるのがおすすめ。

プリセット以外にも細かく画質をカスタマイズ
プリセット以外にも細かく画質をカスタマイズ

さらにMENU一番下の「設定」からはより細かな本体設定が可能。天井に設置するとか常に映像を投影していたいとかでもない限り普段はあまり調整することもなさそうですが、ちょっとわかりにくいところにあるので「とりあえずこういう設定ができる」と覚えておけばいいかな。

「設定」から本体設置時の細かな設定も可能
「設定」から本体設置時の細かな設定も可能

大画面なら720pでも十分以上の大迫力。音声は外付けスピーカーの組み合わせがお勧め

GS1を使って実際に映画を鑑賞してみましたが、事前の予想通り、解像度はほとんど気になることはなく、むしろ自宅の壁いっぱいに広がったスクリーンの大きさによる臨場感のほうが素晴らしい。そもそも、Blu-rayのようなパッケージならともかく、ネットで配信されている動画は高クオリティでもHD画質程度が主流になっているので、ネット配信の動画を見たいということであればフルHDの画面はむしろオーバースペックなのかもしれません。

圧倒的に臨場感ある大画面。下にあるのはサイズ比較のiPhone 7 Plus
圧倒的に臨場感ある大画面。下にあるのはサイズ比較のiPhone 7 Plus

超短焦点ということで、1m程度の距離でも60インチ、さらに距離を開ければ約1.8mで100インチの投影も可能。本体がコンパクトで持ち運びしやすく、どこにでも気軽におけるのがうれしい。今回はGS1が入っていた段ボール箱を台にするという超お手軽設置で投影してみました。

1m以下の距離でも迫力のある大画面
1m以下の距離でも迫力のある大画面

画面については十分満足な一方、課題は本体のスピーカーで、映画にのめり込もうとするのは正直言って非力。ということで今回も前回同様、ソニーのスピーカー「SRS-X77」を組み合わせて音質を大幅向上することで、映画を大いに楽しむことができました。本格的に映画を楽しむのであれば、外付けスピーカーの組み合わせがお勧め。Bluetoothも内蔵しているので、Bluetooth経由でのスピーカー接続も可能です。

同梱バッテリーで「ケーブルレス」なプロジェクター環境を実現

と、ここまでは一般的なプロジェクターとさほど大差ない使い方ですが、ここからいよいよGS1ならではの使い方に踏み込んでいきたいと思います。まずは「3時間駆動」を謳う同梱のバッテリーから。本製品はアウトドアでの利用が積極的に推奨されていますが、個人的に使った印象では屋外だけでなく屋内でも活用できるのがこのバッテリーです。

同梱のバッテリー
同梱のバッテリー

バッテリーの充電方法は2種類で、1つは本体とバッテリーを充電した状態で本体に電源アダプタをつなぐと、本体を経由してバッテリーを充電することができます。そしてバッテリー側のMicro USBポートを利用することで、バッテリー単体を充電することも可能。Micro USB経由でのバッテリー給電は背面シールによると5V/2Aなので、USB充電アダプタなどを使ってスマートフォン感覚で充電することができます。

充電中はランプが青く点灯
充電中はランプが青く点灯

このバッテリーのポイントが「3時間」持つというところで、一般的な映画が2時間上映であることを考えると、家の中で映画を1本見ようと思ったらバッテリーだけで十分にこと足りてしまう。肝心の映画もChromecastなどのワイヤレス映像伝送機器を利用すれば、電源やHDMIケーブルなどの取り回しを一切気にすること無く、家の中で手軽にプロジェクターを楽しむことができます。

プロジェクターは非常に魅力的な存在なんだけど、家の中でいつも置いておくには場所を取るし、かといって見る時だけ設置するのも意外と手間がかかる。その点このGS1はバッテリーを充電さえしておけば、本体を取り出してChromecastをつなぐだけで手軽に映画が見られる。アダプタの設定などで多少時間を使ったとしても実質2時間半以上は映画に充てられることを考えれば、大抵の映画は問題なく視聴できるでしょう。

とはいえ、映画にはタイタニックのように3時間超えの大長編もあるし、バッテリーがへたってくると3時間は持たなくなる可能性も。そんな時にバッテリーだけで視聴していると最後のクライマックスシーンでバッテリーが無くなってしまう、なんていう雰囲気ぶち壊しの事態にもなりかねませんが、そこで併用したいのがMicro USB経由の充電です。

Micro USB経由での充電にも対応
Micro USB経由での充電にも対応

GS1はスマートフォンのようにMicro USBで充電できるため、明らかに時間の長い映画だな、と思ったら手持ちのモバイルバッテリーを併用すれば、駆動時間を3時間以上に伸ばすことができます。

ACアダプタ経由の給電が19V/3Aに対してMicro USBでの給電が5V/2Aなので、投影しながらだとどうしても充電が追いつかないものの駆動時間を伸ばすことはできるため、一般的な映画の長さである3時間程度であれば十分に本体とバッテリー、心配になったらモバイルバッテリーの組み合わせで乗り越えられそうです。

ケーブルレスで非常に便利なバッテリーなのですが、一点だけ残念なのが、本体に装着すると常に本体へ給電してしまうこと。バッテリー装着した状態でフル充電して保管しておいても徐々にバッテリーが減ってしまうので、長時間保管しておくと使いたいときにバッテリーが空になっていた、なんてことも。これを防ぐには満充電時にバッテリーを本体から外しておけばいいのですが、保管場所も無駄になってしまうので、バッテリーも一切使わない電源オフもできると最高なのですが。

なお、前述の通り映画の臨場感を高めるならGS1にはスピーカーも併用したいところ。そのためスピーカーもできればバッテリーで駆動する製品がオススメです。バッテリー駆動のスピーカーはいろいろありますが、クオリティとコストパフォーマンスの面からお勧めしたいのがソニーの「h.ear go(SRS-HG1)」。

この製品は以前に試用したことがあるのですが、小型ながら音もよく、最長12時間利用できるロングバッテリーに加えて、Chromecast built-inにも対応しているため、Google Play MusicやAWA、Spotifyといった音楽の定額配信サービスをスピーカー単体で再生することも可能。お値段は実売2万円前後とそこそこの価格ですが、GS1をモバイル運用したいけど音質にもこだわりたい、という人にはお勧めです。

Androidベースの独自OSを搭載。スマートフォンからリモコン操作が可能

バッテリー以外に注目したGS1のポイントが、Androidベースの独自OSを搭載していること。GS1は標準で無線LAN機能を備えており、家庭内の無線LANに接続することで「手持ちのスマートフォンやタブレットをリモコンとして利用する」「本体内のアプリを利用する」という使い方が可能になります。

まずは前者のリモコン利用ですが、こちらはBenQ Smart Controllという名前のアプリをインストール。アプリのタイトルが中国語なのでびっくりするかもしれませんが、アプリの説明画面やそれ以降は日本語対応しているので心配はいりません。アプリはAndroid、iOSともに対応しています。

本体内のアプリからインストールできるQRコードを表示できる
本体内のアプリからインストールできるQRコードを表示できる

使い方はとてもシンプルで、同じネットワークにBenQ Smart ControllをインストールしたスマートフォンとGS1が存在すると自動的にGS1を検出し、あとはアプリから接続するだけ。GS1本体のネットワーク設定は本体のホーム画面から「設定」を選択、「ネットワーク」から自宅のネットワークを選択しましょう。なお、GS1の無線LANは2.4GHzのみで、5GHz帯には非対応。家庭用であることを考えると5GHz対応してほしいところですが、価格帯を考えるとさすがに2.4GHzのみで十分かな。

アプリのリモコン画面
アプリのリモコン画面

リモコンアプリは本体に同梱しているリモコンの代わりだけでなく、タブを切り替えることでポインタとして利用したり、文字入力に使ったり、GS1にインストールされているアプリを直接起動したりと多彩な使い方が可能。テキスト入力は一度アプリ側で入力した文字列を挿入するというちょっと手間なやり方ですが、操作に慣れるとこれはこれで十分使いやすく、少なくともGS1本体の十字カーソルで文字を入力するよりはよっぽどいい。IDやパスワードなどを入力する手間もかなり省けます。

また、Wi-Fi経由で操作するメリットとして、リモコンを本体に向ける必要がないのも地味に便利。GS1を設置した場所と離れていたり、近くにいるけれどリモコンの受光部が見えない位置からでも、居場所を一切気にすること無く本体を操作できます。

Netflixアプリを使えばプロジェクター単体での映画視聴が可能に

もう1つの本体内アプリ利用は、いくつかのアプリがプリインストールされているほか、専用のアプリストア「アプリマーケット」が用意されており、ここから動画や音楽、ゲームなどのアプリをインストール可能。

アプリを追加インストールできるアプリマーケット
アプリを追加インストールできるアプリマーケット

プリインストールのブラウザアプリはAndroid標準のシンプルなものですが、前述のリモコンアプリと組み合わせるとブラウジング程度であれば十分に使えます。

Android標準ブラウザがプリインストール
Android標準ブラウザがプリインストール

また、YouTubeのショートカットも用意されており、YouTubeをブラウザ経由で再生することも可能。アプリに比べると利便性は落ちますが、最低限本体のみでYouTube動画を楽しめるかな。

ブラウザベースのYouTubeも利用可能
ブラウザベースのYouTubeも利用可能

ブラウザアプリ以外のアプリは、追加インストールするものも含めて割とシンプルなものばかりなのですが、1つお勧めなのが、もう1つのアプリストア的な存在である「Aptoide TV」からインストールできるNetflix。Netflixのアプリを本体に内蔵することで、NetflixのアカウントさえあればChromecastなどを使うことなく、GS1のみで映画を楽しむことができ、GS1のモバイル性をより活用できます。

NetflixをインストールすればGS1のみでの映画再生が可能に
NetflixをインストールすればGS1のみでの映画再生が可能に

なお、Aptoide TVにはYouTubeアプリも用意されているのですが、こちらは「Google Play開発者サービスが必要」と表示され、利用できませんでした。

また、多少裏技的ではありますが、Androidアプリをバックアップし、microSDカード経由でGS1にインストールすることもできます。具体的には手持ちのAndroidスマートフォンやタブレットに「Apk Extractor」などのバックアップアプリをインストールして対象のアプリをバックアップ。続いてそのファイルをDropboxやOneDriveなどのクラウドストレージにAndroidからアップロードし、そのファイルをPCからMicroSDにコピー、GS1に装着してからGS1内蔵の「ESファイルエクスプローラー」アプリで起動する、という流れです。

ESファイルエクスプローラでいくつものアプリをインストールしようとした形跡
ESファイルエクスプローラでいくつものアプリをインストールしようとした形跡

しかしながら苦労してやってはみたものの、dTVとdアニメストアは動画が再生できず、Amazon プライムビデオは動画を起動するとアプリが落ち、HuluはFlashが未インストールのため再生できない、U-NEXTはYouTubeと同様にGoogle開発者サービスがないため利用できないとのアラートが表示され、ほとんど使い物になりませんでした……。試しにGoogle Play開発者サービスもバックアップしてGS1へのインストールも試してみたのですが、こちらはアプリをインストールすることもできませんでした。

dTV、dアニメストアは動画再生不可
dTV、dアニメストアは動画再生不可

結局のところまともに使えたコンテンツ系サービスは電子書籍アプリ、しかも横表示に対応したアプリのみ。とはいえ情報量が非常に多く画面が小さいと読みにくいdマガジンも大画面で見ると読みやすいですし、同様にマンガアプリも見開き表示さえ対応していれば大画面で楽しむことができる。かなりマニアックな使い方かつ、このやり方ではアプリを自動でアップデートできないためセキュリティ的な問題もあることから自己責任的なやり方になってしまうため、これはあくまで一例として、通常はAptoide TV経由でのNetflixインストールをお勧めします。

文字の細かいdマガジンを大画面で見開き表示(dancyu dマガジン版 2017年6月号 5・6ページ)
文字の細かいdマガジンを大画面で見開き表示(dancyu dマガジン版 2017年6月号 5・6ページ)
マンガの見開きも大画面で読みやすい(恋は雨上がりのように/眉月じゅん 電子書籍版1巻 4・5ページ)
マンガの見開きも大画面で読みやすい(恋は雨上がりのように/眉月じゅん 電子書籍版1巻 4・5ページ)

AirPlay対応でiPhoneの画面共有も可能

スマートフォンとの連携でもう1つ興味深いアプリが、プリインストールされている「AirPin」。これ、ネットワーク好きなら地味にすごいアプリで、これ1つでDLNAとAirPlayの両方に対応できる非常に優れもののアプリです。

プリインストールのネットワークアプリ「AirPin」
プリインストールのネットワークアプリ「AirPin」

まずDLNAについてはスマートフォンやタブレット内の画像や動画をプロジェクターに映し出す機能に加え、同一ネットワークに存在するDLNAサーバーの動画や音楽、静止画を再生する機能も搭載。アプリ操作の手間はかかるものの、NASに保存した家族の写真をさっとプロジェクターで見る、なんて使い方も可能です。

自宅内のDLNAサーバーからコンテンツをストリーミング再生
自宅内のDLNAサーバーからコンテンツをストリーミング再生

そして面白いのがAirPlayで、音楽のストリーミング再生だけでなくiOSの画面共有にも対応。iPhoneやiPadの画面をプロジェクターにそのまま映し出すことができます。AirPlay対応製品でもできるのは音だけで画面は再生できないものも多い中、画面共有がそのままできるのは実に便利。

iPhoneをGS1に接続せずにプロジェクターへiPhoneの画面を投影しているところ
iPhoneをGS1に接続せずにプロジェクターへiPhoneの画面を投影しているところ

ただし、著作権保護されているコンテンツはAirPlayでは出力できないため、dTVやHulu、Netflixみたいなコンテンツを映し出すことはできません。とはいえYouTubeがGS1本体にインストールできない状況では、画面共有でYouTubeの画面を映し出せるのもなかなかに便利。Chromecastをわざわざ装着する手間も省けて予想外に便利な機能でした。

利用場所や時間が限られる屋外。再生環境の準備が必要

なお、本製品は屋外での利用が想定されているとのことで、実際に屋外での再生も試してみたのですが、予想以上に使いどころが難しいな、というのが正直な感想です。

まずは屋外での視認性ですが、300ルーメンという明るさでは屋外の光には非常に弱く、直射日光を受けるところではスクリーンとの距離が相当に短くないとまともに画面が見られません。試した日は晴れと曇りの間くらいの明るさでしたが、真夏の日差しだとこれほとんど見えないレベルかも。

明るい屋外で短い距離でないと絵が見えない
明るい屋外で短い距離でないと絵が見えない

場所を変えて木の生い茂った公園でも試してみましたが、多少大きめに投影はできるものの、自宅ほどの大画面で楽しむことはできず。また、そもそも屋外なのであまり大きな音を出して楽しむことも難しく、実際にこれで動画を見られるのはかなり限られた環境かも。

日陰で多少距離を伸ばしたところ
日陰で多少距離を伸ばしたところ

実際に利用する場合には、夕方以降の日が落ちてからの時間帯に利用するか、屋外で日差しをよけられる屋根などの機材を揃えるなど視認性を上げるための工夫に加え、そこそこの音を出してもいい環境、そしてプロジェクターを投影できる壁がそろえば屋外でもそれなりに利用できそうですが、これを全部そろえるのは至難の業かも。真っ白なキャンピングカーを所有しているくらいアウトドア指向な人であればうまく活用できそうですが、友達と開催するBBQに持って行く、くらいだとちょっと使いどころが難しいかもしれません。

専用ケースやリモコンなど同梱の周辺機器が充実

最後に周辺機器類をまとめてご紹介。ただでさえ便利すぎるバッテリーが標準で同梱されているGS1ですが、それ以外にも便利な周辺機器が標準でいくつも同梱されています。

まずはリモコン。このリモコンがなくても本体上面のボタンですべての操作が可能ですが、映画を見ながらちょっと音量を変えたい、なんてときにはやっぱりリモコンが便利。前述の通り、Androidをお持ちの方は専用アプリが便利なのですが、Androidを持っていない人はもちろん、スマートフォンをあまり使わない家族のためにもあると便利な存在です。

同梱のリモコン
同梱のリモコン

そしてこちらは屋外で利用するためのラバーケース。これを装着していれば60cm程度の高さからの落下に耐えるだけでなく、IPX1相当の防水機能も備えるとのこと。IPX1は防水の中で最も低い基準で、垂直に落ちてくる水滴に耐える、という程度ではあるのですが、それでもないよりは防水効果が上がるのは間違いなし。むしろ60cmの高さに耐えるというほうがメリット大きいかもしれませんが。

防水・耐衝撃のラバーケース
防水・耐衝撃のラバーケース

そしてこれら本体やケースを収容できるキャリングケースも標準で同梱。モバイル用途で外出先に持って行くのはもちろんのこと、部屋の中にしまっておくときにも便利です。

ラバーケースを装着したGS1とキャリーケース
ラバーケースを装着したGS1とキャリーケース

低価格ながら機能充実のプロジェクター。ネットワーク周りの機能が魅力的

以上、一通りGS1を利用してみましたが、満足度は事前の期待以上でした。自分のようにネットの動画配信サービスを見まくりたい! という用途なら720pの解像度は何の不満もないし、それ以上に画面の大きさによる臨場感と没入感がうれしい。課題の音についても、外付けのスピーカーを使えばいくらでも向上できるのでさほど気になりません。定額配信でラインアップされてはいるもののついつい見そびれている映画も、これがあればサクサク消化できそうな気がします。

プロジェクターとしての機能以上に、ワイヤレスで映画1本は十分に見られるロングバッテリーや、Androidからリモコン操作できる連携機能がさらに便利。特にNetflixについては、ケーブルや機器類を一切接続することなくGS1だけで映画の視聴環境を完結できるのは本当に素晴らしいの一言。欲を言えばHuluなどほかの動画配信サービスにも対応してほしいなと思いつつ、GS1のためだけに加入してもいいんじゃないかと思えるほどにナイスな組み合わせでした。

Netflixのインストールが非常に便利
Netflixのインストールが非常に便利

AirPlayやDLNAなどネットワーク系の機能も充実しており、使い込めば使い込むだけ面白くなりそうなGS1。もうちょっとお金を出せばそこそこのプロジェクターは手に入るのですが、ネットワーク機能がこれだけ充実していて、バッテリーもいろいろと活用できそうなGS1は相当に気に入りました。

バッテリーが常に給電されてしまうところだけちょっと残念なのですが、そこはバッテリー外しておく運用でとりあえずなんとかなるかな。

正直言って店頭販売されていたらすぐ購入するレベルなのですが、本製品はコストコ専売とのことなので、コストコ会員にならないと購入できないというのが実に残念。一般販売も期待しつつ、コストコ会員に同伴させてもらって購入する方向もちょっと検討しているところです。

また、BenQ製品のモニター企画などを実施しているアンバサダープログラムもあるようですのでよろしければこちらもどうぞ。

BenQアンバサダープログラム
https://form.ambassador.jp/get/benq/ambassador/entry

1.5mから100インチを投影。狭い部屋でも大画面が楽しめるBenQの短焦点プロジェクター「HT2150ST」レビュー【AD】

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

BenQのプロジェクター記事広告2記事目は、ハイエンドモデルの「HT2150ST」。基本的なスペックは1記事目の「HT1070」を踏襲しつつ、細かなところで独自の機能を搭載した上位モデルともいうべきプロジェクターです。

BenQのプロジェクター「HT2150ST」
BenQのプロジェクター「HT2150ST」

HT2150STは、国内で「W1080ST+」という型番で販売されたプロジェクターの系譜を受け継ぐモデル。並行してレビューしている「HT1070」が海外では「W1090」という異なる型番で販売されているのに対し、本機は海外でも「HT2150ST」という型番でそのまま発売されています。なお、W1070とHT1070の関係と同じく、本モデルはW1080ST+で搭載された横補正は対応しておらず、補正できるのは縦方向の台形補正のみとなります。価格はオープンプライス、市場想定価格は12万5,000円前後で、12月20日に発売。

本体サイズは380.5×277×121.7mm(W×D×H)、重量は3.6 kg。PS4初代モデルと比較してみるとかなりの大きさ。

PS4とのサイズ比較
PS4とのサイズ比較

こちらはiPhone 7 Plusとのサイズ比較。

iPhone 7 Plusとのサイズ比較
iPhone 7 Plusとのサイズ比較

1.5mの距離から100インチサイズで投影できる短焦点モデル

HT2150ST最大の特徴はフルHD対応の短焦点モデルということ。「短い」という言葉にネガティブな要素を感じる人がいるかもしれませんが、この短焦点は文字通り焦点が短い、つまり投影するスクリーンや壁に対して短い距離で大画面を映し出せるという意味で、本機はスクリーンから1.5mの距離で100インチフルHDの映像投影が可能です。同じ音の文字でもデジタルカメラの「単焦点」とは違ってズームやピントも調整できるのでお間違いなく。

プロジェクターの中には短焦点を超える「超短焦点」というモデルもあり、これらの超短焦点モデルはスクリーンから1m以内、中には10cm程度の距離で映し出せるモデルもあります。ただし、これらの超短焦点プロジェクターは、壁から近いこともあって大画面で出すことが難しく、画面サイズは80インチ程度で、解像度もフルHDより下。ホームシアターとして「フルHD」の解像度を楽しみたいけれど、スクリーンとの設置距離をできるだけ短くしたい、という人にとっては、HT2150STクラスのプロジェクターがお勧めのモデルということになります。

実際に設置してみたのがこちら。我が家の場合レイアウトの関係でプロジェクターを映せそうな壁が寝室奥の1カ所しかないのですが、寝室のドアを開けると壁に対しての距離は結構な長さが取れるため、HT1070、HT2150STともに置き場その違いこそあれ問題なく設置はできました。

部屋の壁から1.5mの位置に設置
部屋の壁から1.5mの位置に設置

ただし、使い比べて感じたのが、プロジェクター設置場所の違いによる圧迫感。HT1070は100インチの表示に2.5mの距離が必要なため、スクリーンを見るために座る位置とプロジェクターの位置が近く、いかにも「プロジェクターで映し出している」感があります。一方でHT2150STはスクリーンの近くに設置でき、画面を見る位置における存在感が控えめになるため、より「映画館で見ている」感が強まる。プロジェクターの設置位置だけでこれだけ臨場感が変わるのだなというのは1つ新しい体験でした。

手前がHT1070の設置位置。視聴位置により近い配置
手前がHT1070の設置位置。視聴位置により近い配置

そもそもとしてプロジェクターを設置したい部屋が狭く置き場所が限られる環境であれば、この1.5mという短い距離で設置できるというのが嬉しい。映画をより没入感ある環境で楽しみたい、プロジェクターを導入したいがあまり長い距離が取れないという人には圧倒的にお勧めなモデルです。

画質の面でも、HT1070は輝度が2000ルーメン、コントラスト比が10,000:1に対し、HT2150STは輝度が2,200ルーメン、コントラスト比は15,000:1とスペックは上。ただ、実際にはHT1070も十分に美しい画質なので、実際に両モデルを試用した体験からすると、数字の差をそこまで気にしなくてもよさそうです。

応答速度の速さはゲーム向け、ということで、遅延が一番気になりそうなゲームも体験しましたが、液晶テレビと比べて違和感もほとんど感じません。これはHT1070でも触れたとおり、1/30フレームの違いを体感できるトップクラスの格闘ゲーマーならひょっとしたら多少の遅延が気になるかもしれませんが、一般ゲーマーが普通にプレイする分にはほとんど問題なし。

超有名格闘ゲームも違和感なくプレイ
超有名格闘ゲームも違和感なくプレイ

 

グラフィックが凝りに凝りまくっている「ファイナルファンタジーXV」も違和感なくプレイ。100インチの大画面はゲームプレイに最適で、美しいグラフィックがまるで別の世界にいるかのような大迫力。プロジェクターというと映画鑑賞のイメージが強かったけれど、世界観に没入するという意味ではむしろゲームのほうが向いているのかもしれません。

グラフィックが美しいファイナルファンタジーXもさらに高まる臨場感
グラフィックが美しいファイナルファンタジーXもさらに高まる臨場感

 

もう1つ、HT1070との違いはスピーカーで、10W×1のW1070に対し、HT2150STは10W×2のスピーカーを搭載しています。スピーカーを2基搭載しているだけに音は圧倒的にHT1070より大きいのですが、その大きさゆえか近くで音を効くとスピーカー1基のHT1070のほうがいい音に感じました。また、自分のような机置きではなく天井にプロジェクターを吊る場合は音が聞こえる距離も遠くなるので、HT2150STなみの音の大きさが必要かもしれません。

スペックや使い勝手はHT1070とほぼ同等。リモコンやキャリーケースも同梱

短焦点以外の基本的なスペックはHT1070とほぼ同等で、入力インターフェイスはHDMI×2(片方はMHL対応)、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、コンポジット、RCAの音声入力、ステレオミニの音声出力および音声入力を搭載。USB Type-Aによる1.5Aの電源供給機能も搭載しています。

HT2150STの背面
HT2150STの背面

本体上部はボタン配置こそ違いますが機能はほぼ同等。

本体上部に操作ボタン
本体上部に操作ボタン

ただ最初ちょっと悩んだのが画面のピント合わせ。プロジェクター慣れしていないこともあり、映像を映し出したはいいものの文字がボケていてどうしたものか……、と思っていたら、本体前面のフタの中にピントとズームがおいでになられました。

蓋をあけるとフォーカスとズームレバー
蓋をあけるとフォーカスとズームレバー

本体の高さ調整もHT1070と違うデザインながら上方向に角度を付けることが可能。

下部のスタンドで表示する高さを調節
下部のスタンドで表示する高さを調節

設定メニューもほぼ同等。イラストもあってわかりやすいのでさほどここで困ることはないでしょう。

初期設定はグラフィカルでわかりやすい
初期設定はグラフィカルでわかりやすい

次の画面ではすぐに日本語を選ぶことができます。

2ステップ目で言語を選択
2ステップ目で言語を選択

ボタンを押すと真っ赤に光り暗闇でも使いやすいリモコン、多彩な映像・音声モードの切り替えなどもHT1070と同様。ただ細かな点では、HT2150STは「Game」と「Game(Bright)」2つのゲームモードが搭載されています。「Game(Bright)」はその名の通り明るいところで投影するときのモードで、普通は部屋を暗くしてプレイする時に最適化されている「Game」に対し、テレビを視聴するのと同等の環境での明るさでも視認性が得られるとのこと。

真っ赤に光るリモコンはHT1070と同じモデル
真っ赤に光るリモコンはHT1070と同じモデル

また、H1070のレビューでも触れたとおり、映像モードを切り替えると画質だけでなく音質にも効果があり、特にスポーツや映画、ゲームではそれぞれに最適な音質が設定されます。画質以上にわかりやすい変化なので、映画やスポーツなどカテゴリの決まった映像を見るときはぜひモード切り替えもお試し下さい。

映像モード切り替えは音質向上にも効果有り(画像はHT1070)
映像モード切り替えは音質向上にも効果有り(画面はHT1070)

設定についてもH1070同様、ランプ電源を「SmartEco」に切り替えることで、通常3500時間のランプ寿命を7000時間まで延ばすことができます。試した感じ、画質が大幅に変わるということもないので、メニューを詳細に切り替えた上で「ランプ電源」からSmartEcoを設定することをお勧めします。

SmartEco設定でランプ寿命を倍に延ばせる(画面はHT1070)
SmartEco設定でランプ寿命を倍に延ばせる(画面はHT1070)

上位モデルということで、HT1070よりも応答速度が速い、という特徴もあるとのことですが、HT1070も十分に応答速度が速いので正直言ってさほど違いがわかりませんでした……。どちらを選んでも映像そのものに不満はないと思います。

投影距離以外の大きな違いは本体サイズで、HT2150STはHT1070よりも一回り以上大きい。ただ、プロジェクターという製品そのものが置き場所の面積をある程度必要とするため、大型テレビの大きさと違ってこの程度の本体サイズはあまり違いにならないかもしれません。

左がHT2150ST、右がHT1070
左がHT2150ST、右がHT1070

むしろ一番大事なのは適切な投影距離にどちらのプロジェクターを置くことができるのか。1.5mで100インチという距離の短さはとても魅力的ですが、家具の配置の関係でその距離にそもそもプロジェクターを置くことができないようなレイアウトなら、むしろ遠くから映し出せるHT1070のほうが便利かもしれない。家の中のどこにプロジェクターを置きたいかを考えてから、どちらのモデルにするかを選ぶといいでしょう。

本体が大きくて持ち運びにくいためなのか、HT2150STはキャリーケースが付属。外出時に持ち歩く機会は少ないにしても、リモコンや電源など一式をまとめて収納できるのは、プロジェクターを常設するわけではない家庭でも嬉しい配慮。また、HT1070はレンズが剥き出しなのに対し、HT2150STはレンズカバーが付属していてレンズを保護できるのも地味に嬉しいポイントです。

本体がすっぽり入るキャリーケースが付属
本体がすっぽり入るキャリーケースが付属

DLP方式は滑らかで美しい映像。レインボーノイズも発生せず

HT1070、HT2150STともに10万円近い価格帯のプロジェクターですが、フルHD解像度で楽しめるプロジェクターというとそのほとんどがこの価格帯。この価格帯よりも安い製品は解像度がフルHDではないか型落ちかのいずれかで、この価格帯の製品はホームシアターを楽しみたい人にとってのエントリーモデルという位置付けです。

また、このエントリークラスのプロジェクターは、映像の投影方式としてLCDとDLPという2種類があります。BenQが採用しているのはDLP方式で、テキサス・インスツルメンツが開発した「DMD」という仕組みを用いているのが特徴。こまかな技術についてはそこまで触れませんが、大きな特徴としては「滑らかな映像」「黒が綺麗に映る」「残像が少ない」ということが言われているようです。

一方、DLPのデメリットとしてはその仕組み状虹色の模様が画面に浮き出てしまう「レインボーノイズ」という症状が発症します。これ細かく書くと長くなってしまうのですが、レインボーノイズ対策としては「カラーホイールのRGBセグメントを細かく分割する」「回転数を上げる」の2つがあります。今回レビューするHT1070、HT2150STともにRGBセグメントは通常の倍となる「RGBRGB」、速度は6倍速ということで、DLPのレインボーノイズ対策も行われています。

このあたりのプロジェクター投影については下記サイトがわかりやすかったので興味ある方は参考にしてください。

鴻池賢三が解説! プロジェクター投影方式の種類と特徴 – Phile-web
http://www.phileweb.com/review/article/201411/14/1391.html

と、理屈はいろいろあるものの、実際にプロジェクターで見た絵はそんな技術が気にならなくなるくらい美しい。HT1070のレビューでも書きましたが、42インチのテレビより倍以上大きいサイズなのにピクセルも目立たず、本当に映画館のような美しい映像が堪能できました。他社方式を比べたわけではないのですが、画質は満足こそあれ不満を覚えることはなさそう。DLP方式で発生することがあるというレインボーノイズも上記対策のためか、発生しやすいと言われる黒背景や字幕でも全然気にならず映像に集中できました。まあレインボーノイズは体質もあるらしいので、それでも気になってしまう人はいるかもしれませんが。

2モデルの細かな違いは一長一短。選択の決め手は設置場所次第

今回、HT1070とHT2150STという2機種を体験させていただきました。この記事でも書いたとおり、どちらを選ぶかは正直言って設置場所次第、というのが正直なところですが、両方とも設置できる環境の我が家ではやはりHT2150STのほうが魅力的。映像を楽しむ位置とは離れたところにプロジェクターがあることで薄れる存在感は、そのぶん映画に対して前のめりに集中することができます。

とはいえ本体の大きさやスピーカー周りなど正直なところ選択は一長一短 というのが正直なところ。しっかり設置場所さえ確保できれば、どちらのモデルでも素晴らしいホームシアター生活が送れると思います。本記事がホームシアター作りのためのお役に立てましたら幸いです。

HT2150ST
http://www.benq.co.jp/product/projector/ht2150ST/

BenQアンバサダープログラム
https://form.ambassador.jp/get/BenQ/ambassador/entry

並行してレビューしているHT1070のレビューはこちら。

Huluが「映画」になる100インチスクリーンの臨場感。BenQのホームプロジェクター「HT1070」【AD】
https://bloggingfrom.tv/wp/2016/12/13/14974

Huluが「映画」になる100インチスクリーンの臨場感。BenQのホームプロジェクター「HT1070」【AD】

この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。

このたびBenQより記事広告のご依頼をいただき、プロジェクター2機種をレビューすることになりました。おりしも先日仕事で65インチの大画面ディスプレイを見て「ああ、画面が大きいのもいいもんだな」と興味を持ち始めたのタイミングだったので、個人的にはとてもいい機会をいただいた次第です。

今回レビューするHT2150ST(左)とHT1070(右)
今回レビューするHT2150ST(左)とHT1070(右)

見慣れた我が家の壁が映画館のスクリーンになる衝撃

今回のレビューで、初めて100インチクラスの大型プロジェクターを自宅で使ってみたのですが、これが実際に使ってみる前とその後では体感が段違い。今まで我が家は42インチの液晶テレビがあり、映画やゲームは十分に大画面で楽しんでいました。大型プロジェクターを使ったホームシアターは友人の家などで体験したこともありますが、「まあ42インチもあれば十分に大画面だよね」というのが、使い始める前の正直なところ。

しかし実際に100インチを我が家の壁に投影してみるとこれがすごい。あくまで他人の家で借り物感覚の映像を見るのと、自分が慣れ親しんだ自宅の中で大画面を投影するのは受けるイメージが全然違う。陳腐な言葉ではありますが、自宅が映画館になったような感動がそこにはありました。このプロジェクターを使う直前に見た映画が、小規模な映画館でスクリーンがとても小さかったこともあり、「あの映画館で映画見るくらいなら家で見たほうがよっぽど迫力あるかも……」と思うほどに。

100インチのド迫力。画面下は5.5インチのiPhone 7 Plus
100インチのド迫力。画面下は5.5インチのiPhone 7 Plus

いくつか加入しているHuluやdTV、Amazon プライム・ビデオといった映画見放題サービスも、大画面で見ると感覚が全然違う。テレビやスマートフォンで視聴していた時は、時間つぶしに見るくらいの存在感だったのが、100インチの画面で見ると、同じ自宅で見ているのにもかかわらず、ついつい引き込まれてしまう。映画館で映画を見ると集中できるのは他の人と話をできないとか、他にやることがないという環境のせいかなと思っていたのですが、スクリーンの大きさというのも実は大きな要因だったのだなと気がつかされました。

フルHDを100インチサイズで表示できるホームプロジェクターのエントリーモデル

今回レビューする2機種のうち、この記事で取り上げるのは「HT1070」というモデルで、2013年に発売された「W1070」というモデルの後継機。前モデルとは型番ルールが異なり、別エントリーでレビューしている「HT2150ST」と同様、新たに「HT」を冠する型番となりました。なお、海外ですでに発売されているモデルは「W1090」というW型番を継続しており、国内モデルと数字がずれるという若干ややこしいことになっております。

100インチの映像を投影できる「HT1070」
100インチの映像を投影できる「HT1070」

日本での販売価格はオープンプライス、市場想定価格は10万円前後で、発売は12月20日から。なお、前モデルである「W1070」には、型番に+がついた「W1070+」というモデルが2014年10月に発売されています。このW1070+は映像の横補正とレンズシフト機能が新たに搭載されていますが、今回レビューするHT1070はこの機能が搭載されておらず、その意味でもHT1070はW1070の後継として理解するのがよさそうです。

投影できる映像の最大解像度はフルHD(1920×1080)で、スクリーンに対して2.5mの距離で100インチの大画面を表示できる。これより近づければ画面はよりくっきり表示されるけれど小さくなる、遠くなれば画面は大きくなるけど光量が足りなくなって画面が暗くなる、ということになります。

入力インターフェイスはHDMI×2で、片方はMHLをサポート。MHL対応のスマートフォンとケーブルを用意すればスマートフォンの映像を表示することもできます。その他アナログインターフェイスとしてアナログRGB(D-Sub 15ピン)、コンポジット、RCAの音声入力、ステレオミニの音声出力および音声入力と充実。このご時世、ホームシアター用途ならもうHDMIだけに割り切ってもいいのではと思ったりもしますが、ビジネスユースで使うことを考えるとまだまだ必要なんでしょうかね。

HT1070の背面インターフェイス
HT1070の背面インターフェイス

細かなポイントとしてUSB Type-Aを1ポート搭載。このポートは1.5Aの電源供給が可能なので、ChromecastやスティックタイプのWindows端末などの電源供給元としても使えます。先日話題になったニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータもUSBで駆動するので、HT1070で無事動作できました。

HT1070の電源供給でニンテンドークラシックミニをプレイ
HT1070の電源供給でニンテンドークラシックミニをプレイ

本体サイズは346.24×214.81×101.70mm(W×D×H)で、重量は2.75kg。PS4初代モデルと比べて横幅や高さは一回り大きい分、奥行きは小さいくらいのサイズ感。静音性は標準時が34db、エコノミーモード時が29dBで、本体の側にいると結構ファンの音が大きいですが、実際に映像を見ていればさほど気にならないレベル。

PS4とのサイズ比較
PS4とのサイズ比較

こちらはiPhone 7 Plusとのサイズ比較。

iPhone 7 Plusとのサイズ比較
iPhone 7 Plusとのサイズ比較

シンプルでわかりやすい設定メニュー。リモコンも付属

設定は非常に簡単で、電源を入れて本体上部のボタンを押すと初期設定が始まります。

初期設定は本体上部のボタンで操作
初期設定は本体上部のボタンで操作

あとは本体の上下左右ボタンと中央の「OK」ボタンを中心にウィザードを進めていくだけ。わかりやすいインターフェイスなので困ることはなさそう。

わかりやすい初期設定
わかりやすい初期設定

設定は同梱のリモコンから行なうこともできます。一度設定してしまえば大きく変更することはないかもしれませんが、後述する映像モードの切り替えなどを離れた位置から操作できるのは便利そう。また、ボタンを押すと赤く点灯するので暗いところでも操作がわかりやすいです。もうちょっと落ち着いた色のほうがいいなと思いはしますが。

ボタンを押すと赤く光るリモコン
ボタンを押すと赤く光るリモコン

設定が一通り終わったら、本体レンズ上部のダイヤル部分でピントを合わせます。また、設置位置から画面のサイズを大きくしたい時はズームレバーで調整が可能。

フォーカスとズームレバーで映像を調節
フォーカスとズームレバーで映像を調節

プロジェクターを映し出したいスクリーンに対して高さがたりない場合、何か台を使うのもいいですが、本体下部の足を伸ばせば本体のみで多少の角度調整も可能です。

下部のスタンドで高さを調整
下部のスタンドで高さを調整

というわけで一通り設定が終わり、無事にプロジェクターが映し出されました。さすがに100インチの迫力はものすごい。画面下に写っているのは大画面スマホでおなじみiPhone 7 Plusですが、あれだけ大きくて手に余るiPhone 7 Plusですら小さく見えてしまうこのインパクトと来たら!

Windows 10の壁紙をそのまま投影。下は繰り返しながら5.5インチのiPhone 7 Plus
Windows 10の壁紙をそのまま投影。下は繰り返しながら5.5インチのiPhone 7 Plus

輝度は2,000ルーメン、コントラスト比は10,000:1。2,000ルーメンという明るさは、日中窓の光が直接当たるような壁面では若干見にくいものの、カーテンを閉めるなど室内の明るさだけであれば十分に視認性が高いレベル。もちろん、部屋の照明を落とすことでより迫力ある映像を楽しむこともできます。下記は日中、窓際のカーテンを開けた明るい部屋で表示したところですが、若干色は薄くなるものの視認性には問題なし。もちろん、映画を没頭して楽しむにはカーテンや照明オフなどで部屋を暗くする方がより映像を堪能できるのは間違いありません。

日中の明るさでも視認性は十分
日中の明るさでも視認性は十分

ランプの寿命を倍以上に延ばせる「SmartEco」設定

初期設定が終われば基本的にほとんどやることはないのですが、ちょっと気をつけておきたいのはランプの設定。というのもプロジェクターはランプの寿命がつきもので、長時間使い続けるとランプが使えなくなってしまうのですが、本製品は設定を変えることでランプ寿命を延ばすことができるのです。

ランプ寿命の設定はデフォルトの簡単メニューからは行えず、メニューを「詳細」に切り替えた上で「ランプ電源」から切り替えられます。

ランプ設定は詳細メニューから
ランプ設定は詳細メニューから

ランプ寿命は標準で3000時間、省電力モードで4500時間、SmartEcoモードで6500時間。省電力モードは全体的に輝度を下げて寿命を延ばすのに対し、SmartEcoモードは映し出される映像によってランプの消費電力を調整する機能で、省電力モードよりも明るさを損なわずにランプの寿命を延ばせるとのこと。

3000時間あれば2時間の映画が1500本も見られるので十分な気もしつつ、SmartEcoモードならさらにその倍以上もランプが持つというのは嬉しいところ。実際にSmartEcoモードにして映画を視聴したりもしましたが、あまり自動的に暗くなっている感覚はなかったので、購入したらすぐオンにしておいたほうがいいかもしれません。

ランプ設定を3種類から選択できる
ランプ設定を3種類から選択できる

大画面ながら滑らかで美しい画質。スピーカーは標準利用では必要十分

画面は大きくなっても映像のソースは同じフルHDなので、テレビよりも解像度が倍以上の巨大スクリーンではピクセルのつぶつぶ具合が目立つのかな、という心配もあったのですが、気にならないどころかむしろ42インチのテレビよりもピクセルが目立たないのでより映像にものめり込める。この大画面でファイナルファンタジーXVをプレイしたらとんでもない大迫力でした。そこまで精密な操作が要求されるゲームではないものの、遅延もほとんど感じることがなかったので、臨場感あるゲーム体験にも一役買いそうです。

ただ、映像がすばらしい一方で気になってしまうのは音。本体には10Wのスピーカーが1基搭載されており、それ自体も十分いい音ではあるのですが、この100インチの映像を見るとさすがに物足りなさを感じてしまう。決してスピーカーが悪いわけではなく、映像が迫力ありすぎるがゆえの体感ではあるものの、バラエティ番組やドラマを見るくらいであればさほど違和感はないのですが、作り込まれた映画を見ると、まるで映画館のような臨場感の映像に対して音がさみしく感じてしまいます。

幸いにしてHT1070にはステレオミニの音声出力があるので、自宅で使っているソニーのスピーカー「SRS-X77」をつないでみました。このスピーカーも手軽に持ち運べるのがコンセプトなので、ホームシアターに合わせるようなスピーカーとしては力量不足ではあると思いますが、それでも音の臨場感がぐっと高まる。家で本格的に映画を楽しむなら、スピーカーもあわせて考えることをお勧めします。

外部スピーカーの組み合わせでより高音質の環境も実現。写真はソニーの「SRS-X77」
外部スピーカーの組み合わせでより高音質の環境も実現。写真はソニーの「SRS-X77」

とはいえこのスピーカーがまったく役に立たないのかというとそうでもなくて、前述の通り1基とはいえかなりしっかりしたスピーカーを搭載しているので、普段使いの音なら十分に聞こえる。また、本機には映像ソースに合わせて画質と音質を設定を切り替えるモードがあるのですが、これが映像以上に音声への効きがすごい。

スポーツの実況中継は全体的に迫力が上がり臨場感が伝わるし、映画なら人の声がしっかり聞こえる落ち着いた感じになる。ゲームだとすべての音が忠実に聞こえてくる感覚かな。映像自体も絵にあわせて明るさを落ち着かせたり、原色系を強めにしたりという調整が細かく入るのですが、それ以上に音がかなり違ってくるので、本体のみで使う時はこまめにモードを変えることをお勧めします。

画質以上に音質面で効果の高い映像モード切り替え
画質以上に音質面で効果の高い映像モード切り替え

スポーツ鑑賞のための「スポーツモード」を搭載

また、このモード切替のうち、本機が売りとしているのは「スポーツモード」。選手の顔を見やすくしたり、芝の緑の再現性を高めたことで、よりスポーツが見やすくなるとのことです。

 RGBRGBの6倍速カラーホイールを採用したホームシアタープロジェクタ。新機能として選手の表情を見やすくし、芝の緑色の再現性を高めた「スポーツモード」を搭載した。

ベンキュー、スポーツモードを備えた約10万円のフルHD DLPプロジェクタ – AV Watch http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1034089.html

それでは試しとばかりにスポーツをいくつか見てみたのですが、正直言ってしまうとそのすごさは体験できませんでした……。もともと家にプロジェクターもなく、他社製や過去のモデルと比較したわけでもないので、明らかなスポーツモードのメリットは認識できなかった、というのが正直なところ。

スポーツが見やすくなる「スポーツモード」
スポーツが見やすくなる「スポーツモード」

ただそれ以上に大きな画面の迫力がすごい。スポーツを試合会場で見ているよう、というと言い過ぎかもしれませんが、42インチのテレビとは明らかに違う迫力が感じられる。映画もゲームも何をプレイしても、100インチクラスの大画面は明らかに体感が違います。

100インチの大迫力はスポーツにも最適
100インチの大迫力はスポーツにも最適

 

自宅にいながら大画面で映画を鑑賞する快感

全般的に非常に満足なのですが、細かいところで気になるポイントを。前述の通り本機はW1070の後継でありW1070+の後継ではないため、W1070+で搭載された横補正やレンズシフトといった機能がありません。横補正があると、プロジェクターをスクリーンに対して正面に置けない場合でも、斜めから投影して横のずれを補正することができます。また、レンズシフトはレンズの位置を変えることで、スクリーンに対してより正面にレンズを調整し、ゆがみのない映像を映し出せるという機能です。

とはいえ、我が家の場合はプロジェクターを正面から置く場所も取れること、台形補正でも十分に綺麗な絵が楽しめるので、この点はさほど気になりませんが、プロジェクターはどうしても家の設置場所に左右される製品なので、本製品を購入する場合は「正面にプロジェクターを置けるか」を考えてから検討することをお勧めします。

今まで画面の大きさにはさほどこだわりがなかったのですが、100インチクラスの巨大映像を自宅で楽しめるというのはまた格別の楽しみがあるのだな、という禁断の果実を知ってしまいました。先日、知人がFacebook上でホームシアターが欲しいと言及していたのも、今となってはとても気持ちがわかる。レビュー期間が終わったらプロジェクターは返却する決まりなので、期間中はしっかりホームシアター生活を楽しみたいと思います。

HT1070
http://www.benq.co.jp/product/projector/ht1070/

BenQアンバサダープログラム
https://form.ambassador.jp/get/BenQ/ambassador/entry

また、並行してモニターしている「HT2150ST」もこちらでレビューしておりますのでよろしければご覧下さい。

1.5mから100インチを投影。狭い部屋でも大画面が楽しめるBenQの短焦点プロジェクター「HT2150ST」レビュー【AD】
https://bloggingfrom.tv/wp/2016/12/13/14990

ひかり電話を導入している人が無線LANルータを買うときはルータ機能を簡単にオフにできる機種を選ぼう

タイトルでほぼ言い切った感ありますが、最近新しくルータを買ったのと、こういう相談たまに受けるので備忘録がてら。

無線LAN、いわゆるWi-Fiを家に導入するときに気をつけなければいけないのが、自宅のインターネット環境がすでにルータを導入しているかどうか。光ファイバにせよケーブルテレビにせよADSLにせよ、多くの人はNTTやケーブル会社などから機器をレンタルしていると思いますが、その機器がルータ機能を搭載している場合、さらに無線LANルータを導入すると、いわゆる「二重ルータ」問題が発生してしまい、宅外からアクセスするサービスがうまく使えなかったり、ネットがやたらと遅くなったりする場合があります。

二重ルータ確認方法
http://www.akakagemaru.info/port/tracert.html

とはいえレンタルで使っている機器だと、それがルータなのかONUなのかモデムなのかを判別するのはある程度知識が無いと難しいのですが、1つわかりやすいのがNTTのサービスを使っている場合、すでに導入済みの製品が「ひかり電話」に対応しているかどうか。ひかり電話対応機器は、その仕組み上レンタル機器もルータ機能が搭載されています。そこに新たに無線LANルータを買ってきて取り付けてしまうと、上記の通り二重ルータ状態になってしまい、せっかく高速な無線LANを導入しようと思ったのに速度が全然でないということにもなります。

なお、同じ電話サービスでも、CATVはケーブルテレビ回線を使った電話サービスだったり、IP電話でも電話専用のゲートウェイ機器があったりとややこしいため、取り扱い説明書をご確認ください。

で、すでに設置済みの機器がルータ機能を持っていた場合はどうすればいいかというと、購入する無線LAN側のルータ機能をオフにできる機種を選びましょう。大手メーカーのバッファローは、このルータ機能がオフにできる機種を一覧で紹介しています。ルータ機能をオフにした場合、その製品はブリッジとかアクセスポイント(AP)などと呼びます。

無線親機のルーター機能を使用しないでブリッジ(APモード)として使用する方法 – アンサー詳細 | BUFFALO バッファロー
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/290

【追記】ルータは基本的にルータ機能をオフにできるのですが、設定画面でIPアドレスチェックして……、と、初心者にハードル高いものもあります。明示的にルータ機能をオフにできるメニューがあり、物理スイッチを切り替えるだけでいいモデルは初心者のハードルも低くてすむのでおすすめです。

今回うちで導入したのがこれ。11ac対応でそこそこ速く、接続クライアント数が多いものにしました。お値段だいたい1万円くらい。


BUFFALO 無線LAN親機 11ac/n/a/g/b 1300+450Mbps エアステーション ハイパワー Giga WXR-1750DHP

マニュアルにも「ルータ機能を停止する」設定がちゃんと記載されています。

スクリーンショット 2016-09-28 23.24.37

あとはマニュアルに従って本体をブリッジモードにするだけ。 物理スイッチの切り替えだけで変更できるのがとても手軽でありがたい。

スクリーンショット 2016-09-28 23.24.48

こちらは新ルータを導入してからのスピード。今までは11aでつないでいたのですが、実測でだいたい3倍くらいになりました。上が今までの11a、下が11ac対応の今回買ったルータです。

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最近はiPhoneを初めとしてスマートフォンも11ac対応が進みつつあるので、家の中の無線LANを高速化したいというニーズもちょくちょく耳にしますが、まずは家の中にすでにルータが存在するのかどうかを調べた上で、存在する場合はルータ機能をオフにできる機種を購入することをおすすめします。

Pokémon GOのお供に最適! バッグごと充電も給電もできるバッテリー取り出し不要「UPQ Bag」買いました

先日、発売前にちょっとばかり体験させていただいたUPQ Bag。

背負いながら充電もできてパソコンも取り出せる「UPQ Bag」のminiモデルを一足早く試用してみた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2016/06/16/14842

ほんの短い時間ではあったものの、バックルから充電できる便利さ、バッグの側面から取り出せる取り回しの良さ、そしてminiサイズなら 13,800円というお手頃価格も手伝い、実際に購入してみました。

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概要としては以前のレビューでも紹介した通り、バッグの中に2本のUSBケーブルが仕込まれています。

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で、このケーブルがバッグの肩がけ部分を経由してバックルまで通っており、鞄の中にモバイルバッテリーを仕込んでおくことで、鞄からバッテリーを取り出すことなく手軽にスマートフォンを充電できる、という仕組み。

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と、ここまでは買う前から知っていたのですが、購入してから気がついたのがこちらの機能。

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本体には両端がオスのUSB、片端がMicro USBがもう片方がメスのUSBというケーブルが2種類付属。UPQ Bagは2つのUSB端子がありますが、このケーブルを使うことで片方の端子は充電ではなく給電に利用できる。つまりバッグの中にあるバッテリーを毎回取り出すことなく、バッグにいれたまま充電できるのです。

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接続構成はこんな感じ。下の場合、Rはそのままスマートフォンを充電する端子に、L側はメス−オスの端子を使って、バッテリーを充電する側の端子に接続します。L側を充電に使いたければ端子の構成を逆にするだけ。

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両端がオスのケーブルはバックル側に装着。

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あとはバックル側のケーブルを充電器に装着するだけ。わかりにくいですがバッテリーの青ランプが点灯しており、しっかり充電されているのが確認できます。

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バッテリーはバッグのポケットにいれておきます。本体サイズが大きいバッグだと蓋の部分にあるポケットには入りきらず落ちてくるので、鞄の中に収容するのがおすすめ。

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そしてこのバッグから直接充電できる仕組みが、バッテリー消費の激しいPokémon GOのプレイにとても相性がいい。もちろん、普通のバッグでもバッテリー取り出すだけで充電できるのですが、いちいちバッグから取り出さずに背負ったまま充電できて手数を減らせるのがいい。いわゆる「nクリックを1クリック」理論ですね。

先日もこのバッグで1日Pokémon GOをしまくってみましたが、バッテリーがおそろしいほどゴリゴリ無くなっていくPokémon GOでも、残りのバッテリーを心配することなくポケモン探しの旅に出られます。

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とはいえこのままだとどちらの端子が充電か給電かわからなくなりそう。背負っている時であればいいのですが、バッグを下ろしたときに充電することも結構あるので、ぱっと見でどっちが充電か給電かわかったほうがいい。ということでこんなシールを用意してみました。

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このシールを充電側は下向き、給電側は上向きで、それぞれ色を変えて貼ってみました。クリアタイプなのでちょっと視認性が低く、シールはまた別途買い直そうかなとは思いますが、バッグを背負った状態でも目視でシールを確認できるので、これで端子の間違えは防げそう。

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充電用のケーブルはサイドのポケットにいれておくと、バッグを背負ったまま取り出せて便利です。

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バッテリーは前回も書いたのですが、ボタンを押して充電タイプではなく、USBでスマートフォンとつないだらすぐに充電するタイプがおすすめ。自分はAnkerの2万mAh超えバッテリー使ってます。iPhoneくらいのバッテリーなら1日歩き回ってもほぼ心配いらないくらいの大容量。


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また、給電用のケーブルは同梱されているものだとやや短く、便利に充電するには長めのもののほうが取り回しやすそう。とりあえず両端がオスで1mのケーブルを購入してみました。


サンワサプライ 両面挿せるUSBケーブル 1m A-Aタイプ ブラック KU-RAA1

スマートフォンを接続するケーブルも、バックルに接続した状態で取り回すには1mくらいのケーブルが便利。このくらい長さがあると充電したままポケットに突っ込むこともできます。


Yellowknife Apple認証 micro-usb/lightning 2in1 USB 充電ケーブル コイルスプリング 絡み防止 ホワイト 1m

収容や取り出し面でも結構便利なUPQ Bagですが、このバッテリー機能はPokémon GOユーザーにとってとても相性のよい機能。バッグを背負って活動することそのものがポケモンを追体験している感もあり、ポケモンゲット感をより楽しんだりもできますので、興味ある人はお試し下さいませ。

UPQ Bag | 株式会社UPQ(アップ・キュー)
http://upq.me/jp/upq_bag/

背負いながら充電もできてパソコンも取り出せる「UPQ Bag」のminiモデルを一足早く試用してみた

私が働いているCerevoがお手伝いをしている家電ブランド「UPQ」が、2月に製品発表を行なったUSBバックル付きバックパック「UPQ Bag BP01」の発売日を発表。しかもone more thingとばかりに、一回りコンパクトなminiサイズのバッグ「UPQ Bag BP02 mini」まで合わせて発表されました。

背負ったままスマホも充電可能な、USBバックルつきバックパック『UPQ Bag BP01』『UPQ Bag BP02 mini』の予約受付を6月2日よりDMM.make STOREにて開始発売日の6月27日には、DMM.make AKIBAにて製品体験&即売会を実施 | 株式会社UPQ(アップ・キュー)
http://upq.me/jp/news/20160602/

現在自分で使っている鞄は肩掛け型のバッグで、これはこれで気に入ってはいるものの、中に入っている機材が重いと途端に肩が疲れるという悩みを抱えていたことに加え、最近自転車に乗る機会が増えたことを考えると両肩で背負うリュックタイプの鞄も欲しいな……、と思っていた自分にとって、UPQ Bagは発表時から気になる存在でした。

とはいえ、11インチクラスの小型PCを好む自分にはちょっとサイズが大きすぎるのが難点で、もうちょい小さいサイズがあったらいいのにな……、と期待していたらまさに期待通りのワンサイズ小さい「UPQ Bag BP02 mini」が発表に。この大きさなら通常利用でもちょうどよさそう! と気になり度が増してしまい、お仕事でつきあいのある立場を利用して短時間ですが製品をお借りし、使い勝手をいろいろと試してみました。

なお、今回試用させていただいたのは発売前の試作品とのことで、基本的な仕様はほとんどかわりませんが、細かな点で製品版とは異なる部分もあることをあらかじめご了承ください。

前置きはこのくらいにして本題へ。こちらがUPQ Bag BP02 mini。中に何も入っていない状態で自立するスクエアなデザインです。背面には薄くUPQのロゴが入っているのですが、ぱっと見はそこまでわかりません。

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背負ったときの左側後方側面は、鞄のふたと側面ポケットの2種類程度というシンプルな作り。

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一方、反対側の右側側面はファスナーがいっぱい。後述しますがこの左側面こそがUPQ Bagの魅力たる部分です。

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サイズ感を知りたいという声をいただいていたので、社内の女性スタッフに協力していただきました。こちらはまだUPQ Bagを背負っていないオフ状態。

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そしてこちらがUPQ Bag BP02 miniを背負ったところ。miniサイズだと女性が背負ってもそこまで大きさを感じない程度のコンパクトさです。

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鞄をあけたところにはUSBケーブルがにょきっと2本伸びています。このUSBケーブルがUPQ Bagシリーズの重要なポイント。

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このUSBケーブルは左右それぞれのショルダーストラップを通ってバックル部分のUSBポートにつながっています。つまり、鞄の中にバッテリーを仕込んでおけば、鞄を開けることなくバックルを通じて充電ができる、という仕組み。

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鞄を開けた蓋の部分にはポケットがあり、そこに長めのモバイルバッテリーを仕込めます。今回は20,100mAhの大容量モバイルバッテリーとして、Anker PowerCore 20100を入れて見ました。若干ポケットから外に出るサイズなのですが、鞄の中にもポケットがあるのでモバイルバッテリーはそっちに仕込んでもいいかも。

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実際にバックル経由で充電してみました。わかりにくいですがNexus 7には「充電中」の文字が表示されています。鞄をわざわざ開ける手間を減らすためにも、USBケーブルが接続されるとすぐに充電が始まるタイプのモバイルバッテリーがUPQ Bagには相性がよさそう。

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もう1つの特徴がノートパソコンの収容方法。UPQ Bagを開けると背中側にノートパソコンを収容するエリアがあります。

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愛用のVAIO S11を鞄にいれたところ。11インチクラスならすっぽり、13インチでも十分収まるくらいのサイズ感です。

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パソコンを収容した状態でUPQ Bagをひっくり返して右側面を上に。実際の動作としては左側の方掛けを外し、鞄を横にして胸の前に持ってくるイメージですね。

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この状態で右側面の一番下にあるファスナーを開くと、ノートパソコンがひょっこり登場。このファスナーは背中側のパソコン収容エリアとつながっていて、ここからパソコンを取り出せるのです。

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実際に取り出してみたところ。取り出すにはノートパソコンを90度回転して縦方向にする必要はあるものの、バッグの片側だけを外して横に回した状態からさっとノートパソコンを取り出せるのが便利。

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13インチも気になる! という要望をいただいていたので、MacBook Air 13インチでも実験。13インチだとパソコン収容エリアから若干はみ出ますが、鞄の蓋を閉じる分に支障はありません。

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13インチだとさすがに横からは若干取り出しにくいかな……と思ってましたが、問題なく取り出せました。さすがに15インチだともう1つ上のサイズの「UPQ Bag BP01」のほうがよさそうですが、13インチをコンパクトに持ち歩きたい! という用途であればUPQ Bag BP02 miniのほうが取り回しやすそう。

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もう一度右側面に戻り、今度は中央のファスナーを開きます。

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ここはバッグの中をそのまま開けるので、カメラなどのガジェット類をさっと取り出せる。カメラ用リュックで時折見られる作りですが、これもバッグを下ろして蓋を開けて中を取り出す、という手間を考えると、この横から取り出せる仕組みも地味に便利。これ想像以上に使いやすいな……。

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あくまで短い時間での試用でしたが、気になっていた機能は一通り試せて満足。バッテリーを仕込みつつ横からパソコンやカメラを簡単に取り出せる機能と、これで13,800円というお手軽価格が魅力的なので、これは発売日に合わせて購入しようかなと思います。

問題は何色にするかだなー。

なお、6月27日には両サイズともにその場で試用できる体験会が開催されるそうなので、ブログをお持ちで興味ある方は応募してみて下さい。私ももうちょっといろいろ試してみたいので当日はお手伝いがてら体験会に参加してみたいと思います。

【6/27限定20名】UPQ新製品バックパック「UPQ Bag」メディア&ブロガー向け体験・即売会
https://docs.google.com/forms/d/1pe_f64tfaOJemfFpTd2A5_cLnUHMIaAMa9hiKXJQYAI/viewform

型落ちデジカメ「DSC-HX30V」が壊れたけど再度修理して使うことにした

旅行用デジタルカメラとして大変愛用していたサイバーショット「DSC-HX30V」、先日旅行中に不慮の事故で落としてしまい、レンズの中に黒い異物が入り込んでしまうようになってしまいました。

まあ2年近く使ってきたし壊れるのも仕方ないなと思いつつ、いい機会だから新しいデジカメを検討してみたけれどこれがあまりいいモデルがない。発売から3年経っているのでHXシリーズもラインアップが拡充されており、最新モデルの「DSC-HX90V」ではバリアングル液晶とかがついていてうらやましいのですが、カメラ性能がそこまで上がってないんですよね。

前にブログで書いた時も、実は型落ちであるDSC-HX30Vのほうがスペックがいいという話をしたのですが。

新モデル「DSC-HX50V」は、DSC-HX30Vと比べて光学ズームが20倍から30倍に伸びたほか、光学ズーム時の手ぶれ補正が強力になったというのが大きな違いなのですが、その陰でひっそりとマクロ距離が1cmから5cmに伸びていたり、F値もワイド端時で3.2から3.5になっていたり、液晶ディスプレイがグレードダウンしてたりします。

持ち歩きカメラをNEX-5からあえての型落ちコンデジ「DSC-HX30V」へ変更 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2013/06/06/10574

このマクロ機能がいまだに新モデルでも退化していて、最新モデルですが5cmまでしかマクロが効かない。ブログの写真などは結構マクロを活用するので、マクロが弱いのはちょっと困るのですよね。ズームも別にそこまで必要ないし、最新モデルのバリアングルは魅力的だけどそれで値段が上がるのもな……、といろいろ悩みつつカメラに詳しい人にいろいろ相談したところ「最近はコンデジのスペックに進化があまりない」というありがたいというお言葉をいただき、愛用のDSC-HX30Vをそのまま修理して使うことにしました。

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ソニーのサービスステーションに持ち込んだところ1週間程度で修理は完了し、お値段は16,200円。新たに新しいカメラ買うよりは十分に安く、それでいてレンズに加えて外装もまるっと交換してもらえたのでほぼほぼ新品同様に。内蔵メモリは消し忘れていた写真もそのまま残っており、ちゃんと自分のデジカメが戻ってきたなという確かな感覚もありました。

改めて使ってみて、このコンパクトサイズで光学20倍はとても使いやすく、旅行中にはとても便利。ちょっとした写真ならスマホでも十分なんだけど、旅行で遠くを取りたい、友達とご飯食べていてちょっと離れた料理を写真に撮りたい、なんて時にズームは大変重宝する存在で、やっぱりスマホではカバーしきれない。今後もしばらく旅行にブログに良き相棒として活躍してもらおうと思います。

L字型が地味に便利、データ転送や2A充電も対応した両面差し可能なMicro USBケーブルが2本で1,200円からとお手頃価格で発売

知人がAmazonで両面挿しのリバーシブルUSBケーブルを取り扱いはじめたとのことで無料サンプルいただいたのですが、これがかなりいい感じだったのでレビュー。しかしUSBケーブルだけでこんなに書くことあるのかと自分でもちょっと驚いた。

iOSシリーズで採用しているLightningケーブルは、端末側の端子がどちらの向きでもiOS端末に装着できるのに対して、一般的なMicro USBケーブルは表と裏の向きで形状が異なるため、正しい向きでなければ装着できません。Micro USBは形も小さく、向きを見分けにくい形状の端末もあったりと、Androidユーザーであれば一度はMicro USBの向きに困ったことがあるのでは。

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左がMicro USB、右がLightning

その点、この両面挿しリバーシブル USBケーブルは、スマートフォンやタブレットと接続するMicro USB側、PCや充電器と接続するフルサイズのUSB側ともに両面挿しに対応しており、いちいち表裏を確認せずに装着できるのが特徴です。

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上が通常のMicro USB、下が両面挿しのリバーシブルMicro USB

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両端ともに両面挿し対応

表裏がなく両面どちらでも装着できるMicro USBケーブル自体は珍しいものではなく、検索すれば他にもいくつか見つかるものではあるのですが、このケーブルは機能面でも使いやすさでも、そして価格面でもパフォーマンスが高いのがお勧め。以下にそのオススメポイントを項目立ててだらだらと書いていきますが、各項目の見出しだけまとめて先に置いておくのでわかる人はこれで判断してさくっと購入しちゃってください。

  • Micro USB側のコネクタがL字型
  • データ転送対応
  • 2A出力対応
  • 500mmのほか80mmの極短タイプをラインアップ
  • 値段は2本で1,200円から(送料無料)


USB ライトアングル リバーシブル USBケーブル 500mm 2本セット


USB ライトアングル リバーシブル USBケーブル 80mm 2本セット

Micro USB側のコネクタがL字型

他の両面挿しケーブルとこのケーブルの経常的な違いは、Micro USB側のコネクタがまっすぐではなくL字型になっているところ。詳しくは下記画像をご参照ください。

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Micro USB側の端子がL字型

最初見た時「L字型って何の意味があるんだろ」と思っていたのですが実際に使ってみるとこれが実に便利。今使っている「arrows NX F-02H」はMicro USB端子が本体側面にあるのですが、まっすぐなタイプのMicro USB端子は充電時に出っ張ってしまい、モバイルバッテリーで充電しながらポケットに入れて持ち運ぶのが難しい。鞄の中に入れておいてもちょっとしたことでケーブルがずれてしまったりと結構不便でした。

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直線タイプのケーブルは鞄やポケットでかさばる

その点L字型はポケットにも収容しやすく、ポケットや鞄の中に入れていてもケーブルが外れにくい。これは端子そのもののおかげもあって、装着時にしっかりしたホールド感ががあってたやすくは外れない。Micro USB端子自体が小さくて緩いとちょっとしたことで抜けやすいのですが、このケーブルは装着時の安定感が高いのもお気に入りポイント。

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L字型はポケット内に収容しやすい

ちなみにフルサイズのUSB側はL字ではなくまっすぐな形状。これも大事で、フルサイズ側がL字だと今度は複数のUSBポートがある端末で隣に干渉してしまう。Micro USB端子が複数横に並んでいるというケースは極めて少ないので、Micro USB側だけがL字になっているのも意味があるのです。

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フルサイズ側は直線なので横の端子を干渉しない

充電だけじゃなくデータ転送も対応

100円ショップとかの安物ケーブルだと充電にしか対応していないものもありますが、このケーブルはしっかりとデータ転送にも対応。データをUSB経由で取り出したい、なんて時にも重宝します。

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データ転送対応なのでUSBテザリングもOK

とはいえ端末によってはデータ転送対応ケーブルを接続するとマスストレージとして動作してしまい、充電しながら端末を利用するということができなくなるなんてケースもあるので、普段使っている製品によってはデータ転送非対応のほうがうれしい、なんてことも。一例を挙げるとソニーのアクションカムなんかはデータ転送対応ケーブルでつなぐと充電しながら撮影できないという仕様になっていたりします。

一般的なスマートフォンならほぼ問題無いかと思いますが、まずは普段使っている製品の動作をお試しください。

充電時は2Aの高出力

安物のケーブルは1Aくらいのものが多いですが、このケーブルは実測値で2Aは出力可能。一般的なスマホであれば1Aでも十分なのですが、急速充電に対応したスマホや、そもそも高出力が必要なタブレットなどの機器は2A引けると非常に充電時間が変わります。

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実際に測定したところ。左下が見えにくいですが1.92Aとほぼほぼ2Aしっかり出てます

その比較が以下。バッテリーには急速充電対応のcheero Power Plusを使い、一般的なケーブルとこのケーブルで充電比較してみました。


cheero Power Plus 3 13400mAh 大容量 モバイルバッテリー [ 国産Sanyo/Panasonic高品質電池搭載 ] iPhone 6 5S 5 / iPad / Android / Xperia / Galaxy / 各種スマホ / タブレット / ゲーム機 / Wi-Fiルータ 等 急速充電 対応

まずは家に転がっていたUSBケーブル。どこで入手したのかは忘れましたが割と何の変哲もないケーブルです。

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家にころがっていた何でも無いケーブル

バッテリーが空の状態から満タンになるまで、ざっくり8時間くらいかかりました。

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そしてこちらが今回のケーブル。グラフの幅は上と一緒なのでグラフの形で純粋に比較できるのですがもう一目瞭然、満タンになるまでの時間が4時間以下と、実に半分以下の時間で充電できています。

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出力表示のあるバッテリーと違い、USBケーブルはなかなか単体では性能を確認するのが難しいのですが、それゆえに最初の選択はとても重要。特に、外出中や長時間の移動などですぐに充電したいという時には、バッテリーだけでなくどんなケーブルを使って充電するかもとても重要な要素ですので、いつも持ち歩くUSBケーブルは性能のいいものを1つ入れておくことをお勧めします。

ほどよい長さの500mm、超短い80mmの2種類をラインアップ

地味ながらも大事なスペックがケーブルの長さ。ケーブルが長い方が便利ではあるものの取り回しが不便だったり持ち運びがかさばるなど面倒なこともあるのですが、このケーブルはほどよく取り回せる500mmのほか、80mmという短さのケーブルもラインアップ。個人的に短いケーブルがとても好みなのでこの80mmはとても嬉しい。 いつも充電ケーブルだのなんだのをまとめて入れている小物ポーチがあるんですが、こういう短いケーブルは場所を取らないので助かります。

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500mmと800mmの2種類

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80mmはスマホより短い長さ

2本セットで1,200円から、1本あたり数百円の低価格

繰り返しながら両面差しのUSBケーブル自体はちょこちょこ製品あるんですが、このケーブルは使いやすいL字型、データ転送対応、2A出力という特徴を備えつつ、値段も500mmが2本で1,400円、80mmが2本で1,200円と、1本あたり数百円程度と安いのも魅力。個人的にはこのL字型の使い勝手が非常に気に入っています。このお値段で送料無料とのことなので、USBの向きを毎回気にしながら充電していた生活からおさらばしたい人はぜひお買い求めくださいませ。


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USB ライトアングル リバーシブル USBケーブル 80mm 2本セット

生き物みたいに動く球体型ラジコンロボット「BB-8」がかわいくてすごい

まずはこちらの動画をご覧ください。生き物みたいだろう、これ、ラジコンなんだぜ・・・・・・。

このラジコンは、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンで操作できる「BB-8」という名前のロボットで、12月に公開予定のスター・ウォーズ最新作に登場予定のロボットです。4〜6部作ではR2-D2やC-3POがロボットのマスコットキャラとして人気を博していましたが、BB-8も位置付けとしてはそこに近い模様。しかし1〜3部のジャー・ジャー・ビンクスはひどかったねあれ・・・・・・。

BB-8自体は予告が公開された時から球体の形状に注目が集まっており、さらに映画のイベントで実物が公開されたことでさらに人気沸騰。イベントの模様はこちらの動画から見ることができます。

予告見たときからこのロボットは果たしてどんな仕組みなんだろうと興味津々だったところに、突如としてこのBB-8がラジコンとして発売されるという情報が。

スター・ウォーズの転がる新ドロイド BB-8、本物そっくりのトイで発売。開発はもちろんSphero – Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2015/09/03/bb-8-sphero/

しかしニュースサイトでは米国ドルの価格しか表記されておらず、「ああアメリカじゃないと買えないのか・・・・・・」と意気消沈していたところ、ヨドバシカメラでも買えるという情報を聞きつけ、勢いでさくっと購入してしまいました。

こちらが本体一式。BB-8の下にあるのは充電クレードルです。

気になってた頭の仕組みはマグネットでくっつくだけという非常にシンプルな仕組みで、「なるほどこうなってたのか!」とむしろ感動。実際にBB-8を動かすと胴体の中のマグネットがいい塩梅に動いて頭の位置をコントロールしてくれます。

もともとこのBB-8は、劇中に出てくるロボットを含めて開発をShperoが手がけており、仕組みとしてもSheroの球体ロボットがベースになっている模様。しかし頭の部分をマグネットで制御するというのはうまく考えたなー。

Sphero Japan |
http://www.sphero.jp/

仕組みが気になる! という人はすでに分解動画も上がっているのでこちらもご覧ください。

クレードルもこっていてなんと無接点充電。BB-8をポンと乗せるだけで充電完了という手軽さ。

クレードルの接続ケーブルもMicro USBと汎用的なので、自宅のスマートフォン充電用ケーブルをそのまま利用できる。

設定もおそろしく簡単で、インストールしたアプリをBB-8に近づけるだけ。なお、アプリはiOSもAndroidも対応していますが、どちらも100MB以上あるのでご注意。1アプリでネオジオ並みの容量かー。

アプリを起動したスマートフォンを近づけると自動でペアリングが完了して利用可能に。このペアリングはBluetoothで行なっているようなのですが、iPhone 5sはNFCを一般向けに公開してないのでNFC経由でのペアリングはできないはず。てことはこれ、Bluetoothの信号がもっとも強いBB-8に自動で接続、とかいう仕組みなんでしょうか。BB-8がたくさんある会場だとちょっと設定大変そうだな。

アプリはいくつかモードがあって、これがメインのコントロール機能。どの機能も丁寧にチュートリアルが表示されるので操作はとてもわかりやすい。

こちらがドライブの操作画面。右はBB-8の向きをコントロールし、左で実際に操作します。

アプリ右側をタッチするとBB-8が青く光り出すので、この青く光った部分を自分に向かって向けます。このあたりお操作もチュートリアルが全部教えてくれるので心配無用。

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実際の動作は改めてこちらをご覧ください。球体が転がってその上に顔が乗っかっているだけなのになぜか愛らしい。まるで生き物みたいで愛着がわきます。ちなみに操作音自体はスマートフォンから出ていて本体からではないのでご注意を。撮影しているカメラが操作アプリに近かったので想定外の臨場感が出せましたw

DMM.make AKIBAの癒やし系アイドルあかねくんも興味津々!

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右側のボタンを押すとジェスチャーモードに切り替わり、BB-8にプリセットされたジェスチャーを動かせます。

これがジェスチャー。たぶん「はい」「いいえ」かな。ドライブモードでコントロールしながらこのジェスチャー混ぜるとほんとにペットみたいで楽しい。

こちらはパトロールモード。障害物を見つけながら自動運転してくれます。

パトロールモード時の様子はこちらをどうぞ。

こちらがパトロールモード時のアプリ画面。何かにぶつかったのか、スピードはどのくらいなのかをリアルタイムに表示してくれます。友達に見せびらかす時なんかはこのモードが手軽で便利。

BB-8自体もよくできているんだけど驚きは設定のしやすさ。アプリはインストールして近づけるだけでいいし充電も置くだけ。本体操作も丁寧なチュートリアルでわかりやすく、このおもてなしの充実度は感動するレベルでした。このクオリティで2万円台というのはとんでもない仕上がりだな・・・・・・。楽しみつつもいろいろ勉強になった1台でした。

てっきり海外でしか買えないと思っていたBB-8ですが、改めて調べるとヨドバシやらAmazonやらで当たり前のように購入できる模様。店頭でもさくっと買えたので気になる人は近くの家電量販店などに足を運んでみてください。


【日本正規代理店品】Sphero スター・ウォーズ エピソード7(スター・ウォーズ/フォースの覚醒) BB-8 (ドライブ / ホログラム機能) R001ROW

純正キーボードの組み合わせでより「パソコンらしく」使えるようになった薄型・軽量Androidタブレット「Xperia Z4 Tablet」レビュー

【PR】この記事は、Xperia(TM)アンバサダーレビューです。

2015年夏のAndroidスマートフォン新モデル「Xperia Z4」に続き、同シーズン夏モデルの最新タブレット「Xperia Z4 Tablet」もこのたびモニターとして体験させていただくことになりました。

Xperia Z4 Tablet
Xperia Z4 Tablet

Xperia(TM) Z4 Tablet | Xperia(TM) Tablet | ソニー
http://www.sony.jp/tablet/products/Z4/

実はさかのぼること数カ月前、ソニーモバイルコミュニケーションズの展示会におじゃましてXperia Z4やXperia A4、Xperia Z4 TabletといったXperiaシリーズの最新モデルを拝見してきたのですが、その時もっとも興味を引かれたのはZ4よりもZ4 Tabletだったんですよね。

展示会で一番気になったXperia Z4 Tablet
展示会で一番気になったXperia Z4 Tablet

その理由はオプションであるこのキーボードにあります。

注目のポイントは純正キーボード
注目のポイントは純正キーボード

Xperiaシリーズのタブレットとして10インチモデルの中では1つ前のモデルになる「Xperia Z2 Tablet」をモニターさせていただいたときには、どこまでタブレットをPC的に使えるかというエントリーを執筆していたのですが。

世界最薄最軽量のAndroidタブレット「Xperia Z2 Tablet SOT21」はどれだけパソコン代わりになりうるか – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/07/05/12995

今回の純正キーボードは、Androidと連携した各種機能に加えてファンクションキーを搭載。文字入力には非常に便利なファンクションキーを備えたことで、Xperia Z4 Tabletをさらにパソコン感覚で使えるようになりました。

そこで今回もXperia Z2 Tabletのレビューに引き続き、どこまでXperia Z4 Tabletをパソコン感覚で使えるかを主眼にレビューをお届けしたいと思います。

ファンクションキー搭載で文字変換がさらに便利に

まずは大事なキーボードのスペックから。純正オプションである「BKB50」は、Bluetooth 4.0対応のタッチパッド搭載キーボード。Bluetooth接続のため本体と物理的に接続するわけではありませんが、キーボードの上部にはタブレットを装着できる機構になっており、Xperia Z4 Tabletを装着することでノートパソコンのような使い方が可能です。しかしどうでもいいけどBKBって聞くと脊髄反射的に「ブンブン!」というキーワードが脳内をかけめぐりますね。

キーボード上部にタブレット本体を装着
キーボード上部にタブレット本体を装着

Xperia Z4 Tabletに装着したところ。ぱっと見だとほんとに小型のノートPCにしか見えないたたずまい。

一見するとまるでPC
一見するとまるでPC

折りたたむと装着部分がちょっと出っ張りますが本体部分はかなりの薄さ。

折りたたんだところ
折りたたんだところ

横から見たところ。本体の薄さが6.1mm、キーボードの最薄部が約3.4mmなので合計しても10mm以下の薄さという、とてもノートPCでは実現できないようなサイズ感。タブレット取り付け部のもっとも厚いところでも21mmと、他が薄すぎるために出っ張って見えますが実際には十分に薄いサイズです。

最薄部は10mm以下の薄さ
最薄部は10mm以下の薄さ

キーボードの充電は本体側面にあるMicro USB経由。繰り返しながら物理接続タイプではないためにタブレット本体から電源を供給することはできないのですが、Micro USBで充電しながらキーボードを使うことは可能です。

キーボードの給電は本体横のMicro USB経由
キーボードの給電は本体横のMicro USB経由

キーボードは上部にファンクションキーが並び、右下には戻る、ホーム、マルチタスクといったAndroid専用ボタンも搭載。また、Fnキーとファンクションキーを同時押しすることで、明るさや音量、プレーヤー再生時のコントロールなどもキーボードから操作できます。

キーボードの配列
キーボードの配列

キーピッチは15 – 17mmで、幅は10インチサイズながらもしっかり指が乗るキーの大きさ。多少幅の狭さは感じますが、慣れるとかなりしっかりと文字が入力できます。

文字をしっかり入力できるキーサイズ
文字をしっかり入力できるキーサイズ

配列はJISキーボードなので@マークは右手小指側ですが、Enterキーボードは他のキーをうまく配置するためかUSキーボードのような横長サイズで、Enterキーが大きいことがJISキーボードを選ぶ理由でもあった自分としてはちょっと残念。とはいえ、このサイズでうまくキーを並べるにはEnterキーを小さくするしかないな、というのも理解できるところですが。

タイピングは快適。文字変換も高性能ながらあともう一息に期待

タッチタイピングの感覚は前述の通りかなり快適。キーストロークも約1.2mmと、薄型キーボードの割にはしっかり押し心地もあり、繰り返しながら幅の狭ささえなれてしまえばかなり快適にタイピングできます。

一方でタイピングはキーの打ちやすさだけでなく日本語変換の賢さも重要な要素。その点で言うと、ファンクションキーのおかげでかなり便利にはなっているものの、変換という点ではパソコンに比べるともう一息、という印象です。

たとえば文字を入力、変換した後に「この変換ちがったな」とキャンセルした場合。

「あれ、変換ミスったな」と思って変換を解除
「あれ、変換ミスったな」と思って変換を解除

BackSpaceやDeleteだと問題ないのですが、ESCで戻ろうとすると文字が全部消えてしまうのです・・・・・・。慣れで回避できるレベルではありますが、動作キャンセルはESCで覚えていただけに、この操作で入力した文字がごっそり消えて哀しい思いをしました。

あやまってESCを押すと全ての文字が消滅
あやまってESCを押すと全ての文字が消滅

また、本文を入力中にアルファベットを入力したい場合、たとえば「これはSony Mobileのモニター企画です」と入力したい場合、パソコンでは「これは」までを入力した後にShiftを押しながらSを押せば英語モードに切り替わり、「Sony」は半角でそのまま入力できます。一方、Xperia Z4 Tabletの場合は「これはSおnyの」となってしまい、Shift+英文字以降の母音を英文字として反映してくれない。本当に細かなポイントではあるのですが、パソコンでの文字入力はいかにキーを押す回数を減らして効率を上げるか、がテーマの自分にとって、このあと一息が大きな違いになってくるのです。

日本語と英語の混在文章が難しい
日本語と英語の混在文章が難しい

とはいえ、ファンクションキーを備えたキーボードは文字入力の面では圧倒的に便利になりました。本体を装着すれば薄型のノートパソコン感覚で使えるだけでなく、キーボード自体が7-5mmの薄さ、約 365 gという軽さなので、薄さ約.6.1mm、重量約389gの本体と組み合わせても非常に薄く軽く持ち運べる。Xperia Z4 Tabletを買うならこのキーボードもぜひあわせて買いたいマストバイだと思います。

マウスやブラウザを整備してより「パソコンらしい」環境へ

キーボードがかなり便利に使えると理解したところで、Xperia Z4 Tabletをよりパソコン的に使うためにハードやソフト面もいろいろと準備してみました。

BKB50にはトラックパッドも搭載していますが、より便利に使いたいならやっぱりマウスが便利。Xperia Z4 TabletがBluetooth 4.0対応ということもあっておすすめは相変わらずマイクロソフトの「Arc Touch Bluetooth Mouse」です。

携帯性に優れたマイクロソフトのマウス「Arc Touch Bluetooth Mouse」
携帯性に優れたマイクロソフトのマウス「Arc Touch Bluetooth Mouse」

Microsoft Arc Touch Bluetooth Mouse (Microsoft アークタッチ Bluetooth マウス) | Microsoft Hardware
http://www.microsoft.com/hardware/ja-jp/p/arc-touch-bluetooth-mouse/7MP-00008

Xperia Z2 Tabletをレビューした当時はSurface Editionしかありませんでしたが、その後Surfaceの名前が取れたバージョンも発売されました。とはいえSurfaceのロゴと本体の色くらいしか違いがないので、どちらの色が好みかで決めていいレベル。本体が非常に薄型で持ち運びやすく、使う時は本体をパキッと折り曲げるだけでペアリングする手軽さもお勧めポイントの1つです。

使わない時は本体をまっすぐにすると電源オフに
使わない時は本体をまっすぐにすると電源オフに

 

純正キーボードと組み合わせて本格的にPC化
純正キーボードと組み合わせて本格的にPC化

ブラウザは前回のレビュー時Chromeを使っていましたが、その後PCのブラウザをChromeからFirefoxへ移行したこともありXperia Z4 TabletでもFirefoxを使ってみたところ、これがかなりいい感じ。というのも、ChromeはGoogle謹製ということもあって、GmailやGoogleカレンダーなどのGoogleサービスはPCサイト設定にしてもAndroidタブレットに最適化された表示になってしまいます。

ChromeでGmailを開くとタブレットレイアウトに
ChromeでGmailを開くとタブレットレイアウトに

一方、FirefoxはGmailもPCと同じ表示で使えるので、Xperia Z4 TabletをよりPCライクに使いたい人には便利。スマートフォンではPC表示しかできないために「なぜスマートフォン表示できないんだ!」と困っていたFirefoxも、こんなところで便利に使えるとは……。

FirefoxならPCレイアウトでGmailを利用できる
FirefoxならPCレイアウトでGmailを利用できる

キーボードショートカットも対応しており、Gmailもキーボードショートカットで操作可能。また、Chromeのタブレット表示だと、一部使えないショートカット(例えばメール作成中のShift+Ctrl+cでcc欄表示)などもFirefoxなら使えます。Xperia Z4 TabletをPCとして本格的に使いたい人は、これを機にブラウザをFirefoxに入れ替えてしまうのもありかも。

コミュニケーションツールは使い分けが難しいところ。チャットワークが横表示に対応したのはいいのですが、アプリの場合はチャット一覧とチャットが別画面なので、チャット一覧とチャット内容を同時に確認できるブラウザ版のほうが便利。同様の理由でSlackもアプリよりブラウザが便利です。

チャットワークもブラウザが便利
チャットワークもブラウザが便利

とはいえ、すべてのコミュニケーションツールをブラウザにまかせてしまうとブラウザが限界を超えてもっさりしたり突然落ちてしまったりすることも。常時立ち上げておく必要があるほど重要なコミュニケーションツールの場合は、専用アプリを活用した方が結果的に便利かもしれません。

Twitterに関してはせっかく画面が大きいタブレットを有効活用するためにもマルチから無対応のアプリが便利。前回に引き続きですがPlumeやTweetCasterあたりがおすすめです。

複数のタイムラインを同時表示できるPlume
複数のタイムラインを同時表示できるPlume

 

メールクライアント感覚で使えるTweetCaster
メールクライアント感覚で使えるTweetCaster

 

Officeアプリはプリインストール。画像編集も可能なハイスペック

ビジネスシーンでは欠かせないOffice関連は、Xperia Z4 TabletになってWord、Excel、PowerPoint、OneNoteに加えてOneDriveがプリインストール。マイクロソフトのアカウントさえ取得すれば、作成したOfficeドキュメントをOneDriveに保存し、パソコンで作ったファイルの続きをXperia Z4 Tabletで、といった使い分けも可能になります。

Office関連アプリがプリインストール
Office関連アプリがプリインストール

マイクロソフト謹製だけにOffice文書の再現性も高く、WordやExcelを扱うならこのアプリ以外ないだろうというくらいの仕上がり。WordもExcelも容量が100MB近いため、外出時必要になってからダウンロードするのだと時間も容量も食ってしまうのですが、プリインストールされているとそのあたりも安心です。

Wordのサンプル
Wordのサンプル

 

Excelのサンプル
Excelのサンプル

 

PowerPointのサンプル
PowerPointのサンプル

ビジネス文書といえばOffice以外にPDFも重要ですが、GoogleドライブベースのドライブPDFビューワがプリインストールされているほか、純正たるAdobeのAdobe Acrobat Readerも無料でインストールできます。PDFを閲覧するだけならどちらもさほど変わりないですが、ページ変更なく連続で読んでいけるAdobe Acrobat Readerのほうが個人的には好みかな。

ページを連続表示できる純正のAdobe Acrobat Reader
ページを連続表示できる純正のAdobe Acrobat Reader

悩ましいのが画像編集。以前のXperia Z2 Tabletレビューの際は、無料のPhotoshop Expressより有料のPhotoshop Touchがいい、と書いたのですが、2015年5月を持ってPhotoshop Touchの提供が終了してしまいました・・・・・・。

アドビ、「Photoshop Touch」を提供終了へ – CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/service/35064879/

残ったPhotoshop Expressはどちらかというとスマホ向けの写真アプリで、instagramのような画像編集はできても画像のサイズ変更やトリミングといった使用目的にはイマイチ。何か代わりにいいアプリないものか、といろいろ探してみたところ、PhotoSuiteというアプリを発見。

PhotoSuite 4 Free – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mobisystems.msgsreg

画像サイズの変更やトリミングはもちろん、レイヤー機能まで備えた充実のアプリ。PhotoshopとUIは異なりますが、アイコン中心でかなり操作はわかりやすい。画像編集アプリはひとまずこれでいいかなと思います。Xperia Z4 Tabletのスペックが高いこともあり、容量の大きな画像ファイルを読み込んでも問題なく画像編集が続けられる。このあたりもハイスペックタブレットならではですね。

機能充実の画像編集アプリ「PhotoSuite」
機能充実の画像編集アプリ「PhotoSuite」

 

前モデルからより薄く軽くハイスペックに

最後に本体スペックなど仕様面のまとめ。10インチクラスのAndroidタブレットとしてはXperia Z2 Tablet以来となるXperia Z4 Tabletですが、薄型化はさらに進み、前モデルの6.4mmからさらに0.3mm縮めて約6.1mmに。重量も約426gから約393gと400gを切る軽量を実現しました。前モデルも十分に薄かったのにさらなる薄型化・軽量化を実現するあたりは、薄型・軽量に定評のあるXperiaシリーズならではのこだわりを感じます。

6.1mmの薄さは同クラスのAndroidタブレットで最薄
6.1mmの薄さは同クラスのAndroidタブレットで最薄

縦幅と横幅も前モデルの約266mm×172mmから約254×167mmと小型化しながらも、解像度は前モデルのフルHD(1920×1080)からWQGA(2560×1600)へと高解像度化。画素密度は218ppiから299ppiとなり、ディスプレイがさらに美しくなりました。

画素密度が高く美しいディスプレイ
画素密度が高く美しいディスプレイ

CPUはオクタコアのSnapdragon 810を搭載。Snapdragonというとこの夏のスマートフォンで高熱を発すると話題を集めていますが、Xperia Z4 Tabletは本体サイズが大きく熱を逃がしやすいのか、ビジネス利用でゴリゴリに使いまくっていても発熱で動作が止まることはありませんでした。

地味に嬉しいのがXperia Z4同様、USBがキャップレスになったこと。充電の機会が多いスマートフォンやタブレットはキャップレスのほうが取り回しがいいのでありがたい。

USBはキャップレスに
USBはキャップレスに

さらにイヤフォンジャックも本体下ではなく本体上となり、スタンドなどに立てかけて使う時にも邪魔ではなくなりました。これも細かいながら嬉しいポイント。

Androidタブレットはカメラがおざなりにされる製品も多いのですが、Xperia Z4 TabletはXperiaの名を冠するだけあってカメラも高機能。画素数こそ800万画素ですが、スマホと同じくらい機能が充実しています。

スマホ並みの多機能なカメラ
スマホ並みの多機能なカメラ

以下はXperia Z4 Tabletで撮影した写真。あまり時間がなくて種類少ないですが、食べ物もきちんと美味しそうに撮れてます。

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エンタメ関連も充実しており、画素密度の高くて高精細なディスプレイに加え、ハイレゾやノイズキャンセリング、Bluetoothでもハイレゾ並みの高音質を実現するというLDACなどをサポート。本体にも前面の両側にステレオスピーカーを搭載しているので、自宅で動画を楽しむ時にも便利です。

純正キーボードの組み合わせで利便性が大幅に向上

前モデルのXperia Z2 Tabletも十二分に便利でハイスペックなタブレットでしたが、Xperia Z4 TabletはBKB50という相棒を味方に付けたことで利便性が大きく高まりました。愛読書である美味しんぼには、名人と言われた天ぷら職人の息子が、父親と同じくらいおいしい天ぷらを揚げても父親と同じ評価を受けられなくて苦しんでいるところに、天ぷらではなくつけ合わせの漬け物のレベルを大幅に上げることで結果的に天ぷらの味も評価される、というエピソードがあるのですが、このBKB50もXperia Z4 Tabletの魅力をさらに引き出せる実に素晴らしい周辺機器だと思います。

本体自体もUSBキャップレスやイヤフォン部分の場所変更といった細かな改善に加え、さらなる薄型軽量化やディスプレイの高精細化など魅力は十分。10インチクラスのAndroidタブレットとしてはお勧めの1台だと思います。

UPQの小型アクションカム「Q-camera ACX1」開封から撮影サンプルまで

手頃な価格とおしゃれなデザインかつ怒涛のラインアップで話題となった家電・家具の新ブランド「UPQ」。

株式会社UPQ(アップ・キュー)
http://upq.me/jp/

Cerevoが入居するDMM.make AKIBA生まれの企業ということもあり、イベントや発表会などちょこちょこお手伝いさせていただいた関係でラインアップは一通り知っていたのですが、その中でもお値段やスペックでちょっと気になってたものをいくつか購入してみました。

購入したのはイヤフォンとスマートフォン、そしてカメラなんですが、カメラは油断してたら初回分が完売。悔しいからまずはスマホとイヤフォンあればいいか、と思ってたら販売再開のアナウンスを目にし、勢いで買ってみたところ、一番遅く注文したカメラが一番早く到着してしまいました。

こちらがパッケージ外観。本体だけでなくパッケージもなかなかおしゃれ。

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小型のカメラだったのでパッケージも小さいのかと思ってたらなかなかの大きさ。これはカメラの取り付けキットとか周辺機器がいっぱい入っているからですかね。

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パッケージを開けると中にはカメラの本体が防水ケースと一緒に収納されてました。

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カメラを取り出したところ。

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このままではSDカードを装着できないので防水ケースを外します。まずは本体上部の三角マークに従ってスイッチを引っ張りながらディスプレイ側に持ち上げ。

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これでディスプレイ側のロックは解除されているのであとはケースを開くだけ。

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こんな感じで展開できます。

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本体自体はかなりの小ささ。指でつまんで持ち運べます。

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iPhone 5sとのサイズ比較。小さいだけでなく直方体なので、かばんやポケットに入りやすいのも嬉しい。

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操作体系はなかなか変わっていて、電源ボタンが前にあります。緑色が馴染みすぎていて、最初どこに電源があるのか悩んでしまったw なお、本体のマニュアルはWebサイトで公開されているので、そちらを見ながら初期設定することをおすすめします。

 

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本体上部には撮影ボタン。動画も静止画もこれで撮影。

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本体右横にはクイックメニューボタンと上下ボタン。

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本体左横にはMicro USBとMicro HDMI、microSDカードスロット。microSDカードスロットは向きもちゃんとイラストで表示。意外に向きがわからなくなって困るハードも多々あるのでこういう細かなポイントありがたい。

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製品起動時はUPQロゴからスタート。

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続いて「Designed in Tokyo」の文字とイラスト。あくまで設計は日本だよ! というアピールが伝わってきます。

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カメラのインターフェイスはこんな感じ。シンプルながら最低限の情報がこれでわかります。

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本体右のクイックメニューボタンから動画サイズや露出、ホワイトバランスを選択できます。

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本体全面の電源ボタンは機能切り替えボタンも兼ねており、1回押すと静止画撮影モードに。

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さらに押すと設定メニューに移り、細かな設定が可能になります。

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設定メニューはこんな感じ。動画のループ録画やHDR、動体検知など機能はもりだくさん。アクションカムとしてだけでなく監視カメラやドライブレコーダとしても活用できそうです。

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動画のサイズは4種類。個人的にはあまりファイルサイズ大きくしたくないのと、フレームレート高めでヌルヌル動く動画のほうが好みなので、1280×720 60fpsで運用することにします。フルHDはねえ、PCで見る時も結構負荷が高いしね……。

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こちらがオフィスで撮影してみた動画サンプル。広角なのでわりと広々撮れていて、色もしっかり出ているのが好みな感じ。これは今後いろいろと活躍してくれそうで期待が持てます。

静止画も撮れるのでオフィス内をいろいろと撮影してみました。

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DMM.make AKIBAの癒やし担当あかねくんもパチリ。ちなみにあかねくんが働く株式会社イヌパシーは絶賛人材募集であります。

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アンニュイな表情もたまりません。

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写真撮られるのもう飽きたわー。

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基本的には動画メインで買ったカメラでしたが、静止画もわりと色合いが好みで使いやすそう。本体サイズも小さいしHDMIもあるからライブ配信にも使えそうで、これからいろいろ試してみたいと思います。

Q-camera | 株式会社UPQ(アップ・キュー)
http://upq.me/jp/q-camera/

2,000円程度の出費でChromecastの有線LAN化を実現

このところ仕事がどたばたしていていたのがやっと落ち着いたので、前からやってみたかったChromeCastの有線LAN化にチャレンジしました。

パソコンやスマホの動画をテレビで見られるChromecastは我が家でも大変に重宝しているのですが、いかんせん接続が無線LANかつ2.4GHz帯のため不安定で、高画質の動画や長時間の動画だとブツブツ切れて困ることがあり、なんとか回線安定させたいなと以前から思っていました。

最近になってやっとChromecastの有線LANアダプタが発売されたのですが、これ海外だけで日本では発売されておらず海外でも発売後即売り切れ状態に。いかにChromecastの不安定さを改善したいと思っている人が多かったということですね。

Google、Chromecast用の有線LANアダプタを米国で発売 – Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2015/07/08/google-chromecast-lan/

まあいつか日本でアダプタ出たら買えばいいか、と思ってたら、日本でもケーブルいろいろ組み合わせるとChromecastを有線LANにつなげられることを教えてもらいました。

詳しくはこちらのエントリーをご覧いただくとして。

Chromecastを有線LANで使う方法 ? どこか遠くでのんびり怠惰に暮らしたい
https://misc.mat2uken.net/blog/2015/08/10/chromecast_with_ethernet.html

必要なのはMicro USBとUSB OTGの二股に分かれたケーブルと、USB接続型の有線LANアダプタ。この2つを組み合わせることでChromecastを有線LANで接続することができます。試しにChromecastを初期化してからセットアップしてみましたが、本体に無線LANの設定をすることなくつながったので無事有線LANで接続できている模様。どのアダプタ買えばいいかは上記URLをご参照ください。

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有線LAN化に必要なケーブルは2つ合計して2,000円程度。純正ケーブルは15ドルなので、日本で販売されるときはなんだかんだ2,000円弱はしてしまいそうなことに加え、純正だとコンセントが必要なのに対して、この組み合わせだとUSB経由で給電できるため余計なコンセントがいらないのも強み。我が家の場合はテレビのUSBポートから給電しているので、コンセントだけでなくUSBポートもわざわざ増やすことなくChromecastの有線LAN化を実現できました。

さっそく有線LAN化したChromecastで動画見てますが、HD画質でも安定して途切れなくなったので有線LAN化のありがたみを痛感しています。それにしてもウルトラマンX、dTVでも配信してたのね。これでもう録画する必要なくなっちゃったな。

新ウルトラマン列伝 ウルトラマンX|dTV|未体験のドキドキに出会える、動画・映像配信サービス
http://pc.video.dmkt-sp.jp/ti/10011508/%E6%96%B0%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%88%97%E4%BC%9D%E3%80%80%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3X

Android WearとApple Watchの比較、そしてスマートウォッチに関するあれこれ

ブログが更新できなくなってたり、Android Wearがバージョンアップしたり、さらにはスプラトゥーンが発売されてしまったりといった理由でなんだかんだ更新できていなかったApple WatchとAndroid Wearのスマートウォッチ比較。せっかくApple Watchを発売日に買ったのにもったいないということで、一時期は片腕にApple Watch、もう片腕にAndroid Wearを装着してまで比較したスマートウォッチ比較エントリーを書いてみたいと思います。

Apple Watch SportとSmartWatch 3
Apple Watch SportとSmartWatch 3

なお、Apple Watchは画面サイズの違いがあるとはいえ基本的に1種類しかないのに対し、Android Wearはメーカーにより多数の種類が存在します。今回比較したのはそのうちの1つであるソニーのSmart Watch 3であり、その他の製品だと多少仕様が違う可能性があることはあらかじめご了承ください。

質感: 圧倒的にApple Watch

すべてのAndroid Wearを触ったわけではないですが、Apple Watchの質感は素晴らしい。とりあえず体験できればいいという目的で一番安いApple Watch Sportを購入したのですが、それでも手首へのフィット感がSmartWatch 3とは段違い。Sportで採用されているフルオロエラストマーはゴムのようでいて質感しっとり、手首に巻いていても嫌味がありません。

ベルトの質感がいいApple Watch Sport
ベルトの質感がいいApple Watch Sport

ディスプレイの大きさも実にいい塩梅。SmartWatchは液晶ディスプレイが大きく、いかにも「腕にガジェット巻いてます」感が強いのですが、38mmはサイズ感が時計としてちょうどいい。42mmのほうが見やすいしバッテリーが持つという話もありますが、時計としてのサイズ感だと38mmがしっくりきます。

画面サイズはApple Watchがちょうどいい
画面サイズはApple Watchがちょうどいい

画素密度はそこまで高くないながらRetinaを名乗るディスプレイも非常に美しい。文字もグラフィックも画面小さいながらとても綺麗に表示されます。まあ全体的に価格がSmartWatch 3よりも倍近く高いから当たり前という話ではありつつ、「つけてる気持ちよさ」はApple Watchに軍配です。

画面表示: 常に時計表示するAndroid Wear、傾け必須のApple Watch

画面の時計表示については先日こんなエントリーが話題になりましたが。

[徳力]アップルウォッチを72時間使ってみて、自分には完全に宝の持ち腐れになりそうなことが分かってきた件について
http://blog.tokuriki.com/2015/04/72.html

どちらも手首を傾けると画面表示という機能を搭載しているものの、その感度の良さはApple Watchのほうが上。手首を軽く傾けるだけでさっとかざすと心地よく画面が表示されます。

それに対してSmartWatch 3はけっこうしっかり腕を傾けないとディスプレイが表示されない。

Android Wear使ってからApple Watchに切り替えると画面表示のタイミングが絶妙すぎてさすがハードとソフト一体で作れるアップルは違うなあと思うわけですが、とはいえ常に画面表示されている時計と比べれば見たい時すぐに見られないのは一緒。なお、Android Wearは画面によって動作異なるようで、どうも反応遅いなあと思っていたら使い続けていたパックマンが重すぎるだけでした。久々に画面表示切り替えたらさくさく動いたよ……。

PAC-MAN Watch Face – Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.bandainamcogames.pacmanwatchface&hl=ja

ただし、Apple Watchは画面オフの時一切表示されないのに対し、Android Wearは省電力モードの時も画面に時間を表示できる。時計なんだからいつでも一瞬にして時間を確認したい、という人はAndroid Wearがお勧めです。

【追記】画面オフの時に表示できるのはSmartWatch 3くらいで、他のAndroid Wearでも省電力は非表示またはずっと画面つきっぱなし、だそうです。SmartWatch 3意外とやるな。

バッテリー: どちらも同じくらい

1日を18時間と再定義したと話題のApple Watchでしたが、蓋を開けたら1日は余裕で持ちます。バッテリーの持ちはApple WatchもAndroid Wearも体感だと同じくらい。2日丸々というと辛いけど、朝充電したのに夜はもう使えない! なんてことにはなっておりません。

ただし充電方法は大きな違いで、Apple Watchはマグネットの専用充電器を使うのに対し、Smart Watch 3はmicroUSBで充電できるのでオフィスで気軽に追加充電できる。Apple Watchは専用なだけでなくマグネットが非常に取れやすいので、気がついたら充電台から外れていて充電できていなかった、なんてことも。Android WearもSmart Watch 3以外は専用充電器のものが多いのでこれはSmart Watch 3に限った話ですが、やっぱりmicro USB充電はいざというときに取り回しができて便利です。

microUSBで充電できるSmartWatch 3
microUSBで充電できるSmartWatch 3
専用充電器が外れやすいApple Watch
専用充電器が外れやすいApple Watch

通知: 一部を通知のApple Watch、なんでも通知のAndroid Wear

ハードウェアの違いはこのあたりにして本題であるソフトウェア周りですが、この点はさすがにハードウェア以上に思想の違いが表れています。

Android Wearの通知はわかりやすいくらいスマートフォンそのまま。スマートフォンでの通知をそのままAndroid Wearで受けられ、通知をオフにしたいアプリは個別にカスタマイズできます。

IMG_20150615_194202スマートフォンの通知そのままを確認できるAndroid Wear
スマートフォンの通知そのままを確認できるAndroid Wear

一方Apple Watchで受けるのはアップル謹製アプリを含めた一部アプリのみ。サードパーティーアプリもApple Watchに対応すれば通知できますが、今はまだごく一部のアプリのみ。自分が通知して欲しいアプリがApple Watch非対応だとあまり便利に感じないかもしれません。

【追記】Apple Watchも通知センターに表示される通知であれば設定オンにしてApple Watchで表示できるとのご指摘いただきましたので反映

アプリ: アプリによって一長一短

アプリの使い勝手は正直なところ一長一短で、OSどうこうというよりアプリがどのくらい作り込まれているのか次第。例えばGmailの使い勝手は圧倒的にAndroid Wearが上です。

Apple Watchの場合、Gmail対応はしているのですが本文すべてを読むことができないだけでなく、HTMLの場合本文がそもそも表示されないので何が送られているのかわかりません。標準のメールアプリであれば全文読めるのですが、メールアプリでGmailを利用する場合はフェッチしか対応していないので新着メールが見られるのは15分おき。しかもメールアプリはまだ動作が重いのか読み込みに時間がかかるので結構待たされます。

HTMLメールは本文も表示されないApple Watch
HTMLメールは本文も表示されないApple Watch

一方のAndroid WearならGoogle謹製だけにGmailは本文をすべて読めるし、HTMLメールであればその旨を通知してくれる。通知だけで便利とはいうものの、やっぱり両方比べると本文がぜんぶ読めるに超したことはないんですよね。Gmailの使い勝手は圧倒的にAndroid Wearが上。

Android WearのGmailは全文読める
Android WearのGmailは全文読める

一方、FacebookについてはAndroid Wearは通知のみなのに対し、Apple Watchだと1対1のメッセージなら内容も読むことができます。LINEもAndroid Wearは同様に通知のみですが、LINEは新着のみなら閲覧できるしスタンプでの返事も可能。このあたりはまだスマートフォンが発展途上なので、時代が進めば対応アプリもきのが充実していくことを期待しています。

Android Wearの中でよくできているなと思うのはNAVITIMEアプリ。これから向かう行き先を通知に保存できるほか、Android Wearでもその行き先を確認できます。行き先も駅の乗り換えごと、徒歩ルートごと細かく確認できるので地味に便利。スマートフォンとスマートウォッチの連携として1つの形かなと思います。

駅ごとに乗り換えを確認できるNAVITIME
駅ごとに乗り換えを確認できるNAVITIME

一方、Apple Watchで良かったのはCookpadアプリ。スマートフォンで検索したレシピを料理中に段階を踏んで確認できるだけでなく、タイマーまで使える至れり尽くせり。「スマートフォンはどんなシチュエーションで使うのか」をしっかり考えてあるアプリだと思います。

セキュリティ: AndroidのSmart Lockが神便利

ここまでAndroid WearとApple Watchは一長一短だったのですが、セキュリティ面ではSmart Lockの存在がAndroid Wearの評価を大幅に押し上げます。とはいえSmart Lockを利用できるのはAndroid 5.0以上の端末に限られ、その恩恵にありついたのもここ最近の話なのですが。

Smart Lockというのはスマートフォン本体と連携している端末が側にある場合、端末ロックを解除しっぱなしにしておくという機能です。Smart Watch 3と連携しておけば、自分の鞄やポケット、デスクの側にあるときにはロックがかからないし、本体を置いてどこか別のところにいったり、端末をどこかに忘れた時にはロックがかかるという仕組み。自分の近くに端末がある時は誰にでもオープンできてしまいますが、実際に使ってみると非常にバランス感のいい便利な機能です。

Android Wearがそばにあるときはロック解除
Android Wearがそばにあるときはロック解除

一方、Apple Watchの場合はSmartLockのようなセキュリティ連携は持っておらず、Apple Watchのロック解除も10キーの数字入力というかなり古めの仕組み。あの小さい画面で10キーを押させるという仕様はアップルとしてはちょっと残念な仕様でした。こうしたセキュリティ周りの連携はAndroid Wearに一日の長ありです。

【追記】ここちょっとわかりにくかったので追記。Apple Watchには「iPhoneのロック解除するとApple Watchのロックも解除する」という連携はあるんですが、使ってて便利なのは「スマートフォンとペアリングしてたらそもそもロックすらかけない」というAndroidの仕様なんですね。そしてセキュリティ連携とは別としてせっかくおしゃれなApple Watchのデザインにこの10キーはちょっとダサいな、という主旨でした。ちなみにSmart Lockは別にAndroid Wearである必要もなく、Bluetoothイヤフォンでも普通に使えます。ただ、身につけておく端末と連携しておいたほうが使いやすいという点ではAndroid Wearが便利ですが。

Apple Watchの10キーはかなりダサい
Apple Watchの10キーはかなりダサい

結局のところ: どっちも「ならでは」感はない

だらだらといろいろと機能を比べてきましたが、正直をいえばどちらにしてもスマートウォッチであるべきという存在意義があるかといわれると首をかしげてしまう。繰り返しながらなぜ時計なのか、時計に変わるだけの何かを導きだせているのかというと、「身につけるなら時計だよね」感を脱し切れていないなというのが、スマートウォッチに期待しつつ満足していない自分としての正直な評価です。

時計好きからしたらわざわざ時計を外してまでスマートウォッチに変える理由がない。その感覚はまさに前述のエントリーに表れています。

[徳力]アップルウォッチを72時間使ってみて、自分には完全に宝の持ち腐れになりそうなことが分かってきた件について
http://blog.tokuriki.com/2015/04/72.html

一方、時計をしない人に時計をさせるだけのモチベーションを生み出しているかというとそれも疑問。普段時計をしない人がApple Watchだと身につけられるというのは正直申し上げましてアップル補正に加え、デザインとしておしゃれという要素もあってこそだと思いますが、それでも時計が面倒な人にまではまだまだ届いていない印象。

携帯電話からスマートフォンへの移行が進んだとき、携帯電話のメインであったはずの音声通話は1つの機能として扱われ、今やチャット機能と同等かそれよりも優先順位の低いアプリとしての扱いになってしまった。それに対してまだスマートウォッチは時計にとらわれている感があって、時計なんておまけとして追い出してしまうくらいの勢いで「スマートフォンと連携する機能が腕にあることのメリット」を追求して欲しい。

そういう意味でこのエントリーはネタエントリーに見えつつ、示唆に富んでいて面白い。しかし日本語URLはリンクするとほんとにひどいなw

100円ショップのキャンドゥで売っていた「アナログウォッチ モノトーン」。半透明の、スポーツバンド ホワイト(そうは書いてないけど)。ぼくのApple Watch Sportにカラーリングもぴったり。半透明だからApple WatchよりAppleらしいと言っていい。これを装着すればいいのです。

自分のほうに向ければApple Watchが時計表示してくれるので、反対側に108円のウォッチフェイスを向けておけば、どの方向に手首があろうが時間を確認することができます。

たった108円追加投資するだけでApple Watchが宝の持ち腐れでなくなった件について ? Backstage of Backspace ? Medium
https://medium.com/backstage-of-backspace/%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F108%E5%86%86%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E6%8A%95%E8%B3%87%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7apple-watch%E3%81%8C%E5%AE%9D%E3%81%AE%E6%8C%81%E3%81%A1%E8%85%90%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%BB%B6%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-eba802851525

時計機能があるのに時計見られないから時計追加しちゃえというこの発想、実は冷静に考えると携帯電話でも同じ道をたどってるんですよね。携帯電話の折りたたみ式が人気になった時期、開けば時計があるのに背面で見られないのが不便だから背面にも液晶がついた。これ、当時ものすごい機能美として美しくないなと苦手だったんですが、利便性の結果その後の折りたたみ携帯電話はほとんど背面に液晶がつくようになりました。

スマートウォッチも同じことで、もうリストバンドに時計埋め込んでおけばいい。先日海外旅行行った際、ホテルにあったテレビの右下に時計が内蔵されていて、テレビを消しているときでも時間がわかり「ああこれ地味に便利だな」と思ったのですが、スマートウォッチも時計として使えないというなら時計機能をいっそのこと外に出してしまえばいい。

そういう意味でこれから面白くなるのはスマートウォッチよりもバンドかもしれない。バンド部分はただ腕に固定するだけには惜しいほど面積も取るので、もうちょっと中に機能を詰め込んだら面白くなりそう。すでにクラウドファンディングではバンドをスマートウォッチ化する取り組みも進んでいて、もしかしたら本命は時計そのものよりバンドという未来もあるかもしれません。

ふつうの腕時計をスマートウォッチに変えるKairos T-Band、バンドを電脳化 | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/2014/12/31/20141230the-kairos-t-band-turns-your-dumb-watch-into-a-smart-watch/

繰り返しながら携帯電話やスマートフォンの普及により、時計はもういらないと思っている人たちに装着してもらうガジェットとして時計型は本当に正しいのか。腕に装着するというコンセプト自体は、通知がわかりやすく確認も簡単という点でメリットはあると思っているので、もう少し「手に巻く」ならではのスマートウォッチのあり方を期待しつつ、Apple Watchもさすがに第1世代ではそこまで達してなかったというのが最終的な感想です。

今スマートウォッチが便利な人

とはいえ、だからといって現状のスマートウォッチが全否定かというとそうでもなく、万人に便利なものではないかもしれないけれど便利な人もいそう。特に仕事で普段からスマートフォンを取り出しにくい人は腕でメールや通知を見られるのは今までにない便利さを体験できそうかと思いました。

例えば飲食業で接客していたり、美容師でお客さんの髪を切っていたりする最中、スマートフォンは取り出すのは難しいけどお客さんからの連絡はチェックしたい。通常だったら休み時間ごとにチェックしなければいけないところを、スマートウォッチだったらちょっとしたタイミングにさっとチェックできる。普段からいつでもスマートフォンを取り出せる人はともかく、なかなか仕事の都合でスマートフォンをチェックできない、でもチェックできたら便利なのに、という人は現状のスマートウォッチも便利に使えそうです。

結果どっちを使ってる?

最終的なまとめですが装着感はApple Watch、充電しやすさはAndroid Wearと一長一短、アプリ周りも対応アプリ次第で一長一短なのですが、Smart Lockの便利さゆえに最近はAndroid Wearメインとなりました。とはいえApple WatchもさっそくOSの次バージョンが発表されており、まだまだ今後の進化が期待できる段階。スマートウォッチがおまけではなくスマートウォッチならではのガジェットに成熟する日を楽しみにしつつ、これからもスマートウォッチをチェックしていきたいと思います。

Xperia Zシリーズの集大成。カメラや音楽がさらに強化された薄型ハイスペックの「Xperia Z4」レビュー

【PR】この記事は、Xperiaアンバサダーの先行レビューです。

モニターとしては2014年夏モデルの「Xperia ZL2 SOL25」以来、端末としては2014年冬モデル「Xperia Z3」に次ぐ2015年夏の新モデル「Xperia Z4」を、記事広告としてモニター体験することとなりました。なお、お借りしたのはauモデルの「Xperia Z4 SOV31」になります。

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「Xperia ZL2 SOL25」発売前レビュー。カメラと映像・音響に注力したフラッグシップモデル – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/05/23/12555

得意のカメラ機能がさらに磨かれたXperia Z3とXperia Z3 Compactを体験してきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2014/10/03/13414

Xperia Z3ベースに細かな点を改良。ついにUSBは防水キャップレスに

このXperia Z4は日本市場をメインに投入されたXperiaの最新モデル。海外ではほぼ同等のモデルを「Xperia Z3+」という名称で展開することからもわかる通り、基本的にはXperia Z3をベースに細かな点を改良したモデルとなります。

Xperia™ Z4 SOV31 | ソニーモバイルコミュニケーションズ
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/au/sov31/

外観および機能面でもっとも特徴的なのはUSB周り。これまでのXperiaシリーズは防水に対応するためUSBがキャップ付きだったのに対し、Z4ではUSBがキャップレス化。さらにUSBの位置も本体下部に配され、接続のとりまわしがしやすくなりました。いくらクレードルがあっても、外出先で充電したり、モバイルバッテリーを使ったりとUSB経由で接続する機会は多く、わざわざキャップを開閉せずに充電できるのはかなり嬉しいポイント。

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OSも最新のAndroid 5.0を搭載。すでに前モデルのXperia Z3も海外ではAndroid 5.0のアップデートが始まっており、日本でもNTTドコモとauが5.0アップデート対応を表明しましたが、4.x系と比べて大幅アップデートとなる5.0はいくつもの新機能が搭載されています。

特にAndroid Wearを使っている人にとっては、時計の画面を追加できる機能、Android Wearと接続している間は画面をロックしない「Smart Lock」機能などが使えるAndroid 5.0はとても魅力的。Smart Lockは「自分の手の届く範囲を離れたらロック」というバランスのいいセキュリティ感がかなり気に入っている機能です。

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スペック面では4コアのSnapdragon 801から8コアのSnapdragon 810を採用。さらにOSも64bit化し、パフォーマンスは前モデルのZ3と比べて2倍まで高くなっているとのこと。実際の操作もかなりさくさくで、ほとんどもたつきを感じません。

一方で810は本体の熱が高くなるという問題も指摘されていますが、発熱周りは発売まで徹底的にチューニングするとのこと。幸いにしていまのところそこまで発熱するシーンには遭遇してませんが、これはハイスペックになりつつも一定の小型サイズを求められるスマートフォンの宿命かもしれません。

本体サイズは約146mm×約72mm×約6.9mmで、重量は約144g。幅は若干ながら70mmを超えているものの、薄さが7mmを切っているので非常に薄く持ちやすい。前モデルのZ3も非常に薄いモデルでしたが、それでも約7.3mmと7mmよりも厚かったのに、最新モデルではさらにそれを上回ってきました。ハイスペックモデルでありながらこの薄さを実現できているのはさすがXperiaといったところ。

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この薄さはかなりのインパクトのようで、周りの人からも端末の薄さに驚かれます。薄いのにバランスがしっかりしていて、片手で持っても落っこちそうにない安心感もあり。

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料理を自動で認識する「料理モード」搭載、より「おいしく撮れる」端末に

スペック周りはこのあたりにして実際の使用感を。端末をお借りして数週ほど試用しましたが、改めてXperiaシリーズはカメラがすばらしい。多彩な機能を備えるスマートフォンにおいて、個人的にどうしても注目してしまうのがカメラ機能なのですが、Xperiaのカメラは使いやすさと多機能さをうまく融合したとてもバランスの良い仕上がりだなと改めて実感しました。

Xperiaシリーズはもともとカメラに定評があり、Xperia ZL2では「ごはんを美味しく撮影する」ことにも注力していましたが、今回はさらに料理に特化した機能を搭載。被写体に応じて最適な撮影モードに切り替わる「プレミアムおまかせオート」は、新たに料理モードを搭載し、料理を撮影するときに最適な設定に自動で切り替わるようになりました。

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被写体を料理として認識するため非常に多くのパターンを分析しているらしく、実際料理に向けるとかなりの高確率で料理として認識されます。残念ながら料理モードを手動で設定することはできないので、同じ被写体を料理モードオンオフで比べることはできないのですが、スマートフォンで料理を撮影することが多い自分にとってこれは実に嬉しい機能。

その他カメラ機能はXperiaシリーズならではの充実ぶりで、自撮りを強化したXperia Z4では新たに「ARマスク」も搭載。この機能で自撮りすると、自分の顔に別の人や動物の顔を重ねあわせて表示することができます。言葉だと伝わりにくいかもしれませんが実際にはこんな感じ。

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カメラそのものの機能も、前述の「プレミアムおまかせオート」はシャッターを切るだけで最適なモードで撮影でき、仕上がりの色味もとても好みの色。一部の低価格Androidはカメラの写真が青かぶりして、白い被写体なのに何故か青くなるなんて現象もあったりするのですが、さすがのXperiaはそういうこともなく、パシャパシャとシャッターを切るだけでかなり満足の写真が撮れます。

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暗い夜の写真にも非常に強い。こちらは周りに街灯程度しかない非常に暗い道の上から撮影したのですが、驚くほど明るく撮れました。秋葉原になじみのある人なら、神田川にかかるJR沿いの神田ふれあい橋、と言えばその暗さが伝わるでしょうか。

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オートモード以外にもカメラ機能は充実。前述のARマスク機能やマニュアル設定だけでなく、複数のカメラをWi-Fiで接続して2カメラの画像を1つに収めるマルチカメラ、4K動画撮影機能など、カメラ機能は非常に充実しています。

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マニュアルモードにすればホワイトバランスや露出補正、ISOのカスタマイズも可能。ある程度カメラの知識があって、綺麗に取れるんだけどもうちょっと調整したい、なんて人はこのくらいカスタマイズできるだけでだいぶ写真の仕上がりが変わります。そのほかにも120fpsの超スロー動画や、インカメラの画像をメインカメラと合成するフェイスインピクチャーなど、使って面白い機能も盛りだくさん。

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繰り返しながらスマートフォンの中で最も利用頻度の高い機能はカメラといっても差し支えない自分の利用スタイルにとって、カメラが使いやすく充実しているXperiaは非常に魅力的。簡単に撮れる手軽さだけではなく高機能、多彩な機能をカメラに求める人には、Xperiaはよい選択肢だと思います。

コントローラを使ってXperiaでワイヤレスプレイできる「PS4リモートプレイ」

ゲーム好きとして注目の機能はPS4リモートプレイ。PS4のゲームをネットワーク経由でプレイできてしまうという、Xperiaシリーズならではのゲーム連携機能です。

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嬉しいのはただゲームができるだけではなく、PS4のコントローラとペアリングしてゲームをプレイできること。設定も非常に簡単で、アプリをインストールしたら画面の指示に従って操作するだけで簡単にリモートプレイが始められます。実際に「ドラゴンクエストヒーローズ」をプレイしてみましたが、遅延はまったく気にならず、テレビ画面でプレイしているのと同等の感覚で操作できました。アクションゲームでここまで違和感なくプレイできるのは本当にすごい。

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自他共に認める任天堂好きな私ですが、Wii Uのゲームパッドで実現したかった2画面プレイは、本当にこれでよかったんじゃないかというくらいXperiaのリモートプレイはよくできています。テレビは好きなドラマやバラエティを見ながらXperiaでゲームしたり、家族がテレビ見ている間もXperiaでゲームを進めたりという使い方ができるリモートプレイは、PS4ユーザーなら気になる機能でしょう。

ハイレゾ強化やLDAC対応など音楽機能も充実

カメラやゲームに加えて忘れてはいけないのが音楽周り。ウォークマンブランドで名を馳せたソニーのスマートフォンだけに、Xperiaは音楽周りもかなり力が入っています。

といいつつ、Xperia Z4の音楽アプリはついに「ウォークマン」の名前が外れ、非常にシンプルな「ミュージック」という名称になっているのですが、機能の充実ぶりは相変わらず。

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本体スピーカーは横置き時左右に配し、イヤフォン利用時もノイズキャンセリングに対応。Xperia ZL2レビュー時にも使った「MDR-NWNC33」で再度ノイズキャンセリングを試してみましたが、本当に周りの音が一切かき消されるので音楽にも集中できるし、音楽聞きながらのながら作業もはかどります。代わりに話しかけられても一切気がつけないけど……。

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ハイレゾはXperia Z3から対応していましたが、Z4では192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応。Z3ではイヤフォン経由での再生時に192kHz/24bitの音源を96kHz/24bitにダウンコンバートしていたのに対し、Z4はダウンコンバートせずにそのまま再生できるので、以前よりもより高音質でハイレゾを楽しめるそうです。とはいえハイレゾの手持ちファイルもZ3もないので比較はできないのですが、こうした音に拘る人にとっては魅力を感じるポイントかも。

そしてハイレゾ以上に個人的興味があるのが、ソニーが開発した新コーデック「LDAC」の採用。LDACというのは平たく言うとBluetooth経由でハイレゾ並みの音質を実現する技術です。実のところ音質よりも利便性を優先してしまうタイプな私は音質のためだけに有線にはできずいつもBluetoothでばかり音楽を聴いているのですが、LDACを使えばBluetoothでもいい音で音楽が楽しめるらしい。

いい音を、自由に。ソニーはワイヤレスも高音質 | アクティブスピーカー | ソニー
https://www.sony.jp/active-speaker/wireless-audio/

ただし、LDACを利用するにはXperia Z4だけではなく、LDAC対応の再生機器も必要です。現在のところ対応しているのはヘッドフォンとスピーカーのみなんですね。ヘッドフォンはかさばるので外出中の音楽はイヤフォン派の自分としてはちょっと残念。今後イヤフォンモデルの対応も期待しつつ、LDAC自体はソニーのショールームで体験できるそうなので興味ある人は試してみてください。

ハイレゾ音源をワイヤレスでも良い音で 新開発!Bluetooth向けオーディオテクノロジー“LDAC” | My Sony Club | ソニー
http://www.sony.jp/msc/enjoy/products/feature/20150319/

Xperia Zシリーズの集大成。安定とハイスペックを求めるユーザーに

大幅リニューアルを遂げたZ1以降、スペックは上がりつつも本体のデザインコンセプトはほぼ共通であるXperiaシリーズ。特にZ4に関しては海外ではZ3+として販売されることもあり、今までのXperia Zシリーズの中ではインパクトに欠ける、というのは正直なところあるかもしれません。

とはいえ防水とUSBキャップレスの両立、オクタコアによるハイスペック化、LDAC対応など、これまでXperia Zシリーズで追い求めてきたハイスペック路線に加え、更に細かいながらもスペック向上を測ったZ4。充電はクレードルよりUSB派な私としては、キャップレス充電ができるようになっただけでもXperia Z3との差別化は大きい。さらに7mmを切る薄型化も行なわれ、日常シーンでより使いやすくなりました。元々Xperiaシリーズは評価の高いモデルですが、Z4は80点を90点に、90点を95点に上げるような地道な努力と機能強化が行なわれていると感じました。

Xperiaも次期モデルで大幅なモデルチェンジが行われる、なんていう噂もあり、Zシリーズで着実に改善や機能向上を重ねてきたZ4というのはXperiaシリーズの集大成といって差し支えない端末。安定とハイスペックを求める人には注目の1台と思います。

他のブロガーのエントリーはこちら。

日常に溶け込むフラッグシップモデル、Xperia Z4先行レビュー – ツブヤキ。
http://tunakko.net/?p=15921

Apple Watch予約した

当初予定より2分ほど遅れてiOS向けApp Storeで始まった手続きを滞りなく処理、16時4分には無事予約完了いたしました。

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スマートウォッチはソニーが独自で開発していた頃から使っていて、今もソニーのAndroid Wearを普段から身につけている上に、Apple Watchに関する記事もそこそこは目を通しているので、新たなガジェットとしてそこまで期待しているわけではない。けれど同じスマートフォンでもAndroidとiOSでは全然世界が違うし、同じパソコンでもWindowsとMacも別物。大きくくくれば同じジャンルでも、使ってみると全然違う思想やスタイルがあるなあというのは初めてMacを手にした時に痛感したので、Apple Watchが果たしてどんなスマートウォッチとして仕上がっているのかを体験したいという、テーマパークにでも行くような気持ちが購入の動機です。

アップル久々の新ハードというのも注目ポイントで、なんだかんだとほぼ成功モデルに仕上がってしまったiOSとMac OSは、安定しているがゆえに今から大きな変化をもたらすのは難しい。その点、iOS連携という制限はあれど一から作り出せるハードとして、アップルは今どんなことをしたいんだろうなという点も興味のポイントです。

ただ、スマートウォッチはいろいろと体験したり情報を仕入れたりしている中であまり大きな期待はしていないというのが正直なところ。そもそも新たな体験をもたらすべきガジェットが、すでに存在する時計の代わりに使ってもらおうというのが夢がないというか、本質的なスマートウォッチの機能は時計ではないのに時計としての機能をメインとして押し出すことがスマートウォッチの可能性をつぶしてるようにも思う。

時計を普段しない人は面倒だしスマートフォンがあるから時計をしなくなっていて、そういう人たちが腕時計をつけたくなるのは時計としてのメリットがあるからではないし、一方で時計好きに取ってはもはやガジェットを超えてファッションの一部なので、普段愛用している時計をスマートウォッチが超えるというのもハードルが高い。

とはいえ手首で通知するという仕組み、スマートフォンを取り出さずに確認できるというスタイルに可能性はあると思っているので将来的な期待は持ちつつ、現状まだ始まったばかりのスマートウォッチは様子見しつつ、いい意味で予想していなかった驚きが待っているといいな、というのが現状の偽らざる気持ちであります。

余談ですが身の回りではMacbookを買うかAppleWatchを買うかという話題が盛り上がっていたんだけど、Macbookはすべての面において買う意味を見いだせなかったのでそもそも購入検討にも上がらず。USB Type-C縛りは面白いんだけど苦労するのは目に見えているし、端子減ってもバッテリー駆動時間が上がってるわけでもないので、あれはアップルの新しいMacbookを体験しておきたいという気持ちと、とりあえずシルバー以外のMacbookが欲しいという人がなんとか買いたい理由を見いだして買うガジェットと位置付けております。

そういう意味でMacbook買うモチベーションとApple Watch買うモチベーションはそんなに違いがなくて、新しい物を体験したいというガジェット好きの本能がどちらに向くかというだけなのかな。苦労に関しても興味あるガジェットでの苦労だったらそれは楽しさであって、Macbookが電源端子とTransferJetだけに割り切ってファイル転送なんか全部TransferJetだぜ! くらい割り切ってたら、その苦労は喜んで買っている気がするので。

とりあえずApple Watchはそんなに期待せず、それでいてどこか少しは新しい世界を見せてくれる、もしくはスマートウォッチの新たな可能性につながる体験をさせてくれる要素が何かしらあるといいな、というくらいの温度感で到着を待ちたいと思います。