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  • Switch 2のディスプレイやXREAL One出力に対応した100WのUSB-C充電アダプタ「GC313Pro」が面白い

    Switch 2のディスプレイやXREAL One出力に対応した100WのUSB-C充電アダプタ「GC313Pro」が面白い

    最近購入したAVerMediaの「GC313Pro」が久々にガジェット魂をくすぐられる面白さでざっくりレビュー。

    GC313Pro 4in1 ポケットキャプチャー キャプチャー・充電・映像出力・USBハブ | AVerMedia

    最初に本製品の要点をまとめておきますので気になるポイントがあれば読み進めてください。

    • 最大100W、3ポートのUSB Aアダプタ
      • USB-C×2、USB-A×1
    • USB-C経由でのHDMI出力と同時に充電
      • ケーブル一本で映像出力と充電を兼ねられる
    • Nintendo Switch 2対応
      • 標準ドックを使わずにディスプレイ出力できる
        • ただし当面はWindows限定のアップデートが必要
    • 画面キャプチャ機能
      • Nintendo Switch 2の画面をPCに保存できる
      • キャプチャ不要な人は下位モデルのGC313をどうぞ
    • XREAL Oneも使える
      • ただし別途変換アダプタが必要

    以下詳細。

    最大100W、3ポートのUSB Aアダプタ

    本体にはUSB-C×2ポート、USB-A×1ポート、HDMI×1ポートを搭載しており、このうちUSBポートはすべて充電に対応。単なるUSB AC充電アダプタとして使えます。

    充電ルールはシンプルで

    • USB-Cが1ポートなら100W
    • USB-Cが2ポートなら45Wずつ
    • USB-Aはつねに5W

    という仕組み。つまりUSB-Cが1ポートとUSB-Aが1ポートなら合計105Wなので最大105W対応なのですがまあ100Wのほうが通りがいいんでしょう。計算としてはシンプルでわかりやすいです。

    USB-C経由でのHDMI出力と同時に充電

    USB充電だけでなくHDMIでの映像出力にも対応、というか本当はキャプチャ機能がメインのデバイスなんですよねこれ。

    そして便利なのがHDMI出力と充電を同時にできること。最近はUSB-C映像出力に対応したディスプレイも増えており、そういうディsプレイならUSB-Cケーブル1本で映像出力と充電が可能で接続もシンプルなのですが、このアダプタを使えばHDMIしか対応していないディスプレイでも同じようにUSB-Cケーブル1本で充電と映像出力が可能に。なお当然ですがパソコン側がDP Alt Mode、要はUSB-Cで映像出力できる機能を搭載していないと意味が無いのでご注意を。

    Nintendo Switch 2対応

    ある意味本命の機能。Nintendo Switch 2をテレビに出力するには同梱のドックが必要ですが、この製品はドック代わりに映像を出力できる。ドックはかなりの大きさで持ち運びにはふさわしくないので、このサイズでドック機能搭載はとてもありがたい。入出力も4K60対応なのでスペック的にも不満なし。

    なお、Nintendo Switch 2対応は公式ではなく、あくまでメーカーであるAverMediaの独自実装したもので、AVerMediaも「動作確認済み」と表現しています。ただこれはサードパーティー製みんな同じ状況。以前まで対応していた製品も先日行われたNintendo Switch 2の最新アップデート「21.0.0」で非対応になったりもしました。

    なのでこのあたりは自己責任ではありつつ、映像キャプチャ系機器をいろいろ取り扱っているAVerMediaが「対応」と謳っていることと、異なるメーカーですがXREALの周辺機器「XREAL Neo」もSwithc 2対応を表明しているので、任天堂公式認定は受けられないまでもサードパーティー対応はだいぶ進んでいるんじゃないかなと想像しています。

    現状もっと面倒なのは、現行製品でSwitch 2対応にするにはユーザーがアップデートする必要があり、そしてそのアップデートはWindowsのみということ。Macしかもってないユーザーは最新アップデートが適用された製品の出荷を待つか、Windowsユーザーの友達に頼るとかですかね。

    なんとなくの勘ですが21.0.0で非対応になってもメーカーがアップデートで乗り越えていることと、アップデートも説明書読めばとても簡単なので、今後のSwitch 2対応も気楽に考えています。とはいえこのあたりは公式ではなく独自対応ではあるのでご自身の判断でどうぞ。

    画面キャプチャ機能

    USB-C×2ポートのうち1つはパソコンやSwitchからの映像出力で、もう片方はパソコンにつなぐことで出力した映像をキャプチャして取り込むことができます。

    取り込みはUSB経由なので、USBカメラを接続したのと同じような動作。なのでOBSなどのソフトで簡単にキャプチャできます。また、HDMIへの出力とは別に映像と音をキャプチャできるので、ゲームしている最中も問題なし。

    なお、このキャプチャ機能自体はMacでも使えるので、WindowsでアップデートさえすればNintendo Switch 2の画面をMacでキャプチャというのも可能です。

    XREAL Oneも使える

    最近愛用しているスマートグラス「XREAL One」も、HDMIをUSB-Cに変換するアダプタを介することで出力できます。つまりNintendo Switch 2の映像をXREAL Oneで楽しみたいぞ、と言うときに重宝します。

    アダプタは以下のような映像出力対応のやつですね。

    500-KC048 HDMI to USB-C 変換アダプタ 4K/60Hz ケーブル長20cm ARグラス モバイルモニター Xreal Air 2 Pro 対応 Type-C 変換 | 通販ならサンワダイレクト

    注意点としてアダプタの動作のため、アダプタにUSBで給電する必要があるのですが、これはGC313ProのUSB-Aポートで対応可能。このアダプタのHDMIケーブル自体が短く、必然的にGC313Proとの接続距離もこのアダプタのケーブル長に準じることになるため、30cmくらいの短いUSB-A to Cケーブルがあるといい感じに構成できます。

    本体サイズは結構大きく重さもずっしり。持ち歩くアダプタとしてはあまりお勧めしませんが、家の中でUSB-Cをつないだらすぐに映像が出せる環境として便利。自宅ではNintendo Switch 2だけでなくMacbook Air M1を充電しつつディスプレイに表示するのも便利に使っています。

    発売時の価格は16,000円弱でしたがいまはAmazonだと1.2万円から1万円台で購入できるっぽい。100WのUSB充電アダプタの価格帯からすると倍以上の値段ですが、上記の機能にメリットを感じる人ならかなりお手頃ではないでしょうか。キャプチャデバイスと充電アダプタが一体化して場所を取らないしキャプチャしたいときに(ケーブルさえつなげば)すぐキャプチャできるというのもいいですね。

    下位モデルのGC313は、GC313Proと本体サイズも重量も一緒、違いはキャプチャ機能だけなので、動画キャプチャする必要がない人はGC313を選ぶのもよし。本体価格差は5,000円くらいなので、5,000円でキャプチャ機能が欲しいかどうかですかね。ただAmazon見るとGC313が見当たらず、ビックカメラとかでは8,000円前後なので、この価格差ならPro買う方がいい気はします。

    GC313Pro 4in1 ポケットキャプチャー キャプチャー・充電・映像出力・USBハブ | AVerMedia

    ポケット充電器 GC313 3in1 充電器 大画面モニターへの出力・USBハブ機能 | AVerMedia

  • ゲーム画面を共有できるNintendo Switch 2のゲームチャットが楽しい

    ゲーム画面を共有できるNintendo Switch 2のゲームチャットが楽しい

    Nintendo Switch 2を買って一番興味があったのがオンラインでビデオチャットできるゲームチャット機能。Switch 2を購入したメンバーを集めてさっそく体験してみました。

    ゲームチャット|Nintendo Switch 2|任天堂
    https://www.nintendo.com/jp/hardware/switch2/gamechat/

    ゲームをしながらボイスチャットする機能自体は、古くはXbox 360でも基本機能として実装されていたし、PS5にもパーティーチャットという機能がある。任天堂自体もWiiのオプション「Wii スピーク」でボイスチャット対応してたりと、ゲーム機向けの機能としてはそれほど目新しいものではないものの、今回のゲームチャットは別売のカメラを使ってビデオチャットもできることに加えて、自分たちのゲーム画面を見せられるところが新しい。自分の知る限り、ゲーム画面を配信できる機能はあっても、チャット内でお互いに見せ合う機能ってのはこれまでなかったんじゃないかなあ。

    そんなゲームチャットですが音声のみなら最大12人まで、その中でゲーム画面の共有やビデオチャットができるのは最大4人までという制約があります。まあさすがに12人が画面映すと処理的にきついんだろうなあ。

    音声だけのチャットなら特に設定不要で、ビデオチャットもUSBで接続すれば特に設定なくすぐに使えます。ただちょっと惜しいのが、カメラにどう映っているのかは事前に確認できても、ゲームチャットでどう映るのかを事前に確認できない点。

    何を言っているかと言うと、ゲームチャットは昨今のビデオ会議サービスみたいに背景を消して自分だけを表示する機能があるのですが、どのくらいの精度で背景を消してくれるのか、はゲームチャットで友達を指定しないと確認できない。いくら背景消してくれると言ってもどのくらい消してくれるか確認せずゲームチャット立ち上げるのが不安な人もいると思うので、これは今後のアップデートで、ゲームチャット立ち上げて無くても背景を消すなどのエフェクトを確認できる機能が欲しいところ。

    なお、音声については事前に確認する機能があり、一度録音して自分の声がどう聞こえているのかを試すことができます。同じような仕様でビデオチャットのエフェクトも試せるようになるといいのですが。

    また、ビデオチャットの表示は背景を消しつつ自分の全身を映すか、自分の顔だけをトリミングしてくれるかを選べるのですが、後者のトリミングはゲーム画面の右下に固定されるため、マリオカートだとちょうど相手の順位が見えなくなる。これが狙ってのことならいいんですが、ビデオカメラの写し方次第で対戦時のプレイ感変わっちゃうのはちょっともったいない。今後ゲームを作るときに「カメラで右下が隠れる」ことを意識する必要があるのかも。

    と、細かいことを言いつつ実際のプレイ感ですがやっぱりとても楽しい。自分の狙ったバナナに見事引っかかった相手が思わず声を上げてしまった時とか、やっぱり音声があるととても盛り上がる。ただ、マリオカートみたいに集中するとしゃべりに余裕がなくなるので無音が多くなり、さらにSwitch 2はしゃべっているとゲーム音を下げ、無音だとゲーム音を上げる機能があるので、だれもしゃべらなくなってゲーム音が通常に戻ったときにそこはかとないプレッシャーを感じます。

    一方のビデオチャットは、正直ゲームしながらだと相手の顔を見る余裕がないのでゲーム中はそこまでいらないのですが、ゲーム次第ではもっと便利に使えそう。それよりも相手のゲーム画面見られることのほうが便利で、オンライン対戦するときに相手が設定で迷っていたときに画面見ながらさっとフォローできる。これは地味になかなかいい機能です。

    画質自体はそこまで美しくはないけど認識するには十分なくらい。あとマリオカートの場合は対戦で画面が等分されるのですが、オンラインだと自分の画面を一番大きくできて操作感もいい。

    あとびっくりしたのがマイクで、カメラにはマイク搭載されていないので本体マイクで収録しているんですが、それに気がつかないくらい音は自然でした。うちの場合はドックに装着した状態で少し離れたソファーから操作してたのですが、会話に支障はなかったし、実際に自分で録音確認しても十分な音質です。

    そして面白いのがアクセシビリティで、マイクの会話を文字起こしで表示したり、逆にテキストチャットを合成音声で読み上げたりしてくれる。文字起こしの精度はそこまで高くないものの何言ったか把握するには十分なので、これは常にオンにしておくと楽しいです。

    なお、もろもろの機能は相手の顔が映っている状態のためキャプチャ不可で、キャプチャ取りたかったら別の機材などを使う必要あり。プライバシー対策としては正しいんだけど、せっかくの記念写真がさくっと取れないのもさみしいので、Google MeetやZoomみたいに「画面キャプチャしていいですか?」という確認が取れたらキャプチャできる、とかになると嬉しいけど、強制させられる可能性もあるから難しいだろうか。

    なお、Webカメラは任天堂純正のほか、パックンフラワーデザインのカメラがホリから発売されています。

    株式会社 HORI | USBカメラ パックンフラワー for Nintendo Switch™ 2
    https://hori.jp/products/nsx/nsx-001/

    デザインがすばらしすぎて私もこれ買ってしまったのですが、純正はフルHD(1920×1080)に対してホリのカメラはVGA(640×480)とスペック上は違いあり。なのですが使い比べていて画質はほとんど気にならないレベルでした。

    どちらかというと大事なのは画角で、純正はかなり広めに映ります。ゲームチャットは2人同時に映ることもできるので、複数人が映りたいという用途だと純正のほうがよさそう。カメラはズーム機能もあるので、余りに広く映っているときもズームで自分中心に絞る、という調整も可能です。

    ただ、カメラはいずれもUSB-Cなのですが、USB-Cは本体にしかないので、本体を取り出すときにいちいちケーブルも抜き差しするのがちょっと面倒。ドック装着時、余ったUSB-C上部なので、テレビの下とかに置いているとケーブルが上方向に伸びてしまうのもちょっと見栄えが悪い。怪我の功名で別のUSB-Aケーブルに切り換えてもカメラは動作したので、自前でCtoAのケーブルに切り換えたほうが使いやすくなるかもしれません。

    まだまだ手に入らない人が多い中、誰もが遊べる環境にないものの、今後Switch 2が普及してきたときのコミュニケーションとして大いに期待できる仕上がり。特に本体のマイクがこれだけ性能がいいのが驚きでした。マリオカートだけでなく他の対戦ゲームでもぜひプレイしてみたいところです。

  • 「iPhoneみたいな後継機」だったNintendo Switch 2の魅力と課題

    「iPhoneみたいな後継機」だったNintendo Switch 2の魅力と課題

    発売日から遅れること約1週間、ようやく入手できたNintendo Switch 2についていろいろ思うところなど。

    前モデルSwitchの時は発売日に3台も手に入ったことで根拠のない余裕をぶっこいていましたが、身の回りの目につく抽選予約はほぼ敗退し、ゲームキューブ以降久々に発売日入手ができない任天堂ゲーム機に。まあよく考えたらSwitchの時って抽選じゃなくて先着だったよな……。

    任天堂公式の予約のみ購入できる多言語版は当選確率が高かったという話を聞き、それがわかった2回目以降は多言語版の確率も上がるだろうなと思いつつ、2万円という価格差を考えると通常版よりは引き続き確率高いんだろうということで2回目から多言語版に切り換え。それでも2回目は落選したものの、無事に3回目で当選と相成りました。2万円は痛手ではあるものの、この先も抽選落ち続けるメンタルを考えると心の平穏をお金で買ったということにします。これ以降もSwitch 2の抽選申し込んでいるけど全く当たらないものな……。

    ハードは進化、ソフトは良くも悪くも変わらないiPhone感

    前モデルのSwitchを手にした時は、思ったよりも「Wii Uの後継」だったなという感想でしたが。

    Nintendo Switchはやっぱり「据え置き機」だった – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2017/03/06/15117

    今回については当然ながら「Switchの後継」、もうちょっと手にした時の感覚で例えるなら「iPhoneみたいな後継」という印象でした。

    これはいい意味でも悪い意味でもあるのですが、ソフト自体はほぼほぼSwitchで、画面だけ見ると新しいところを見つけるが間違い探しレベル。一方で4K対応や取り外しやすいJoy-Con 2、マウスになる新機構などハードレベルは新たな機能を搭載してきたところが、カメラやタッチセンサーなどハードスペックが向上する一方で、OSは新モデル手にしてもほとんど違いを感じないiPhoneのような感覚を覚えたのでした。

    ハード面でのブラッシュアップはほんとに素晴らしいの一言。取り外しが面倒だったJoy-Conがマグネットで本当に着脱が楽になったし、すぐにバランス崩して倒れるし何なら外れてどこかへ行ってしまう背面スタンドも安定感がでた。本体サイズは大きくなったけどボタンはむしろ押しやすい。PROコン 2は本体がややコンパクトになって前モデルより使いやすくなりました。そういや細かいけどPROコン2の正式名称は「Nintendo Switch 2 Proコントローラー」であってコントローラー自体は2じゃないのね。

    とはいえ良くも悪くも前モデルからのアップデート中心だったハードの新機能の中で唯一と言っていい完全新作のマウスもすごいよい出来。もうちょっとやっつけマウスでオマケレベルかなと思ってたけど思うとおりに動かせるし、ソファーやズボンでも操作できるからリビングでも使いやすい。マウス操作の面白いゲームという点でSwitch 2の新しいソフトが出てくるのも期待できそう。

    ユーザー管理は前モデルのまま。多人数利用へのアップデートに期待

    一方のソフト面については残念なところも多い。特にユーザー周りがSwitchそのままでアカウント管理が弱いまま。具体例を挙げると家族で複数ユーザーが使うときは、本体共通のパスワードはかけられるけどユーザー個別にパスワードを管理できない。みまもり設定も本体にかかるので、みまもり対象ではない大人がプレイするときもいちいちパスワード解除しなければいけない。新バージョンでこのあたりの改善期待してたのにまんまSwitchだったのはとても残念。

    複数ユーザーで言うとSwitch 2に先行して実装されたバーチャルゲームカードは、かなり面白い取り組みだけどこれも複数ユーザーで考えるともう一息惜しい。いままで自分が買ったダウンロードゲームを家族がプレイする場合、「自分のアカウントでログインしておいてネット接続で本人認証」というスタイルだったのですが、結果自分のアカウントで入る必要あるし、自分が買ったゲームがすべて表示されてしまう。子供がいる家庭において、ちょっと子供には見せたくないよな、なんてゲームも表示されちゃうし、こっそり買ったゲームも新着で自動表示されてしまう。

    一方バーチャルゲームカードも自分のアカウントでログインする必要はあるものの「自分の持ってるゲームのうちどのゲームを見せるか」を個別に指定できるので、自分の買ったゲームが全部表示されてしまうことはない。自分のアカウントにロックかけておけば勝手にバーチャルゲームカードを追加されることもないので、この仕様自体はなかなか面白いしいい仕組みだと思います。

    ただ前述の通りもう一息だなと思うのが、バーチャルゲームカードは2台1組が上限ということ。3台目を追加したい場合、個別にゲームを割り当てることはできず、すでに登録した1台を解除しないといけない。つまりこれ、子供が2人以上いる家庭だとどっちがバーチャルゲームカード設定するかでまあケンカになるよね。

    一方で旧来の仕組みもユーザー設定から「オンラインライセンスを使う」をオンにすれば使えるのですが、これは自分で2台持ってる人はいいけど家族に使わせようとすると前述の問題が起きる。バーチャルゲームカードは一度設定すればオフラインでも遊べるメリットはありつつ、オンラインラインセンスはネット接続が必要だけどすべてのゲームが遊べてしまうので、子供が2人いる家庭でどっちがバーチャルゲームカードにするかオンラインライセンスにするかでもひともめしそう。

    バーチャルゲームカードを増やしすぎたら不正利用につながる、という懸念もあるんだろうけど、いまの仕様だと家族が多い家庭が不便になってしまう。バーチャルゲームカードは複数台ペアリングできるけどゲームは1台にしかセットできない(兄のゲーム機にマリオカートをセットしたら弟は遊べない)とか、もうちょっと融通を効かせてあげてほしいところです。そもそも低年齢のユーザーが多いゲーム機なので、ペアレンタルコントロールもそろそろしっかりして欲しい。

    「10年以上ぶりの新作」だったマリオカートワールド

    本体の感想はこのあたりにして個別の感想を。本体発売同時のキラータイトルとして期待されていたマリオカートワールド。これはね、もう待ってましたの一言です。正直オープンワールドとかどうでもいい。マリオカートの新作なのが嬉しい。

    というのもですよ、こちとら任天堂ゲーム好きとしてWii Uもしっかり発売日買いし、マリオカート8は全コース星3出すくらいにはやりこんでいるわけですよ。そんな身からすると、Switchのマリオカート 8DXはリメイク以前に同じゲームのやり直しさせられている気分なわけです。

    ゲーム自体はほぼ一緒で新しさがほとんどないのに、せっかくWii Uでやりこんで増やしたキャラクターや車も全部リセット。追加コースはあるけど、あれだけ走りまくったいつものコースをまた攻略するのかよという気持ちが重くて、大好きなゲームタイトルではあるのにおそらく一番やりこんでないマリオカートシリーズだったのがマリオカート 8DXでした。

    マリオカート 8の発売は2014年。つまりWii Uからのマリオカートファンからしたら10年以上ぶりの新作なわけで、これが楽しみでないはずがない。新コースももちろんなんだけど、細かいアップデートがいちいちバランス良くて、こういう新作をSwitchで出してほしかったぜ……、と今更ながらに思ってしまいます。まあそれだけWii Uのマリオカート 8をプレイした人数が少なかったんだろうけどね……。

    細かな改善点で言うとアイテムホールドが自動になっていちいちボタンでキープしなくて良くなったのと、カートやバイクの細かいカスタムがなくなって、キャラクターと車選びというシンプルな構成に。あのカスタマイズ地味に面倒だったのでこのシンプル回帰はとてもいい。DS時代にやりこんでた懐かしのコースが復帰してて、なんとなく体が走り方覚えてたのも楽しかった。

    あとはマリオカート 8の無重力がなんというか速く走りたいのにぶつからなきゃいけない操作感にいまいちなじめないままだったのですが、今回は無重力をとっぱらい、その代わりに橋や電線の上に乗る新たなクションが追加。まだこれうまく使いこなせてないんだけど、今までより走りの幅が広がりそうで楽しみ。

    24人対戦に加えて新たに追加されたサバイバルモード。CPU戦だと単調なんだけどオンラインでやるとめちゃくちゃカオスで楽しい。友達とプレイするときはこっちのほうがもりあがるんじゃないかな。人数こそ違うけどスプラトゥーンみたいなわちゃわちゃカオス感があっていい。

    50ccはさくっと星3つ取って100ccの星3つ集めているくらいの段階ですがいまのところ不満がほとんど無い。歴代のいいところしっかり集めてアップデートした良作だなと思います。まだあんまりオープンワールド堪能してないのでそっちで不満出てくるかもだけど。

    マニュアルに振り切った仕様が逆に楽しい「ひみつ展」

    スーパーマリオワールドと並びローンチタイトルとして発売されたのが「Nintendo Switch 2 のひみつ展」。Wiiあたりから普通のゲーム機とはちょっと違う操作や体験を持ち込んできた任天堂の据置きゲーム機は、「このゲーム機はこうやって遊ぶんだよ」というマニュアルのようなソフトをローンチタイトルにおいてきました。Wiiの頃は「はじめてのWii」「Wii Sports」、Wii Uは「ニンテンドーランド」、そしてSwitchは「1-2-Switch」で、その流れを汲むのがこの「ひみつ展」だと思いますが、ゲームよりもマニュアルを優先したこのゲームシステムが思ったより楽しい。

    基本的にはSwitch 2の新しい機能やこだわりの機構をただただ紹介するソフトなのですが、ちょっとしたスタンプラリー機能入れてみたり、新しい機能を使ったミニゲームでHD振動2やマウスなどを体験できるのがなかなかに楽しい。1-2-Switchの時は新しいゲームに拘りすぎて肝心のゲーム性がいまいちというか、言葉を選ばずに言えば只のパーティーゲームだな、みたいなのが多かったのですが、ひみつ展はすがすがしいくらいマニュアル感を出した結果むしろコンテンツとして「新ハードの面白さ」を伝えることに成功していると思う。

    とくにいいなとおもったのが60FPSと120FPSの見比べゲーム。どっちも十分きれいなので単体で見ると意外とわからないんだけど、これを比べて違いを見極めるというコンセプトがもう面白い。新しい技術をゲームに落とし込んで体験できるのなかなかに楽しいです。

    スマホ連携にWii Uを感じたゼルダのSwitch 2アップデート

    ゲームとしての新作ではないものの、Switch 2専用のアップデートが提供されたゼルダもプレイ。スマホ連動のナビシステムが結構楽しくて、ほこらめぐり途中で飽きちゃってたんだけどナビシステムメインでまた楽しくプレイできそう。

    というかこれ、ある意味Wii Uでやりたかった2画面ゲーム、コンパニオンゲームだよなあ。Wii Uは本当に斬新で好きなハードだったのですが、2画面の良さを出すのが難しすぎた結果、Switchでは2画面ではなく1画面に特化することで大成功を収めるわけですが、Wii Uだからこそ面白かった2画面ソフトの体験も強烈にあるだけに、任天堂がスマホを使ってこういうコンパニオンゲームもっと増やしてくれるといいなと思います。時間があったらWii Uの2画面ゲーム名作3選みたいなエントリーも書きたい。

    サードパーティーの映像出力は軒並みNG。今後の対応機種に期待

    公式ではない映像系機器との接続でいうと、いまのところ公式ドック以外の出力はだめっぽい。Switch時代にGENKIのSwitch用ドックを使ってディスプレイ出力していたんですが、Switch 2は動作しませんでした。

    Switchドックが1/10に!遊びにも仕事にも万能すぎるGENKI Dock|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス
    https://www.makuake.com/project/genki_dock/

    また、最近買って大変に愛用しているARグラスのXreal Oneも、周辺機器のXreal HubとモバイルバッテリーでSwitchは動作したのですが、Switch 2では動作せず。モバイルバテッテリーはドックと同じ60W出力できる製品使ってもダメでした。Xreal Oneでプレイできるととてもありがたいので、モバイルバッテリーでプレイできるやり方が見つかること期待しています。65W出力とか100W出力とかだったらいけたりしないだろうか。

    Switch 2の目玉機能であるビデオチャットはまだ買ったばかりなので未体験。とはいえ周りでもちょろちょろと買えている人いるので、近日中に希望者集めてビデオチャットも体験してみたいと思います。

    「2」ならではの着実なアップデートでシンプルに「面白いゲーム機」へ

    売れに売れた前モデルSwitchの販売台数は発売初月に全世界で274万台だったのに対し、後継たるSwitch 2は発売からたった4日で350万台を突破。1カ月だともっと数字が伸びそうでどえらいハードになりそうです。

    Switchの改善点を細かく潰してアップデートし、他のゲーム機ともマルチでソフトが出せるよう4Kにも対応したことでゲーム機として隙が無くなったSwitch 2。面白みがないという人がいるかもしれないけど、ゲーム機としての円熟味を感じさせる新ハードでもあります。

    振り変えればWiiもWii Uも本当に面白い試みのゲーム機だったんだけど、面白すぎてそのスペックを本当に活用できるのが結局任天堂だけだよね、みたいなことになってサードパーティーが広がらなかった。Wiiリモコンは英断だったけど、結局普通のゲームコントローラが欲しい人向けにクラシックコントローラが発売され、Wii UのGamePadは2画面ならではのゲームには最高にいいコントローラだけど、普通のゲームやるにはさすがに重たすぎて結局クラコン使うことになってしまった。

    その点で1画面に回帰し、新機軸であるJoy-Conも「単にコントローラが2つになるだけ」というシンプルに割り切ったSwitchは結果として「普通に面白いゲーム」がたくさん出てくるようになった。あまりに尖りすぎた環境だとそこで才能出せる人も限られるよな、という人生の学びみたいなところもあります。

    Wii Uの尖りを落として「据置き機と携帯機の融合」に注力したSwitchのスペックでの物足りなさを着実に潰してきたSwitch 2は、ゲーム機としての新しさはそこまでないかもしれないけど、本質である「面白いゲームをプレイする」ゲーム機として素晴らしいアップデートの次世代機であり、だからこそ任天堂としても珍しい「2」というゲーム機のナンバリングなんだろうな、ということを実感しました。

    ただ繰り返しながらソフト面が前世代のままなので、このあたりアップデートでどこまで改善できるのか、してくれるのかも、新たなタイトルで遊びながら期待したいところであります。

  • Nintendo Switch2完全発表に寄せて

    以前の予想はこちら

    ついに公式発表されたSwitch後継機について妄想しちらかす – カイ士伝

    スペックは本体で2K、ドックで4K対応、Joy-Conは完全切り換えというあたりは想像通りのスペック、発売時期も6月で想像通りくらいですね。金額は期待込みではあったもののさすがに5万円台、その代わりオンラインサービス料金は値上げ無しということで、ここもまあ想定通り。

    想定超えてきたのはスペックどうこうより転売対策ですね。国内仕様と多言語対応を分け、多言語対応は高くした上で、国内仕様を公式ストアで買うにはNintendo Switch Onlineに1年以上加入していてゲームプレイが50時間以上。これでもまあ転売は完全には防げなそうだけど、公式の抽選はそれなりのプログラムで明らかに怪しいのを振り落としてくれないかな。そしてこの対応を他の販売店がどう準拠するのかも楽しみ。

    そして4K60fps、2K120fpsに対応したことでPS5やPCなどのゲームもスペック上は移植しやすくなり、これでもかというくらいの他社プラットフォームタイトルを発表。ただこれが実際に動作がどれだけ快適かは気になるところですね。ドックにはついにファンを搭載したのでだいぶ改善されてそうだけど、やっぱりAAAタイトルはPS5なりPCでやったほうがよさそう、とならないかどうか。

    そしてチラ見せしていたCボタンはCaputureだと思ってたけどまさかのChat、しかもビデオチャット。仕組みとしてはZoomみたいなビデオチャットだけど、今まで繋がることをかなり遠慮していた任天堂がここまで踏み込むのはなかなか感慨深い。まあもとはといえばゲームボーイ時代に4人対戦実現したりと先進的だったものの、インターネットではかなり気を遣ってたからなあ。このあたりもSwitch Onlineでノウハウが溜まったってことなのかな。

    ビデオチャット中は他のゲームもプレイできて、好きなゲームに切り換えられるの、懐かしのXboxプラットフォームを思い出した。Xboxってビデオチャットしながらプレイするゲームのディスク入れ替えとかできて、まずはコミュニケーションがあってその上にゲームっていう思想が画期的だった。そして時を経てその概念がSwitch2にもとうとう取り入れられた。

    しかしビデオチャットみたいな処理が重いシステム、ますます負荷が気になる。映像見ると本体のみでもビデオチャットしてたけど、実際に他の画面いくつも表示してプレイするのどこまで快適に動くのかなあ。発表内容はとても満足だけど実際にどれだけのパフォーマンスなのかがとても気になる。まあこのあたりは西川善司大先生のレポートに期待です。

    トータルで見て、ここまで前モデルを踏襲しつつ機能を拡充した新モデルというのは任天堂としては相当珍しいのでは。敢えていうならDSと3DSが近いけど、それに比べるとSwitch2は名前こそ2だけど基本的なスペックアップはもちろんビデオチャットやマウス操作など王道な強化を果たしていて、これはまさに2というべきハードだなと思った。

    そして繰り返しながらついに4Kを手に入れたことで、今まで任天堂だけ特別扱いになっていたサードパーティーのゲームタイトルがどうなっていくのかも非常に興味深いです。

    とりあえず公式の抽選には申し込みつつなんとか発売日にはゲットしたい。