いよいよケータイ会議も最終日。もともとのレビュー予定だったF-06B、F-07Bに加えて、参加者の希望によって特別に使えることになったF-08Bについても感想つけておきたいと思います。
まずはハイスペックケータイのF-06B。今までいくつもの富士通携帯を触ってきたけれど、これほど触る前と触った後の感想が異なる機種は珍しいと思います。
防水、無線LAN、フルHDとスペックてんこもりで、それは実際にそうなのですが、予想以上に手こずったのが何度も書いているOPP。シャープとのプラットフォーム統合により多くの機能がシャープ仕様になり、結果として富士通経験者には使いにくくなったと感じる部分が増えてしまいました。
OPP化によって富士通ユーザーにも使いやすくなったと感じるところもあって、例えばメールに画像添付するときいちいちサイズ確認しなくなったのは便利だし、いろいろ言われる写真も、機能をまとめて設定してからカメラに戻れる(今までの富士通は1つ設定したらカメラを起動してた)のは便利。
ただ、メリット以上に富士通ユーザーからすると「使いにくくなったなあ」と思えるのもまた事実。ガジェットいっぱい使っていて新しい操作体系に慣れるの苦手ではないと思っている自分でも、慣れ以前に「明らかに操作が増えている……」と思うところが多いのが正直なところ。
今までの富士通ユーザー、特にスライド慣れしているF-09AやF-03Aなどを使っている人に取って操作体系で戸惑うのは事実。一方、これは「慣れない」だけの話であって、圧倒的にダメなわけでもないのはきちんと指摘しておきたいところ。比べたら富士通の方がいい、というのはあるかもしれませんが、決してまったくダメな仕様でもなく、初めてF-06Bを触ったり、元々シャープの人だったら普通に使えるでしょう。
操作体系以外のスペックに関しては当初の期待通りで、防水便利だし写真はやっぱりヨコモーションがいいしタッチ精度も上がってるし、カメラの画質も自分好みに近づいたのでほぼ文句無し。あとはこの操作体系に慣れられるかどうかでしょうか。
一方、最初は興味があまりなかったものの後半評価が非常に高まったのがF-07B。
こちらはまだOPP化されてないので操作体系に慣れている、ということもありますが、そもそもでやっぱり使いやすいということも多い。その1つはキーボードで、スライドかつ画面一番下にマルチタスクやワンセグボタンなどを追加したF-06Bは結果文字ボタンが小さくなっていて文字が今までより打ちにくくなっている。一方で折りたたみは面積取りやすいからキーボードが大きい。メールメインの人はやっぱり折りたたみなのかなあ。
驚くような新しさはなかったものの、それは十分に完成されていることでもあって使いやすさを一番感じた。中でも本体サイズがF906iと比べて薄型化されてとても握りやすい。無線LANやフルHD動画を求めなければほんとにいい端末だと思います。
そしてシンプルケータイのF-08B。これが一番予想通りの端末だったかなあ。
充実シンプル防水ケータイという名のごとく、シンプルながらいろんな機能がつまってる。厚みも握りやすいし防水だしで、うちの母親にほんとすすめたい。
自分使いで考えるとやはりGPSがないことと、カメラの質が好みでないところ。カメラはどうせ待受サイズでしか使わないので画素数は必要ないのですが、できあがった写真が青白くしあがってしまうのがどうにも惜しい。ただ、写真は好みの問題だし、GPSも要らない人は問題ないと思います。値段が安いけどきちんと使える機能が詰まっているという意味で、結果的な評価は非常に高いと思いました。
今回は特別に利用させていただいたF-08B以外のF-06B、F-07B2機種から好きな方を選ぶのですが、当初はF-06B一本で考えていたのに使いやすさで意外とF-07Bが心の中の存在を大きくしている。例えるならキン肉マンとタッグくむつもりだったのにモンゴルマンに誘われてしまったバッファローマンの苦悩みたいなものですかね。
といいつつ今日は端末決めて残りをお返ししなければいけないので心は1つに決めました。端末決めた理由とかはまた改めてということで!
F-06B/F-07B/F-08B 最新Fケータイブロガー徹底レビューまとめサイトへ