AA-Camp中、ケータイ送金というおもしろいサービスを教えてもらったので勢いでお試しエントリー。自分の興味の向くままブログエントリーをむさぼっております。
ケータイ送金は、NTTドコモのユーザー同士であれば電話番号と名前だけで相手にお金を送れるサービス。サービスのリリースそのものは記憶にあったんだけど、手数料が大変そうでそのままスルーしてたんだったな……。
ドコモ ケータイ送金 | サービス・機能 | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/convenience/keitai_soukin/
auの「じぶん銀行」も電話番号で振込できるサービスがありますが、ドコモのケータイ送金は口座を開設する必要もなく振り込める手軽なサービス。その代わり送金側には手数料が発生し、受け取り側も現金で受け取る場合は手数料が必要になります。
料金などの詳細は以下の通り。送金側は1回の送金額が3万円未満であれば105円、3万円以上であれば210円が必要です。
ご利用条件・料金 | サービス・機能 | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/convenience/keitai_soukin/term/
送金する場合は携帯電話の請求に合算するか、「ドコモ口座」という仮想口座へ入金するかの2択。前者の場合は手軽なぶん上限が月内2万円に制限され、後者の場合はドコモ口座にあらかじめ入金しておけば月内20万円まで送金できます。
「口座」という名称ではありますが銀行の口座のように印鑑用意してあーだこーだという手続きは必要なく、「Pay-easy」という仕組みを利用して指定金額を銀行口座から振り込むことになります。Pay-easyの場合手数料は原則無料なので、ドコモ口座にお金を入れるだけであれば余計なお金は不用です。
「いつでも、どこでも、ペイジー。」日本マルチペイメントネットワーク推進協議会
http://www.pay-easy.jp/
受け取り側は、該当の金額をドコモの料金に充当するか、指定した銀行口座へ払い出すか選択が可能。前者は手数料無料で、後者はみずほ銀行への払い出しなら105円、それ以外の銀行なら210円が必要。受け取り手も手数料発生するっていうのはちとハードルが高いかな……。
百聞は一見にしかずということでまずは利用の流れをご紹介。ケータイ送金自体は携帯電話、スマートフォンともに利用可能ですが、今回はメイン回線が携帯電話だったので携帯電話からスマートフォンへの送金をテスト。
ケータイ送金のサイトから「お金を送る」を選択!
送り手も受け取り手も必ずネットワーク暗証番号が必要になりますのでお気をつけて。
送金方法の選択。携帯電話料金との合算は上限2万円まで、ドコモ口座の場合は残高上限が50万円、月内の送金上限が20万円となっています。
送金手順。相手の電話番号および相手が電話番号を契約している名義の先頭2文字をカナ入力します。「やまだたろう」だったら「やま」だけ入れればいいという、なんともアクロバティックなシステムですなこれ……。
送金側の情報はニックネームでもいいし電話番号を見せない匿名の送金も可能。
送金前の確認事項。手数料として105円が合計されてます。
送金が完了するとメッセージRで通知。相手が送金を受け取った場合も通知が来る親切設計です。
送金履歴の確認も可能。相手が受け取ってない場合は送金をキャンセルすることも。
さてこちらは受け取り側の画面。メッセージRの通知からケータイ送金のサイトへアクセス。
送金額を確認した上で、受け取るかどうかを選択。
受け取るだけであれば手数料はかかりません。
受け取った後は携帯電話の料金に充当するなら手数料は無料、銀行口座に振り込むなら手数料が発生。東日本大震災への寄付なら手数料はもちろん無料です。
銀行へ払い出す時の手数料はみずほなら105円、みずほ以外なら210円。ただし今年の3月までは毎月1回だけ手数料が無料というキャンペーンも実施しているので、とりあえずの1回で試すならいいかも。
ドコモ同士という制限はあれど電話番号だけで送れるこのシステムは大変画期的なのですが、やっぱりネックは手数料。支払い側の105円負担はまあいいとして、相手が銀行口座に振り込むにも手数料発生しちゃうのが惜しいなあ。みずほ口座持ってたら無料とかそういう連携があるとか、銀行口座に振り込むための手数料も送金側が負担できる機能とかがないと、受け取り側の負担が大きい気がします。
とはいえ相手がドコモの料金充当で納得すれば送金側は105円で済むし、何よりこの電話番号で送れる手軽なシステムが面白い。手数料周りの改善を期待しつつ、「まあこういうサービスもあるよね」と頭のどこかに置いておくといつか便利な日が来るかもしれません。