先日参加してきたNTTドコモ2012年冬モデルの内覧会。富士通端末は別途書きましたが、その他で気になってた端末についても触れておきたいと思います。
ドコモ2012年冬モデル内覧会で富士通製端末「ARROWS」シリーズさわってきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2012/10/24/7971
まずはGALAXY Noteユーザーとして気になりまくる後継機の「GALAXY Note II SC-02E」。液晶サイズが5インチから5.5インチに、CPUがデュアルコアからクアッドコアになり、バッテリー容量も2500mAhから3100mAhと順当にスペックアップしたモデルです。
手持ちのGALAXY Noteと大きさ比較。左がGALAXY Note IIなのですが、画面サイズは大きくなったものの縦方向に伸びているのでむしろスマートに見えます。
片手で操作しようとしているところ。手の届く範囲はGALAXY Noteと同じくらいかなー。
順当すぎるスペックアップゆえに、GALAXY Noteで十分だなとは思うのですが、GALAXY Noteは先日のAndroid 4.0アップデートでもっさりが発動し、使っててちょいちょいフリーズする悲しい事態になっちゃったのですよね。GALAXY Note IIのサクサク具合は非常に魅力的でしたが、ここはGALAXY Noteのファームウェアアップデートをおとなしく待ちたいところ。とはいえこれから購入するユーザーはIIのほうがオススメだと思います。
今期のNTTドコモ冬モデルにおいて、ARROWS Vと並ぶくらいオススメだと思っているのがこの「MEDIAS U N-02E」。冬モデル唯一の物理ボタンはもちろん、防水・防塵に加えてG-SHOCK並みの耐衝撃性を持つタフネススマートフォンです。
やっぱり物理ボタンは使いやすいよな−。そしてこの本体サイズも手になじんでいい感じ。
この白と緑のカラバリも個人的にすごく好み!
ARROWS Vの指紋センサーと同じくらい魅力的な耐衝撃性というところで機能面での注目ポイントは同点なのですが、あえての減点はバッテリーが1720mAhとやや物足りないこと。Xiはほんとに電池食うのでやっぱり2000オーバーは欲しいんですよね。ただそうするとこの本体サイズは難しくなるので痛し痒しですが……。
スマートフォンではないのですが、ちょっと気になってるフィーチャーフォンの「F-01E」。
フィーチャーフォンのみをメインに使ってた頃はスライドヨコモーションがよかったのですが、メインがスマホになりつつあり、メールと電話とおサイフケータイが利用のメインとなっている現在は、この薄さのほうが魅力なのですよねー。
あとオリジナルで搭載しているFacebookアプリも興味津々。残念ながらデモ機では試せなかったのですが、Twitterについてはjigtwiとか使えばいいので、フィーチャーフォンでFacebookしっかり使えるならこれはかなりよさげ。
機能面でちょっと気になるのが、IGZO液晶搭載の「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」。バッテリー消費の激しいスマートフォンにおいて、液晶ディスプレイの方向から省電力を実現するというアプローチはちょっと注目です。
通知トレイ周りも充実。シャープ製はこのあたりのカスタマイズがいいですね。
面白いのは本体下部のソフトボタン。一見すると一般的なボタン構成なのですが……。
ホーム画面になると表示が切り替わる! なるほど確かにホーム画面にいるときにホームボタンいらないものなー。ただフリーズしたときとかにホームボタン連打したくなるのと、UIがちょこまか変わるのはあまり好みでなかったりするのでここはちと微妙かもw
背面の赤はかなり好きな感じの色合い。
左側面のボリュームボタンはかなり小さめ。これだけしか搭載しないならもうちょっと面積大きいといいなー。
そして個人的に一番の減点ポイントは電源ボタンが本体上にあること。ここ、すごい押しにくいのよ……。
会場で一番人気だったのがこの「Xperia AX SO-01E」。並んでいる人数も準備している端末数も一番でした。
背面はXpeiraらしいオシャレなカラー。
かなり薄めの本体サイズ。Xperia SXが人気だっただけに、こういう薄型・小型モデルはもっと増えるといいですね。
機能も全部入りで充実してるんですが、Xperiaシリーズはなんというか、ほどよいグローバル感のあるモデルではあるんだけど、そのぶん突出した魅力も感じないのだなあ。余計なカスタマイズあまりされていない素に近いAndroidが好みの人にはオススメかもしれません。
MEDIAS U N-02EをベースとしてONE PIECEとコラボした「MEDIAS U N-02E ONE PIECE」。
背面はルフィがいたずら描きしたという設定のイラスト。木目調のこの本体デザインはいいなー。
充電台もかなりの作り込み。キャラクタはそれぞれ取り外し可能で、イヤフォンジャックに装着できるという遊び心も。
ONE PIECE好きには大変注目のモデルだとは思いますが、個人的にONE PIECEそんなに好きではないのと、コラボモデルとしては溺愛しすぎだろというくらい愛が込められた「L-06D JOJO」を体験してしまうと、このコラボはそこまでの愛を感じないのですよな−。専用アプリや壁紙があって専用アイコンになってますよ、という教科書通りのコラボモデルすぎて、「一時停止でザ・ワールド」みたいなジョジョスマホのオマージュを知ってしまうともうちょっとやそっとのコラボモデルには感動できなくなっている気がいたします。
まあでもいろいろ使い勝手の悪いL-06Dベースではなく、使い勝手良さそうなN-02Eベースというのは正直うらやましいですがw。これのONE PIECEデザイン取り除いた木目バージョンあったら欲しいなー。
冬モデルではなく秋モデルとしてすでに発売されていますが、個人的にイチオシのタブレット「MEDIAS TAB UL N-08D」。デュアルコアなのにサクサク動作し、何より本体が249gという劇的な軽さが素晴らしい。操作の際にほどよい振動が伝わるHDハプティクスもかなり使い勝手がよいです。
本体の薄さもかなりのレベル。これ味わっちゃうとNexus 7が全然魅力的に感じないほどです。
このあたりはお仕事でもレビューさせていただいたのでよろしければそちらもどうぞー。
【Hothotレビュー】 NTTドコモ「MEDIAS TAB UL N-08D」 〜7型で249gの超軽量タブレット
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20120926_560585.html
ONE PIECEと並ぶもう1つのコラボモデルである「Disney Mobile on docomo N-03E」。今期はNがコラボ無双すなー。ライブ壁紙で使えるエレクトロニカルパレードが地味にうらやましいw これ有料でいいから販売してほしいわー。
本体上部には光り輝くミッキーマーク!
背面にはミッキーとミニー。これカラバリごと違うのかなと思ったけどそこまで凝ってはなかった。
アイコンもディズニー仕様!
しかし一番のキラーアプリはプリインストールされているこれかも。
そう、ディズニーランドの待ち時間がわかるアプリ!ファストパスとかの状況も調べられたりかなり多機能です。Webサービスで提供されてはいるけどネイティブアプリはかなり便利そうだなー。これこそディズニーは来場者に配って欲しいよ。
会場にはスマホ連携の家電なんかもデモンストレーションが行なわれていました。
こちらはスマホからルームエアコンを操作できるアプリ。遠隔操作できるというのも魅力だけど、「小さな液晶で無理矢理説明するよりスマートフォンのほうがグラフィカルに操作を説明できる」ってメリットもあるらしい。確かに家電の液晶で「ERROR21」とか出されてもわからんし、そういう意味でのスマホ対応アプローチってのはいいですね。
こちらはルンバみたいなロボットに赤外線ユニットを装着したデモンストレーション。
操作したい家電のところまでロボットが移動して赤外線で操作するというなんともアナログな手法www とはいえ、既存の家電をいちいちスマホ対応に買い換えるより、赤外線使ってロボットでなんとかするってほうが導入のハードルは低そうですね。
搭載のカメラを使って90度ごと周囲の写真を取ったりも。まあ、それはロボットでやんなくてもいい気もしつつ……。
端末以外で展示されていたドコモのサービスで気になったのが、ついにクラウド対応するというドコモメール。
複数端末でメール共有できるというメリットはもちろん、気になったのがこの電話帳。登録した人のTwitterやFacebook投稿を表示できるとのことで、Windows PhoneのPeople Hubに近いのかな? これちょっと使ってみたいサービスです。
会場の最後にはクイズコーナーも。一見すると難しそうなクイズなのですが……。
該当箇所に下線ってwww しかも手書きwww どんだけ「答えわかんねー」クレーム相次いだんだよおいwww
全般的にスペックが横並びしつつあるAndroidですが、そのぶん各メーカーごとの作り込みや差別化の努力が徐々にあらわれてきたのかな、と感じた今回の発表会。iPhone 5ほどの華々しさはないものの、しっかり地道にスペックアップしているAndroidスマートフォンを見ると、ようやくそろそろ「iPhoneとAndroidどっちがいい?」って質問に「Androidもいいかもよ」って答えられそうな気がしたイベントでした。