レモン味のパスタ「エレオノール」が今までに体験したことのない旨さだった

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

神田の立ち飲み焼肉「六花界」のオーナーモリタさんが、「エレオノール」というパスタを作るイベントに参加させていただきましたが、これがもうほんとに素晴らしいうまさでした。こんなにうまいパスタがもう食べられないだなんて……。

エレオノールというのはレモンパスタのことで、これを出しているお店は非常に珍しく、あってもなかなかモリタさんが満足する味がなかったことから自分で作ってしまったのだとか。そのあたりの説明はこちらのブログを読んでいただくとわかりやすいかと思います。

イベント募集★ – 日本酒クエスト
http://blog.rokkakai.co/entry/2013/12/26/173635

もともとスーラータンメンのような酸味ある麺類が好きで「なぜ味噌や醤油や塩味はいっぱいあるのに酢のおいしさを使った麺類ってあんまりないんだろう」と常日頃から疑問だった自分にとって、レモン味のおいしいパスタというのは興味を引いて仕方ない。ブログでイベント開催を知り、全力で申し込んでしまいました。

レモンパスタが難しいのは温度のバランスで、温度が低いと油とレモンが混ざり合わず固まってしまうし、高すぎると今度はレモンの味が飛んでしまう。カルボナーラを作ったことがある人ならそういう難しさが伝わりそうですが、レモンパスタの場合、その温度管理が1度単位で細かく調整しないと、「乳化」と呼ばれるとろとろの状態に仕上がらないのだとか。

温度が重要なのでお皿も湯気が出るまでしっかりあたためます。普通に盛ってしまうとお皿の冷たさでもうレモンとオイルが混ざらず固まってしまうそうで、いやはやこれは相当に大変な料理ですね……。

そうしてあたためたお皿にパスタがイン!

海老と豆苗を乗せてエレオノールのできあがり!

食べている間にもどんどん冷めてしまうからすぐに食べたほうがいい、というアドバイスを事前にいただいてはいたのですが、そんなアドバイス不要だったんじゃないかと言うほど夢中になって食べてしまい、あっという間に完食してしまいました。

事前になんとはなく想像していた「レモン味のパスタってこういう感じかなあ」という予想を大いに裏切る別次元のうまさ。たしかにレモンの酸味はあるのだけれど、それがただ単に酸っぱく感じるのではなく、今までに味わったことのない旨味になってる。未体験の味すぎて言葉にするのが難しいレベルです。

非常においしいエレオノールですが、モリタさんが作るのは今回のイベントのみとのことで、世の中こういうおいしさもあるのだなあというとてもいい経験させていただきました。しかしあの味を知ってしまったというのはなかなかに罪な話ですな……。また機会があるならいつかは食べてみたい魅力的なパスタでした。


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