映画「陰日向に咲く」見てきた

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

 岡田くんかっこいいよ岡田くん。

映画「陰日向に咲く」公式サイト
http://www.kage-hinata.jp/index.html

 原作は同名の劇団ひとりによる小説。もともと劇団ひとり好きだった私としては、この小説も非常にハマって読みました。内容はそんなにボリュームないんだけど、オムニバスのストーリーがみごとにリレーしていって、それがみごとにつながるシナリオのうまさと、1人1人が劇団ひとりのコントにでてきそうなほどきちんとキャラが構成されている。お笑い芸人の小説という評価を除いたとしても十分に楽しめる一作だと思います。

 そんな陰日向に咲くが映画化され、そして主役はV6の岡田くんということで、男のクセにジャニオタな私としては見に行かないといけないわけです。といってもジャニーズなら全部ってわけじゃないですけどね。そしてマイブームのジャニーズNo.1はNEWSの増田くんであります。まっすーかわいいよまっすー。

 で、実際に見てきたんですが、正直言って感想は微妙。原作では1つ1つの話が順々につながっていって、それが全体としても話としてうまくまとまっているんですが、映画だと岡田くんと宮崎あおいを主役においたせいか、全部のシナリオを主役にむすびつけようとしちゃって、結果として全体のバランス感を欠いていた気がする。

 んで、1つに話を集中するあまり、秋葉オタクのストーリーが完全に浮いちゃった。あれどこの話ともリンクしてなくて、原作しらない人だとあの話が何で入っているか理解不能なんじゃないだろうか。個人的にはあのエピソード好きなんだけどなあ。

 で、どうも見ていて既視感というか、こんな演出あったよなあと思っていたら、脚本の「金子ありさ」という名前をみてちょっと納得。

?金子ありさ – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%AD%90%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%95

 映画「電車男」もこの人なんだけど、あれも全体のストーリーはいいのに、途中で今まで電車を応援していた人たちが電車のホームを舞台にして主人公を励ますシーンがあって、せっかく匿名かつPCの向こうの人たちがリアルタイムに応援していたという電車男ならではの良さが壊れちゃってた気がする。

 なんというか「言葉にしないで伝わる」という良さに対して、それ言葉でそのまま表現しちゃう、みたいな演出が多い気がするんですよね。原作はそれぞれのストーリーが1つのお話として成立しながらもつながっていき、最後には陰の主人公が浮き上がると構成がほんとおみごとだったのに、ネタバレになるから詳しくはかかないですけど、最後のシーンに全員を詰め込みすぎて興ざめになっちゃた気がする。

? といいつつ、原作も一度読んでからかなり時間が経っているのでストーリー結構わすれてたり。なのでもう一度読んでみようかなと思ってます。たしか原作には女子高生のエピソードもあった気がするんですが、それも映画にはなかったような。

陰日向に咲く
陰日向に咲く


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください