ハイスペック防水&ヨコモーションの「F-06B」ファーストインプレッション

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

至高の端末がついにこの手に!

一時は発売日も延期された富士通のハイスペック端末「F-06B」の発売日も無事に決まり、やっとF-06Bをこの手にすることができました。待ってたんだ君を……。

F905iを触れて以来、操作キーを変えることなく画面を横にできる「ヨコモーション」機構の虜になった私ですが、今まで富士通の携帯はヨコモーションと防水は相容れない存在で、どちらか1つの特徴を選ぶしかなかった。防水も大変魅力的ですが、それ以上にヨコモーションラヴな自分は、防水端末とヨコモーション端末の2択で常にヨコモーションを選んできました。ちなみにF905i以降一番の名機はいまのところF-09A、時点がF-04Bという立ち位置です。

仕組み的にヨコモーションを防水化するのはとても大変だったらしいのですが、F-06Bではついにヨコモーションと防水の両方を実現。さらに富士通お得意の指紋認証センサー、フルHD動画、無線LANアクセスポイントと機能てんこ盛りすぎるスペックです。なんというやり過ぎ端末なんだろうかこれは……(ほめことば)。

携帯電話(F-06B) – FMWORLD.NET(個人) : 富士通
http://www.fmworld.net/product/phone/f-06b/

まだ触って間もないのですが、ちょっと触った限りでも細かいところ含めていろいろスペックアップしているのが感じ取れます。細かいところは分野別に今後まとめていきますが、まずはファーストインプレッションをば。ちと長くなりそうなので「続きを読む」で置いときますね。

今回本体カラーはブラック、ホワイト、シアンの3色ですが、鮮やかなブルーに引かれて悩んだあげくシアンを選択。しかしケータイ会議6のメンバー12人中シアンを選んだのは俺だけだったというね……。なんか初代ケータイ会議でブルーを選んだのが俺だけだったのを思い出したよ……。

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スライドヨコモーションは、いったんスライドしてから画面が90度回転して横長表示に。回転は時計回りに1方向のみ回転します。

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右側面のサイドキーは、同じスライドヨコモーションだったF-09Aと比べて上に配置。おかげでボタンが押しやすくなりました。また、F-09Aではサイドに配されていたサーチキーやマルチタスクキーは10キー部分下部に配され、かなり押しやすくなっています。

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背面はカメラと赤外線に指紋認証センサー。背面側にカメラがあるのでスライドしない状態でデジカメっぽく撮影できます。さらに防水なのにワンセグアンテナも搭載。これならうちのお風呂でも入るかなあ……。

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外観はこのくらいにして重要な機能回りを。今回のF-06Bは富士通端末としても大きな転換期であり、元々富士通が採用していたモバイルOS「Symbian」を同じく採用していたシャープとともに開発した「オペレータパック」(略称:OPP)」を採用。そのためメニュー回りがこれまでの富士通端末と比べて大幅に変更されております。

以下の写真はOPP採用のF-06B(左)と、最後の富士通製Symbian OS搭載端末とも言えるF-07Bのメニュー画面。上1段は共通ですが、それ移行が大幅に変わっています。個人的には「LifeKit」という表現が「便利ツール」に改められたのは大きいなー。母親にとってはLifeKitってさっぱり意味がわからなかったらしいので、こうやって日本語で説明されたほうがしっくりくるw

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以下は軽く使っていてきになったところ。1つはこれまで2つだったマナーモードが3つになりました。今までは自由にカスタマイズできるオリジナルマナーモードをサイレント設定に当てていたので、デフォルトでサイレントが増えたのはかなりありがたい。また、フォントもこれまでシャープが搭載していたAXISフォントガ追加されました。

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そして大きな特徴がWi-Fi機能。F-06Bをモバイルルータにして最大4台までFOMAのデータ接続を無線LANで共有できるほか、F-06Bが無線LANに接続し、無線LAN経由で高速にネットをつかうこともできます。ただし、クライアントモードで使えるのはフルブラウザのみで、iモードブラウザは使えません。このあたりは大事な機能なんで別途まとめますね。

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待受ショートカットも大幅に変更。今までは横一列にアイコンが並ぶ方式でしたが、F-06Bでは最大でも4つかつ固定されています。

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しかし、待受画面で決定ボタンを押すとショートカットにカーソルがあたり、あとは上下キーで隠れている部分を引き出せる。これはタッチ操作にも対応しているので、ちょっと出っ張ったあたりを抑えて上にのばしてあげると同様にショートカットを増やせます。

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メニュー画面のタッチ操作は内覧会で撮影した動画があるのでこちらもご参照ください。

YouTube – F-06B メニュー画面タッチ操作

タッチ操作は非常に快適で、以前の端末よりも改善されていたF-04Bよりもさらに快適に。ブラウジングもタッチですいすい読んでいけます。Twitterみたいなサイトだったらタッチ操作の相性がかなりよさそう。


YouTube – F-06Bタッチ操作テスト
http://www.youtube.com/watch?v=yWNPmH4a1MQ

ブラウジングの機能も変わっており、右ソフトキーを押すことで今まで「進む」「戻る」に割り当てられていたボタンをページスクロールに割り当てられるように。これ嬉しい人も多いんじゃないかなあ。

ただ、その代わりに今までの端末では右ソフトキーに割り当てられていた「画面」機能が左ソフトキーに集約されました。慣れの問題だけど、今までは右ソフトキーで簡単に新しいタブ開けていたのでそこがちょっと残念かな。

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さらに嬉しいのが動画にもある通り、リンク長押しでリンクを新しいタブで開ける機能。今まではこの機能がないがためだけにタッチだけで操作を完結できなかったんだけど、これがあればほんとタッチだけでブラウザいけるかも!

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タッチは1回触るだけの1タッチのほか、2回連続で触ることでタッチ場所の精度を高める2タッチからも選べます。PCでいうところのシングルタップかダブルタップか、みたいなもので、個人的にはだぶるタップが好みです。フリックもかなり変則的な動きではありますが、覚えれば十分に活用できそう。この辺りはある程度フリックに慣れてから動画を撮影してみたいと思います。

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ミュージック機能は以前お伝えした通りAVRCP 1.3に対応していて、楽曲のタイトルをレシーバに飛ばせます。

F-06BはBluetoothで曲名飛ばせるよ – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/06/05/3835

ただ音楽聴きながらカメラ使えないのは相変わらずでした……。OPPによる変化に期待していたのだが……。

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カメラも大幅にスペックアップ。というかメニュー回りが大幅に改善されていてまったく違う機能といってもいいレベルです。機能がいろいろ複雑に変化しているのですが、とりあえず作例をいくつかだけ。100612_214118.jpg100612_213020.jpg
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F-04Bまでの青白いホワイトバランスに比べるとだいぶ自然な色になってるかなー。一方でF-07Bというか今までの富士通端末と比べてオートフォーカスの精度が低いかも。このあたりは別途きちんと比較してみたいです。

また、特徴の1つであるフルHD動画も撮影してみました。居酒屋の調光でこのクオリティは圧巻の一言。上の動画はサイバーショットのDSC-HX5VでHD撮影してるんですが、クオリティ的には十分戦えそうなレベルだわ……。


YouTube – F-06Bで撮影したフルHD動画

以上、まだ触って1日経たない程度のレビューですが、気になったポイントだけ書き出してみました。OPPによっていろいろなところが大幅に変わっているだけにかなり新鮮な気持ちでいじれそう。スペックも大幅に強化されているので今後が楽しみです!

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