知人から「torneどうですか?」という質問を受けたので最近利用頻度が高まっているPS3とtorneについて書いてみる。
我が家には地デジ×2と地アナ×1録画ができるレコーダ「RD-S1004K」、地デジ×1録画ができるテレビ「REGZA 42Z7000」があるのでさほど録画環境には困ってなかったのですが、60GBだったPS3の容量を500GBに拡張し、録画した番組のPSP連携を使い始めてからかなり利用頻度が上がって参りました。
利用頻度が上がった一番の理由は6月に行なわれたアップデートで導入された「3倍モード」。これでHDDの容量をより有効的に活用できるようになりました。
SCE、PS3用地デジチューナ「torne」をアップデート -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100629_377477.html
手持ちのドラマだと、3倍モードで録画した時の容量は1時間でだいたい2GBくらい。単純計算で500GBあれば200時間以上録画できる計算で、毎週10本ドラマを録画しても10週くらいは放っておいていい計算です。
録画できる番組が増えたとことでPSPへの転送も便利に。ずっと気がつかなかったんですが、torneで録画した番組って□ボタンで複数選択して転送できるのね。これで夜中に録画した番組をまとめてPSPに転送しておくことで、モバイル環境のテレビ番組消化が大変便利になりました。
録画機能だけで見ると番組をDVDに書き出せるわけではないし、PS3と合わせて購入するとなんだかんだ4万くらいはしてしまうので、そうするとほぼほぼ同じような値段で容量1TBのDVDレコーダが買えちゃう。テレビ録画を積極的に使ったりDVD書き出しを考えている人にはあまりお勧めできないですが、すでにPS3を持ってたり、軽くテレビを録画できてついでにゲームもできる、みたいな考え方だったらPS3にtorneってのはなかなか悪くない選択肢かなと思います。
で、ここからが購入に関しての話ですが、11月18日より下記のレコーダパックが発売されます。
PlayStation®3 チャコール・ブラック | プレイステーション® オフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/ps3/hardware/cech2000a_cech2100a.html
結論からいうとこれを買うよりは、ちょっとの手間をかけて160GBモデルを購入し、500GBのHDDに自分で換装したほうが幸せになれると思います。
160GBモデルのtorne同梱モデルは、Amazonで3万6000円くらい。
PlayStation 3(160GB) 地デジレコーダー(torne トルネ同梱)パック(CEJH-10011)
一方、500GBのHDDは5000円くらい。
WESTERN DIGITAL 2.5インチ内蔵HDD Serial-ATA 5400rpm 500GB 8MB WD5000BEVT
コミコミ4万ちょっとで録画容量が500GBに増えるわけですから、ほぼ同じ値段で320GB買うよりはオススメなかんじ。なお、2.5インチのHDDはもっと容量大きいものもありますが、GB単価を見ると500GBくらいがちょうどいい感じ。1TBのHDDだと値段的に500GBの3倍くらいしてしまうので、コストパフォーマンス考えると500GBがよろしいかと思います。
PS3のHDD換装は取扱説明書に載っているほど公式なものですし、やり方もドライバーがあればとっても簡単。2カ所のドライバー外してHDD入れ替えてあげるだけで完成です。
PS3のHDD換装はここにも丁寧に載ってるのでご参考まで。
PS3のHDDを高速・大容量モデルに交換! 標準搭載の20GB/60GB HDDと性能を比較
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061111/hdd.htm
1つだけ注意をしておくと、新規でPS3買ってきた人はともかく、すでにゲームのデータが存在している人はセーブデータをSDカードやUSBメモリ、メモリースティックなどに保存しておきましょう。それだけで簡単に復帰できます。また、PlayStation Storeで購入したゲームであれば、アカウントでログインして再ダウンロードも簡単。このアーカイブ性の高さはPlayStation Storeさすがという感じです。
繰り返しですが録画した番組をDVDにできる訳でもないし、録画番組見るためにPS3立ち上げてtorne起動して、というのがやや手間ではありますが、PS3さえあれば手軽に録画環境を追加できますし、どんな番組が人気かというランキングデータもなかなか面白い。昔あったPSX的な思想は、PS3とtorneベースでこそさらに花開くんじゃないかなーと思う次第です。