パトレイバーはコミック派

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

※そもそも原作とはなんぞやという話もあるのでタイトル修正。ご指摘ありがとうございます

こないだパトレイバー好きと話してて「そういう見方もあるのかー」と言われたのでショートエントリー。

機動警察パトレイバーという作品はマルチメディアを最初から念頭に置いていて、コミックだけではなくOVAやテレビアニメ、劇場版など幅広く展開されている作品であり、いわゆる「コミック人気だからアニメ化しようぜ」という作品とは一線を画しているのですが、それでもこの作品についてはアニメよりコミックが好きな自分がいます。

もちろんどの作品が好きかというのは人それぞれで、コミックが一番いい作品というつもりではないのですが、あくまで自分の好みとしてはパトレイバーはコミックが好き。その理由は割とシンプルで、コミックでは主人公である泉野明が、一度たりとも自分の操縦する愛機イングラムを「アルフォンス」と呼ばないからなのです。

アルフォンスというのは自分の記憶が正しければ、昔野明が飼っていた犬の名前。アニメでは飼い犬の名前をレイバーに名付けてかわいがるのですが、コミックでは一切その名前は呼ばず、自分が乗る愛機としてのみ愛を注ぎます。

アルフォンスという名前がつけられたアニメでは、名前がある時点でどうしてもイングラムが愛玩動物のような扱いに思えてしまう。一方でコミックはイングラムに対する愛はあるものの、それはあくまで自分が乗る乗り物としての扱いであって、擬人化(擬犬化?)したような扱いではない。

もともと自分がコミックから入ったという点はあるものの、パトレイバーの面白さは個性豊かな登場人物やストーリーの緻密さ、豊かな伏線というさまざまな魅力の中で、泉野明が1人の人間として成長していく姿も非常に重要であって、その点で愛機イングラムにペットの名前をつける野明よりも、あくまで自分が操縦するレイバーとして愛を注ぎ、最後には偏愛とも言えたレイバーへの執着を超えて「グリフォンを倒す」ことを優先したストーリーが自分にハマったこともあり、後から観たアニメ作品で「アルフォンス」と呼ぶ泉野明に違和感を感じるのでありました。

いやー、実にどうでもいい話だなこれ! なお、脇役好きの私として登場人物の中では遊馬が一番好きなキャラですはい。


機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)


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