「このマンガがすごい!」2011年オトコ編第1位、「マンガ大賞2011」ノミネートと勢いに乗る「進撃の巨人」買ってみました。
最近4巻が出たばかりですが、4巻の続きがそのまま別冊少年マガジンで読めるというリアル的手法。「君に届け」もそうだったし、月刊誌だとこういう展開流行ってるのかな。
このマンガが気になったのは、作者がジャンプに持ち込んだものの「ジャンプを持ってこい」という理由でダメ出しされたというエピソード。
でも子供のころから読んでるジャンプに固執せずマガジンを目指したのは、その二回の持込みで僕の力不足以外の欠点に「漫画」じゃなくて「ジャンプ」を持って来いって言われたことです、当然かもしれませんが編集さんは「少年ジャンプ」と言うジャンルを求めていたからです、
現在進行中の黒歴史 : 変身!!!!
http://blog.livedoor.jp/isayamahazime/archives/1922630.html
ここ最近一番おもしろいと思っている「バクマン。」は、週刊少年ジャンプを舞台として「ジャンプで人気の出るマンガ」をテーマに展開していくわけですが、一方で「ジャンプらしくない」と言われたものの大変な人気が出た作品というのは大変興味深く、コンビニでまとめて並んでいるのを大人買いしてみた次第です。まあ4冊(厳密にはコンビニにあったのは3冊)くらいじゃ大人買いとは言わないか……。
内容としては「進撃の巨人」のタイトルが示す通り巨人をテーマにしたアクション作品。人間を食らう巨人の登場で滅亡の危機に瀕した人類が、巨人を倒して平和を取り戻すために戦うという、文章だけで書くとよくありそうなお話にも聞こえるなのですが、その展開がとんでもない。たった4巻というか2巻あたりからすでにトンデモない設定が飛び出し、4巻まで読み終わる頃にはさらに世界観が広がっていてその先がきになってしかたない。そのトンデモ設定が本作の大事な部分だと思うので詳細は避けますが、壮大な世界観を少しずつ開いていくところとか、ちょっとダークな世界観はベルセルクっぽいところもあるかな。
一方でこれがジャンプ向きでないかというと、そんなこともない気が。多少グロテスクなところもあるけれど、人を殺しまくるダークな世界観という点ではデスノートが載ったくらいだし。まあ巨人にむさぼり加える人間の描写とか、人間がドシドシ残酷に死んでいくところが少年誌ではさすがに……、というところなのかなあ。
重ね重ねかなり残酷描写がありますが、マンガとしてはかなりおもしろい。久々に次が読みたくてどんどん読み進めてしまったマンガでした。やっぱり評価が高いマンガってのはそれなりのクオリティ持ってるものなのねえ。マンガ大賞ノミネートはさすがだなと思いました。大賞受賞作品は微妙だけど。