作品以前に「このタイアップよく実現したなあ」と感動してたのですが、アニメ好き以外にはあまり知られてないっぽいので簡単にご紹介。
TIGER & BUNNYは独立U局で放送されている深夜アニメ。東京エリアだとTOKYO MXで火曜23時より放送しております。
TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)|MBS、TOKYO MX、BS11デジタルで放送中&USTREAMで本編+ミニコーナー配信中!!
http://www.tigerandbunny.net/
作品のストーリーは、まるでアメコミのようなスーパーヒーローが何人も存在し、世界の平和を守るというものなのですが、すごいのはそのキャラクターの胸の部分に用意されたタイアップエリア。ソフトバンクやバンダイなど、実在の企業の名前がすべてのヒーローに刻まれているのです。
PLACEMENT|TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)
http://www.tigerandbunny.net/link/index.html
流れとしては番組制作発表時にスポンサーを募集し、それぞれのヒーローの胸に企業名やブランド名を入れる枠を用意してあったわけですが、8人ものヒーローすべての枠を放送までにきっちり埋められたことが興味津津。中には1ヒーロー2ブランドの展開もあったりと大人気だったわけですが、1つでも広告入らなかったらかなり残念な展開になってしまうわけで、それを実現したのは正直すごい。DMM.comとカルビーが同じキャラクターをスポンサードしてるのも別の意味ですごい。
ゲームだと野球場やサッカー場に企業の広告枠があるなんて展開はよくあるんですが、登場キャラクターそのものをスポンサードするというのはかなり思い切った試み。番組が始まってみないとキャラクターの性格や位置付けもよくわからないだろうに、制作段階でよく決まったなあ。番組始まってから「やっぱりあのキャラがよかった」とかあったりしないんだろうか。
個人的にうまいなと思ったのはサントリーで、CMにはサントリーがスポンサードしているブルーローズがおいしそうにPEPSI NEXを飲み干すアニメを用意。こういうあたりはさすがですね。今後は他のキャラクターでもこういうCM展開あるのかなあ。
YouTube – TIGER & BUNNY 15secタイアップCM1
作品自体は取り立ててすごいということもないのですが、とりあえずこのタイアップ展開はマーケティング的にも面白い。そっち方面の業界の人は話題のタネに1回くらい見てみるといいかもしれませんよ。
ちなみにキャラクターデザインは「ウイングマン」「電影少女」でおなじみの桂正和。最近の桂正和デザイン知らない人には意外かもしれませんね。ZETMANのデザインとか見ると「あーなるほど」という感ありですが。