くだらない作品楽しめる人なら間違いない逸品。ほんと劇場が笑いに包まれまくっていました。後半ややネタバレありなのでまだ見ていない人はお気をつけて(ネタバレ部分は予告します)。
映画『HK 変態仮面』オフィシャルサイト
http://hk-movie.jp/index.html
映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を見に行ったとき、本編以上に衝撃だった予告編を見て依頼「これは必ず見る!」と前のめりになっており、バルト9ではいち早く先行公開してたので喜びいさんで観覧してまいりました。しかしバルト9はほんとノリノリですな・・・・・・。この勢いでぜひメニューにおいなりさん追加して欲しいところ。
監督は「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一監督と言うことでもうある程度の信頼感はあるわけですが、あの原作の世界観をよくここまで再現したなという感動に加え、主演の鈴木亮平が見事なまでの適役。この日のために鍛え抜かれた体もすばらしかったなー。
予告編を見ると「そこまで出しちゃったらストーリー全部わかっちゃうのでは?」という心配もあったのですが、そこはまったくもって心配なし。マトリックス的技法とでも言いましょうか、あっと驚く展開が待ち構えてますので遠慮無く予告編は見てしまいましょう。むしろ予告編見た方がそのギャップを楽しめるかも。
さてそろそろネタバレ混じりの感想モードになるのでお気をつけて。
というわけでネタバレ混じりの感想行きますよ!
今回何がすばらしいって、敵役の安田顕。予告ではただの人だったのに、まさかまさかの偽変態仮面としてほぼ半裸で街を走り回るは変態仮面以上の変態っぷりを見せるは最高すぎました。主人公は変身するとパンツの下もマスクをかぶっているのに対し、安田顕は完全に地顔で勝負しているのがもう最高。あの顔でまじめなトークしつつ、言ってる内容が変態過ぎてアホなところもすばらしすぎた。鈴木亮平は配役として100%でしたが、安田顕は120%とか150%とか常識を越えたレベルの適役。いやもう「気づいてしまったか!」とかおなか壊れるかと思ったよ。
ちなみにWikipedia見ると、安田顕ってもともとそういう人なのね・・・・・・。安田顕ファンはそういう意味でより楽しめるのかもしれません。
とにかく脱ぐことが好きなことから「ヌーディスト安田」の異名も持つ
安田顕 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%94%B0%E9%A1%95
一方で、脇を固めるムロツヨシと佐藤二朗はちょっとキャラを出し過ぎている感じ。キャラに対して我が強すぎて世界観からちょっと飛び出している感があります。とはいえチキンナゲットは笑ったけれどもw そういう意味でまだ見てないけどめし刑事タチバナは若干の不安がありまする。また、ヒロインは仮面ライダーフォーゼでおなじみ清水富美加なんだけど、割とキャラがフォーゼの時そのままなので「ああ、フォーゼだ・・・・・・」って思っちゃう。まあそれは仕方ない話ではあるのですが。
最初の変態仮面になるところまでの流れはもう最高。若干途中で次々に現れる刺客と戦うところが若干間伸びするものの、安田顕の登場で物語は一気にピークへ。いやほんと安田顕のリアル変態仮面を見に行くためにこの映画があると言ってもいいくらい、安田顕がすべてを持って行く映画でした。
あと最後気になりまくっていたのですが、愛子ちゃんのパンツ、ノーカットでそのまま鈴木亮平が受け取ったのすげえと思ったw 確実にカット入ると思ってたのになんという演出www
ここまで読んだ人はほぼほぼすでに映画を見た人だと思いますが、改めてほんとにすばらしいB級映画、ある意味でA級を超えるB級映画です。下品な作品が苦手じゃない人はぜひ劇場でみんなとドカドカ笑って下さい。
ああしかし映画見ると原作読みたくなるよなあ。電子書籍で出ないかなあ。
指摘もらったけどKindleでも売ってた! どうやら3月中旬に登録されたみたい。どうりで前さがしたときは無かったわけだ−。
というわけでまとめ買いかつ作品ごとに仕分けてくれるBookLiveで買いました。