うまそうな肉だろ……。ここ、チャーハン屋なんだぜ……。
オープン時にご招待いただき、それ以降すっかりファンになってしまったチャーハン王。
“チャーハンの常識を変える!”チャーハン専門店「チャーハン王」新橋第1号店プレオープン行ってきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2012/07/16/7670
最近はすっかり人気店になって30分以上並ぶのも当たり前になってしまいましたが、それでも新橋を訪れると「あ、チャーハン王行けないかな」と時間を計算してしまうほどチャーハン王好きになっている私に、2号店とも言えるチャーハン王プラスのご招待をありがたくもいただいてしまいました。
チャーハン王プラス 赤坂店 – 赤坂/中華料理 [食べログ] http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13165940/
プラスという名前からわかるとおり単なる2号店ではなく、このお店ではチャーハンに加えて夜は極上の肉料理を食べさせてくれるとのこと。
今回は試食イベントとしてお店のおすすめメニューを無料でいただけるというので、総勢4名で乗り込んできました。
お店の1階はパレットプラザになっているので目印によし。
階段をそのまま2階まで上がるとそこがチャーハン王プラスです。
カウンター中心の狭い店内だった新橋と違い、赤坂のチャーハン王プラスは広々。
ボックス席もあるので団体も入りやすいですね。
店内は前のお店を居抜きで使っている模様。なので一部テーブルの上にはなんだか見たことある文字がw
ランチのメニューはこちら。鶏スープ付きのチャー王セットは980円。確か新橋は単品が700円、スープ付きで880円だったので100円ほど高いことに。赤坂という場所柄かもしれませんがチャーハンセットで1000円はちょっとお値段的に厳しいかなあ。
新橋も増税効果によって980円セットになってるのだとか。増税効果は地味に影響ありますなあ・・・・・・。
一方こちらは今回のテーマである夜のメニュー。チャーハン王という名前とは打って変わり、肉々しいメニューが並びます。
こちらはドリンクメニュー。税抜きとはいえ生ビール中ジョッキで500円しない価格なので割と安めかな。中ジョッキで600円とかいうお店も平気でありますからね……。
こちらは中ジョッキと大ジョッキの比較。大ジョッキは見た目の破壊力あるけどジョッキ重いし泡がすぐなくなっちゃうので、中ジョッキ2杯のほうが幸せになれそうな気がします。
今回は試食イベントということで、お店の人にオーダーお任せして出していただきました。こちらは最初に出てきたお通し。
この肉の煮込みがのっけからすごい。肉がしっかり煮込んであって味が染み込みつつ、肉自体もぷるぷるでとろとろ。これだけでメニューとして頼みたいくらいの絶品でした。
おつまみだと思って油断して気にせず参加メンバーと話をしながら食べてたら、口に運んだとたん「あ、うま!」とびっくりして思わず会話を止めてしまうほどのレベル。オープニングからこのうまさはこの先のメニューに期待が膨らみます。
次からが本当のメニュー。10種類の野菜の大盛りグリーンサラダです。本当は1皿のところを食べやすいよう2つの皿にわけていただきました。
サラダ本来のお値段が700円なので1皿350円と考えるとかなりリーズナブル。サラダ自体も野菜がしゃきしゃきでこれからがっつり肉をいただく前の前菜としていいバランスです。
そしていよいよお出ましの肉メニュー。イチボの和風カルパッチョ980円。和風というだけあってミョウガをちりばめつつ、西洋ワサビでワサビがぴりっと効く洋風なのに和風っぽい仕上がりになっています。
真空調理しているので中まで火が通っているのに生の食感を残したとのことで、中はまだほんのり赤みが残ります。
カルパッチョといいながら見よこの厚み! これだけ厚いのにさっぱり食べられつつ肉の濃厚さも残っていてこれがかなりうまい。
今回食べたメニューはどれもおいしかったのですが、敢えて順位つけるならこのカルパッチョかも。
続いて肉のがっつりメニュー、熟成サンカク炭火焼き。このメニューは1g10円とグラム単位で注文するシステムで、今回はこの量でだいたい250gとのこと。ふむ、そうするとだいたい2500円くらいってことですか。
カルパッチョと同様赤みの残る肉をいただきます! こちらはカルパッチョと比べてストレートに肉のうまさを味わえるタイプ。1切れのボリュームがかなりあるので、1皿でもかなりお腹にたまります。
4人でシェアすると1人あたり2切れちょっとで625円とこれまたかなりリーズナブル。むしろ200gくらいで注文してみんなでシェアするのがバランス的にいいかな。
味付けは塩とデミグラスソースの2種類。特にデミグラスソースがおいしくて、肉にデミグラスソースをたっぷりつけるとまるで肉厚のビーフシチューかのような別の味にしあがります。塩は塩で肉の味をしっかり楽しめるしどちらもおいしくて嬉しい悩み。
これだけうまい赤身はやっぱり赤ワインだろ! ということで赤ワインを注文。グラスで注文できないので団体向けのオーダーですが、残ったワインはお持ち帰りもできるとのこと。
肉々しい料理はやっぱり赤ワインがあいますなー!
肉料理の最後を締めるのはランプ牛かつ1200円。写真は2皿分が1皿にまとめられているのではなく、これ1つで1皿分の量です。かつ1つ分で600円と考えるとこれもかなりリーズナブル。
こちらも中に赤みが残る半生の状態。高温でさっと揚げることで中は半生の状態をキープしているのだとか。
牛かつは今まで食べたことがあるんだけど、ワサビで食べる和食的な牛かつが多かったのに対しこちらはデミグラスソースで洋食っぽい味わい。ステーキのようなどっしり感ある肉の味と衣がなんともうまいこと調和していてこれもまたうまい!
一同が店名を忘れて肉にむさぼりついていた最後を締めるのはガーリックチャーハン。そうだここチャーハンのお店だった!
ガーリックチャーハンはその名の通りガーリックで味付けしたどっしり系チャーハン。
ただこれ、味はもちろんおいしいのですが、以前に福岡のたんかでチャーハン食べたときも思ったんだけど、肉料理をどかすか食べた後のガーリックチャーハンってのはいささかお腹に厳しいですな……。最後にガーリックチャーハンを食べる人はその前の肉料理をちょっと抑えめにしておいたほうが全部おいしくたべられそうです。
そんながっつり系ガーリックチャーハンの最高のパートナーである鶏ガラスープ。さっぱりしているのにコクがあって、これを飲むと口の中がすっきりリセットされてまだまだ食べられるぞ! という気になります。
最後の最後に登場するは真打ちたる極上チャーハン!
ガーリックチャーハンと比べてチャーハンはぱらりとした仕上がり。具も肉がごろごろしているガーリックチャーハンと比べて控えめになっているので食べやすい。肉料理の締めとしてはこの極上チャーハンのほうが相性はよさそう。
そして恒例の酢醤油タイム! これをささっと振りかけることで味が一気に変わる最高の調味料。正直これかけるとかけないではチャーハンの感想が全然変わってくるレベルです。酢醤油でさっぱりさせることでますます肉料理の締めにいいですなー。
最後はサービスなのか杏仁豆腐もいただきました。
よく見たら日本酒のグラスだなこれw
杏仁豆腐は逆さにしても落ちないんじゃないかというくらいもっちりしていて、中華居酒屋で出てくるいかにもな水っぽい杏仁豆腐とは雲泥のクオリティ。メニューに見当たらなかったけど肉の最後をこの甘みでさっぱり締めるっていうのはなかなかいい組み立てかなと思いました。
肉料理はそれぞれのおいしさもさることながら地味に光るのがコスパの高さ。美味しい肉はそれなりの値段が伴うけれど、このお店はグループでシェアすると割とリーズナブル。がっつり肉を味わいたいときにかなり嬉しい料金設定です。
それゆえに惜しいのがチャーハン王プラスという名前で、せっかくこれだけ肉料理がすばらしいのにきっと食べログやらお店の看板やらを見てこの肉を想像できる人は少なそう。
いっそのことチャーハン王プラスという名前は「featuring チャーハン王プラス」くらいに添えておいて、もっとがっつり肉をメインにもってきたほうがいいんじゃないかというくらいおいしい肉料理でした。
料理のメニューはさほど数があるわけではないので、肉をがっつり食べたい人向けのお店だと思いますが、肉料理の値段がどれも1000円くらいで抑えられているのでみんなでシェアすればそこそこの金額で収まりそう。近くをお通りの際はぜひ足を運んでみて下さい。個人的にはカルパッチョが一押しかなー。
おいしい肉料理ごちそうさまでした!
チャーハン王おいしいですよね。プラスもおいしそうです。お昼前にみるには誘惑が大きい写真ばかり・・・
私はチャーハン王ができるまでは ”かにチャーハンの店 渋谷店” ばかりにいってました。
こちらもぜひ!!