R-1ぐらんぷり2015の感想と俺ベスト

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

R-1ぐらんぷり準決勝を10年も見ているからには決勝も語らねばということで。例によってテレビ放映終わるやいなやアップされたこちらの記事から全面的にインスパイアしてお送りします。

R-1ぐらんぷり2015の感想と俺ベスト|しんぷるハック
http://simplehack.net/owarai/r1-grandprix-2015/

準決勝の感想はこちらをどうぞ。

R-1ぐらんぷり2015準決勝行ってきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/02/02/13980

グループA

芸人名 順位(票数) お茶の間 俺ベスト
ゆりやんレトリィバァ 1位(9票) 4位(0票) 1位
あばれる君 4位(1票) 3位(1票) 3位
とにかく明るい安村 2位(7票) 2位(2票) 2位
COWCOW善し 3位(4票) 1位(3票) 4位

準決勝の観客投票第2位だったゆりやんレトリィバァが自らトップを選びそのまま1位通過。トップバッターの不利要素を考慮するとこの中ではダントツだったのかもな。かなり緊張してたっぽくてドキドキしたけどネタ自体は準決勝のままでしっかりやれてた。最後の「マクドで騒ぐ奴スタバいけや」はもうキレッキレすぎる。

あばれる君は準決勝の野球ネタを封印して小学校3年のかんちょうネタへ。これ決勝行くために野球ネタ温存したんだろうなあ。ネタ的にも野球のほうが面白いので、こっち出してたら違ってたんじゃないだろうか。

アームストロング解散後のとにかく明るい安村。準決勝の時は端の席で見えなかった全裸ポーズだけどテレビだとしっかり真正面から見られるからいいね。一見すると馬鹿馬鹿しいネタなんだけど、最後のフォーチュンクッキーなんかは歌の後半で全裸ポーズがコンボになるあたりいろいろ計算して作られてる。こういうバカネタ結構好き。

COWCOW善しはもともとツボらないお笑いなんだけど、今回はなぜ決勝まで上がってこれたのか、そしてこれでなぜ観客投票が1位なのかが全然腑に落ちないレベル。ネタの先もほとんど読めちゃうし、ああいうネタだと陣内に比べてクオリティが数段低い。個人的な感情としては、準決勝の舞台を営業だからと欠席しているのにあの場にいることそのものがちょっと違和感だった。

あばれる君が野球ネタ封印で若干落ちるものの、COWCOW善し以外だったら誰が行ってもいいかなーというグループ。結果としてゆりやんだったけど、月給6万円というのを聞いてつい安村に行って欲しくなったw こないだのすごい豆まきでは大人気だったし、ネタとキャラ自体はかなり認知されたと思うので十分な価値はあったんじゃないかと思いたい。

グループB

芸人名 順位(票数) お茶の間 俺ベスト
厚切りジェイソン 3位(3票) 2位(2票) 1位
エハラマサヒロ 2位(4票) 4位(0票) 2位
アジアン馬場園 3位(2票) 3位(1票) 4位
マツモトクラブ 1位(12票) 1位(3票) 3位

準決勝投票1位だった厚切りジェイソン。ネタは準決勝から更に細かいところを磨いていておもしろくなってた。ただ本人が緊張してたせいか漢字を間違えるという痛恨のミスをしたり、全体的にテンポが悪くて焦りを感じた。もうちょっとゆったり感だせたら良かったけど、優勝しなくてもかなり注目は集めたと思う。

エハラマサヒロはネタによって面白さがほんとに変わる人なんだけど、今回のネタは結構好き。コストコ行って来いの連発もフレーズとして気に入った。今度使おう。

アジアン馬場園はまあテレビ枠だよね〜という感じ。よくある女性視点のネタからあまり抜け出せてない。個人的に馬場園は毒なつっこみがおもしろいので、「ここは品川区だよ!」みたいなツッコミがもっといっぱい欲しかったなー。

敗者復活で上がってきたマツモトクラブは準決勝と同じネタ。ただ、最初のタメがすごい短くて、「あの人何してるんだろう?」と思わせる時間が少なかったのが惜しい。あそこでタメて「観客かよ!」と思わせて世界観に持ち込むバランスがちょっとあっさりしすぎてた。

痛恨のミスはあれど笑いとしては作りも丁寧だし厚切りジェイソンが一番。あそこまで票が入らないのは意外だったけどR-1の審査はいつもよくわからないからまあこんなもんですかね。視点が斬新で鮮度が高かったという意味ではまあマツモトクラブかなというところ。

グループC

芸人名 順位(票数) お茶の間 俺ベスト
NON STYLE石田 4位(1票) 3位(1票) 4位
やまもとまさみ 2位(7票) 4位(0票) 2位
じゅんいちダビッドソン 1位(9票) 2位(2票) 1位
ヒューマン中村 3位(4票) 1位(3票) 3位

NON STYLE石田もテレビ枠だよなー。この人はコンビだと圧倒的に輝くし、NON STYLEの面白さはほぼほぼこの人の能力なのに、ピンになるとあまり面白くなくなるというジレンマ。ボケが面白い人がツッコミっぽいネタやっても活きないなあ。

やまもとまさみはいつもの恐竜ネタ。見慣れてしまったけど恐竜ポーズの面白さと、これまた最初何なんだろう?と思わせてから世界に飛び込ませるところはうまい。ただ、恐竜の動きを取り除いてしまうとあまり面白さが残らないというところもあるけどこの人はだいたいそういうネタが多い気がする。

じゅんいちダビッドソンは準決勝で見せたシュールネタ。笑いを自分で説明するというこれまた斬新なスタイルで、単なるものまね芸人に見せてこの人ほんと引き出し多いなと思う。準決勝の時は解任されてなかったアギーレをどうやっていじるんだろうと思ったら見事にネタを軌道修正かつそれを面白さに変えていて、そのあたりの手腕も素晴らしい。

ヒューマン中村は準決勝で見せた余字熟語を封印。準決勝がこれで通らなかったからなのか決勝のために封印したのかはわからないけど、ネタとしては余字熟語よりも劣っていたので残念。結構好きなお笑い芸人なんだけどこのネタだとちょっと弱かったなー。

決勝進出はじゅんいちダビッドソンで何の文句もなし。他のネタが弱すぎた感ある。ヒューマン中村がお茶の間1位ってのは、これやってる人のほとんどがお笑いマニアなんじゃないかなーという想像。他の1位見てもそういう感あるので。

最終決戦

芸人名 順位(票数) お茶の間 俺ベスト
ゆりやんレトリィバァ 2位(4票) 3位(1票) 2位
マツモトクラブ 2位(4票) 2位(2票) 3位
じゅんいちダビッドソン 優勝(13票) 1位(3票) 1位

芸歴も年齢も若いとのことで心配してたけど、やっぱり2本目のネタが弱かった。ただ1つ1つのネタ自体はいいものももあると思うので、もうちょっと磨いたらもっとよくなりそう。1本目が良すぎた反動ってのもありそうだ。

マツモトクラブは1本目の視点に比べると割とシンプルな笑い。観客をメインにしたというスタイルに比べると弱さを感じた。

じゅんいちダビッドソンは解説で本田キャラと言われてしまい、ああ駄目男ネタできないなーと思ってたら本田の苦情係で勝負。同じ本田キャラをいじりながら1本目とは違う王道のボケ。無回転といい本田だけでここまで引っ張れるのもすごい。

優勝がじゅんいちダビッドソンは納得。他の2人じゃなくてよかったなーと思うくらいで、今後は本田キャラに縛られず他のネタもどんどん見て行きたいです。

好きだった厚切りジェイソン、ゆりやんも目立てたし、安村もピン芸人で再スタートを図る起爆剤にはなったと思うので全体的にすばらしかった。

ただ、その日一番笑ったのは、買ったままパッケージを開けてなかったあらびき団のDVDだったという悲しいオチ。やっぱあらびき芸大好きだわー。


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