R-1グランプリ2023準決勝行ってきた


ネット配信で初めて見た2003(開催は2004年)でその魅力にとりつかれ、現場に初めて足を運んだ2005(ここから年号通り)以来、ライフワークと言い続けているR-1準決勝観戦。現場に行ったのは2017年が最後で、その後コロナ禍だのなんだかんだで現場は行かずにライブ配信だったのですが、久々行ってきました準決勝会場。

R-1グランプリ2023 公式サイト
https://www.r-1gp.com/

コロナやらインフルエンザやらで万が一行けなかったら誰かに譲れるようチケットは当日まで発券してなかったのですが、当日見たらまさかの最前列。R-1はもちろん他のイベントでもここまでいい席で見るのは初めてだな……。ただ、R-1は吉本のファンクラブでプレミアム会員登録すると割といい席がもらえる気がしています。

最近は10年縛りのおかげで芸歴の長いピン芸人が出場できず、大好きなルシファー吉岡を見ることができなくて残念だったりもするのですが、今回ネタのレベルはとても高かった。毎年何人かはあまり笑えない人もいるのですが、今回は笑いの大小はあれど全員面白かった。いやー現場で見られて良かった。

あと特別ゲスト審査員としておいでやす小田、お見送り芸人しんいち、ZAZYの3人が来ていて軽くトークしてくれたのも意外なサプライズで楽しかったです。おいでやす小田大好きなので会場に残ってくれてたら握手をせがみたかった。

なお、準決勝はオンラインでアーカイブ配信しています。惜しくも決勝進出できなかった人でも相当面白い人いっぱいいるので、興味ある人は是非。

R-1グランプリ2023 準決勝(2/11 15:00) ? FANY Online Ticket
https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/r-12023semifinal

そんなこんなで以下は出場者の観戦メモ。☆マークは中でも面白かった人、★は決勝進出すると思った7人、そして赤文字が実際に出場が決定した7人です。

第1グループ

きしたかの たかのピエロ 【マセキ芸能社】
学校の先生が持ち物検査でいちいち勝手に切れて突っ込む。トップバッター振りの中会場沸かせていた。

寺田寛明 【マセキ芸能社】
日本語レビューサイト。全出場者の中で一番笑った。おなか痛いほどわらった。会場の雰囲気やTwitterの感想見た感じでも一番人気だったと思う。ファイナルステージ進出最有力、2本目のネタがどういうのか次第?

ケビンス 山口コンボイ 【吉本興業 東京】
悲しいことも全部元気に。一番前で見てたら跳躍力がすごかった。ああいう勢い先行の芸が堪能できるのもR-1ならでは。

真輝志 【吉本興業 大阪】☆
受験勉強しすぎて手で作った指キツネに感情が芽生える。出オチかと思いきや細かい設定も良くて受けた

やまぐちたけし 【吉本興業 大阪】★
おかしなことに突っ込むフリップ。突っ込む内容や後半での伏線回収もうまくておもしろかった。

9番街レトロ 京極風斗 【吉本興業 東京】★
ライオンだと怖いけどらいおんだとかわいいよね、みたいな感覚で見てほしいフリップネタ。あのライオン、Tシャツにしたら売れそう。

第2グループ

徳原旅行 【マセキ芸能社】☆
架空のアーティスト「アンドルズ」をめちゃめちゃ推す先輩に対して冷静に切り返す後輩。最後のオチといい絶妙。視点が好き。

森本サイダー 【松竹芸能 東京】
初めて付き合った10歳以上下の女性が実は既婚者。2年前の決勝ネタのメタな感じではなくモテないキャラで押し通した感じのネタ。

ハマノとヘンミ へんみ亮介 【太田プロダクション】☆
友達の彼女を振った男を彼女に代わってビンタ、してたらその後のツッコミがあるあるネタ。選ぶセンスが小気味よくてツボだった。

ラパルフェ都留 【ワタナベエンターテインメント】
安定の阿部寛ネタ。巨大化した阿部寛。この人はYouTubeでアップしているトイ・ストーリーのネタも好き。お笑いネタじゃないけど「ディズニーランドにコスプレしていっていいのか」を公式に問い合わせた回は是非見てほしい

ヨネダ2000 誠 【吉本興業 東京】★
鼻毛催眠術師。とんでもないネタの設定がツボだった。ヨネダ2000っぽいリズム感あるネタなのもよかった。

清川雄司 【吉本興業 大阪】☆
ハーモニカを使った芸。すごすぎる上に面白い。

第3グループ

トンツカタンお抹茶 【プロダクション人力舎】
ピアノ刀侍。ピアノの音を奏でられる剣で戦う。

二代目ちくわぶ 【松竹芸能 東京】☆
机を運ぶときのあの「ギー!」といういやな音がまさかの展開に。選んだ曲のセンスといいツボだった。

鈴木ジェロニモ 【プロダクション人力舎】★
ボイパで突っ込むフリップ芸。ボイパ力に加えて斬新だし、なんて言っているか思わず聞き込んでしまうしとても引き込まれた。

田津原理音 【吉本興業 大阪】
バトリオンモンスターズ。あるあるネタをカードゲームに落とし込んだのがおもしろい。途中のカードの見せ方とかも「そうくる!?」という面白下がった。

Yes!アキト 【サンミュージックプロダクション】
プロポーズする男性。そうかギャグ押しじゃないのかと思ったらやっぱりギャグだった。でもストーリー絡めることでただギャグやってるより話が入りやすかったかな。グルコサミン最高だった。

シモタ 【吉本興業 大阪】
クリスタルを探して探検していた男の話。キャラが強かった。

第4グループ

本多スイミングスクール 【グレープカンパニー】☆
水泳大好き男の水泳ネタ。マニアックに思えてちゃんとあるあるの肌感が絶妙だった。結構好きなタイプ。

サツマカワRPG 【ケイダッシュステージ】
オムニバスだけど登場人物がつながってるストーリー。ストーリーが長くてボケの部分が少なくなってしまっていた感あって、1フレーズで押し通した2022年決勝のほうがよかったかなー。

もりせいじゅ 【浅井企画】☆
K-POPアーティストっぽい雰囲気と音楽に合わせてナタデココをいじる。ただのだじゃれではあるものの設定が相まって結構ツボった。最後のオチもしれっといいかんじ。

村民代表南川 【サンミュージックプロダクション】
不良高校に赴任した教師。阿部寛ネタとかぶるかなーと思ったら真逆だったw。ネタ自体も面白いけど、阿部寛が先に出てたというメリットもありそう。

まりんか 【太田プロダクション】
安定の大道芸ネタ。R-1決勝出てたかなと思ってたけどあらびき団の勘違いだった。ネタの面白さより大道芸のすごさが目立っちゃうので、一言のキレが面白くなるともっとよさそう。

カベポスター 永見 【吉本興業 大阪】
世界で1人しか言わないような言葉。言葉の選び方がいちいち絶妙。ロープウェイは最高すぎた。正直M-1のネタより面白かった。

第5グループ

コットン きょん 【吉本興業 東京】
容疑者を自白させるカツ丼を作る警視庁カツ丼課。カツ丼の作り方自体は割とシンプルだけど、細かく入れてくるカツ丼ギャグが割と好きだった。

こたけ正義感 【ワタナベエンターテインメント】★
日本の法律ネタ。前に見たネタよりも選ぶ法律やツッコミが面白くなってた。パンって大変なんだな。

エルフ 荒川 【吉本興業 東京】
ギャルの名言集。

赤木裕 【吉本興業 大阪】
卒業生の言葉を台本忘れてしまいアドリブで。非常勤講師とか選ぶポイントは良かった。

蛙亭 イワクラ 【吉本興業 東京】
彼女と思ってたのに浮気相手で、本命が帰ってきてベランダに追い出されてしまう。ストーリーが長めでボケの数が少なかったかも。

ソマオ・ミートボール 【吉本興業 大阪】
1発ギャグを連発しようとしたら舞台上で彼女から電話が来て……、みたいなアイヒマンスタンダードを彷彿とさせるネタ。胸の「6年ギャぐみ」というのが細かくツボった

決勝進出予想は2/7の正解率。ただ、面白いと思って☆つけた人でいうと割と温度感は近いので一安心。R-1の場合、決勝は準決勝と同じネタやる人が多いけど今回はどうなるのか、そしてファイナルラウンド進出者の2本目はどんなネタか、そもそもあと1枠ある敗者復活は誰になるのかなど、3月の決勝を楽しみに待ちたいと思います。

この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。

ポッドキャスト「THE FIRST かいだん」 | kaidan | Substack
https://www.kaidan.fun/


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