マンガ大賞2010を受賞したこの作品、コンビニにあったので勢いで買ってみました。帯にも「マンガ大賞2010受賞作品!」とか書いてあったりして、マンガ大賞どんどんすごくなってるなーと実感。
マンガ大賞第1回の「岳」、第2回の「ちはやふる」はどちらもすごい面白い作品で、特にちはやふるは久々ツボをついた作品。ここ最近はマンガの話になると常にちはやふるを薦めるほどで、自分にとってマンガ大賞受賞作というのはなかなか影響力が大きいのでした。
ただ、今回の大賞はちょっと自分には合わなかったな、というのが正直な感想。マンガの感想なんて人それぞれで、あくまで自分にとっては、というだけの話ではあるんだけど、設定が奇抜で1話は面白いんだけど、数話読むとパターンが定番化してしまって、最後の話を読む頃にはもう飽きてしまったw
これはもう完全に趣味の問題ですが、自分にとってはこの「テルマエ・ロマエ」が「デトロイトメタルシティ」と同じカテゴリのマンガに思えた。なんというか、設定がすごい面白いんだけど、その設定に慣れてしまうともう終わりという感じ。なんかこう、「設定ありき」マンガはあまり自分のツボにはまらないんだなあ……。これはお笑い芸人にも感じるところで、自分のセンスの根幹にあるものかなあと改めて認識した。
岳もちはやふるも、設定自体おもしろいながらも本筋であるヒューマンドラマが非常にツボなのですが、その点でもテルマエ・ロマエは設定を取り除いてしまった場合、ギャグがすごい面白い! とかいう作品でもないので余計に難しいのかなあとも思いました。
個人的な好き度で今回のノミネートを見ると「バクマン」「モテキ」がいいかなあ。まあバクマンはもうアニメ化決定で十分過ぎるほど有名ですし、モテキも4巻で終わっちゃいますけどね……。
あと毎回思うんだけど、マンガ大賞のスタッフは東村アキコを好きすぎないだろうかw。3巻連続ノミネートはさすがにすごいとおもった。
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ちはやふる 未だに読んでいません。
でももう買って読んでしまおうかなぁ。