日本酒「想天坊」を造る長岡の酒造「河忠酒造」に絞り体験しに行ってきた

長岡の酒造「河忠酒造」さんの絞り、今年も久々に参加させていただきました。

この絞りは、長岡の地域づくり団体「和創良酒の会」が開催したイベント。会に参加した人が田植えから稲刈り、仕込みから絞りまで日本酒を造る一連の仮定を楽しめるという、日本酒好きにはたまらないイベントなのです。

私自身は会員ではないのですが、今回もまたをかもとさんにご招待いただき数年ぶりに参加。前回参加した模様は下記のエントリーをご参照くださいませ。

蔵で絞り立ての日本酒を飲める素敵イベント「和創良酒の会」参加してきた – カイ士伝 https://bloggingfrom.tv/wp/2011/03/02/5011

まずは河忠酒造に集まり、白衣や帽子をかぶってから綺麗に手洗い。

そしてもろみを袋に入れ……。

その袋を紐で縛ってつるしていきます。もろみの自重のみで酒と酒粕を分離させるという昔ながらの袋吊りというやり方ですね。

袋吊りで絞る前のもろみ。まだお米の粒が残っていて、「ああ、日本酒はお米から作ってるんだなあ」というのを改めて実感。

こちらが袋吊りした樽から出てきた日本酒。

最初に出てくるお酒は「あらばしり」、あらばしりが終わって透明になり始めた状態のお酒を「中取り」といいます。一般的な日本酒は透き通っていますが、このあらばしりは名は体を表すというほどどっしり白く濁っているのが特徴。

酒絞り体験が終わったら今度は場所を長岡みしま会館に移し、お酒とおいしいご飯を堪能する時間。絞りも楽しいけどこの時間こそが日本酒イベントの醍醐味ですね！

机に並べられた料理たち。これに河忠酒造の創天坊をあわせていただきます。

どれもこれもとっても日本酒に合いそうなごはんばかり。イベント始まるまでのじらしタイムがなんとももどかしいほどおいしそう。

テーブルには想天坊で創ったパウンドケーキも。これはこんどぜひ買いたい！

とても珍しい差し入れということでこちらはイノシシの肉。とっても脂が乗っていて、それでいて野性的な味わいでとても日本酒によくあいました。

そして最後まで謎だったこの食べ物。上にくるみがかかっているのはわかるんだけどなんだったんだろう……。参加者のさしいれということで、最後まで何の食べ物かわからずじまいでした。

パチパチ写真とってたらなんかおしゃれっぽい写真も撮れました。

会場の外にはもちつきコーナーも。

このつきたてのおもちをあんこやきなこでからめたり、雑煮に入れていただくというぜいたくさ。

お雑煮はやさいたっぷり優しい味でとてもおいしゅうございました。これ長岡の味なのかなと思ってレシピ聞いてみたんですけど「ただの自己流よ」とのことで、普通に塩と醤油で味付けしているみたい。ただ前日から野菜を煮込んで味を出しているのがコツということで、その野菜のエキスがこの優しい味につながってるのかな。

そして外には熱燗コーナーも！ ただ数が少なかったみたいでとっくりもらうタイミング伺ってたらいつのまにか完売でした……。最初にちょっとだけもらえたからまあよしとしよう。

そしていよいよ日本酒タイム！ 待ってました至福の時！

こちらは熟成した燗酒用の想天坊。ううう、とっくりゲットできなかったのが悔やまれる……。

想天坊外伝は、以前まで杜氏だった郷さんの後を継いだ野末さんが創るオリジナルのお酒。

このおりがらみがとってもおいしくて、外伝というより正伝になってもいいんじゃないかというおいしさでした。これ酒の陣で買えるかなあ。

会場にはノーラベルのあらばしりも登場。

濁りの濃いあらばしりはどっしりうまい。ご飯にあわせるより単体で飲むほうがおいしいかな。

長岡地元のイベントに東京からはるばる参加したわけですが、今回は他にも八王子から来たという人が開会の挨拶してたり、今年で大学卒業という女子大生が東京から女友達と参加してたりで、なかなか東京参加率も高い会でした。女子大生の子は渋谷当たりでよく日本酒飲むということで、渋谷でお勧めの酒を長岡で教えてもらえるという不思議な縁も。今度教えてもらった店も全力でいかねばなー。

数年ぶりの会でしたが、前日のお酒を抑えてしっかり睡眠とったこともあり体調も万全、ご飯もお酒も大変おいしくいただけました。今度はぜひ田植えや稲刈りも参加してみたいところです。お誘いいただいたをかもとさん、ありがとうございました！