この記事は東京都の観光事業「tokyo reporter 島旅&山旅」で訪れた式根島のレポートです。式根島レポートのまとめはこちら。
美しい海、海を望む露天温泉に自然を楽しむハイキング。1周12kmの小ささに魅力が詰まった東京都の島「式根島」レポート
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/11/30/14532
きれいな海や温泉など見どころの多い式根島ですが、正直申し上げて食べ物に関しては正直そこまででもないと言うか、食べ物を一番の目的にして訪れる場所ではないかな、と思います。
とはいえ食事がすべていまいちということもなく、いくつかおいしい食べ物もいただいてきたので、式根島いくならここがいいんじゃないかなというグルメスポットをいくつかまとめてみます。
夜のご飯が豪華な民宿とうべえ
宿に関しては他に泊まったわけではないので純粋な比較はできないのですが、今回の宿泊地だった「とうべえ」さんは夜のご飯が充実していました。
これが1日目の食事。刺身に金目鯛の開き、そして島寿司、豆腐ハンバーグ、フライとおかずがいっぱい。
島だけに刺身はぷりぷりで美味しい。海が近いところはやはり刺身が普通に美味しいです。
個人的に一番好みだったのがこの島寿司。白身魚を醤油につけていただく「漬け」の一種なんですが、マグロの漬けとはまた変わった味わいでおいしい。
朝食メニューは夜に比べていくぶんシンプル。しかしまた焼き魚がうまい。
しかし朝食メニューで一番おいしかったのは開発中というあしたばパンケーキ。ほどよい苦みがあっさりしていてこれは好みの味! これだけで普通にお店だしていいんじゃなかろうかというくらい気に入りました。
こちらは2日目の夜のお食事。刺身はもちろん、後述する島の名物「たたき揚げ」、そして煮魚がほんとにおいしかった。
なかなか珍しい亀の手が入ったお吸い物。亀の手は以前に居酒屋で食べたことがあったので食べ方にこまることもなくおいしくいただきました。
2日目の朝。焼鮭がふわふわでおいしかった。朝ご飯はこのくらいシンプルなのがいいですね。
せっかくなので館内の様子も。部屋はいわゆる民宿の和室。鍵をかけたりなどはできませんが民宿ってのはもうそういうものですかね。ただ、部屋まで無線LANとどいていたのはありがたかった。
洗面所は廊下に2カ所。
お風呂は男女別で入れます。中はほんとに普通の家庭風呂で、浴槽も自宅と同じくらいの大きさだけど、男女別になってるのはかなり嬉しい。ただし夜は21時までなので、夜に温泉入ってから宿でシャワーを浴びる、というのは時間帯を調節しないと難しいかも。
冷蔵庫は片方が自由利用。島内のお店は夕方には閉まってしまうので、お酒などは早めに買って冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめ。
入り口のロビーはまんが読み放題。結構懐かしいマンガが中心でつい読みふけってしまいました。
難点を言うと村の中央からちょっと離れているので買い出しや自転車レンタルが大変なこと。とうべえでも自転車レンタルできるんですが、ママチャリなので移動結構大変なんですよね……。そのあたりは下記のエントリーをお読み下さい。
また、隣との壁が大変に薄く、部屋の中から隣の部屋に話しかけられるレベル。夜に隣の部屋が騒いでたりするとちょっと寝るの大変かもですね。
揚げパンがおいしい「池村商店」
お店の中で手作りパンを売っている池村商店。
中でも人気なのは揚げパン。きなこ、シナモンといった定番に加えてここでも出てくるあしたば味。
展望台の上であしたば揚げパンをいただいたのですが、ほろ苦さが甘さととけあって優しい味に。きなこもおいしいけどせっかくならここはあしたば味がオススメ。
おいしい弁当と「たたき丸」が人気の「みやとら」
こちらはパンではなくお弁当が人気のお店です。
一番人気という島のり便と明日葉飯弁当。今回はなかったですがほかにもくさや弁当とかもあるみたい。
こちらが明日葉飯弁当。ご飯はあしたばのほろ苦さがあって優しい味。おかずも美味しくて鮭が口の中でとろっととろける柔らかさ。そしてなんといってもうまかったのがおかずに入っていた「たたき揚げ」。要はさつま揚げのように、魚のすり身を揚げたものなのですが、ムロアジなどを使っているせいか味がさつま揚げより濃厚でとてもおいしかった。
こちらは島海苔弁当。海苔弁というと安っぽいイメージがありますが、こちらは磯の香りたっぷりの島海苔をふんだんにつかっているので弁当のランクが一気にパワーアップ。
あまりにたたき揚げが美味しかったので再度買いに行こうとしたのですが、そこで見たのが「たたき丸」。これはたたき揚げの中にご飯とおかずを入れたというみやとらオリジナルのメニューなのです。
しかもたたきバーガーまで新発売! 残念ながらこのときはたたきバーガーが売っていなかったので、かわりにたたき丸を買ってみました。
こちらがたたき丸。一見するとただのさつま揚げのように見えますが……。
中にはごはんとおかずがどっしり。これ1個で十分おなかいっぱいになりそうなボリューム感です。たたき揚げほんとにおいしいのでこれはかなり食が進む。東京でもたたき揚げを買えるところないかなー。
島民のソウルフード的ラーメンが食べられる「サンバレー」
新島で牛乳せんべいのお店を訪れた際に「式根島行ったらここ行くといいよ」と教えてもらったお店。親族が経営されているそうで、それもあって新島名物の牛乳せんべいをここでも作っています。
メニューはラーメンやどんぶりなど定食ものが中心。
中では牛乳せんべいを買うこともできます。牛乳せんべい自体をここで作っているのでパッケージも新島とは異なり、味もちょっと違うんだとか。
こちらがおしながき。新島でおすすめされていた「ねぎとりラーメン」を注文したのですが、周りのお客さんもほとんどがねぎとりラーメンを頼んでいたのにおどろき。このお店の看板メニューのようです。
こちらがねぎとりラーメン。ピリ辛ネギと鶏肉をトッピングした醤油ラーメンです。
味としては安心感ある食堂のラーメンといった感じ。東京の激戦区で戦うラーメンとは一線を画した、懐かしさすら感じるラーメンです。
こちらは一緒に頼んだ餃子。やたら野菜ばかりの餃子だったけどこれもしかしてあしたば入ってたんだろうか……。
あしたばチャーハンが美味しいレストラン「大師」
村の中央部にあるレストラン。ハイキング後の疲れをいやすために立ち寄ったのですがこれが個人的に大当たりでした。
店内はひろびろとした作り。
こちらがあしたばチャーハン。これが実においしくて、あしたばのさっぱり感がチャーハンの油をうまく中和してあっさりにしあがってる。
チャーハンもパラっとしあがっていていいチャーハンです。
そして何より気に入ったのがこの島とうがらし。
一般の一味より辛いという言葉の通り、蓋を開けるだけで鼻をツンとする刺激臭が立ちこめます。
ほんのちょっとだけチャーハンにかけてみたのですがこれがほんとに辛い、でもうまい。辛さにちゃんとコクがあって、あっさりめのあしたばチャーハンに混ぜることでまた別のおいしさがうまれる。いやーこの唐辛子買って帰りたいくらい気に入りました。
決して食べ物目当てでいく場所ではないけれど、おいしいたべものもちゃんとある。特にたたき揚げとこのあしたばチャーハンは是非味わって欲しいなと思うほどお気に入りの味でした。
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