海に面した露天温泉が3種類も楽しめる式根島の温泉めぐり #tokyo島旅山旅 #式根島

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

この記事は東京都の観光事業「tokyo reporter 島旅&山旅」で訪れた式根島のレポートです。式根島レポートのまとめはこちら。

美しい海、海を望む露天温泉に自然を楽しむハイキング。1周12kmの小ささに魅力が詰まった東京都の島「式根島」レポート
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/11/30/14532

tokyo島旅山旅のレポーター記事、今回は式根島トップクラスの見どころである温泉についてご紹介。

式根島には3つの露天温泉があり、そのすべてが海と隣接して海を見ながら入浴を楽しめるのです。場所はすべて南側に集まっており、連続して訪れやすいこともあって式根島温泉めぐりというのも簡単。そんな温泉プラスアルファを1つずつご紹介していきます。

 

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式根島マップ(式根島オフィシャルサイト)より引用

海を望みながら24時間入浴が楽しめる「松が下 雅湯」

3つある露天温泉のうち、もっとも便利なのが松が下 雅湯。現在の皇太子と雅子さまのご成婚を記念して「雅」の字をこの温泉につけたのだとか。

松が下雅湯(式根島オフィシャルサイト)
http://shikinejima.tokyo/sightseeing/miyabiyu/index.html

場所は島の南のほう、与謝野晶子記念碑の向かいから坂を上って向かいます。温泉入り口という看板もあるので道はわかりやすいかな。

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こちらが入り口。この先は自転車では進めませんが徒歩5分もかからず到着します。

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こちらが松が下 雅湯。露天温泉のため水着着用ですが、色が非常に茶色いため水着に色がつきます。真っ白な水着とかだとかなり茶色が残ってしまうので要注意。

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右手には更衣室。たださほど大きくないので宿から水着仕込んで行くとかのほうが便利かもしれません。

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温泉の手前は荷物を置いたり休んだりできるスペース。「盗難は?」「ロッカーはないの?」とか気にする人はそもそもこの島ではやっていけないかもしれません。 みんなが使う脱衣所エリアなので人が多いときは荷物を整理しておきましょう。

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海を眺めながらの露天風呂はほんとに気持ちいい。温度もちゃんと調節されており、湯船も歩きやすいよう平らになっているので本当に普通の温泉感覚で楽しめる。

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人向けの足湯も用意されているので「わざわざ着替えるのは……」という人も気軽に温泉を楽しめます。

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松が下 雅湯は夜も楽しい。温度管理きちんとされているので夜でもしっかりあたたかい温泉が堪能できます。ただ残念ながらあたりが真っ暗すぎてまともに写真撮れなかったので、同じく東京都の観光レポーターとして式根島を訪問していたURAMAYUの写真をお借りしておきます。

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PHOTO by URAMAYU

夜の式根島に関する記事はこちら。

露天温泉で満点の星空を眺める…式根島の松が下温泉に恋に落ちる #tokyo島旅山旅 #式根島 | URAMAYU
http://uramayu.com/blog/2015/09/shikine_matsugashita_onsen.html

海にもっとも近い露天風呂「足附温泉」

続いては足附温泉。表記は足付とも書くようです。以前に傷を負ったアシカが入浴していたからこの名前になったんだとか。

足附温泉(式根島オフィシャルサイト)
http://shikinejima.tokyo/sightseeing/ashitsuki/index.html

場所は松が下 雅湯から歩いてすぐのところ。ルート的にも松が下 雅湯を通過していくことになります。

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松が下 雅湯と比べて道は若干険しいものの、街灯なども用意されているので暗くても大丈夫。でもまあ、たまにいくつか街灯の電気切れてるので、スマートフォンの懐中電灯アプリとか入れておくといいと思います。

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徒歩数分で足附温泉に到着。

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しかし温泉と名前はすれど姿は見えず。む、もうちょい場所は先なのかな?と思ったらこれが温泉! この水たまりみたいなのが温泉! 入ってみると確かに温かい! 松が下 雅湯と比べてかなり自然のまま感ある温泉です。

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温度管理もされていない自然のままなので、海の満ち引きによって温度も変わるのだとか。このときは夕方くらいに行ってみたのですが、「うん、これは風邪ひくな」程度のぬるさでした。24時間入れるのは変わらないのですが、温度管理がされておらず明かりも少なめなので、夜に入るのはあんまりおすすめしないかも。

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険しい断崖絶壁を乗り越えて進む超高温の「地鉈温泉」

露天温泉の最後の地鉈温泉は2つの温泉とはちょっと場所が離れており、一度山を登って再度くだる必要があります。「地面を鉈で切り裂いたような地形」から地鉈という名前がついたとのこと。この名前の時点でもうちょいいろいろと考えておくべきだったな……。

地鉈温泉(式根島オフィシャルサイト)
http://shikinejima.tokyo/sightseeing/jinata/index.html

行き方はいろいろありますが、温泉を巡るなら足附温泉から坂を上っていくのがお勧め。

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足附温泉から舗装された坂道を上がっていくと、この島唯一の屋内温泉である「憩の家」に到着。ここを通り過ぎてさらに先を進みます。

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憩の家を過ぎて道を進むとなにやら不思議な穴が。

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これは「湯加減の穴」という観光スポットで、ここに手を入れるとこれから向かう地鉈温泉の温度がわかるのだとか。

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手を入れてみると確かにもわっと温かい。これ、下の温泉の熱がここまで届いているのですかね。手を入れたときの温度がいきなり変わる感覚がちょっと楽しいので、近くを通るなら一度は手を入れてみることお勧めします。

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湯加減の穴を通り過ぎてもう少し歩くと地鉈温泉の入り口に到着。舗装道路もあるし結構整備された温泉なのね、と思った自分の浅はかさを後ほど知ることになります。

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舗装道路の先には自然豊かな階段。これを降りて地鉈温泉へ向かいます。

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と思ったら自然過ぎる! 階段急すぎる! これ高所恐怖症が怖いやつ!

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階段を降りて後ろを振り返るともはや先ほどの整備感はなく、もはやダンジョンに迷い込んだ感すらあります。

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そして到着した地鉈温泉。

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色は松が下 雅湯に負けないくらいの茶色い色。

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そしてよく見ると温泉がグツグツ煮立ってる……。

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動画で軽く撮ってみましたがこれもう温泉というより熱湯のレベル。とても足を踏み入れることはできません……。

海の近くのほうが温度低いのでぎりぎりまで来てみましたが、それでも下町の温泉かというくらい高い温度。足附温泉とは打って変わっての高温で、逆に入るのが大変かもしれません。とはいえがんばって入浴している人たちもいたので入れないことはなさそうですが、海の満潮時が一番ぬるいとのことで、訪問時の満潮時間を調べていくとよさそうです。

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すべての温泉を回ったら最後は屋内温泉「憩いの家」へ。いずれの温泉の24時間入れるものの、体を流すのが常温のシャワーしかないので、秋から冬場だとちょっと辛い。憩の家は22時まで、受付は21時30分までという時間制限ありますが、最後に体を流して帰りたいならルートに組み込んでおくといいです。

憩いの家(式根島オフィシャルサイト)
http://shikinejima.tokyo/sightseeing/ikoinoie/index.html

お値段は1人200円という低価格。ロビーも豪華ではないけれど落ち着ける作りなので、温泉巡りの最後にはぴったり。

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マッサージチェアも用意されています。ただし憩いの家は禁煙かつ禁酒なのでご注意を。

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お風呂の中は写真撮りませんでしたが、こちらの湯も松が下 雅湯並みの茶色い湯なので、湯船で体をきれいに流すというよりシャワーを使うのがいいかな。また、石けんはあるけどシャンプーなどはないので、お風呂道具は持参しておきましょう。タオルも100円で買えますが驚くほど水を吸わない小さなタオルなので、バスタオル持参がお勧めです。

海が見える露天温泉という意味では同じながらそれぞれが個性豊かな温泉に加え、最後には体をきれいに流せる憩いの家と、温泉好きにはとても嬉しい構成。この島は温泉だけを目的に来ても十分楽しいだろうなと思うほど、式根島の温泉は大満足。夜の松が下 雅湯でビール飲みつつ海を眺める入浴は至高のひとときでした。

今回のレポートそのほかの記事一覧はこちら。

海に面した露天温泉が3種類も楽しめる式根島の温泉めぐり
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/01/14509

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ホテルばりの豪華客室がすばらしい「橘丸」の長時間船ルート
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美しい海、海を望む露天温泉に自然を楽しむハイキング。1周12kmの小ささに魅力が詰まった東京都の島「式根島」レポート
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tokyo reporter 島旅 & 山旅
http://tokyoreporter.jp/


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