マンガサイトのアルが実施していたこの企画、悩みに悩みすぎて5つに絞るのに相当時間がかかってしまいましたがようやくこの5つに決めました。
カイさんを構成するマンガは美味しんぼ 加治隆介の議 CIPHER ヒカルの碁 帯をギュッとね! – 私を構成する5つのマンガ | アル
https://alu.jp/elementsOfMe/BqycMcvAvyxI8850NP9u
これに近いネタは前にゲームでも書いたのですが。
ゲームに比べて作品数が圧倒的に多いのでかなり悩みつつの絞り込み。「自分を構成する」ということは最近読んだマンガではなく、幼少から大学生、せめて社会人1、2年目くらいまでに出会ったマンガ、という自分縛りで選んでみました。
選んだだけではもったいないので以下その理由をブログにて。
美味しんぼ
小学館 (2013-01-01)
売り上げランキング: 12,492
言うまでもない日本を代表する料理マンガ。美味しんぼのおかげで世の中に流行した料理ってもう枚挙にいとまが無いんじゃないだろうか。こないだもカワハギの肝を刺身で食べて「記憶が戻る味だわー!」って興奮しちゃったよ。
いろいろ問題も巻き起こした作品ではありますが、序盤の料理とヒューマンドラマを交えた作品はお見事。料理の知識はもちろんのこと人生観についてもいろいろ学びがあった作品です。
美味しんぼについては以前こんなブログも書いておりますのでよろしければ。
「人生の教訓」を学ぶ美味しんぼ珠玉のエピソード俺ベスト5 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/12/06/14587
加治隆介の議
講談社 (2012-09-28)
売り上げランキング: 898
弘兼憲史先生の作品はどれも好きなんですが、一番好きなのを挙げろと言われるとこの作品かも。政治版島耕作とも言うべき作品なのですが、主人公の政治観がどれも深くて考えさせられる。増税の際の「正解率0パーセントの問題もあるのです」という発言だったり、「同じ人種だから仲良くしようというほうが人種差別」という発言とか、いろいろと学びがありました。
マンガとしては大分古いのですが、政治に対していろいろ考える材料としては今読んでも十分に面白い作品だと思います。紙で熟読しまくってたけど改めて電子で買い直そうかなあ。
CIPHER
白泉社 (2015-10-15)
売り上げランキング: 41,562
双子のサイファとシヴァ、そしてそれを取り巻く人々のヒューマンドラマ。成田美名子先生の作品はどれも人間の描写や考え方が深くて大好きなのですが中でもサイファが一番。「友達は作るもんじゃない、なるもんだ」という名台詞をしれっと言えるアレクサンドラかっこよすぎますよね……。
ヒカルの碁
集英社 (2012-11-16)
売り上げランキング: 11,146
ヒカルの碁という作品自体がとても好きなのですが、なかでも好きなエピソードがプロ試験に合格できなかった伊角が中国へ武者修業へ出たときに「精神なんて技術でコントロールできる」と放った言葉。
いつでも必ずコントロールできるかと言われると難しいけど、でもメンタルを技術でコントロールできるという考え方そのものと、メンタルが揺らぐような場でも技術で律しよう、という意識が働くようになったことはこのマンガのおかげ。元々「努力でキャラクターは変えられる」という意識はあったんだけど、このマンガのおかげでそれがより明確に自分の中で捉えることができるようになりました。
帯をギュッとね!
小学館 (2013-01-01)
売り上げランキング: 18,880
連載時に自分も柔道部だった、というのが大きいんだけれど、1年生だけで立ち上げた帯ギュと、毎年部員が数人くらいしかいなくて自分の年でやっと団体戦できるだけの人数が揃った自分の柔道部というのがシンクロしていたこと、そして強くなるためにいかに理詰めで練習していくか、というところへの共感がとても強かった。何もないところから立ち上げるスタートアップ感を植え付けてくれたのも思えばこのマンガのおかげだったのかも。
他にも悩んで悩み抜いて落としちゃった大好きなマンガもありつつ「自分を構成する」という観点ではこのマンガは鉄板と言えるラインアップ。今読んでも最高にすばらしいマンガとして全力で推薦できる作品です。