最近音楽プレーヤーはPSP goをメインに利用していたのですが、Bluetooth経由で曲名を液晶に表示できるBluetoothレシーバ「MW600」をゲットしたこともあり、久々に音楽プレーヤーをF-07Bにしてみました。
ソニー・エリクソンのBluetoothレシーバー「MW600」が神スペックな件 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/05/19/3752
というのもこの曲名を液晶へ表示するには、音楽プレーヤーがAVRCPというプロファイルのバージョン1.3に対応している必要があるのですが、PSP goもXperiaもこのAVRCP 1.3に非対応なので宝の持ち腐れ状態。その点FシリーズのBluetoothはAVRCP 1.3対応で、F-07BだけでなくF-04Bや間もなく発売のF-06BもAVRCP 1.3対応なので、せっかくの機能をより活用しようと思った次第です。
で、ここ数日F-07Bで移動中に音楽を聴いていたのですが、結論から言うと液晶に曲名表示できるメリットはあるものの、それ以外の課題も多いのでF-07Bをメインの音楽プレーヤーにするのは無しかな。スペックアップしているはずのF-06Bに期待、というのが今のところの印象です。
F-07Bのミュージックプレーヤーは同じヨコモーションのF906iからほとんど変わりがなく、Bluetoothnで音楽を聴く方法についてもF-01Aと変わりがないので以前のエントリーをご参照いただくとして。
F906iでミュージックプレーヤーのススメ – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2008/06/26/266F-01AとBluetoothでワイヤレスオーディオ生活 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2008/11/23/630
音楽を聴くことそのものに関してはBluetoothレシーバを使ってしまえば操作感はどの音楽プレーヤーを使っても共通なのでそこまで不満はなし。また、携帯電話で音楽を聴くメリットとしては、電話の着信があったときも着信音がBluetooth経由で聴けるので、「マナーモードで歩いていたら着信に気がつかなかった」ということも防げます。
背面にも楽曲を表示。サイドのボタンで音量と早送り・早戻しを操作
ただ、Bluetoothで音が聴こえるのが電話着信音だけで、メールは音が聞こえず無音になるだけという仕様は相変わらず。百歩譲って「無音になればメールが来ている」と気がつくのですが、目覚ましに関してはマナーモードにしていてもバイブが動作せず、それでいて音は無音なので、「電車で寝る時に目覚ましをかける」なんてことやろうとすると音が聴こえなくてまったく効果がないというね……。
また、音楽を聴いている間はマルチタスクにも制約が出てしまう。その最たるところはカメラを音楽と同時起動できないことで、音楽を聴いている時に写真を取ろうとしたら一度音楽を止めなくては行けない。また、せっかく待受にショートカットを設定したり、数字+各種メニューキーで利用できるショートカットも充実しているのに、マルチタスクからはそれらの機能がほとんど使えないということもデメリットです。
さらに音楽プレーヤーとしての仕様もちと問題で、1つのプレイリストに音楽をたくさん登録してしまうと早送り、早戻しでタイムラグが発生してしまう。さらにこれが痛いのですが、Bluetoothで一時停止操作して放っておくと、ミュージックプレーヤーが停止してしまい、レシーバーから再生しようとしても本体からでないと操作できなくなってしまう。これ昔はこんなこと気にならなかった気がするので設定次第で変えられるのかもしれませんが、コンビニなどでお金を支払う時だけ音楽を止めている私としては地味にこれがネックです。
かなり厳しい意見書いてしまったけれどこれも仕方ないといえば仕方なくて、そもそも音楽プレーヤーの仕様が2年前から完全にストップしてるんですよね。上記の課題って2年前にも感じてたことそのままで、久々に音楽聴いてみて「ああこれ困るんだよねー」という思い出がよみがえりました。携帯電話での音楽機能なんてオマケなのだろうけれど、せっかくのBluetoothを活かすならもうちょいこの辺りもいじってもらえるといいんだけどなあ。
とはいえF-07Bはメニューや仕様も富士通スペックで、ある意味最後の富士通携帯なのですが、ハイスペック防水のF-06BはOPPの採用によりメニュー周りも一新しているし、性能も上がっていることで早送り・早戻し時のタイムラグも解消が期待できるところ。F-06Bをゲットしたら音楽周りは改めてチェックしてみたいと思います。
F-06B/F-07B/F-08B 最新Fケータイブロガー徹底レビューまとめサイトへ