この記事は東京都の観光事業「tokyo reporter 島旅&山旅」で訪れた式根島のレポートです。式根島レポートのまとめはこちら。
美しい海、海を望む露天温泉に自然を楽しむハイキング。1周12kmの小ささに魅力が詰まった東京都の島「式根島」レポート
https://bloggingfrom.tv/wp/2015/11/30/14532
式根島2泊3日の旅で、途中なんども見かけた謎の船。
実はこれ、気がついていなかったけど実は自分達が乗る帰りの船だったのでした。あまりに日本離れした外観だったのでてっきり海外の船だと思ってたよ……。
帰路につく前日にこの船に乗ることを遅まきながら知り、これだけの豪華客船だしせっかくの機会なので……、ということで、当初予定していた一番安い二等船室から特等にスペックアップ。運賃は2等の5,740円に対して特等は16,090円と1万円以上高いのですが、結論からいうとそれだけ出しても満足なくらい素晴らしい船の旅でした。
なお、橘丸のルートは、東京を22時に出て式根島へ翌日9時に着く往路と、式根島を11時25分に出て東京に19時頃着く往路という1通りしかありません。また、乗船時間は7時間以上もあるため、早さを優先するなら船やジェットフォイルなど他の手段がおすすめです。冒頭のまとめエントリーに往路と復路の情報もまとめているのでそちらもご参照下さい。
橘丸の乗船は島の北東にある野伏港から。港の前にある待合所でチケットを購入します。
こちらが待合所の中。時間が無くて行けなかったのですが階段上がると上から海を眺められるっぽい。
窓口で二等から特等への変更を願いでたところ、無事部屋の空きがあったとのことで特等への変更に成功。
外に出てみるとたくさんの人。島の人もこの船に乗って新島へ向かうのだとか。
しかし何度見ても北欧の船にしか見えない……。ちなみにこれが東海汽船のロゴマークだそうで。
中に入るとそこにはエレベーター。エレベーターついている船なんて初めて乗った! しかし残念ながら海上不良のため今回はエレベーターに乗れず。
特等エリアは最上階、自動ドアの中にあります。
自動ドアの中までは誰でも入れるけれど、その先の部屋は鍵がないと入れません。
そしてこちらが特等の部屋を開けるルームキー。
中に入るとまるでホテルのような風景が。これ、ほんとに船なんですか……!
枕元だけ見るとほんとにホテルの1室にしか見えない。
窓際には外を眺められるソファーとテーブル。
そして壁には液晶テレビ!
トイレはウォシュレット!
カーテンを開けると外の様子も一望できます。
壁の下にはコンセントも。こんなに海の上で電気つかっていいんだろうかと不安になるくらいコンセントも充実しています。
さらに冷蔵庫やポット、浴衣まで揃っているアメニティの充実っぷり。これほんとにすごいな……。
お土産に買った揚げパンをたべながら出発!
特等の外はすぐ甲板に出られるようになっています。
1つ下にはいすやテーブルに座れるエリアも。
せっかくなので行ける範囲で他の部屋もチェック。こちらが一番安い二等船室です。ちゃんと1人分の場所が確保されているので場所の取り合いもないし、上に荷物がしまえるのもいい感じ。安さメインで二等でも十分快適そう。
こちらは1つランクが上がった特二等。ただし完全個室になってしまうので、同行者がいる場合は話にくいかも。完全に寝ることメインの部屋ですね。
これより上のランクは入室対象外だったので見られませんでしたが、サイトに写真があるのでご覧下さい。人数多いなら特一等の和室とかを選ぶのもよさそう。
大型客船|伊豆七島へ行く船旅・ツアー/東海汽船株式会社
http://www.tokaikisen.co.jp/shipinfo/largeship/
設備も充実、メイクルームや授乳室もあります。
女性専用シャワー室まで!
この船をデザインした柳原良平さんのイラストも。柳原良平と言えばトリスウィスキーのキャラなんかが有名ですかね。
現在の運行情報は液晶モニターで確認することもできます。
船内にはレストランも! ただし営業時間が決まっているので注意です。
室内は明るく開放的な作り。ほんとに海の上であることを感じさせません。
生ビールで乾杯! 海の上で飲むビールは格別ですなー!
一方のご飯は普通すぎるほど普通。橘丸の名を冠した橘ラーメンは、サービスエリアで出るような普通にシンプル過ぎるラーメンでした。
オムライスも同様のクオリティ。まあそこは海の上ですしね……。
海が荒れているときのためか、椅子はすべてチェーンでロックされていました。
フード類はカップラーメンも充実。正直ごはんはこっちでいいかもね……。
昔懐かしなホットメニューも完備。
船内の散歩や食事を終えて、豪華な特等のベッドでぐっすり眠ったら船はいつしかレインボーブリッジへ。
レインボーブリッジの真下を通過!
帰ってきたよ東京!
コースとしては7時間近くかかりますが、二等なら6000円程度の料金で、さらに特等なら快適な船の旅が楽しめる。ルート的に東京から行く場合は夜出発で朝到着、式根島から帰る時は朝出発で夜到着、という1通りしかないので、うまく時間があうようならお勧め。
特等も東京から大阪へグリーン車に乗ったと考えれば値段的には大差ないし、7時間もの長時間を快適に過ごすということを考えるとコストパフォーマンスも高い。帰り道の疲れを取るためにも、時間があるなら特等でゆっくりのんびり帰る旅がお勧めです。
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