想天坊の河忠酒造、久保田の朝日酒造、そして吉乃川と長岡の蔵元をさんざんに堪能した後は、長岡駅前の割烹「魚仙」でおいしいごはんと日本酒をいただきました。
越後地酒専門店|長岡 割烹 魚仙|新潟の地酒・日本酒・郷土料理・地物魚料理・日本百名居酒屋・長岡の居酒屋
http://uo-sen.jp/
このお店は、先日そば打ちをしに長岡を訪れた際にも来ているのですが。
ひたすら日本酒飲んだくれたけれどまだまだ飲み足りん! ということで二軒目はオススメのお店魚仙へ。
初めての蕎麦打ちを体験しに長岡へ行ってきた – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2013/12/11/11841
引用にもあるように2軒目のお店だったためすでにほどほどよっぱらっており、お店の神髄をきちんと堪能できていなかったなあという思いと、そのときたべたおつまみが忘れられないうまさだったので今回の再訪とあいなったのであります。
魚仙のすばらしさはこのお酒のラインアップ。
もう新潟中のお酒がぜんぶそろってるんじゃないのといわんばかりの数が、相撲番付風にびっしり記載されています。
また、5銘柄ずつ飲み比べできるセットもお手軽900円で10種類以上揃っており、いろんなお酒を飲み比べたい人にもおすすめ。
お店入り口にある冷蔵庫には日本酒がこれでもか! というほどに並んでいます。
すでに吉乃川でたくさん試飲した直後のメンバーながら、おいしいアテと飲む日本酒はまた別物! と前のめりなテンションで飲み会はスタート。
まずはでてきた長岡名物栃尾の油揚げ。もうそれ厚揚げでしょというサイズの油揚げにかつおぶしとしょうが、それに醤油を一回し。ほんのり焦げた香りと味わいがまた日本酒にあうことこの上なし!
そしてやってきました飲み比べセット!
それぞれの銘柄はこうやってラベルで確認できます。ただ、1人で5つもつがなきゃいけない飲み比べセットを5人も6人の頼むと必然的にファーストオーダーの時間もかかってしまい店員さんにお手間をかけるので、とりあえず飲み会スタートしたいときは普通に1銘柄だけ頼んでおき、飲み比べは後の楽しみにするといいかも。
新潟といえばやっぱお魚は譲れませんね。どれも新鮮でうまいうまい。
ジャンボ卵焼き。どこがジャンボなんだろというのは後ほど答えが明かされます。
お店の人にお勧めされた煮物。たしかかれいの煮物だったような……。これまたぷりぷりの身がしっかり煮汁を吸い込んでいて旨味、旨味!!!
こちらはなめろう。そもそもなめろう自体、日本酒のアテとしては鉄板的存在ですが、このお店のなめろうはしそや揚げネギなどいろんな味がかさなりあってなんともいえない複合的なおいしさ。お酒に合いすぎてばくばく食べてしまいました。
そして前回食べたとき絶品過ぎて感動し、またこのお店に来たい! という原動力になったのがこの梅わさ。梅とわさびを練り込んだだけのシンプルな料理ですが、これがもう日本酒に合いまくり。わさび好きだということもあってバクバクと食べてしまいました。これ今度家でも作ってみたいなあ。
つけあわせの大根に乗せていただくとこれがまた旨味!
そして天ぷら盛り合わせ。なめろうや梅わさでテンションあがりすぎてしまいつつも、揚がりたてさくさくでおいしい天ぷらでした。
そしてきました大御所のどぐろ。のどぐろといえば新潟を代表する魚でもありつつそのお値段の高さでも知られており、今回ののどぐろは1匹6,000円もするとのことでさすがに腰が引けてたのですが「6人で割れば1人1,000円」という短絡的な思考に加え、このお店を紹介してくれたをかもとさんおよびお店の大将の熱い推薦により注文したのですが、これがもう、注文しないなんて選択肢を選ぼうとして自分を責めたいレベルのうまさ。
いままで食べたのどぐろの中でも最高級で、「のどぐろってこんなに脂がのってるんだ!」と感動するほど脂が乗ったぷりぷりの身が完全に未体験の味。魚仙では「普段から最高ののどぐろしか仕入れない!」と豪語されてましたが、それでも今回のは大きさだけ見るといつもより小さいのだとか。本当に注文してよかったと感動するとともに「6人で来てよかった」と胸をなで下ろしたのでありました。
あまりのうまさであっという間に平らげられてしまったのどぐろ。
しかしこの店ののどぐろはそれだけじゃ終わらない! 残った骨を使ってお茶漬けを作るという贅沢な一品もいただきました。
これが魚の骨とお湯、そして醤油だけなのに見事なダシが取れていて絶品の仕上がり。うむ、ここまで食べられて1人1,000円なら全然安いじゃないか!
のどぐろ注文で盛り上がっていたらご主人からジャンボ卵焼きの差し入れも。たしかにこれはでかい! この大きさを1回で仕上げてるのか!
切ってしまうとわかりにくいけど、これだけ大きいのにしっかり火が通っていてふわふわの歯ざわり。飲みの途中の箸休めにもぴったりですね。
さらに秘蔵のアテは続きます。こちらはからすみを使ったお茶漬け。そんな贅沢したことなかったけどこれまたのどぐろの茶漬けに負けず劣らずのうまさです。
あまりの豪勢なお茶漬けに興味津々のメンバー一同。
さらにさらに、あの「つず久」で味わったわさびめしも大将が再現。あのつず久で体験した尋常ならざるわさび量に比べると良心的な量ですが、それゆえに味としては見事なバランスで、わさびの刺激が非常においしい仕上がりでした。
そしてこのお店、実は居酒屋探訪家として知られる太田和彦さんの書籍「居酒屋百名山」にも紹介されているのだとか。なるほどそりゃあご飯もお酒もおいしいわけだよ……。
旅行の専門チャンネルでも取り上げられているみたい。これはちょっと録画してみるかなー。
太田和彦の日本百名居酒屋 #11 – 太田和彦の日本百名居酒屋 – 紀行|旅チャンネル http://www.tabichan.jp/travelogue/izakaya_hyaku/11
こちらが「角野卓造似」と呼ばれたお店のご主人。笑顔で料理やお店の紹介していただきました。
さらには魚仙オリジナルというお酒も披露。この「壱参壱弐」という名前、魚仙の電話番号なんだとかw
日本酒は日本酒だけでもおいしいけど、すばらしい料理と合わせるとさらにうまさが高まるもので、その点で魚仙は文句のつけようがないすばらしさ。長岡行った時によりたい店がまた1つ増えました。
同行者のブログはこちら!
[A] 長岡駅前、居酒屋の名店「魚仙」で驚異の料理に舌鼓と日本酒と【居酒屋百名山】
http://airoplane.net/2014/03/03/nagaoka-uosen.html