投稿者: カイ士伝

  • 音量ブーストや異なるOS間の同期が便利なポッドキャストアプリ「Pocket Casts」

    音量ブーストや異なるOS間の同期が便利なポッドキャストアプリ「Pocket Casts」

    ポッドキャストの「ポッド」がiPodのことだという事も忘れ去られつつある昨今ですが、ポッドキャストを聴いているアプリはみなさま何をお使いでしょうか。

    iPhoneの人はApple Podcast、またはSpotifyあたりが人気のアプリかなと思いますが、今回は個人的に愛用しているポッドキャストアプリ「Pocket Casts」のご紹介。

    Listen to podcasts with the best free podcasting app – built by listeners, for listeners.
    https://pocketcasts.com/

    お気に入りポイント1つ目は「ボリュームブースト」機能。音が小さめのポッドキャストはこれをオンにすることで大きな音量で聴くことができます。

    プロ並みのポッドキャストはさておきユーザー発のポッドキャストは音量が小さいことが多く、外出中で騒がしい場所では音が聞き取りにくいこともあるのですが、Pocket Castsのボリュームブーストはそういう時に大変便利。

    もちろん倍速再生も対応しており、0.1倍速刻みで最大3倍速まで設定可能。ボリュームブーストと倍速再生はすべてのポッドキャスト共通で設定できるので、違う番組を聴くたびにオンオフする必要はありません。

    自動ダウンロードに対応しており、最新の番組はWi-Fi接続中にダウンロードしておいてくれます。また、一度聴いた番組は非表示にできるので既聴管理も便利。もちろん一度聴いた番組も「アーカイブ済みを表示」にすれば再度再生できます。

    複数のポッドキャストをまとめて聴けるプレイリスト機能も便利。数十分くらいのポッドキャストをガッと登録してまとめて消化できるし、前後編の番組も1本のように聴くことができます。

    そして何よりもお気に入りなのが、登録したポッドキャストや既聴管理をOSを超えて同期できること。しかも無料で。アカウントを作成しておくと、iOSとAndroidといった異なるOS間でも登録番組を管理できます。

    自分の場合はAndroidとiOSを併用しているので、OSを気にすることなくポッドキャストを聴けて、小さい音のポッドキャストも音量を上げて楽しめるという点で大変愛用しているアプリ。同じような悩みを抱えている人はぜひお試しください。

  • 左手デバイス「Orbital2 STERNA」でポッドキャスト編集の腱鞘炎とさよならしよう

    左手デバイス「Orbital2 STERNA」でポッドキャスト編集の腱鞘炎とさよならしよう

    この記事は「ポッドキャスト配信について語る Advent Calendar 2022」の3日目です。

    ポッドキャスト配信について語る Advent Calendar 2022
    https://adventar.org/calendars/8177

    先日も書いたとおり、今年は比較的ガジェットを買わない年だったのですが、その中でも変化が大きかったのはポッドキャストの編集体制。中でもLogic Proはポッドキャスト編集の効率化に大幅に役に立ちました。

    ポッドキャスト編集でAudacityからLogic Proに乗り換えたらとんでもなく効率が上がった3つの理由 – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2022/06/08/17829

    3万近い高価なソフトということもあり、音楽関係の人からは「ポッドキャストにLogic Pro使うの?」と驚かれたりもしましたが、ポッドキャスト編集の大幅な効率化に役立っており、趣味に投じる金額としては十分にコストパフォーマンス高いと実感しています。

    そしてもう1つ、ポッドキャスト編集の効率化に役立っているのが、このエントリーの本題であるBRAIN MAGICの「Orbital2 STERNA」です。

    クリエイティブ制作をより楽にする左手デバイス「Orbital2 STERNA」 – Just another Orbital2 Products BRAINMAGICサイト site
    https://brainmagicproduct.com/orbital2-sterna/

    ポッドキャスト編集は、音を分割したり移動したりと細かなコマンド操作が必要です。大抵のコマンドはキーボードショートカットが用意されていますが、複数のキーを同時押しするのはわずかながらも負荷が高く、連続してキーボードショートカットを使っていると疲労も蓄積してきます。知人にはポッドキャストを編集しすぎて腱鞘炎になってしまったという強者もいました。

    そこで活躍するのがこのOrbital2 STERNA。「左手デバイス」という触れ込みですが、要は利き手以外の手で操作するデバイスで、いろんなパソコン操作を割り当てることができます。

    Orbital2 STERNA

    大きさは手のひらサイズのコンパクトなデバイスで、中央のジョイスティックは8方向に倒せるほか、スティックを左右に回転することも可能。さらにスティックの脇には8個のボタンが用意されています。

    手のひらサイズ
    接続インターフェイスはUSB Type-C
    8方向に押して操作

    こういう片手操作のデバイスはいろいろと世の中に出ているのですが、Orbital2 STERNAが面白いのはこのジョイスティック型の機構で、上下左右と斜めの全8方向に機能を割り当てられる上に、どの方向にどの機能を割り当てたのかが画面に表示されるので「どの機能をどこに割り当てたっけ?」というのを覚える必要がないのです。

    どの方向に倒したか、どの機能が割り当てられているかが一目瞭然

    ボタン型のデバイスは自分でどのボタンにどれを割り当てたかを覚える必要がありますが、Orbital2 STERNAなら画面を見ればいいのがとても便利。そうしてて操作していくうちにいつしか画面を見ずに操作できるようになっていくので、学習コストという点でもパフォーマンスが高いです。

    割り当て方法も多彩で、スティックの方向に加えて、周囲のボタン8個にも機能を割り当て可能。スティック操作も8方向に機能を割り当てるジョイスティックモードに加えて、8方向に倒した後に左右の回転を割り当てることで、24通りの操作が割り当て可能な「Orbital Engine」モードの2タイプから選択できます。

    8方向+無方向に加えて左右回転に機能を割り当てられるジョイススティックモード
    8方向それぞれにボタンと回転を割り当てられるOrbital Engineモード
    スティックの後、ボタン押しと左右回転に機能を割り当て

    自分の場合、Logic Proでよく使う操作は分割の「Command+T」、指定した時間より後ろの音声をまとめてつかむ「Shift+F」、あとは削除とやり直しなので、それぞれを4方向に設定しつつ、左右のスクロールをスティック回転に割り当ててみました。

    作成サンプル。上下左右によく使う機能、左右回転にスクロールを割り当て

    実際の操作はこんな感じ。キーボードを操作することはほとんどなく、マウスやタッチパッドとOrbital2 STERNAだけで編集操作を完結できています。

    割り当てられる機能はキーボードやスクロールだけでなく、複数キーボードの同時押しや順番押しなどいろんな設定が可能。さらに設定をプロファイルとして複数残せるので、「Logic Pro用」「PhotoShop用」などと設定を使い分けることができます。

    設定めんどくさいなーという人向けにプロファイルも公開されているので、最初は推奨プロファイルを使うのもあり。どのプロファイルはどんな割り当てされているのかがダウンロード前にわかるといいのですが、自分でイチから作るよりはだいぶ楽そう。DaVinciはまだ設定作ってないのでこのプロファイル試して見ようかな。

    Orbital2 Portal | BRAIN MAGIC
    https://brainmagicportal.com/views/ja/downloads/profiles/mac/

    贅沢を言うとちょっと本体の作りが軽く、スティックを押す時の手応えが弱いのですが、2万円以下のエントリーモデルなのでそこは仕方なし。上位モデルの「Orbital2」の操作感がちょっと気になっている今日この頃です。

    クリエイターのために作られた、進化し続ける左手入力デバイス「Orbital2」 – クリエイターを科学するミライの左手デバイス「Orbital2?」
    https://brainmagicproduct.com/

    ポッドキャスト以外にも画像編集や動画編集など、キーボードショートカットを多数使うアプリケーションにはとても便利。導入することで編集効率が上がるだけでなく手首の負担も軽減できるので、気になる方は是非お試しください。

  • ドングリFMから学んだポッドキャスト運営の心得

    ドングリFMから学んだポッドキャスト運営の心得

    この記事は「ドングリFMリスナーの Advent Calendar 2022」の20日目です。

    ドングリFMリスナーの Advent Calendar 2022 – Adventar
    https://adventar.org/calendars/8178

    趣味で始めたポッドキャストもなんだかんだでもうすぐ3年。毎週1回配信という自分で決めたルールをなんとかキープできています。そういえば独自ドメインまで取ってしまいました。

    ポッドキャスト「かいだん」
    https://www.kaidan.fun/

    そんなポッドキャストを始めたきっかけは、大先輩でもあり何度も出演させていただいているbackspace.fmなのですが、実際に始めるに当たってはドングリFMnarumiさんにいろいろとアドバイスをいただいて無事に始めることができました。自分のポッドキャストの生みの親がbackcpace.fmなら、ポッドキャストの先生がドングリFMといったところでしょうか。

    今回はそんなドングリFMの教えと、ドングリFMを聴いて自分が学び取り、いざポッドキャストを始めるときにいろいろと考えた運営の心得みたいなものをアドベントカレンダー企画を機に書き出してみたいと思います。

    収録はソロよりチームで

    ポッドキャストは始めようと思えば1人でも始められるのですが、1人だとモチベーションが上がらなかったり、そもそも1人で話すのが技術としてとても難しい。たまに1人回とかやって思うのですが、2人でやっていると相手が喋っている間に自分で考えをまとめられるのですが、1人だと喋りながら次の話を考えないといけないので脳が相当疲れるんですよね。また、スケジュール調整のことを考えると2人くらいが一番バランスがいいのかなと思います。

    複数回をまとめて収録

    ポッドキャストはできるだけ定期的、できれば週1くらいのペースで配信できるとリスナーにも忘れられないし、自分たちもスケジュールという締め切りができて張り合いになるのですが、とはいえ毎週収録するのは大変。なので1回の収録で複数回をまとめて収録しておくと、編集時間の総量は変わらないものの、スケジュール調整がぐっと楽になります。

    一方で複数回収録の課題は話題の鮮度が古くなること。たとえば4回くらいまとめて収録すると1ヶ月くらい前の話題になってしまいかねない。その点毎週収録しているbackspace.fmはすごいなと思うわけですが、このあたりは長く続けるために自分に負担のないことを第一としつつ、鮮度を取るか効率を取るかを考えるといいと思います。

    違う声質

    ポッドキャストは基本的に音しか情報がないので、声が似ているとどっちがどっちかわからなくなることも。なので明らかに声質が違う人をパートナーにできると、聴く人は自然に楽にはなります。とはいえ声質よりも大事なのは話が合うか、ポッドキャストに同じ熱量で参加してくれるかなので、あくまでこれは結果的に声が違っているといいね、というくらいですが。

    話題は共通、価値観は別

    同じ番組なので相手が知らない話は盛り上がらない。けど相手がまったく同じ結論になってしまっては掛け合いでやる意味がなくなってしまう。せっかく2人いるなら同じテーマについて全然違う結論を言い合ったり、そんな2人がたまに共感するからこそ共感の価値がぐっと上がる、という気がしています。

    1回の収録は数十分

    長い番組ももちろん面白いのですが、収録する立場になってみると実際の収録時間やそれに対しての編集時間が結構負荷が高い。長期的に続けることを優先するなら、1回の収録は数十分程度にしておくと楽に運営できます。もちろん、好きなアニメについて毎週数時間も語れる時間と熱量がある人はこの限りではないのでガンガンやりましょう。

    すぐ話題に入る

    ラジオやテレビと違ってポッドキャストは能動的に聴く番組なので、一般的なポッドキャストアプリで聴く限り、知らない人の番組を聴くということはない。なので冒頭で自己紹介に時間をさくより、さらっと本題に入るほうがいいというのが個人的な好み。一方で初めて聴く人はどの声が誰かはわからないので、最低限として冒頭で「この声はこの人ですよ」という分類だけしておくと聞きやすくなるかなと思います。

    始まりと終わりのジングルは便利

    1つ前の話に近いですが、すぐに話題に入れた方がいいのでジングルの時間自体は短め。一方で複数の番組や異なる番組をプレイリストで連続再生するときに「この番組がはじまりましたよ」「終わりましたよ」と知らせる役目としてジングルは便利だなと思います。

    BGMはあると便利

    これは編集に近い話ですが、編集したときの空白とかを隠すのにBGMがあると便利。何も喋っていない静かなときでもわずかなノイズは入っていて、それが完全に音のない空白が混じると、BGMなしだとけっこう目立ってしまうので、こまめに編集する人ほどうっすらとBGM入れておくのがお薦めです。

     

    機材的な話は長くなるのでまた改めて。いろいろ自分の環境も整ってきたのでそろそろまとめたいなとは思っています。

  • 在宅ワークのイヤフォンは「耳穴空き」「マルチポイント」が大事

    在宅ワークのイヤフォンは「耳穴空き」「マルチポイント」が大事

    この記事は「買ってよかった Advent Calendar 2022」の3日目です。

    買ってよかった Advent Calendar 2022 – Adventar
    https://adventar.org/calendars/8230

    年末といえば恒例の買いもの振り返り企画、なんですがコロナ禍でのリモートワーク環境整備が急務だったことと、ちょうどそのタイミングでフリーランスに転身したということもあり、割と昨年までの2年間で大きな買い物は終わっちゃったんですよね。

    という詳細は以前のブログエントリーをお読みいただければと思いますが。

    コロナ禍の2年間で買ってよかったもの、いまいちだったものを1万字超で説明する

    とはいえ2022年もちょこちょこと細かい買い物をしており、1年通して振り返ってみると、やたらとイヤフォンをいろいろと試した年でした。特に在宅ワークやリモートワークを意識してイヤフォンをいろいろと試した結果、在宅ワークのイヤフォンに求められるのは「耳穴空き」「マルチポイント」の2点だなという結論に達した、というのがこのエントリーの本題です。

    耳穴空きというのは読んで字のごとく、耳の穴を塞がないタイプのイヤフォン。一般的なイヤフォンは耳の穴を覆ってしまうので外音が聞こえにくく、どうしてもドアホンの音のような外部の音が聞き取りにくくなります。最近の高性能なイヤフォンは外部の音を取り込む機能も取り込んでいるのですが、耳穴を塞がないタイプに比べると聞こえる度合いは雲泥の差。音質が落ちる、音漏れしやすいなどの課題もありつつ、在宅には耳穴を塞がないタイプが一番お薦めです。

    もう1つのこだわりポイントがマルチポイントで、これはワイヤレスイヤフォンを2つの機器で同時に接続できるという機能。例えばスマートフォンとパソコンの2台につなげば、スマートフォンの音楽を聴いたり、パソコンでビデオ会議したりを1つのイヤフォンでこなせます。パソコンで音楽聴いている時にスマートフォンにかかってきた電話も受け取れますし、外出や帰宅時にわざわざイヤフォンをパソコンにつなぎ直す必要もありません。

    そんなマルチポイントについては以前記事を書いたのでこちらをご覧ください。

    イヤフォンで注目「マルチポイント」ってなに? スマホとPCをシームレスに – Impress Watch
    https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/1455719.html

    そしていよいよ本題ですが、今回は上記の「耳穴を塞がない」「マルチポイント」という2つの条件を満たしたイヤフォンのうち自分で実際に試した製品の中でベスト3をお届けします。なお製品リンクは一身上の都合によりAmazonは使わず楽天でお送りいたします。

    3位:ソニー「LinkBuds」

     

    ワイヤレスタイプの耳穴空きイヤフォン。発売時はマルチポイント非対応だったのですが、先日アップデートでいきなりマルチポイントに対応しました。そんなのアップデートでできるんだなー。

    耳穴空きの割には音質も良く使いやすいのですが、個性的な形をしているので人によっては耳にうまくはまらずボロボロと落っこちます。そういう点でも外で使うより在宅向きかな。外で使うときも若干音が小さく、人通りの多い道とかだと音が消される感あります。

    2位:Shokz:「OpenMove」

     

    在宅ワークでは定番にもなりつつあるAhftershokz改めShokzの耳かけイヤフォン。片耳ずつ装着する完全ワイヤレスイヤフォンに比べて取り外しが楽なのと、軽くて装着している負担も少なめ。バッテリーは最大6時間で1日装着し続けるにはもう一息なのですが、お昼ご飯食べる時だけ充電、とかすると1日ほぼつけっぱなしで運用できると思います。

    1位:オーディオテクニカ「ATH-CC500BT」

     

    2位のOpenMoveとは一長一短だなーと思いつつ、2つ持っていてもメインで使っているのはこっちなので1位ということで。形は2位のOpenMoveに似ていますが、OpenMoveが骨伝導なのに対して、こちらの製品は軟骨伝導というちょっと違った仕組みを採用しています。

    そのあたりの詳細は以前にレビューを書いたのでそちらをお読みいただいて。

    【ミニレビュー】“軟骨伝導”ヘッドフォンはホントに高音質。オーテク「ATH-CC500BT」を試す-Impress Watch
    https://www.watch.impress.co.jp/docs/review/minireview/1450048.html

    OpenMoveに比べると聞こえる音は圧倒的に良く、一方で音が小さい、マイクの音量も小さい、装着感がいまいち、という課題もあるのですが、音が小さいのは在宅なら問題ない程度、マイクはそもそも別で用意しているので使わない、装着感は装着方法にコツをつかんだらそこまで負担なくなりました。

    そんな課題よりも音質がよく、仕事のながらで音楽を聴いたり動画を楽しんだりというときに重宝するので僅差での1位に。バッテリーもマイクのノイズキャンセリングをオフにすると10時間持ちます(音を聴く方のノイズキャンセリングではないのでご注意を。そもそも耳穴空きモデルで聴く方のノイキャンは難しそうですが)。

    以下は番外編で耳穴空き、マルチポイントどちらかに対応した個性派モデルもご紹介。

    耳穴空き:ビクター「HA-NP35T」

     

    ビクターの新ブランド「nearphones」の第1弾。マルチポイント非対応の上に本体がやたらデカいのですが、そのぶん最大7時間というバッテリー持ちと、しっかりした装着感に加えて、1万円前後で入手できるという手頃な価格が魅力。在宅では大きさもさほど気にならないので、自宅のサブマシン専用に割り当てて愛用しています。

    マルチポイント:テクニクス「EAH-AZ60」

     

    パナソニックのオーディオブランド「テクニクス」の完全ワイヤレスイヤフォン。音もいいしノイキャンもいいしで普通に完全ワイヤレスイヤフォンとしてもお薦めなのですが、特徴的なのはマルチポイントの仕様です。

    一般的なマルチポイントは、パソコンで音楽を聴いている時にスマートフォンでポッドキャストを聞こうとしても、パソコンの音楽を止めないとスマートフォンに切り替わらないのですが、AZ60はもう1台の機器にかかわらず問答無用で操作した側の音声を優先するので、スマホを操作すればスマホの音が、パソコンを操作すればパソコンの音が流れます。

    そのぶんパソコンでビデオ会議やってるのにスマートフォン触ってしまってスマートフォンの音楽が流れる、なんてトラブルも起きかねないのですが、実際に使って見るとAZ60の仕様のほうがマルチポイントとしては使いやすいなーと。外出時はもちろん、自宅でも外の音を気にしなくていいときはAZ60を愛用しています。

    耳穴空き、マルチポイントとも便利なんだけど世の中には今ひとつ普及していない感ありますが、とても便利なので在宅ワークでのイヤフォン探している人は一度お試しくださいませ。

  • 文章執筆も捗るMarkdownテキストエディタ「Typora」のいいところ5つ

    文章執筆も捗るMarkdownテキストエディタ「Typora」のいいところ5つ

    この記事は「文を紡ぎ編む人たちの Advent Calendar 2022」の2日目です。

    文を紡ぎ編む人たちの Advent Calendar 2022 – Adventar
    https://adventar.org/calendars/8176

    パソコンで文章を書く人はテキストエディタ使いの人が多いかと思いますが、最近私が気に入っているのはTyporaというテキストエディタです。WindowsとMacの両方に対応。なお、読み方は「タイポラ」のようです。

    Typora / a markdown editor, markdown reader.
    https://typora.io/

    先に断っておくと14.99ドルの有料アプリです。ただ月額ではなくて買い切りなので、利用頻度の高いテキストエディタに払う対価としては十分コスパは高いかなと。

    以下、Typoraのお気に入りポイントを5つに絞って紹介します。

    MarkDownがプレビュー状態で書ける

    タイトルにもあるとおりTyporaはMarkDown対応のエディタです。しかも2分割タイプではなくMarkDownの装飾がそのまま反映されるタイプ。

    たとえば見出しをH2でこう書くと

    Enterを押したタイミングで反映。MarkDown記法の手軽さと、Wordの見やすさを良いところ取りした感じ。

    また、Ctrl+/(MacならCommand+/)でソースコードモードに切り替えられるので、コードでゴリゴリ書いていきたい人はもちろん、実際の記法を確認したい人にも便利。

    知らない、面倒なMarkDownは記法を挿入できる

    MarkDown記法を全部把握していないという人は、右クリックから好きな装飾を選べます。あとtableとか自分で書くのは面倒だなーというときも便利。

    画像もドラッグ&ドロップでOK

    これが一番のお気に入りポイントかもしれない。画像使った文章もいちいちファイル選択せずドラッグ&ドロップで挿入できます。

    MarkDownとしてはテキストで保存されているので、テキスト入稿するメディア向けに、テキスト内に画像のファイル名とキャプションを指定して入稿するというのも便利。欲を言うと絶対パスで記述されるのでこれを簡単に相対パスにできるといいのですが。

    【追記】設定に相対パスがありました。「可能であれば」というところに不穏なものを感じますがしばらくこれで運用してみます。

    PDFやHTML、Wordにエクスポート、Epub出力して電子書籍にも

    書いたテキストはHTMLやPDF、Wordにも出力できます。シンプルなPDFファイル作るならこれで十分で、対外的にちょっとしたドキュメントをPDFで渡したい場合、Wordで作るより便利です。EPub出力もできるので、自分で電子書籍作りたい人にもおすすめ。

    なお、WordへのエクスポートはPandocというアプリが必要になります。Wordでエクスポートしようとすると「Pandocが必要」というアラートが表示されるので、画面の指示に従ってPandocをインストールしてください。

    セットアップはPandocがインストールされている場所を指定する必要がありますが、Windowsの場合はCドライブの「ユーザー>ユーザー名>AppData>Local>Pandoc」内にある「pandoc.exe」を指定します。AppDataは隠しフォルダかもしれないので見えない人はフォルダの設定を変更して「表示」から「隠しファイル」にチェックを入れてください。

    Wordでエクスポートしたサンプルがこちら。ただWordは装飾の見た目がちょっと微妙なので、どうしてもWordで納品しなければいけない時以外はあんまし使いたくない仕上がりですね。

    動作が軽快

    物書きがテキストエディタに求める一番シンプルな要素がこれかもしれない。機能充実のテキストエディタは動作が重いこともありますが、Typoraはサクサク動きます。体感としては秀丸エディタと遜色ないかな。

    というわけで最近お気に入りのエディタ「Typora」のご紹介でした。みなさまの文章執筆がTyporaで捗りますように。

  • Google アシスタントがショッピングリストの複数リスト使い分けに対応していた

    Google アシスタントがショッピングリストの複数リスト使い分けに対応していた

    これまでGoogleアシスタントを使った買い物リストやタスクリストはIFTTT経由でTrelloに連携していたのですが、先月くらいからうまく動作しなくなり、重い腰を上げて調べてみたらGoogleのAPIがリニューアルし、今までみたいな柔軟な使い方ができなくなっていたことを知りました。

    変更の要点

    要点だけ抜き出すと、以下の通りです

    • これまでの連携はGoogleプラットフォームの要請で利用できなくなった
    • IFTTT上のGoogle Assistantをトリガにしたアクションは、すべて改めて(手動で)作り直す必要がある
    • 「OK Google, (トリガに設定したフレーズ)」ではなく、「OK Google,?activate?(トリガに設定したフレーズ)」と呼びかけなければならない。
    • これまで利用できた、変数(数値やテキストをトリガーから抽出し、アクションに渡す機能)は利用できなくなる。
      また、カスタム応答(Google Assistantの返事)は利用できなくなる。

    Google Assistant IFTTT連携の変更 (2022.08.31期限) ? ぱらめでぃうす
    https://parame.mwj.jp/wp/archives/906

    買い物リストとして便利に使っていたのでこの連携できないのは困ってしまい、仕方なく本家本元のGoogle謹製リストを使ってみたら上記の仕様変更に今頃気がついたというのが本題。

    Googleにも「ショッピングリスト」というリスト機能があり、ショッピングリスト以外にも複数リストを作れたのですが、Googleアシスタント経由で登録するとかならずデフォルトの「ショッピングリスト」に登録されてしまい、買い物リストと仕事のタスクリストを使い分けることができなかったのです。

     一方のGoogle Homeも、複数のリストを作成できるので、タスクリストを作ろうと思えば作れるのだが、音声でアイテムを追加できるのはあくまでショッピングリストのみだ。それ故、「ねぇ Google、タスクリストに部屋掃除を追加して」と指示しても、「はい、部屋掃除をショッピングリストに追加しました」となってしまう。

    スマートスピーカーの便利機能「ショッピングリスト」 Amazon EchoとGoogle Homeのどっちが使いやすい?:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ) – ITmedia PC USER
    https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1806/09/news011_2.html

    しかし今回試してみたところ、ショッピングリストとは別に「タスクリスト」を作成し、「○○をタスクリストに登録して」で登録できるのを確認。また、デフォルトのショッピングリストを「買い物リスト」に名称変更して「○○を買い物リストに登録して」でもちゃんと動作しました。つまりリストは複数作れるし、任意の名前で指定できるってことですね。

    複数のリストをGoogleアシスタントで使い分け
    複数のリストをGoogleアシスタントで使い分け

    これまでタスク管理はリマインダーを活用してたけれど、Googleが公式にリスト対応してくれたので今後はこっちでタスク管理できそう。スマートウォッチに話しかけるだけでタスク管理できるのお勧めですよ。

    なおGoogleのショッピングリストは検索してもヘルプしか出てこず、そのヘルプにもリンクが記載されていないという秘密っぷりなのでリンクも載せておきます。下記URLにアクセスすると自分のショッピングリストが表示されます。

    Google ショッピング リスト
    https://shoppinglist.google.com/

  • Web3はじめました

    Web3はじめました

    最近取り組んでいるWeb3のプロジェクトの情報公開を開始しました。Web3というかNFTプロジェクトではありますが大まかにはWeb3関連ということで。

    Tono NFT Project改め「 #GOTL 」のビジュアルを公開します | Revue
    https://www.getrevue.co/profile/tonoNFT/issues/tono-nft-project-gotl-1278890

    Web3については賛否いろいろありますが、実際にプロジェクトとして取り組んでみると、今世間で持たれているWeb3のイメージは、美味しんぼにおける冷やし中華みたいなものだなと。

    「美味しんぼ」8巻第5話「スープと麺(前編)」作/雁屋哲 画/花咲アキラ(電子版8巻149ページ)
    「美味しんぼ」8巻第5話「スープと麺(前編)」作/雁屋哲 画/花咲アキラ(電子版8巻149ページ)

    Web3と呼ばれる技術やサービスそのものはとても可能性あるんだけど、今はWeb3のごくごく一部の目立つ部分ばかりが取り上げられてそれがさもWeb3のすべてだ、みたいに見なされている感じがあります。けれど、実際にWeb3の世界に飛び込んでみると魅力的な要素も多く、Web3の持つ良いところをちゃんと調理して提供すれば、究極のWeb3、至高のWeb3ができるのでは、くらいの気持ちで本プロジェクトに取り組んでおります。

    NFTというと世間に1つしかない=コピーできないみたいな誤解だったり、NFT持っていたら儲かるみたいな投資的なイメージも多く、もちろんそういう側面も持ってはいるんだけど、NFTが持っている非代替性というキーワードは調理次第でもっと面白くなる。そんな可能性を体験できるようなNFTを目指して開発を進めていますので、正式リリースまで今しばらくお待ちください。

    今年秋のリリースに向けて開発も佳境にさしかかっており、いろいろとどたばたとしておりますが、正式オープンに向けてDiscordコミュニティも準備しました。情報の先出しや開発メンバーとのコミュニケーションイベント、コミュニティ向け先行特典なども準備しておりますので、興味ある方はぜひ下記リンクからご参加ください。入ってみてなんか違うなと思ったらお気軽に退出できますので。

    TONO DAO(Discord)
    https://discord.com/invite/tonodao

    Discord入るのは重いなー、という人はTwitterでもオープンな情報発信しているのでこちらもよろしければ!

  • 長岡の生姜醤油ラーメンの名店「たいち」今年も行ってきた

    長岡の生姜醤油ラーメンの名店「たいち」今年も行ってきた

    縁あって3年ぶり復活の長岡花火を見に行けることになり、長岡行くならここいくしかないよというほど愛するラーメン店「たいち」にまたしても行ってきました記録。

    ラーメンたいち 長岡
    https://ramentaichi.com/

    場所は長岡駅から車で10分程度。観光客には厳しいアクセスですがタクシー使ってでも行く価値ありと言いたい。

    以前はカプセルハウスみたいな丸いデザインだった店舗はリニューアルでソリッドになりました。

    いつのまにか24時間の餃子販売も。そういやあんまりたいちで餃子食べた記憶がないな……、という理由は後述。

    ラーメンは醤油と塩の2種類。以前は醬油しかなかった気がするな……。そして未就学児はミニラーメン無料という子連れには嬉しい配慮も。

    新店舗ではラーメンのサイズが一目でわかる展示もあります。大盛がとんでもない量に見えますが飾られているのは特盛りであり、大盛りはここまでチャーシューの量はないので大丈夫。

    こちらが実際に頼んだ大盛り。器は大きいのですが麺の量は250gとそこまで多くもなく、生姜が食欲をそそってするすると食べられてしまいます。

    たいちで生姜醬油ラーメンに魅せられて以来、あちこちの生姜醬油ラーメンを食べ歩いているのですが、思い出補正もあるのかいまのところたいちを超える生姜醬油ラーメンには出会えず。なので長岡に来る機会あればついついたいちまで足を運んでしまいます。今年も美味しい生姜醬油ラーメンをありがとうございました。

  • Web3.0とWeb3は分けて考えたほうがいいと思う

    Web3.0とWeb3は分けて考えたほうがいいと思う

    最近話題のWeb3、場所によってはWeb 3.0とWeb3が一緒に扱われているのを目のあたりにすることがちょこちょこあるのですが、当時Web2.0を前線で追いかけており、最近はWeb3界隈にも足を踏み入れつつあるものとして軽くコメントを。

    Web2.0はいわゆるブログやSNSなどが流行した時代で、当時はソフトウェアのバージョンが上がるようなイメージでWebも新しいバージョンに移行する時期だ、みたいな温度感だった。このWeb 2.0がキーワードとして流行したおかげでさまざまなジャンルでもほげほげ2.0と言い出し、ドコモが「ドコモ2.0」を名乗りだしたら「ドコモに移転ゼロ」と読まれてからかわれたのも懐かしい思い出。

    DoCoMo2.0とは (ドコモニイテンゼロとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
    https://dic.nicovideo.jp/a/docomo2.0

    そして当時から2.0の次としてのWeb 3.0みたいなことは盛んにいわれていて、その中でも特にWeb 3.0とはこれだ、的に言われていたのがセマンティックWebです。

    セマンティックWebが「Web3.0」の扉を開ける | 日経クロステック(xTECH)
    https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20081030/318217/

    このセマンティックWebはWebの生みの親とも言われるティム・バーナーズ・リーが提唱しており。

    「セマンティックWebは着実に広がる」:ウェブの生みの親、ティム・バーナーズ・リーが来日 – CNET Japan
    https://japan.cnet.com/article/20062001/

    伊藤穰一さんも自身のWebサイトでこう言っています。

    「Web3.0」は、いわゆる「Web2.0」の延長線上にあるセマンティックWebを指すのが一般的です。semanticは「意味的な」という単語で、次のように説明されます。

    web3とは ──僕はこう思う – Joi Ito’s Web – JP
    https://joi.ito.com/jp/archives/2022/06/08/005796.html

    ただ当時Web2.0周りを追いかけていた身からすると、Web 2.0に比べてWeb 3.0=セマンティックWebである、というのはそこまで定着していなかった印象。むしろWeb 2.0の未来はこれだ!  みたいな文脈でいろんな人がWeb 3.0というワードを使っていた感があります。

    ここでは、Web 2.0型のコミュニティから得られる情報を検索に反映させる手法を「Web 3.0」と分類している

    自然文検索などで次世代サービスを目指す、NTTレゾナントが説明会
    https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/07/26/16461.html

    神田氏は、Web 1.0からWeb 3.0までの流れについて、「Web 1.0は“見るだけ”のWeb、2.0は“使う”Web、3.0では、より現実の社会と歩み寄っていくのではないか」とした。

    「Web 3.0ではよりネットと現実社会が近くなる」、神田敏晶氏
    https://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2007/05/10/15654.html

    静的なホームページを「Web 1.0」、ブログやSNS、動画共有サイトなどを「Web 2.0」とするなら、「Web 3.0」は、それらすべてをまとめられるサービスであり、「Jimdo」で実現できると説明。

    ドイツ発の無料ホームページ作成サービス「Jimdo」日本語版公開
    https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/03/25/22909.html

    そんなこんなでWeb 3.0が何かというのはセマンティックWebである、といわれながら他のことを言う人もいる、だけど基本的なイメージとしては「Web 2.0のその先」とされていたのがWeb 3.0で、それが2000年代後半のことでした。

    一方最近話題のWeb3は2010年代後半に大きく話題になったムーブメントで、Web 2.0の次、というよりもブロックチェーン技術をベースにして新しい価値を作り出しましょう、という流れ。Web 2.0のその先というより、Web 2.0とは別ですよ、というスタンスに近い。

    Web3が本当に新しくてWeb 2.0時代と違うのか、という議論はさておき、少なくともWeb 3.0という概念は10年以上前に違う文脈で使われており、Web 2.0のその先の未来という同じ世界線で使われていた言葉なのに対して、Web 2.0の発展系ではなく別の世界線だということを表現するために、あえて小数点をつけない「3」を使うという用語の使い方自体は個人的にしっくりきています。

    「Web 3.0はWeb3のことです」と言い出してしまうと、当時を知っていた人からすると歴史が違ってしまって、極論すると池田勇人とイケダハヤトは同じ人ですといってしまうような乱暴さを感じるので、Web3はWeb 3.0と言うのではなく、Web 2.0とWeb3、という表記の方が理解が進むのではないかと思いました。

    なお、だからといって正しいというわけではありませんが、WikipediaでもWeb 3.0とWeb3は別ですよ、っていう表記があるんですよね。

    Web3は、1999年にティム・バーナーズ=リーによって作られた「Web 3.0」とも呼ばれているセマンティック・ウェブの概念とは区別される[11][4]

    Web3 – Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/Web3

    日本人的にも「Web 2.0」は「うぇぶにーてんぜろ」、「Web3」は「うぇぶすりー」と読まれやすいので、言葉としても別物として理解しやすくなるかなーと個人的に思う次第であります。

  • 【ネタバレ選択制】シン・ウルトラマンがウルトラ好きには最高の映画だった

    【ネタバレ選択制】シン・ウルトラマンがウルトラ好きには最高の映画だった

    結論から言うと最高の映画でした。上映中何度も心の中で「最高!」と叫んでました。

    ただこれは自分が無類のウルトラマン好きだからこそで、ウルトラマン好きじゃない人にどこまで響くのかなーというのは疑問。自分にとってこの面白さの根本は「ウルトラマンが好き」なことにあるので、ウルトラマン好きじゃないと響かないというか、面白いとおもったとしても、ウルトラマン好きが体験できる面白さとは違うものなんだろうなと。マトリックス3部作見ずに最新作「マトリックス レザレクションズ」見るようなものなのかな。そのあたりウルトラシリーズあまり見てないけどシン・ウルトラマン見た人の感想を聞きたいところ。

    「シン」シリーズということでシン・ゴジラと比較されがちな本作ですが、個人的にはシン・ゴジラより面白かった。映画そのものの面白さとしてはシン・ゴジラのほうが上だと思うのですが、個人的にシン・ゴジラが面白いんだけどそこまでハマらなかったのは、これゴジラじゃない巨大生物だったとして、興収や注目度が下がるかもしれないけど、映画としては成立しちゃうだろうなというところです。シン・ゴジラの場合はゴジラそのものよりもそれと戦う人間ドラマに主眼が置かれていて、だからこそゴジラ知らない人でも面白く人気が出たのだろうけど、逆にゴジラや特撮好きからすると物足りなく思ってしまう。

    シン・ウルトラマンは真逆で、これはウルトラマンじゃないと絶対に成立しない。仮にウルトラマンじゃない謎の巨人が謎の怪獣と戦う話だったとして、見終わった人からは「これウルトラマンでしょ」と感じるだろうな、と思うほど、ウルトラマンであることが前提で作られた設定とシナリオだったなと。

    ちょっと話題逸れて、私がゼルダシリーズ大好きだけどブレスオブザワイルドがあんまりハマらないのも、ゲームとしてはとても面白いけどこれゼルダじゃなくても成立するゲームだなって思ってしまったところです。個人的にゼルダの面白さはアクションゲームとしての秀逸さに加えて、ゲームシステムに溶け込んだ謎解き要素が魅力的だったんだけど、ブレスオブザワイルドはオープンワールドとして面白いゲームではあるものの、謎解きがオマケ要素でしかなかったのがさみしいなと。これは善し悪しではなく個人的な好みの問題であって、ゲームとしてはとても面白かったけどゼルダじゃなかったよなー、と。

    また、本作を見るウルトラマン好きもおそらく段階があって、子供の頃ウルトラマン見ていたなー懐かしいなーという人よりも、ウルトラマンを特撮番組としてがっつり楽しんでいた人のほうが楽しめると思います。端的なキーワードとしては「実相寺昭雄」みたいなキーワードに反応できるかしないか、は本作を見る上で大きな違いになるのかなと。

    そんな前置きはここまでにしていよいよ本編のネタバレ感想。すでに見た人か見る気が無い人だけクリックして先にお進みください。

    クリックするとネタバレを表示・非表示します

    ※【注意】RSSリーダーで読んでいる人へ

    仕様上フィードでは選択制にしたネタバレがそのまま読めてしまうため、RSSリーダーで読んでいてネタバレみたくない、という方はこちらでページを閉じるようお願いいたします。

    本作を通じて自分が一番心動かされたポイントは、子供心にもそれはどうなのよ、と思っていたご都合主義をことごとくリセットした上で新しいウルトラマンとして表現していたこと。なんで怪獣に効かないパンチキックをするのよ最初からスペシウム光線でいいでしょ。ウルトラマンいるときに必ず1人いない人いたら気がつくだろうよ。地球征服するのに子供1人を説得するってどこが知的生命体だよ、みたいな当然湧き上がる疑問は、「そういうものだから」と心に蓋をしていたんだけど、そんな感情はネロンガをスペシウム光線一発で倒した瞬間にすべて吹っ飛びました。そうだよ、それが俺の見たかったウルトラマンなんだよ!

    こういう「大人の都合」みたいな設定はリセットにした一方、では実際の科学に乗っ取って設定を追い込んだというわけでは決してなくて、それはそれでいい。そもそもあんな巨大生物が地球を守ってくれるということ自体が論理的におかしいわけで、そこを科学的に追い込んでいったウルトラマンが見たいわけではないんです。サイヤ人が巨大化するのはブルーツ波という謎の電磁波である、そのくらいの設定で十分なんですよ。リアルを追求した結果作品としてつまらなくなっては本末転倒なわけですから。

    ウルトラ兄弟としては大のゾフィー好きなので、主題歌が「M八七」に決まったと聞いて「ゾフィーの登場ワンチャンあるのかな……」と期待していた自分にとって、ゾーフィの登場もうれしかった。もちろんゾフィーとゾーフィではキャラも全然違うしゾフィーならではの勲章もないんだけど、最初は敵対するかと思われたゾーフィが最後はウルトラマンを理解してくれるというストーリーもとてもよかった。ゾーフィのフィギュア買っちゃいそうだなー。

    以下、ストーリーの感想を覚えている順につらつらと

    • オープニングでシン・ゴジラからシン・ウルトラマンに切り替わるアニメーション。そもそも平面を立体的に見せる演出だけで感動していたのに、原典をオマージュする演出に「ああこれは完全にファンが作ったやつだぞ」という共感が高まる
    • ウルトラマンだと思っていたのにまさかのウルトラQダイジェスト。ただこれはその後のネロンガ・ガボラに続く「着ぐるみ使い回し」演出の布石というのと、「人間も怪獣を倒せる」という設定を見せるためにもよかったのかもしれない
    • なぜか全身シルバーで現れたウルトラマンがスペシウム光線一発でネロンガをKO。それだよそれが見たかったんだよとこの時点でテンション最高潮
    • ネロンガ対策中にいなくなり、ウルトラマンがいなくなると戻ってくる神永が明らかにキャラがおかしい。なるほどこのタイミングでウルトラマンが入ったんだな。
    • ただ原作ではハヤタ同様に振る舞っていたウルトラマンが、本作では明らかにおかしな挙動をする。でも冷静に考えたらハヤタそのままの行動とれていた原作のほうがおかしいよな
    • しかも原作ではゼットンを倒してウルトラマンがいなくなった後、ハヤタの記憶が1話で止まっていることがわかるわけで、ハヤタそのものを演じていた旧作に対して、本作はウルトラマンの意識が残っているのが明らかなのが面白いシナリオ
    • バリバリの実相寺カメラワークで登場した浅見、最初はあんまり意味を感じていなかったけれど、「人間とウルトラマンが心でつながるバディ」としての存在は見終わってみるとなるほど大事だな
    • ウルトラマンの中でも人気回のザラブ、こちらも「なんでベータカプセル都合よく忘れてるんだよ」「にせウルトラマンの顔があそこまで違ったらさすがにばれるだろ」という正直な突っ込みを回避しつつ、ウルトラファンがにやりとするマスクの違いを持ってくる演出はさすがすぎた。ファンじゃないと楽しめない演出ではなく、ファンでなくても楽しいけどファンだとさらにニヤリとさせられる、というのは実に絶妙
    • 知的といわれている割に少年を説得できなくてキレ散らかすわ、暴力嫌いとかいっといてウルトラマンを一本背負いするわで全然知的じゃないメフィラスが、本作では見事な知的生命体に。そしてメフィラスを演じる山本耕史がすごすぎる
    • というか山本耕史と斎藤工の演技が飛び抜けすぎていて、この2人以外はその他にしか見えなくなっていた
    • メフィラスが出る時点で巨大フジ隊員演出は想定できるわけだけど、まさか浅見をそう使ってくるかー!
    • 人間が実はウルトラマンにも並ぶ兵器になり得るという話、実はウルトラマンたちも昔は人と同じ姿だったという設定も活かしているのが美しい
    • まさかのゾフィーがゾーフィとしてゼットンを操る設定。これも後から調べたら昔の誤植を逆手に取ったみたいだけど、「命2つもってこれるならなんでもありだろ」と子供心に思った疑問を払拭しつつ、「ザラブもメフィラスも言ってることは正論だよな……」と思っているところにさらにド正論で人間滅ぼそうとするゾーフィには悔しいけど納得しかない
    • ゼットンにウルトラマンは勝てない、最後は人間が勝つ、という原作に対して、ウルトラマンと人間が力を合わせて勝てるというのはよかった。原作で最強の怪獣ゼットンをペンシル爆弾一発で倒しちゃうあっけなさは子供心に「えええええ!?」ってなったものなー
    • そもそものストーリーとして、自分の命をかけて子供を救った神永に興味を持ったウルトラマンが、最後に自分の命をかけて人類を救うというのは、同じウルトラマンが死ぬエンディングでも納得度が高い
    • 映画のキャッチコピーが「空想と浪漫。そして、友情」で、確かに今までのウルトラマンも人類との友情が描かれていたけど、それを「ハヤタの死」「ウルトラマンの死」をうまくなぞらえながら強化したところに本作の面白さがあった

    現在のところ興行収入は40億円で、今まで10億円届くことはなかったウルトラマン映画としては史上最高記録(まあいわゆるウルトラマン映画と比べるのも違うなとは思いますが)、シン・ゴジラの約80億円に対して半分のところまで来たので、これが最終どこまで伸びるのか。シン・ウルトラマンの「デザインワークス」に書かれた庵野さんのコメントには、次回作も予定はあるけど今作より圧倒的にお金がかかるので今作の興収次第、というコメントがあるので、次回作も見たい自分としてはもう1回くらい見に行って興収にわずかながらでも貢献したいなと思います。そして予定にはある第3弾の「シン・ウルトラセブン」もぜひ実現して欲しい!

    というような話をポッドキャストでもしているのでよろしければ。

    【第127回】ネタバレ全開で語るシン・ウルトラマン
    https://kaidan.substack.com/p/127

    (さらに…)

  • “「ディスプレイは多画面」派の私が「大画面」派に移った たった1つの理由”補足記事

    “「ディスプレイは多画面」派の私が「大画面」派に移った たった1つの理由”補足記事

    予想以上にお読みいただいてコメントも多数いただいているので、ちょっと補足。

    「ディスプレイは多画面」派の私が「大画面」派に移った たった1つの理由 〜 フリーライター 甲斐祐樹の在宅ワークスタイル【みんなの在宅ワーク:第77回】 – INTERNET Watch
    https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/zaitaku_work/1416788.html

    この連載では構成を片っ端から説明する記事もいいけど、何か1つポイントを絞ってアピールするのもいいよねという要望がありまして、今回はFancyZonesの説明に特化してみたのですが、それにしても基本的な情報が足りてなかったり説明が弱かったところもありまして、その点は今更ながら反省しております。

    そして大前提として2年前の環境は、コロナ禍で突然リモートワークに突入したこともあって、家にある手持ちの機材でやりくりしてた構成でもあるので、そもそもがあまり効率よい環境ではなかったんですよね……。あれから2年経ってリモートワークが定着してきたこともあって、在宅作業効率を高めるためにいろいろ投資してきました、というのは長いですがこちらをお読みください。

    コロナ禍の2年間で買ってよかったもの、いまいちだったものを1万字超で説明する – カイ士伝
    https://bloggingfrom.tv/wp/2021/12/31/17646

    前置きはこのあたりにしておいて、今回の記事でいただいたコメントをおもにはてなブックマーク中心に答えていきます。

    [B! PC] 「ディスプレイは多画面」派の私が「大画面」派に移った たった1つの理由 〜 フリーライター 甲斐祐樹の在宅ワークスタイル【みんなの在宅ワーク:第77回】
    https://b.hatena.ne.jp/entry/s/internet.watch.impress.co.jp/docs/column/zaitaku_work/1416788.html

    それではスタート。

    大画面?普通のサイズに見えるけど。何故、何インチなのか書かないのか。

    すみませんサイズ漏れてました。デルの31.5インチ4K曲面ディスプレイ「S3221QS」です。人によっては大画面ではないかもですが、今まで20インチクラスのフルHDディスプレイ使っていたので私の環境ではかなりの大画面化でした。

    そう思って43インチ4Kの大画面を買ったけど湾曲してないから端が見づらいし、YouTubeの全画面とかは本当に全画面になって分割が使えないなど微妙に使いにくさがある

    55インチの4Kテレビをモニターにしてみたら首を痛めました… 大画面の縦軸は40インチくらいのサイズが限界だと思う。

    これもそうですね。私の場合は置ける場所の関係で31.5の曲面がギリギリだったのですが、もうちょっと大きいサイズが欲しいなと思いつつ、大きすぎると結局首を動かさないと見えない領域が増えてくるので、大きければいいというもんでもなさそうだなとは思っています。40インチ行かないくらいで曲面がいいのかな。

    Beforeの5画面を見て、さすがに見るからに使いにくそうと思った。そりゃ統合するべき

    前述の通り無理矢理構成した環境だったもので……。多画面前提できちんとそろえたらもうちょっといい環境作れそうですが、ただFancyZones知った今は、金銭的な面ももちろんありつつ作業効率としても大画面がいいなと感じています。

    Windows 11 の標準機能で画面分割できるようになったので FancyZones は使わなくなった。著者は Windows 10を使っているということ?

    Windowsは10も11も併用していますが、11の画面分割は10よりちょっとできること増えたものの、FancyZonesの細やかな分割にはかなわないんですよね。なのでWindows 11でもやっぱりFancyZonesが便利で、逆にFancyZonesなしのWindows 11だけだとちょっと辛いです。

    タイル表示で満足ならいいけど、カスケード表示が自分のスタイルだからなあ

    すでにはてブでもコメントありますが設定でできますね。個人的にはタイル好みなのでタイル一択ですが。

    web会議のときの画面共有時に領域指定ができると嬉しいんだけど、できるのかな

    これはできたら便利そうですが、FancyZonesは単に手動で配置しているのとやってることかわらないので、これはWeb会議側にそういう機能が必要ですかね。

    shokz、OpenCommと書いてあるけど写真はOpenMoveだよね

    すみませんこれはシンプルにミスなので編集部に修正してもらいました……。

    結局1枚になってないじゃん。

    PC画面はほんとにおまけで、メイン作業は全部4Kディスプレイでやってますね。PCの画面もオンにしているのは記事にも書いたとおり、ビデオ会議で画面共有するのにわけておいたほうがいいというのが理由です。

    FancyZonesはYouTube等の動画を全画面にしても、その範囲内で収まった全画面になってくれないからなぁ…

    これそうなんですよねー。YouTubeはブラウザ範囲内でのフルスクリーン機能が欲しい……。仕方ないのでシアターモードにして横幅稼いでしのいでます。

    という感じで、とりあえずFancyZonesとても便利なのでWindowsユーザーの方はぜひお試しください。

  • ポッドキャスト編集でAudacityからLogic Proに乗り換えたらとんでもなく効率が上がった3つの理由

    ポッドキャスト編集でAudacityからLogic Proに乗り換えたらとんでもなく効率が上がった3つの理由

    このエントリーをほっとテックYouheiさんとrebuild.fmmiyagawaさんに捧げます

    ※本エントリーはポッドキャストとの連動企画です。ポッドキャスト本編はこちらをお聴きください。

    【第124回】ポッドキャスト収録環境を一新、ZOOM F3とLogic Proを導入
    https://kaidan.substack.com/p/ 124

    趣味と実益を兼ねてここ2年くらい続けているポッドキャストですが、最近編集環境を一新、無料ソフトのAudacityからMacの「Logic Pro」にスイッチしました。

    Logic Pro – Apple(日本)
    https://www.apple.com/jp/logic-pro/

    きっかけは先日開催されたポッドキャスト勉強会に参加したときに、ほっとテックYouheiさんがプレゼンしてくれたデモ。実際には人気ポッドキャスト「rebuild.fm」のmiyagawaさんノウハウの受け売り、とのことなのですが、デモを一目見て「このやり方ならポッドキャストの編集をもっと効率よくやれそう!」と気になり、Logic Pro使いたさにMacBook Airも購入してしまいました。

    そしていざ試そうとしたところ、あまりに難解なUIに最初の頃は歯が立たず。UIが悪いのではなくLogic Proをポッドキャストに使うのがそもそも用途違いなのは理解しつつ、暇を見つけてぽちぽちイジり、Youheiさんにアドバイスもらいながらやっと最低限の編集ができるようになりました。

    しかし当初の期待通りLogic Proのおかげでポッドキャストの編集効率は大幅に上がりました。これはもうMacBook Air買っても十分元が取れると言えるレベル。ということで今回はまだまだLogic Proユーザーとして新米の私が、自分の調べた限りで使えているポッドキャスト編集方法をご紹介します。

    起動時

    インストールなどは割愛して初回起動時の設定も念のためフォロー。まずは普通にLogic Proを起動します。なお私は90日間という長いトライアルのためまだ無料期間内なのですが、あまりに便利なのでもう課金は確定です。

    続いて空のプロジェクトを選択。

    デフォルトで「オーディオ」がアクティブになっているのでそのまま「作成」。

    こんな感じの画面が表示されるので、編集したい音声ファイルをドラッグ&ドロップ。

    トラックをどうするかを聞かれますが、そもそも空のトラックなのでそのまま「既存のトラック」でもよし、新規に作ってもどちらでも。

    サンプルレートの変更は素直に言うことをきききましょう。

    これでやっと準備が整いましたがここからが本番。

    無音部分を間引く

    Logic Proを使う肝とも言える部分。あのmiyagawaさんもこの機能に惚れ込んでLogic Proを使うほどです。

    トラックを取り込んだら青いトラック部分を右クリックし、「分割」「オーディオリージョンから無音部分を削除」を選択。

    なお、初期設定次第ではここで右クリックしても該当のメニューが表示されないことがあります。ここで私は詰まりましたが、表示されない人は「Ctrl+X」のショートカットを押してください。そうすると「機能足りてねーぞ」というお叱りと共に該当の機能が追加でインストールできます。

    無事に該当の機能が選択できるとこんな感じの画面になります。

    ここの数字についてはrebuild.fmから受け継いだ秘伝のレシピ、ということで下記の数字を設定します。

    しきい値 -28dB
    無音として扱う最低限の時間 1秒
    プリアタック時間 0.2秒
    ポストリリース時間 0.2秒

    これで無音部分がカットされ、声の入った部分だけがブロックで残ります。複数のトラックを編集する場合は同じ手順でもう1つのトラックを編集します。

    なお、収録の音声が小さい場合、無音部分と認識されて声までカットされる場合があります。そのときはしきい値を調整してください。自分の経験上、声が小さい人は-32dBくらいにすると拾えたりしますが、できれば大きな声を出してもらうことが大事ですね。

    後はブロック単位で音を調整するだけ。相づち部分はDeleteでサクッと削除しつつ、2人の声がかぶったな、というときは片方の声をドラッグで動かしてかぶらないよう調整するのも手軽です。

    ブロックの削除などで生まれた空白部分を詰めたい場合は、「Shift+F」をクリックするとカーソルより少し後のブロックをすべて選択できるので、そのままドラッグで左右に動かせばOK。たまに一番左側のブロックが選択できないときがあるのですが、その場合はShift押しながらクリックして追加してあげてください。

    無音ではないけど不要でカットしたいな、という時はCommandを押しながらカットしたい部分をドラッグして選択、「Delete」で消せます。

    消したいのではなく分割したいときは、該当のブロックを選択した状態でカーソルを合わせて「Command+T」で分割。

     

    倍速再生を設定

    これだけでも作業はだいぶ楽になるのですが、より作業効率を上げるために倍速も設定すると便利です。

    画面上部にあるディスプレイの横にある下向き矢印をクリック。

    メニューの中から「カスタム」を選択。

    ディスプレイが大きいカスタム表示になるので、同様の操作で「コントロールバーとディスプレイをカスタマイズ」を選択。

    「LCD」の中から「Varispeed」を選択するとスピード調整が可能になります。

    あとは数字の部分を調整するだけ。初期状態は「0」ですが、たとえば「80」と入力すると80%増速、つまり1.8倍速になります。

    そして細かいながら便利なのが、Logic Proは音を再生しながら編集できること。むしろそれができないAudacityが珍しいくらいらしいのですが、無音部分をカットし、倍速再生で聴きながら不要な相づちをカット、たまに音をずらしたい時だけ一時停止して調整、早くて聞き取れない時は倍速を元に戻す、というのを繰り返すことで、ポッドキャスト編集時間を収録時間の実時間と同じくらいに納めることができました。

    以前は実時間の数倍はかかっていて、20分の音源編集に1時間以上かかるという効率の悪さだったのですが、Logic Proのおかげで編集作業が大幅に効率化されました。

    その他便利な設定

    まだ全貌を把握し切れていないLogic Proですがわかる範囲で見つけた機能をいくつか。

    Logic Proを調べているとよく目にするプラグイン、どこにあるのかよくわかっていませんでしたが答えはここの「Audio FX」でした。

    ここをクリックすると各種プラグインを設定できます。たくさんありすぎて機能把握しきれていませんが「プラグインがどこにあるかわからん」モードは脱出できるかと。

    音声ファイルの書き出し

    これも最初はわかりませんでしたが、Logic Proでは「バウンス」という機能で音声ファイルとして出力します。バウンスのやり方はいくつかありますがオーソドックスなのはメニューからミキサーを表示する方法。

    ミキサーが表示されたら下部の「Bnc」をクリックするとバウンスの画面が表示されます。

    バウンスの設定画面はこんな感じ。好きなファイルフォーマットにチェックを入れてバウンスしましょう。なお、赤枠で囲んだ「終了」の位置は実際の終了の位置と合わせておくこと。ここがずれていると途中で書き出されたり後に無駄な空白が入ったりします。

    以上、自分のわかる範囲でLogic Proのポッドキャスト編集方法を紹介しました。

    しかしまだまだわからない部分も多くて、例えばホワイトノイズの削除なんかは面倒なのでAudacityで編集してからLogic Proで編集という二度手間にはなっていますし、コンプレッサーの調整もいまいちつかめず。まあこのあたりはスキルとしてあるに越したことはないものの、そもそもいい音で録れればいいという話でもあるので、収録音声の品質強化を図りつつ、Logic Proの機能ももう少しなれていきたいと思います。

    Logic Proユーザーの皆様におかれましては、是非この機能が便利というアドバイスありましたらご指導お願いします。また、Logic Pro使ってみたいがよくわからないという人は、私のポッドキャスト用コミュニティをDiscordで運用していますのでお気軽にご参加くださいませ。

    ポッドキャスト「かいだん」Discordコミュニティ招待URL
    https://discord.gg/uWFqJdrRPQ

  • Fw: 空想のNFTと現実のNFT

    Fw: 空想のNFTと現実のNFT

    Web3やらNFTやらについてはあまり表で言及しないようにしていたのですが、急にボールが来たので……。

    この記事を書くにあたっては、Web3 Quick Tourという勉強会にご参加いただいたみなさんとの議論を土台にさせていただきました。特にカイさんには多くの刺激をいただきました。

    空想のNFTと現実のNFT – by Daisuke Sasaki – メディアヌップ
    https://sasakill.substack.com/p/imaginarynft-and-realnft

    そんなわけで、技術や未来に興味はあるものの、界隈の空気がどうも自分には合わないな……と遠巻きに見ていたWeb3やNFTですが、友人の @sasakill が Web3について書いた記事をきっかけに「Web3興味あるけどちょっと距離置いている人に向けた勉強会」の開催を依頼、この分野には素人ですがわーわーいわせてもらった結果が上記の記事につながり、末尾に私の名前も入れていただいたという次第であります。

    Web3はコンテンツの黄金時代か、それとも金ぴか時代か? – Media × Tech
    https://www.mediatechnology.jp/entry/2022/01/21/110000

    前述のブログについても、言及先である下記ブログの記述について私が「かなり近い感覚」とコメントした上で紹介したことがきっかけになっており。

    電子の世界はノーコストでコピーが可能なのが利点なのにそれをわざわざ殺して不便にした世界でないと出せない価値はない。

    NFTとメタバースについて思うこと – Software Transactional Memo
    https://kumagi.hatenablog.com/entry/nft

    その結果として書かれたブログについてもとても興味深く言及したいところたくさんで、よーし久々にがっつりブログでも書こうかなと思っている間に、言及元のブログから剛速球のリターンが返されたというのがイマココ状態です。

    Re: 空想のNFTと現実のNFT – Software Transactional Memo
    https://kumagi.hatenablog.com/entry/imaginary-nft

    このRe: というタイトル、ブログ全盛期に自分がよく付けたタイトルだしこのタイトルで自分もブログ書こうかな、と思っていたら先を越され、しかし他にいいタイトルも思いつかなかった結果、多少は絡んでるけど直接のやり取りじゃないからFw: くらいがちょうどいいんじゃない? というのが本題に入る前のタイトルに関する言い訳コーナーでした。

    そしていよいよの本題ですが、前述の通りそもそも自分はWeb3やNFTについては門外漢であり、詳しい人に気になる点をいろいろ聞いてみたいというスタンスで勉強会を開催してもらった立場なので、以下についてはWeb3について詳しくない人が気になったポイントをつらつら書き綴っていることをあらかじめご了承ください。というかこの分野全然詳しくないので、そもそもの理解が違っているとか情報が足りてないとかありましたらどしどし指摘していただけるとありがたい状態です。

    という長い前置きを踏まえた上で、まずは自分で共感を覚えたこのフレーズについて再度引用。

    電子の世界はノーコストでコピーが可能なのが利点なのにそれをわざわざ殺して不便にした世界でないと出せない価値はない。

    これについてメディアヌップではこのように指摘。

    もちろん、手元のクライアントで何かのデータを複製するのは、ごくごくわずかな電気代さえ無視してしまえばなんの費用もかかっていないと言えるだろう。ところが、ウェブを提供しているサーバーで何かのデータを複製し、しかもそれをいつでも利用可能な状況で提供し続けるには、コストがかかる。単に電気代のことを言っているのではない。サービスを提供する企業間の競争が、技術者の採用やマーケティングにおけるコストを生じさせるのである。コストは「見えない化」されているだけなのである。

    この指摘はごもっともで、デジタルは簡単にコピーできるけどコピーするための機材や人件費は決してタダではなく、ノーコストでコピー可能、というと語弊がある部分はもちろんあります。

    これと同じようなことは自分のハードウェアスタートアップ時代に「IoT」というキーワードで何度も体験しました。最近はすっかり落ち着いた感のあるIoTというキーワードも一時期はバズワードとしてもてはやされ、IoTが万能のツールのごとく語られるのをよく目にしていましたが、ハードを作る側の立場としては、IoTという言葉自体が話題になるのは嬉しいけどその理解はどうなのかな……、とモヤモヤすることも。

    そもそもIoTを実現するにはすべからく電源が必要で、コンセント使うなら場所が制限されるしバッテリー使うなら容量や重量、輸送などいろいろな問題が出てくるし、Bluetoothのローカル通信ならまだしもインターネットを介するハードウェアはサーバーが必要で、じゃあそのサーバー運用費は誰が負担するの? ハードの生産を終了した後いつまでサービスを提供し続ければいいの? とか、見えない部分で考えなければいけないことは多々あるわけです。

    とはいえ、こうした作る側にしかわからないことはいったん除外した上で、IoTという技術や可能性そのものについて言及することそのものは価値があると思っていて、これは例えるなら物理の摩擦係数みたいなものだなと。

    物理を勉強するとき、高校生の試験レベルだと「摩擦係数は考えないものとする」という条件で学ぶけど、現実世界で摩擦係数を考えないわけにはいかない。でも物理の仕組みを学ぶ上でいったん摩擦係数をポカンと忘れることは意味があることで、IoTにおいても電源やらサーバーやらを忘れてIoTそのものの価値について考察したり議論することそのものはとても大事なことだと思います。

    そして話を戻して、これは前述の議題でも同じことが言えるんじゃないかなと。デジタルをビジネスにする以上はどうしてもコストの話がつきまとうのですが、いったんそのコストを摩擦係数と同じ扱いにしてデジタルそのものの価値を突き詰めて考えることには価値があって、そのときに「デジタルはノーコストでコピーできる」という考え方は、デジタルの本質を追究するには意味があることなんじゃ無いかと。

    そしてここからがいよいよ本丸なのですが、NFTについてはデジタルとは逆の意味で摩擦係数的な話題をそぎ落として考えたほうがいいのでは。

    何が言いたいかというと、デジタルがノーコストでコピーできるわけじゃないというなら、NFTも現状期待されている未来がNFTだけで実現できるわけではないのでは、ということであり、世間で語られていて自分が目にするNFTの可能性はNFT単体ではなく他の技術や要素を込みにした上で語られている気がしていて、それはいったんそぎ落とした上で、NFT単体にどんな未来があってどんな可能性があるのかを考えるほうがいいのではないか、という議題設定です。

    たとえばNFTのメリットとしてよくあげられる非代替性。コンテンツ自体はコピーできてもNFTは唯一無二のものであり、コンテンツを所有していたり作成したという証拠は永久に残る、という技術自体はとても興味深いのですが、とはいえNFTはコピー防止技術ではなくコンテンツそのものはコピーできてしまうわけで、だと不正コピーが止められるわけではない。海賊版が出回っても作者や購入者としての証拠がNFTで担保されたとして、コピーされ続けることに歯止めがきかなかったら果たしてどこに意味があるんだろうか。自分の名前書いたファミコンソフトは唯一無二だけど、友達に借りパクされてしまったらどうしようもないよね……。

    NFTで非代替性を保持できるのは素晴らしいけれど、ノーガードでコンテンツをコピーし放題だったときにNFTで非代替性を保持できるだけでいいのかな、それってコンテンツを保護するDRMもセットで考えないと現実的には意味が無いのではないでしょうか。

    非代替性を利用して限定100名だけにコンテンツ販売、という手法においても、コストをかけず無限にコピーできるデジタルの意味を殺してしまっているし、それは「限定100人に入れた」という射幸心を満たすだけに思えてしまう。

    メディアヌップで指摘されているように、カードゲームはもちろんオンラインゲームなどでアイテムの数を制限することでゲームシステムを確立する、というのはあると思います。オンラインゲームの世界において、最強の武器はやはり希少価値があったほうがゲーム性があるし。でもその希少性ってNFTで非代替性を担保するより、やっぱりDRMで「このアイテムは貴重だしおいそれとコピーもできないよ」と保護したほうがいいのでは。

    NFTをファンクラブの限定IDとして使う、みたいなアイディアも目にしたけど、それも本質的にはIDシステムでやるべきでNFTなのかなという気がする。NFTで非代替性を担保したとして、それをコピーした偽会員が現れた時に、どっちが本物なの? と特定するには結局別の会員システムが必要になってしまうのでは?

    門外漢ながらNFTの非代替性にぼんやりと期待するのは、異なるビジネスの場を同じ価値でつなぐ存在となりえればいいなと思っていて、例えばとあるオンラインゲームでがんばって手に入れたアイテムが別のゲームでもそれなりの価値を持っている、という接続ができるのであればそこに意味はありそうな気はする。

    でもそれもオンラインゲームがお互いにシステムとしてつながっている必要があって、両者がつなぐオープンなIDとしての意味はあるだろうけどそれは必ずしもNFTでなくてもいいのでは。そして1つのIDで異なるサービスで異なる複数のサービスにログインできるという仕組みは、今もTwitterやFacebookやGoogleやらのIDで実現できているわけなので、わざわざNFTを使う必要もない。

    そしてそんなシステムが実現したとして、さらにその先にはお互いの世界でアイテム同士の価値をお互いに設定しあわなければいけない。あるゲームで手に入れた「勇者のつるぎ」というアイテムが、別のゲームで使用できるためにはそのアイテムが自分の世界でどんな値段でどんな強さでどんなグラフィックかを設定しなければいけなくて、それってもうNFTの世界ではないんじゃないだろうか。

    NFTの非代替性は非常に面白いけれど、それを実現するためにはさまざまなシステムがあっての話で、そしてそうしたシステムが構築された世界においてはNFTがただのIDとしてでしか役に立っていないのではないかな、というのが、いまのところNFT関連を眺めて思う疑問なのでした。

    例えるならNFTはパスポートみたいのもので、パスポートを持って海外に旅行したときに本人だと認めてもらえるのは、世界各国がパスポートという仕組みでつながっているからであって、パスポートという制度のない未開の国があったときにはその制度は通用しないし、そもそもパスポートだって共通の非代替性ではない国ごと異なる独自システムなんだけど、国同士がお互いに自分たちで非代替性を担保してね、と認め合っているから成立しており、サービスごとに独自のID管理できてればいいんじゃないだろうかみたいな話です。

    あとWeb3の勉強会で教えてもらったENSという仕組みも気になったポイント。ENSというのはインターネットにおけるDNSみたいなもので、好きな名前を設定したらその非代替性が担保され、他のユーザーに売ったりできるという話のようです。

    DNSというかドメインも現在は同じことがおきていて、有名企業が失効したドメインは高値で取引されるんだけど、でも冷静に考えるとドメインの価値はドメインそのものではなくて、そのドメインで提供されていたサービスやコンテンツであり、運営者が手放した時点で本質的にその価値はゼロだと思うのですよね。ただインターネットの世界ではSEOという仕組みがあって、前に使ってた人のドメインを手に入れることでドメインに紐付く価値を手に入れることができてしまう。

    人気漫画家が使っていたペンは、その人が使っていたというメモリアルな価値はあれど、そのペンを使ったら人気漫画家と同じマンガが描けるわけでは決して無くて、けれどドメインについては前にそのドメインを使っていた人のSEOやリンクというサービスとしての価値がある程度引き継げてしまう。それは現実的に起きてしまうのは仕方ないとして、決して理想的な仕組みではないと思うし、そんな結果的に発生してしまった価値感がNFTでも同じように使われるのかーというのは疑問に感じました。

    NFTで書く文章についても、その文章を書いたという証拠とその文章を買ったという証拠はNFTで保持されるけれど、文章そのものを自由に書き換えられるのだとするとそこにあまり意味は無くて、やたらはてなブックマークがついた後に中身をごっそり書き換えてしまうはてな匿名ダイアリーみたいなことができてしまいそう。かといって一度NFTで非代替性付与したら書き換えれないとすると利便性の面で困るし、書き換えの履歴ごと変えたとしたら、問題があって消したかった文章も永久にデジタルに残されてしまうことになってしまう。

    そうそう、NFTといえば非中央集権、みたいな話もありましたね。これも現代に対するカウンター的な思想としては面白いのですが、非中央集権でも運営にはコスト掛かるのでNFTだけで実現できるもんでもないし、NFTに対応したサービスが世を席巻しないと中央集権を脅かす存在にはなれないわけで、非中央集権だけで世の中変わるならもうちょっとみんなマストドンに注目してあげてくれ、とも思うところです。

    と、NFTについて気になることをつらつらと書いてみたのですが結局のところ思うのは、いまのNFTやWeb3は話題だから、儲かりそうだからという視点で注目されていて、そうした注目ポイントを除いて考えると、NFTに期待されていることはNFTだけでは果たして実現できるのか。そして対応すると面白そうな共通IDではあるけれど、それはあらゆるサービスがNFTを採用して初めて実現できる世界で、NFTがすごいから世界が変わるというのは順番が逆なのではなかろうか、というのがいまの自分の理解しているところであります。

    ただ断っておくと話題だから、儲かりそうだからというのもとても大事なことで、それはそれで価値として考えなければいけない。疾風のように現れて疾風のように静まった感のあるClubhouseも、もちろん技術やサービスとしても魅力的だけど、一定期間とはいえあれだけ世に影響を与えたのは「話題だから」「儲かりそうだから」という要因を抜きにしては考えられないわけで。

    NFTは面白そうな技術と考え方だけど、その理念を実現するにはNFTが牽引するというよりも、世にあまたあるサービスやコンテンツがNFTに対応するという主従関係が逆で、そしてNFTが価値を生むためには対応サービスやコンテンツが多くないと話にならない、そうするとひたすらバズを巻き起こしてとりあえずNFTが面白そうだから対応してみるか、という空気を作ること自体は、目的を実現するための手段としては理解できなくもない、というところです。

    まとまりのない文章を書いてきましたが、これだけ書いたところで結局のところ自分は門外漢であるのでまったくもって的を射ていないことを言っているかもしれません。とはいえ勉強会のお陰でWeb3やNFTに対する知識や理解は以前よりは進んだかな、と思っているので、ブログも書いたしいい機会としてWeb3周りのサービスを一通り実際に試した上で、また改めて自分の脳内で考えたり、友達と議論交わしながら考えてみたいと思います。NFTに詳しい方、興味ある方の指摘やコメントも大歓迎なので、ぜひぜひご意見お寄せくださいませ。

    あ、あと最後に、DiscordがWeb3と呼ばれているのはすみませんがさすがに吹いてしまった。そもそもゲーマー御用達のサービスとして地位を確立してきたサービスであり、サービス運営者がいるという意味でめちゃくちゃ中央集権的なサービスじゃないかと思うのですが。

    じゃあの。

  • まるでプライベートブランドみたいな素っ気ないパッケージなのにめちゃウマなノースカラーズの「おつまみチップ アーモンド入り」

    まるでプライベートブランドみたいな素っ気ないパッケージなのにめちゃウマなノースカラーズの「おつまみチップ アーモンド入り」

    先日知人宅に遊びに行った際、「最近セブン-イレブンで売ってるこれにハマってる」と教えてもらったのがこのお菓子。

    中身はチーズ味のクラッカーとアーモンドというシンプルな構成ですが、このクラッカーが実に絶妙なチーズの塩梅で確かにうまい。ジャンルでいうとグリコの「チーザ」に近いのですが、チーザはお酒のおつまみ向けということでチーズ味が濃いめなのに対して、このおつまみチップはチーザほど濃厚なチーズ味ではなくすごくバランスのいい仕上がり。1口食べたらついつい手が止まらないほど気に入ってしまいました。

    セブン-イレブンで売ってるとのことで近所のセブンを一通り見てみましたが、必ずお店に置いてあるわけではなく自己調べでの遭遇率は1/2くらい。とはいえ都心のセブン-イレブンなら置いてある店もそこそこあるのでは。

    しかしこれだけ美味しいのにパッケージが余りにもそっけなさすぎて、このうまさに気がついている人がとても少なそう。あまりに直球タイトルなので検索してもWebでは商品が全然見つかりません。

    仕方ないので商品の裏にある会社名で調べたところ、北海道にあるノースカラーズという会社が作っていることがわかりました。

    株式会社ノースカラーズ | ノースカラーズは、安全な北海道の美味しさをお届けするお菓子会社です。
    https://northcolors.com/

    企業サイトを見つけてほっとしたのもつかの間、サイトを見るとさらなる謎が。というのもこの製品、会社サイトはおろか自社運営の楽天市場にも一切掲載されていなのです。実はどこにも書いてないけどこれセブン-イレブンのプライベートブランドなんだろうか……。

    あまりに美味しいので通販でまとめ買いしようと思ったのですがそれもかなわず、セブン-イレブンで見かけたら大量買いして在庫ストックしようかというほど気に入っています。気になった人はぜひお近くのセブン-イレブンをチェックしてみてください。

    なお、この製品は姉妹品に海老味のピーナッツバージョンもあります。

    食べ比べてみたのですが、チーズのバランスのよさではアーモンド入りの方が好みだな、とは思いつつ、近くで見つけた人はせっかくなので2つ買って味比べしてみてください。

    おつまみチップがこれだけうまいなら他のお菓子もおいしいのかも。健康にも配慮しているとのことで、他のお菓子もこの流れで試してみたいと思います。

    【楽天市場】ノースカラーズ:お菓子のNASIO
    https://item.rakuten.co.jp/nasio/c/0000000105/

  • お笑いを理論的に分析する「お笑い版バクマン。」なマンガ「ショーハショーテン!」が面白い

    お笑いを理論的に分析する「お笑い版バクマン。」なマンガ「ショーハショーテン!」が面白い

    先日自分のポッドキャストでも語ったのですが、ジャンプSQ. 連載中のマンガ「ショーハショーテン!」がすごく面白く自分の中でも期待の新作なのでブログでも紹介。とりあえず第1話は無料で公開されているので、余計な説明不要でまず読んでみようという人は下記リンクからどうぞ。

    ショーハショーテン!/SQ.新連載試し読み – 浅倉秋成/小畑健 | 少年ジャンプ+
    https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496578488609

    誤解を恐れず端的に言うと、ショーハショーテン!は「お笑い版バクマン。」とでも言うべき、お笑いの頂点を目指す高校生2人の物語。作画を担当するのがバクマン。と同じ小畑健というところも共通しているし、天才的なネタを考える根暗キャラと、ひたすら明るい天才子役というバランス感も「バクマン。」のサイコーとシュージンを彷彿とさせます。

    バクマン。との一番の違いは原作者で、バクマン。は「デスノート」などでも小畑健とコンビを組んでいた大場つぐみですが、ショーハショーテン!の原作は浅倉秋成という小説家が担当しています。ただ、売れるマンガの作り方をロジカルに分析する「バクマン。」同様、どういうお笑いが受けるのかという分析という本質はまさにバクマン。という感じ。

    これ、他のジャンルに比べて相当難しいことに挑戦しているんですよね。スポーツマンガだったら「この人は強い」と説明するだけでいいし、バクマン。は作品ごと絵柄をかき分けたり、作中作品を作らなければいけないという大変さはあるけれど、それでも「このマンガは人気のマンガです」と説明すればある程度は成立する。

    だけどお笑いは、作中で「これは面白い」として紹介したネタが面白くなかったら全然説得力が無いわけで、これは相当に難易度が高い。

    しかしこの漫画のすごいのは、作中で出てくる具体例が実際に面白くて納得度が高いというところ。ネタバレは避けますが、特定のシーンにおいてどういうやり方をすれば会場を盛り上げられるか、というコンセプトと、それに沿って作られたネタがマンガでもしっかりおもしろい。中には自分が学生から社会人にかけて身につけた話術のコツみたいなのも含まれてて、嬉しいやらネタバレされて困るなという思いやらで複雑な気分になりました。

    原作を担当している浅倉秋成さんのことは本作を読むまで存じ上げなかったのですが、コミック第1巻に掲載されたご本人のコラムによると、子どもの頃の夢は「漫画家」もしくは「芸人」で、小学校の文化祭でオリジナルのお笑いネタを披露したこともあるという筋金入りのお笑い好き。

    気になって浅倉秋成さんの作品もいくつか読んでみたのですが、単著としては最新作と思われる「六人の嘘つきな大学生」がものすごい面白かった。就職活動をテーマとした作品なのですが、伏線とミスディレクションがこれでもかというばかりにちりばめられていて最後まで飽きさせないだけでなく、話の根幹である大学生の新卒採用については、就職活動で苦しんだ人なら誰でも共感してしまうのではないかというところに切り込んだ作品でもあり、ミステリーとしても就職活動を舞台とした群像劇としてもお勧めです。

    「六人の嘘つきな大学生」 浅倉 秋成[文芸書] – KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322005000377/

    なお、浅倉秋成さんが原作を担当した、本作の原型と思われる「ダブルアクト」という読切が、ジャンプSQ.の別冊版に掲載されていました。バックナンバー購入して読んでみたのですが、基本的なコンセプトは一緒ながらコンビの1人は女子高生だったり、作画が別の人だったりして読後感もかなり違う作品に。これ踏まえると、小畑先生の起用や主人公キャラをバクマン。に寄せてきたのも狙ってきてるっぽい。

    ジャンプSQ. | ジャンプSQ.RISE 2020 AUTUMN 『ダブルアクト』原作:浅倉秋成 漫画:金丸栄一
    https://jumpsq.shueisha.co.jp/sqrise/2020autumn/doubleact.html

    10月発売のジャンプSQで連載開始したばかりで、コミック1巻も1月に出たばかりという作品ですが、今年のマンガ賞ではいいところに食い込むのではないかという期待の作品です。


    ショーハショーテン! 1(BookLive!)

    B09MRZSFCV
    ショーハショーテン! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

    なお、本作はコミックもいいのですがジャンプSQで読むのも楽しい。というのも3話のタイミングから、若手のお笑い芸人インタビューコーナー「芸人手帖」が4ページにわたって掲載されるようになり、この中身がまた面白いから。お笑いの話はもちろん、子どもの頃に好きだった作品と今好きな作品が必ずインタビューされていて、「この芸人はこの作品が好きなのか、だからこういう芸風なのかー」というつながりがすごく面白い。

    【追記】芸人手帖はずいぶん前から掲載されているという指摘をいただきました。ショーハショーテン!の連載に合わせて各話の最後に掲載されるようになったってことなのかな。

    第3話はキングオブコントに出た男性ブランコ、第4話は昨年のM-1である意味話題をかっさらったとも言えるランジャタイで、ランジャタイについてはM-1前にインタビューしたであろう内容がM-1後に公開されるというタイミングも最高すぎる。お笑い好きならこのコーナーのためだけにジャンプSQ.買うレベルです。


    ジャンプSQ.(BookLive!)

    B09P567C3Y
    ジャンプSQ. 2022年2月号

    ショーハショーテン!を含めてマンガについて語ったポッドキャストはこちらをどうぞ。