コロナ禍の2年間で買ってよかったもの、いまいちだったものを1万字超で説明する


人生2回目のフリーランス活動と同時にやってきたコロナ禍に伴い、在宅はもちろん外出時にもパフォーマンスを落とさない環境の構築、外出が減ったことで自宅で楽しめる機材の購入など、いろいろと出費の多い2年間でした。

普通なら1年間で振り返るところですが、今回はコロナ禍を受けていろいろと買い物したものをまとめてみます。よかっただけでなくいまいちだったなーというのもいい情報かと思うので、オススメに限らず買ったものを並べていったらかなりのボリュームになってしまい、在宅ワークと外出ワーク、ライフスタイルという3つのカテゴリで分類しています。

かなりの出費に見えますが、10年くらい買い換えてなかった家電の買い換えタイミングがまとめて襲ってきたり、IT系ライターとして仕事の機材として購入しているものも多いということはあらかじめご了承ください。

あと画像のリンク先は一身上の都合により、楽天に商品があるときは楽天、ないときは公式のリリース素材を使っております。Amazon派の人は大変申し訳ございません。

目次

在宅ワーク編

ディスプレイ(デル S3221QS 31.5インチ4K曲面ディスプレイ)

Dell S3221QS 31.5インチワイドモニター(4K/曲面/非光沢/HDR/HDMIx2,DP/高さ調整/スピーカー/FreeSync) | Dell 日本

4K解像度で湾曲型のディスプレイ。正直このくらいのサイズだと画面がほぼ視界に入ってしまうため湾曲の意味はあまりないのですが、湾曲していることで従来のディスプレイより横幅が若干ながら小さくなるというのがメリット。自宅の作業場はディスプレイをおける面積が限られているのですが、そこにジャストサイズでハマりました。

お値段も4Kの31.5インチクラスでデル直販サイトなら5万円を切る価格。さらに購入時はほぼ4万円で買えたのでコスパもいい。贅沢を言うとUSB-Cでの映像出力+電源供給には対応していないのですが、自宅で据え置きとして使うならHDMIでいいかな、と割り切りました。

解像度の高いディスプレイはただ大画面で使うより、画面を分割するのが使い方としてオススメ。具体的にはWindowsの場合、マイクロソフト公式の「PowerToys」というソフトを使って、中央にフルHD幅のウィンドウを上下に2枚表示してブラウザやSlackなどを表示、余った隙間にフォルダや画像編集ソフトなどを起動して併用しています。

Microsoft公式ツール「Powertoys」を解説。なんでこの機能、Windowsに標準で入ってないの?という神機能が特盛! ? すまほん!!
https://smhn.info/202101-how-to-use-microsoft-windows-powertoys

Windows 11もディスプレイの分割機能が標準で搭載されましたが、PowerToysのほうがかゆいところに手が届くので、大画面を活用したい人にはお勧め。

PC(ASUS ROG Zephyrus G14)

ROG Zephyrus G14 | 新たなゲーミング世界へ

後述しますが、フリーランスかつリモートワーク体制になったことで、1つの案件で複数のSlackを併用するのがほぼ当たり前という状況になった結果、毎日10以上のSlackとそれに伴うAsanaなどのタスク管理ツールを立ち上げるには相応のパワフルなPCが必要……、ということで自宅用のPCとして購入。

AMDも初めてなら外部GPUのPC買うのも初めてだったのですが、Slackを20近く立ち上げてもびくともしないし、動画のエンコードもサクサク。2kg程度の重さなので外に持って行けないこともないし、その際もUSB-Cで給電できるのがありがたい。

また、ASUSは30日返品無料キャンペーンやってるので、とりあえず試してみていまいちだったら返品できるのも嬉しい。実際にこのキャンペーン使って試したPCの使い心地がいまいちで、「もうちょっとスペック上げた方がいいな……」とこのモデルの購入に踏み切れました。

当初はVR用のゲーミングPCとして購入したのですが、Olucus Quest 2との連携がうまくいかずで放置気味。年末年始でVR周りのセッティングはちゃんと見直そうかなとは思っています。

HDMI分配ハブ(Club3D CSV-1474)

外部ディスプレイを2台接続できるハブ。元々HDMIやUSB-Cなどディスプレイ出力をもっているPCなら合計3つの出力が可能になります。

以前はマルチディスプレイが便利だったのですが、最近は大画面を分割して使うスタイルに落ち着いたのであまり役目が無くなったことと、結構なマシンパワーが必要でPC自体が重くなってしまうのが難点。あまり重めの操作はしないけど3画面以上にディスプレイ増やしたいという人にはお勧めですが、だいぶマニアックかな……。

キーボード(ロジクール MX Keys)

ロジクールMX Keysワイヤレス イルミネーション キーボード

今まで使ってきたキーボードの中でもっとも打ちやすくお気に入りのキーボード。キーボードの打鍵感は好みの問題がわかれるのですが、キーが平たく指を移動しやすくてストロークも少なめで済み、中央のくぼみがタッチタイピングしやすくて、文字入力はほんとにこのキーボードが捗る。人気モデルなので家電量販店などで展示されている可能性も高く、まずは一度触ってみて自分に合うかどうかをお試しください。

なお、このMX KeysはUS配列のMacモデルや、右側のテンキーを排したminiモデルなどいくつものモデルがあるので、公式サイトで自分に合うモデルをお選びください。自宅だと10キーが嬉しいのですが、最近は外出先でガッツリ文字入力するためにminiも欲しくなっています。

ロジクールMX Keys Miniワイヤレス イルミネーション キーボード

マウス(ロジクール MX Anywhere 2S)

これは旧モデルで、すでに「MX Anywhere 3」が販売されているので今から買うなら3がオススメ。3はホイール操作がよくなっていたりバッテリーが持つようになったりしていますが、一番の違いはUSBがMicro USBではなくUSB-Cになっているところですかね。すでに身の回りをUSB-Cで固めている人は3を買いましょう。

MX Anywhereはとにかく使いやすくて、マウスカーソルが思い通りに動くしホイールも気持ちいい。MXシリーズは上位モデルの「Master」もあるのですが、Masterはちょっとサイズが大きすぎて小回りが効かないので、ベストサイズはMX Anywhereだと思います。

また、先ほど紹介したキーボードのMX Keysと同様、3台までのペアリングに対応しているので、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットを操作したいときにも便利です。

なお、MX Anywhere 2Sは数年前から使ってるのですが、ジャストシステムのレッドモデルが気に入ってしまって今年追加購入したので、いちおうラインアップ入り。

一太郎プレミアムマウス 深紅 [Deep Red]Just MyShop − 製品詳細 −

Webカメラ(ロジクール C922n)

ロジクールC922 Pro Stream 1080pウェブカメラ + Captureソフトウェア

Webカメラもコロナ禍でいくつか試したのですが、画質の高さと1万円切る価格のバランスが絶妙。多少暗い部屋でも明るく撮影してくれるので、普通の部屋だったらLEDライトなど使わずとも顔が綺麗に撮れます。

音も結構いいので、あまり音にこだわらない人だったらこのカメラだけでビデオ会議やっても十分かも。

なお、画質面では若干劣るものの、より広角で広く撮れるという点ではAnkerのWebカメラもなかなかよかったです。

Anker PowerConf C300

ミキサー(ZOOM PodTrak P4)

PodTrak P4 | ZOOM

ちょっとマニアックではありますが、ビデオ会議の音質上げるために購入。カラオケで使うようなマイクを装着してPCに取り込めるので音質が段違いに上がります。

それだけでなく4つのマイクそれぞれ別に録音したり、PCやスマートフォンの音を取り込んで録画できたりと機能がとても多彩。このあたりは以前ブログも書いたので興味のある人はそちらをお読みください。

Clubhouseの外部マイクや録音、多地点ポッドキャストの収録にビデオ会議の書き起こしもできる「ZOOM PodTrak P4」が便利すぎる – カイ士伝

なお、マイクはベリンガーのX8500を使ってます。2500円の値段では十分に音質いいので、よほど音質こだわる人でなければコスパ的にはオススメ。なお購入はなんでこんなに安く出来るんですかと言うくらい音響関連が安くて届くのも早いサウンドハウスがオススメです。

BEHRINGER ( ベリンガー ) Ultravoice XM8500 ダイナミックマイク 送料無料 | サウンドハウス

音質は上げたいけどミキサーとか面倒という人は、USBで接続できるYetiのBlueもオススメ。ただお値段が2万円弱するので、これならもうちょっと出してPodTrak P4買うのもありです。Yeti Blueは指向性を絞ったnanoというモデルが1万5000円くらいなので、ビデオ会議や自分だけの声を録音するポッドキャスト収録ならnanoでもよいかもしれません。

Blue – Yeti

ワイヤレスイヤフォン(AfterShokz OpenMove)

AfterShokz OPENMOVE エントリーモデル 骨伝導イヤホン / AfterShokzJP

以前は外部の音も聞けるという点で、耳の穴を塞がないソニーの「SBH82D」を愛用していました。

耳を塞がないイヤフォン「SBH82D」でイヤフォンの理想形にたどり着いた – カイ士伝

これ自体はすごくいい製品なのですが、とにかく壊れやすくて今まで3台買い換えたことに加え、耳に装着するのが若干面倒だということもあり、在宅ワーク専用で購入したのが骨伝導タイプのOpenMove。

耳の穴を塞がないというのはSBH82Dと同じですが、メガネのようにかけるだけで装着できるので手軽なのがいい。音も割と良くて、高音質というと言い過ぎかもしれませんが、音を聞いていて不快になることはないほどよい音質。PCでYouTube見る、くらいの使い方なら十分です。

マルチポイントも対応していて同時に2台の機器を接続可能。自宅ではiPadにつないで、動画や音楽はiPadで楽しみつつ、PCで音を聞きたいときに自動で音が切り替わる、という使い方をしています。

ただ最近マルチポイントがうまく動作しなくて、両方Bluetoothで接続しているのに片方は音が聞こえてこないという現象に悩まされ中。本体初期化しても直らないのでどうしたものかなーと思っていますが、PC1台で使っても十分に便利でした。

なお骨伝導なので普通のイヤフォンに比べると若干音は外に漏れます。相当近くにいないと気がつかないレベルですが、静かな他人もいる場所で使うにはちょっと向かないかも。

aptX LL対応レシーバー&イヤフォン(Agedate bluetooth トランスミッター レシーバー / エレコム GrandBass GB41)

Bluetooth(R)ワイヤレスヘッドホン“Grand Bass(R)” – LBT-GB41BK

これはだいぶマニアックな部類ですが、Bluetoothだとどうしても音の遅延が避けられないため、ビデオ会議などで若干のずれがでてしまうのをできるだけ解消するための機材です。具体的にはBluetoothでも遅延が少なくなるaptX LL対応のレシーバーとイヤフォンを組み合わせることで、ビデオ会議や動画視聴くらいだとほぼ遅延を感じないくらいの低遅延を実現できます。

aptX LLのイヤフォンは何でもいいのですが、エレコムのこれが割と低価格でいい感じ。かなりニッチなニーズではありますが、遅延できるだけ抑えたい人はどうぞ。

なお、当然ながらこの組み合わせだとマイクは非対応なので、別途マイクの用意は必要です。私は前述の通りマイクは有線にしておいて、ちょっと席外すときはマイクの音が入らないようにしています。マイクとイヤフォンを別にしておくと、トイレに立ったときうっかりマイクをオフにするのを忘れて……、という事態も防げるので。

椅子(エルゴヒューマン エンジョイ)

エンジョイ | エルゴヒューマン公式サイト

自宅はずっとモニターでいただいたゲーミングチェアを愛用していたのですが、長年使いすぎて合皮がボロボロと剥がれてきたタイミングで購入を決意。フリーランスで自宅作業の時間も増えるからそこそこいい椅子にしようかな……、と大塚家具を見に行ったとき、たまたま座ったこの椅子に一目惚れして購入。

ゲーミングチェアは合皮のため夏場が蒸れるのがちょっと辛かったのですが、この椅子はメッシュなので通気性もよく、ちょっと昼寝したい時にリクライニングもできるので機能面でも不満なし。オフィスチェアは10万以上する高いものも多いのですが、この椅子は10万以下というぼちぼちの値段で購入できるのも気に入りました。

外出ワーク編

ノートPC(富士通 LIFEBOOK WU3/D2)

富士通パソコン | 3年保証無料 | LIFEBOOK UHシリーズ(13.3型ノートパソコン)商品・価格一覧

フリーランスになったタイミングで購入したPC。USBやHDMI、有線LANなど端子類が充実しているのに1kgを切る軽さが魅力のモバイルPCです。

ただ、このコロナ禍でリモートワークが普及した結果、ログインするSlackの数が10を超えてくるとこのスペックではちょっと厳しくなってきました。一度起動してしまえば問題ないのですが、同時にSlackを10個以上立ち上げるときにやたら時間かかってしまうのですよね……。

なのでPCとしては割と気に入りつつ、タッチ対応でもうちょっとハイスペックなPC買わないと仕事の効率悪いなー、でも買ったばかりだしなーと逡巡しております。

とはいえ自分のようにSlackを10個も開かないよという人であれば十分なスペック。ペンも内蔵できるし軽さと機能性という点では非常に魅力的なPCであります。

Chromebook x2 11


最軽量560gの2in1型最新Chromebook HP Chromebook x2 11 製品詳細 | 日本HP

がっつり仕事するほどではないけどいざというときに作業できる環境を持っておきたい、という時に便利なChromebook。ChromeブラウザがPCと同じ環境で動作できるので、GmailはもちろんSlackなども問題無く動作。画像もちょっとしたリサイズやトリミングくらいはできるようになっているので、Officeを使いたい、静止画や動画をガッツリ編集したいということがないかぎり、ほとんどの作業をChromebookで行えます。

Androidアプリも対応していて、タブレット的に使うこともできる。すべてのAndroidアプリが動くわけではなく、torneなど動作しないアプリもあるのですが、電子書籍系やサブスク動画系は問題無く動くので、エンタメマシンとしても大活躍します。

以前まではASUSのCM3というChromebookを活用していて、それはそれで便利だったのですが、指紋認証とLTE対応に惹かれてHPモデルを購入。CM3はいま3万円台くらいで購入できるので、サブマシンとして持ち歩くにはオススメです。CM3は私が書いたレビューを参考まで。

【Hothotレビュー】着脱式でペン内蔵が魅力のChromebook。今日発売のASUS「Detachable CM3」を使ってみた – PC Watch

マウス(ロジクール Pebble M350)

ロジクールPebble M350 – モダン、スリム、サイレント マウス

マウスのクリック音が静かなのが特徴のモデル。また、USBドングルをマウスにしまえるので持ち運びが便利なこと、USBドングルとBluetoothの両対応なので、PCはUSBドングル、スマホはBluetoothという使い分けも便利です。

バッテリーではなく乾電池なので電池が切れた時がちょっと面倒ですが、バッテリー持ちも相当いいのでほとんど困らないかな。薄型で鞄にもスッポリ入るのでモバイルにオススメのマウスです。

キーボード(ロジクール K380)

ロジクールK380マルチデバイスBluetoothキーボード

自宅で使っているMX Keysに比べると打鍵感はやや落ちるものの、小型・軽量で持ち運びに適しているところが魅力。マウスとキーボードはマイクロソフトとロジクールが2強だと思いますが、最近はだいぶロジクールに傾倒しちゃってますね……。

モバイルスタンド(MOFT Z)

MOFT-Z スタンディングノートパソコン&タブレットスタンド – MOFT(モフト)公式ストア]

スマートフォンやPCのスタンドとしてもおなじみのMOFT Z。4段階に角度を調節してPCを置くことができます。

リモートワークでPCに向き合う時間が増えたことで、肩こりや目の疲れに悩まされることも増えましたが、その対策として一番いいのが「PCのディスプレイを目の高さに合わせる」こと。外出先だとそれがなかなか難しいのですが、MOFT Zがあると立ち作業も含めて好きな高さでPCを操作できます。

難点は890gと結構重いこと。タブレットはもちろん、ノートPCよりも下手したら重いかもしれないという重量なので、「今日は外でがっつり作業するぞ!」というときだけ持ち歩くようにしています。

モバイルバッテリー(Anker PowerCore+ 26800 PD 45W)

Anker PowerCore+ 26800 PD 45W|モバイルバッテリー・充電器の製品情報

愛用していたモデルはすでに販売終了なのでリンクだけ。USB PD 45W対応でPCも充電でき、26800mAhという大容量なのでバッテリー切れの心配もないという安心感に加え、このモデルはUSB-CケーブルとUSB-Cアダプタも同梱しているコスパの良さが魅力でした。

最近はケーブルこそ付属されないものの出力が60Wに向上、USB-Cアダプタが同梱するこちらがオススメでしょうか。

Anker PowerCore III Elite 25600 60W | モバイルバッテリー・充電器の製品情報

USB充電アダプタ(TUNEMAX 66W GaN)

TUNEMAX 66W GaN | FOCALPOINT DIRECT

窒化ガリウム採用で超小型化を実現しつつ、USB-C×2、USB-A×1というポート数の多さが魅力。窒化ガリウムでもっと小さいアダプタはあるのですが、このサイズで3ポートあるという利便性がこのサイズに詰め込まれているのが魅力。

こちらは以前レビューも書いているのでよろしければ。

USB-C×2、USB-A×1で超小型のACアダプター「TUNEMAX 66W GaN」 – ケータイ Watch

完全ワイヤレスイヤフォン(パナソニック/テクニクス EAH-AZ60)

ワイヤレスステレオインサイドホン EAH-AZ60|Hi-Fi オーディオ – Technics(テクニクス)

完全ワイヤレスイヤフォンでは割と珍しいマルチポイントに対応。こちらは外出用なので、スマートフォンとモバイルPCの両方を設定しておくことで、外出先でいちいち接続を切り替えることなくスマートフォンとPC両方の音を楽しめます。

音質もいいしノイズキャンセリングも強力、タップ操作も充実していて、割と隠れた名機です。以前はソニーのWF-1000XM4を使ってたのですが、操作性の良さとマルチポイント対応が魅力ですっかりAZ60ばかり使うようになりました。XM4はそろそろ売却検討するかな……。

なおこちらは私のポッドキャストで語っておりますのでこちらもよろしければ。

ゲーミングイヤフォン(ノーブランド?)

B07Y9KS22R

外出先のビデオ会議が長丁場になってワイヤレスイヤフォンのバッテリーが切れた……!というときのための控えとして鞄にいれておくと便利。ゲーミングタイプはマイクを抜いて普通のイヤフォンとしても使えるし、マイクを口元に近づけることで音質上げることもできるので、ビデオ会議で使うイヤフォンマイクとしては隠れたオススメ製品です。

このタイプは安かろう悪かろうで音質悪いものもあるのですが、この製品は適当に買った割には音質もぼちぼちで、ワイヤレスイヤフォンがあってもこっち使うこともあるくらいには愛用しています。

モバイルモニター(ULTIVISION)

USB-CとminiHDMIに対応したモバイルモニターなのですが、特筆すべきは10インチクラスで本体のみ約348gという軽さ。モバイル用ガジェットはとかく軽くしたいもので、この軽さでディスプレイを持ち歩けるのは嬉しい。

DisplayPort Alt Modeにも対応しているので、PCとUSB-Cでつなぐだけで映像を出力できる。その代わりPCのバッテリー消費も激しいので、モバイルでも電源が取れるところで使うのがお勧め。

なお、上位モデルで4K対応のモニターもあるのですが、値段も高くなるしモバイルで4Kはオーバースペックかな……、ということでフルHDがちょうどいい感じです。

Surface Duo 2

Surface Duo 2 / 生産性に優れたデュアル スクリーン モバイル / Microsoft Store

まだ日本発売されていない上にバグも多数あるので万人にお勧めするものではありませんが、2画面スマートフォンは本当に便利。SMS認証画面を見ながらコードを入力したり、カレンダーを見ながらメッセンジャーで予定を調整したり、地図でナビゲーションしながらお店のWebサイトを開いたり、と、今まではいちいち画面を切り替えなければいけなかった面倒から解放される喜びは一度味わってしまうともう戻れません。

日本版は2022年前半発売とのことなので、海外版にはないサプライズなども楽しみにしつつ、それに合わせて日本語周りのバグも修正されることを期待しております。

ライフスタイル編

4Kテレビ(LG 55NANO91JNA)

55NANO91JNA|テレビ|LGエレクトロニクス・ジャパン

以前に使っていたテレビがもう10年選手だったので買い換えタイミングであったことに加え、PS5を手に入れる前提でPS5スペックを満たせるテレビ、ということで購入。購入当時はソニーもシャープもPS5のフルスペックを引き出せないものばかりで、PS5の実力を引き出せるのはLGしかない、という状況でした。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

【西川善司の大画面☆マニア】プレステ5対応テレビの正しい選び方。キーワードは「4K/120p」「VRR」-AV Watch

4KにしたことでNetflixなどの動画サービスは非常に高画質で楽しめるようになった反面、フルHD相当の地上デジタルが画質悪く見えてしまう……という予想外の結果もありつつ、トータルでは高画質で動画を楽しめるようになったので満足です。

まあ、PS5はさくっと手に入れられると思っていたら全然手に入らず、結局PS5をゲットできたのはテレビを買ってから2ヶ月以上後になっちゃったんですけどね……。

なお、最近はPS5に対応したテレビも増えているようなので、最新モデルの状況は上記記事の続編的記事をご覧ください。

【西川善司の大画面☆マニア】PS5/Xboxにマッチする、HDMI2.1対応ゲーミングモニターの選び方-AV Watch

サウンドバー(JBL Bar 5.0 MultiBeam)

Bar 5.0 MultiBeam | MultiBeam™テクノロジーと バーチャルDolby Atmos® 採用の ハイブリッド式サラウンドサウンドバー

4Kテレビを手に入れたら音もこだわりたくなってしまって購入したサウンドバー。値段としては数万円程度でちょっといいモデルなのですが、テレビのHDMIポート数を減らさずに済むeARCやスマートスピーカー連携、Dolby Atmosなど最新のサウンドにも対応しているところが魅力でした。

あとディスプレイが搭載されているので、「いまどのモードか」「音量がどれくらいか」が目で見えるのは便利ですね。いい音だと思ってたけど設定間違っていてDolby Atomosじゃなかった……、なんてこともよくあるので。

まあ正直Dolby Atomosの音質を聞き分けられるほどの耳を持っているかと言われると辛いところなのですが、ガジェット好きとしてやはりスペックにはこだわりたいということで。

こちらも以前ポッドキャストで語っているのでよろしければ。

プレイステーション5

PlayStation®5 | Play Has No Limits | PlayStation

何度もの抽選を乗り越えてなんとかゲットしたPS5でしたが、結局あまりこの1年稼働せず。PS5だからこそやりたい! と思えるゲームがそこまでなくて、結局 Ghost of Tsushimaとかキムタクが如くことLOST JUDGEMENTとかPS4のゲームばかりやってました。PS4と比べてファンが回らないから静かにプレイできるメリットはあるけど、それだけなのはちょっとさみしいですね……。

また、当初はtorneが使えなかったので、nasneで録画した番組を見るためだけにPS4を併用していたりと、PS5のメリットをあまり引き出せない1年でした。2022年は「PS5買って良かった!」と思えるゲームに出会えるといいなあ。

Nintendo Switch用aptX LL レシーバー(CIO BT-TM800)

『BT-TM800』Nintendo Switchの音声をワイヤレスイヤホンで!

在宅ワーク編で触れた低遅延のaptX LLに対応したレシーバー。これをSwitch本体に装着して、別途aptX LL対応のイヤフォンを組み合わせると、音の遅延が大幅に軽減されます。

1フレームが気になるようなFPSだと厳しいですが、普通のゲームであればこれで十分。個人的にはリズムゲームもこのくらいの遅延なら違和感はなく、Fit boxingなんかはテレビでプレイするとHDMIの遅延も発生することもあって、このレシーバーと本体でプレイしています。ワイヤレスで音を聞きたいけど遅延は減らしたい、という人にお勧め。

VRゴーグル(Oculus Quest 2)


Oculusで現実を超えてゆけ。OculusのVRゴーグル・ヘッドセットが、デジタルゲームとエンターテイメントを一新します。Oculusシリーズ最高峰のオールインワンVRシステム、Quest 2の詳細をご覧ください。

性能の割にお値段手頃ではあるものの、VRならではのコンテンツにさほど出会えておらず出番は少なめ。知人がビートセイバーだけで筋肉ムキムキになったという話を聞いて、たまにビートセイバープレイするくらいかな。こちらもPCと組み合わせて年末にいろいろ設定したい。

デジタルカメラ(ソニー ZV-1)

VLOGCAM ZV-1/ZV-1G | デジタルカメラ VLOGCAM | ソニー

Vlogger向け動画に特化したデジカメ、なのですが、静止画を撮るにも十分に便利。自分の場合、基本的に写真はほぼオートで撮ることもあって、シャッター押すだけでいい写真撮れるZV-1はとても重宝しています。

カメラならスマートフォンあればいいという話もあるんですが、スマートフォンはカメラ立ち上げるのに時間かかるしバッテリーも減ってしまうし、その点本体のボタン操作だけでサクサク取れるデジタルカメラは旅行の時とかに重宝するんですよね。

というレビューも以前書いているのでよろしければ。

Vloggerじゃないけどソニー「ZV-1」を買ってよかった。嬉しいUVC対応【いつモノコト】-Impress Watch

 

炊飯器(象印 NW-PT10)

商品仕様|圧力IHタイプ NW-PT型|炎舞炊き|圧力IH炊飯ジャー|炊飯ジャー|商品情報|象印

もはや存在しない会社となってしまった三洋の炊飯器が異音を出すようになったのでこれは潮時だろうと炊飯器の購入を検討。いくつか調べるうちにタイガーのご泡火炊きか、象印の炎舞炊きのどっちかにしようかなと絞り込んで比較、ご泡火炊きはお米の炊き方を品種ごとに選ぶ機能があるのに対し、炎舞炊きは食べ終わった後に「柔らかい」「硬い」と感想を寄せる方式で、これは炎舞炊きのほうが楽そうだなということで決定。

炎舞炊きもいろいろラインアップされているのですが、最上位クラスはヒーターが6個搭載されているのに対し購入したモデルはヒーターが4個。ただついこないだまではヒーター4個が最上位クラスだったのでスペック的には4個で十分なのかなという判断に加えて、上位モデルがつやつやテカテカ過ぎて家電としてのデザインが好みでないなー、というところでNW-PT10にしました。お値段も型落ちになった結果5万円前後に値下がっており、ハイスペックモデルとしては結構手頃な価格だったのも判断の決め手。

周囲で炎舞炊き購入した人が「価値観変わる!」くらいに評価が高かったのを話半分くらいに聞いていたのですが、今までと同じお米を炊いているのに確かに味が違う。本来はおかずを受け止める役割であるご飯が、「おれもうまいんだぞ」と主張してくる感じ。カレーライスでもカレーに負けないくらいご飯が目立つ味になりました。全体的にもちもち感が強くなる感じ。

ご飯がおいしいとおかずもおいしくて、ついついご飯を食べ過ぎてしまうこともありますが、在宅ワークで自炊が増えたこともあり、このタイミングで買い換えて良かったなと思います。

自動調理器(シャープ ホットクック KN-HW24F)

KN-HW24F | ヘルシオ ホットクック:シャープ

以前レビューも書いたのですが、ホットクックは料理が楽になるというより、料理する時間をずらせることと、キッチンに立つ時間に他のことができるというマルチタスクのためのツールだなーというのが使ってみての感想。朝にまとめて夜のご飯を準備、というのには役に立つのですが、普通にご飯作ろうとすると鍋でやるより時間かかったり、ほっとくだけと見せかけて一度鍋から取り出してもう一度調理、みたいなレシピもあったりで、料理が簡単になるツールではないというのが正直なところ。

とはいえカレー作るのは楽だし、無水カレーは鍋では作れないおいしさだし、豚の角煮とかもおいしく作れるので、一点突破の料理ツールとして活躍中。使う人の料理スタイルによって利用頻度が変わるかなーという料理グッズです。

以前のレビューはこちら。

ホットクックを買ったら自炊と在宅ワークの効率が上がった【いつモノコト】-Impress Watch

スマートスピーカー(Google Nest Hub 第2世代)

Google Nest Hub(第 2 世代) – Google ストア

スマートスピーカーはディスプレイ付きだよなーというのは前モデルのNest Hubで痛感しましたが、第2世代はさらに睡眠管理機能を搭載。寝ているそばに置いておくと自動で睡眠時間やいびき、レム睡眠などのデータを取ってくれます。いちいちバンドとかせずに普通に寝るだけでデータが取れるのが嬉しい。

うちはスマートスピーカーだらけなので第2世代モデルは睡眠管理に特化して使っているのですが、第1世代はキッチンに置いてタイマーにしたり音楽かけたりと料理のお供に大活躍。ディスプレイがあると音声認識がどうまちがったのかもわかるので「どんな言い方すればいいのか」という改善にもつながります。

画面小さいのでこれで動画見たりはあんまりしないのですが、スマートスピーカーの機能を引き出すにはやっぱりディスプレイ付きだなと思わせる1台です。

スマートバンド(ソニー wena 3)

wena 3 便利を、自由に。

普通の時計のバンド部分をこれに切り替えることでスマートウォッチ化するというバンド。購入目的はSuica対応ということで、今だSuicaに対応してくれないWear OS勢としてはこれに頼るしかない。

他にも楽天EdyやiD、QUICPayにも対応しているのですが、iDやQUICPayは純正クレジットカードでないと対応しておらず、具体的にはGoogle PayやApple PayではiDとして使えるVisa LINE Payが非対応なのが悲しい。一応ファミマTカードが使えたのでいざというときのために設定してありますが、ほぼほぼSuica専用機として使っています。

アプリ通知などの機能もあるのですが、スマートウォッチに比べると機能が弱いのであまり積極的には使っておらず。通知をオフにすることでバッテリーも2週間とか持つので、繰り返しながらSuica専用スマートバンドとして愛用しています。

こちらも以前レビューを書いたのでよろしければ。

スマート×スマートウォッチ。wear OS+wena 3でSuicaの自由を【いつモノコト】-Impress Watch

スマートバンド(シャオミ Mi スマートバンド 6)

Xiaomi Miスマートバンド6-世界一のポータブル | Xiaomi Japan

こちらはスマートバンドとしてというより目覚まし用として活用。バッテリーが長持ちする上にバイブが強力なので、音を立てずに起きたい、という時に特化して使っています。

とはいえ時計としても使えるしスマホの通知機能もあるし、何より1万円しない価格がとても手頃なので、スマートウォッチ入門機としてはとてもお勧めの1台ではあります。

スマートフォンリング(究極の薄型スマホリング)

 

ほぼオマケに近いですがとてつもなく薄いスマホリング。薄くないとSurface Duo 2に装着できないからという理由で探したのですが、この薄さは普通のスマホでも便利だと思います。

リング自体は360度回転するので向きも調節可能。大きいリングだと背面を下にして置いたときにがたつきますが、この薄さだとがたつきもかなり抑えられるのでお勧めです。

電動ドライバー(VESSEL 220USB-5)

電ドラボール No.220USB-5(ビット5本付属) | 製品情報 | 株式会社ベッセル

電動ドライバーは他にも持っているのですが、この電動ドライバーは普通のドライバーサイズなのがすごく使いやすい。置き場にも困らないし、普段使いできるのがすごくいいです。

レーザー距離計(ボッシュ ZAMO3)

レーザー距離計 ZAMO3 | ボッシュ電動工具

知人に勧められて購入したレーザー距離計。ボタンを押してレーザー光を出すだけで手軽に距離が計れるので、自宅に1個置いておくと、ちょっとした距離を測ることの抵抗がなくなりました。

傘(ワールドパーティー ビニール傘 スーパーマリオブラザーズ 水中)

雨傘 ビニール傘 スーパーマリオブラザーズ | Wpc. ONLINE STORE

最後はネタで。個人的に傘が大嫌いで、できるだけ傘を持ち歩きたくないから折りたたみ傘を常に持っているという本末転倒な行動を取るほどなんですが、この傘はスーパーマリオの水中にいるような雰囲気を味わえるので、雨の日でもちょっと傘を持っていく気持ちが前向きになりました。


以上、この2年間で一通り機材を揃えたことで、2022年はそこまで出費はなさそうかな、というくらい満足しているということもあり、長文ではありますがまとめてみました。

余談ながらこれ書いている途中で岸田奈美さんが「2021年買ってよかったものをまとめていたら5000字超えた」と書いた後に「岸田奈美が2021年に出会ってよすぎたものを1万字で説明する」というエントリーを公開していたのですが、この記事は製品名やリンク先のテキストも込みではあるものの14000文字を超えていたことに気がつき、オマージュの意味を込めて本記事のタイトルとさせていただきましたことを報告するとともに、これを2021年最後のエントリーにさせていただきます。

来年はもうちょい更新頻度あげるぞ!


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