ケータイ会議2データまとめ&RE2:ケータイ会議2に見るブログマーケティング

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

1ヶ月のケータイ会議2が終わったところで、自分のブログのデータをちょいとまとめてみました。データ量多すぎるので別ページにしてみましたのでご興味ある方はご覧くださいませ。

総PV:60,600(前月14,007、約4倍)
セッション:49,315(前月11,377、約4倍)
閲覧時間平均:3分12秒(前月2分35秒)
直帰率:69.85%(前月74.88%)
離脱率:56.73%(61.77%)

ケータイ会議2データまとめ – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/f906i_summary

雑感ではありますが、やはり発売直後のエントリーはPVが高めに出やすいことと、F906i関連エントリーは直帰率が圧倒的に低いあたりがポイントでしょうか。

期間中2回ほどiPhoneがらみとマリオカートWiiがらみで大きくアクセス伸ばしたんだけど、結局それらは大手ブロガーや個人サイトにリンクされた結果のため直帰率が非常に高く、ブログマーケティング記事への誘導効果はあまりなかった。「とりあえずネタで釣って誘導するか」というのは、そのマーケティング対象のものを使って釣らないとそのエントリだけが伸びるだけで波及効果は期待できないっぽいね。

リファラーも見てみると、PRBOARD系のリファラーが圧倒的に高く、参加者間のブログパーツやまとめサイトからきちんと誘導できている模様。おそらくPVでは上であろうidea*ideaよりもF.ko-Jiからのリファラーがわずかながら勝っているあたりは、有名ブロガーが1人参加すればいいというわけではなく、きちんと横がうまくつながっているからこそなのかな、という印象であります。

とまあデータ分析はこのあたりにしておいて、サイバーバズを代表するブロガーであらせられますid:ululunが今回のケータイ会議2について言及してたので、横から口を挟んでみる。かなり長くなる気配バツグンなのでモノ好きな人とid:ululunだけお読みください。

re:ケータイ会議2に見るブログマーケティング – 煩悩是道場
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20080706/1215309592

まずは一番のポイントであろうこのあたりから。

参加者選考について

ケータイ会議2のエントリを読んでいて思ったのは「またこいつらか」

私はSONYのWA1とNikonS50Cの時に知り合ったウエブロガーさんを全てrssで読んでいるのですが、F905iのレビューをしていた人が今回も参加しまくりな印象を受けました。

私もF905iから連続で参加しているわけですが、これはご指摘の通りF905iとの比較エントリという要素もあると思いますが、実際にはF905iでの取り組みを踏まえて大幅に改善したブログマーケティングの要素そのものを見るため、というほうが強いのかなと感じてます。すべてを新規メンバーでやってしまうと前回での課題をまた繰り返してしまう可能性もあるわけですからね。実際にも「それ前回も出た話だったけどこれこれこういう結果になったよ」みたいな経験値としての意見を出せる機会はあったように思います。

で、もっと大事なのはここ。

これだけメンバーが被っていると、どうしても「またこいつらか」感が強くなる。

id:ululunはサイバーバズやPR BOARDにも積極的に参加しているという点で、どちらかというとブログマーケティング業界の関係者的立場になる。そうすると裏側というかイベント開催側の視点で見るから、どうしても「またこいつらか」感は強くなるでしょうね。

でも今回のマーケティングはF906iや携帯電話に興味を感じている人たちをターゲットにしているので、そういう関係者の既視感というのは課題ではあれど、一番の対象とする人たちへの影響を考えるとそこまで大きな関係はないよね、というのが正直なところ。

たとえばテレビでとある芸能人が出まくっていて、業界関係者は「あいつは事務所の影響のごり押しで出まくってるよね」という実情を知っていたとして、そういう業界の裏側は視聴者にとってあんまり関係ないんじゃないのということ。これが一般視聴者が誰でも知っているような大物芸能人ならともかく、ブロガーなんて普通にインターネット使ってる人からしたら小物もいいところだしね。

そもそも論として、「まったく知らない新規ブロガーだけを集めてメンバーに」というのは理想的だけどリスクが高すぎる。たとえば今回は1ヶ月に4回というルールがあったけど、単に携帯電話欲しい人が「今日もうちの猫がカツブシ食ってニャー」みたいなエントリ4本で終わったらマーケティングとしてはまったく意味がない。なのである程度ブログを真摯に取り組んでくれる人、というのを選んでいたらそりゃメンバーかぶるでしょというのはしょうがないし、既視感覚える人がいたとしても落としどころとしたらそんなとこじゃないの、というお話。

あと補足しておくと、今回はそういうブログマーケティング参加経験者以上に、そうでない人のエントリーが大活躍していたよと思う。自分の中で今回のMVPはくまめがね脳内会議の2ブログなんだけど、前者はJapan Blog Awardの最終選考にまで残っているほどのブログではあるけれどブログマーケティングイベントでよく見かけるブログではないし、後者は百式系イベントのエントリはあれどこちらもモニターとしての参加は初とのことだし。しかしこのイベントにおけるこの2ブログの存在感や影響力というのはとても大きくて、それに比べて自分なんてエントリの数が多いだけの話ですから中身的にたいしたことできてないよね……と思ってしまうほどに。

◆ブログマーケティングプログラムのありかたについて

ごめん、言いたいことがわからん……。要望や改善点はいちいちブログに書かなくても主催者にいえばいいじゃんってことかな? だとするとそれはモニターであってプロモーションだったりマーケティングだったりラジバンダリしないんじゃないという気も。汲み取り方違ったらご指摘ください。

◆記事の掲載について

携帯電話というのは比較的記事の書きやすい案件だと思います。

これは同意。WA1で40本とか正直無理だし。ただし

プログラムに参加した体験記と製品に対する感想をわけて書く事にどれ程の意味があるか私にはわからない。

これがよくわからない。それを分けるような指示はそもそもないし、体験記含めても4本くらい書いてね、ということなんでいいんじゃなかろうか。「レビューのみ4回」という制限のほうがいいってことかな?

◆ブログパーツとかインプレッション数とか

「ブログパーツのインプレッション数は、約198万」というのは延べ人数ですよね。つまり田口さん、f-kojiさん、カイさん…と「いつものみなさん」を見ている私は何回にカウントされているんだ?という疑問。

かなり被って読んでもらっている部分はあると思いますが、参加者のほとんどがPVが数倍以上に膨れ上がっていること考えると、被っていない新規の読者がやはり大きな影響力にはなっているかと。むしろいつも読んでもらっている人には「またF906iかよ」と思われるかもしれないけれど(現に言われた)、そこはこのPVの増大を考えると相殺してメリットなんじゃないだろうか(あくまでマーケティング的に。本人がどう思われるか的な部分はまた別のお話)。

◆何故f906iなのか

富士通携帯はブランド力が弱い割に使っている人の評価が高い、という点ではクチコミ向きだと思う。価格コムでも富士通携帯はかなり人気だし。

同じことをNとかPとかSHがやると、もともとブランド力があるので、デメリットとして書かれてしまう部分の影響力が大きいかもね。SH906iだと光タッチクルーザーがしやすいとか、液晶タッチパネルにしても結局は使いにくいとか。

同じことはF906iの指紋によるフィンガーポインターにも言えるんだけど、F906iの場合はそれ以外にヨコモーションや指紋認証そのものの特徴のほうが大きく、それは昔からの特徴なんだけどいまだ認知されてないってところでもクチコミ向きっぽい。ほんとに正直言って欠点少ない端末なので文句言われにくいというのもあるかもしれないけど。

とまあ思いついたところつらつら書いてみた。一番のポイントは「よく見るメンバーばっか」ってところだと思いますが、単なるユーザーへのプレゼントではなくそれを使ったマーケティングという取り組みである以上、これまでの経歴や実績で選ばれるはビジネスとしてそうだろうな、と思う次第であります。


ケータイ会議2データまとめ&RE2:ケータイ会議2に見るブログマーケティング” への3件のフィードバック

  1. ピンバック: マーケる?
  2. ピンバック: 本質思考道場

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