ずっと昔から気になって仕方なかったペットボトルリサイクルについてとくダネでやってくれていたので備忘録がてらメモ。
ペットボトルのリサイクル方法は2種類を紹介。
パターンA
工場に運ばれたペットボトルのうち、キャップつき、ラベルつき、中身入りを人力で分別。ベルトコンベアーで流れるペットボトルから該当のものを選ぶかなりの人海戦術。中身入りは水を入れて2、3回洗う。中にタバコが入っているペットボトルは掃除が大変。
人力で分別しきれないものはさらに機械でチェック、センサーで色のついているペットボトルを除外する。分別が終わったら粉砕し、ハンガーや卵のパックなどに再生
パターンB
キャップやラベルの分別をしないでいっきに粉砕。その後、ペットボトルはキャップより重いので水中に沈む、ラベルは軽いから風で飛ばすという手法で分別。分別後はペットボトルの材料に再生。新品に比べると色はやや濁るが、それはきちんと分別や洗浄が各家庭で行われればもっとキレイになるとのこと。
ただしこうしてリサイクルされるのは14万トン程度で、残り43万トンは認定業者以外の手に。認定されていない業者は国内だけでなく国外もあり、中国へ輸出する業者は5倍の料金で買い取るため、自治体からそうした非認定業者へ卸されることもあるとのこと。そのため国内認定業者にペットボトルが回らず、廃業に追い込まれるケースもあるとのこと(あくまで報道そのままのお話)。
終わり際に小倉さんが「でも新品で作った方がリサイクルよりコストは安いんでしょ」とナイスツッコミ。ここが改善されないとなんともなあ。担当の回答は「将来的には原料の石油が無くなるからリサイクルにせざるを得ない」ということだけど、ビジネス的に難しいところです。
あと個人的に気になったのは、家庭ならいいけど自動販売機やサービスエリアなどで分別されているペットボトル、あれは誰かがキャップ外したりラベル剥いだりしてるんですかね。そういうシーン見かけた記憶がないけど、裏で誰かやってるんだろうか。