「アバター」見てきた&超おもしろかった(たぶんネタバレなし)

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

いやー、久々に映画を見たって気がした。

映画「アバター」オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/avatar/

CMなどで話題のアバター、勢いでさっそく見てきました。しかも前々から興味津々だった3D対応の劇場で、初の3D映画体験も兼ねております。

そういう意味では純粋なる映画の感想と、3Dとしての感想の2つがあるんだけど、前者についてはさすがのジェームズ・キャメロンともいうべきか、CGを多用した美しい映像が織りなす世界観がまさに映画だなあという印象。なんかジェームズ・キャメロンってタイタニックの人とか言われがちだけど、そもそもはエイリアン2やターミネーター手がけてた人なわけで、そういう意味ではこういう映画のほうがジェームズ・キャメロンとしてはしっくりくる。

シナリオとしては特にすごいというわけでもなく、かといって凡庸というわけでもなく。ターミネーターシリーズもそうだけど、世界観がしっかり作ってあるので、そのあたりの話の流れはさすがですが、世界観を取り除いたストーリーはまあよくある話といえばそうなのかもしれない。

ただもうこの映画はひたすらに映像美。アバターという異形の世界がまったく違和感なく受け入れられてしまうこのクオリティはひたすらにすごい。モンスターなんかも登場することもあって、印象としてはやはりファイナルファンタジーシリーズに近く、ああファイナルファンタジーの映画は早すぎたなあ、いまこのクオリティでやれば意外と受けるんじゃないかなあ、と思った。

で、初の3D映画体験としてもこれが予想以上によかった。なんか3Dって目が疲れるんじゃないかとかいろいろ心配だったんだけど、確かに冒頭こそ違和感あったものの、30分もしたら3Dであることが気にならなくなっていた。今まで見たことのある3Dは10分程度の短いものがおおいので、3Dに体が慣れる前に終わっちゃってたから違和感残ったのかなあという感想。

また、今までの3Dはいかにも映像が飛び出してくる、という演出が強かったけど、アバターは飛び出すというよりも背景の奥行きを広げるような描写で、無理に映像が飛び出すような演出が少なかったのも奏功しているかもしれない。

劇場で配られる3Dメガネはこんな感じ。勢いで行ってしまったためにコンタクトにするのを忘れてた。メガネの上からも装着できるとはいえ、コンタクトにしといたほうが無難だとは思います。

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メガネの中央にある隙間は、ここが3D映像を生み出す仕組みになっておりまして、指で隠すと3Dの効果がなくなる。これに気づいたら面白くなって映画の最中ずっと切り替えて「ほうほうこのあたりが3Dで書き込まれてるのか」とチェックして遊んでました。

また、メガネの人も上から3Dメガネつけられますが、大事なのは3Dメガネについているストラップ部分。ここきっちり引っ張って頭に固定してあげないとずるずる落ちてきます。となりの人が映画終わった後「メガネが落ちてきてこまった」と嘆いていたので、3D見に行く人はここ注意しておきましょう。

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個人的には3Dとアバターの相性もいいなと思った。アバターというのは人工的に作り出した宇宙人の体に、最新の技術を用いて人間の意識をつなぎこみコントロールしてしまうという話なんだけど、3D映画というのもその世界観に近い。一度3D映画を選択してしまうと、メガネを外しても字幕は二重でブレブレになってしまってまともに読めなくなるため、ずっと3Dの世界にいることを必然的に強要されてしまい、まったく違う世界にいるという感覚がまさにアバターに近いよなあと思った。

3Dといっても前述の通り飛び出す映像というより奥行きを生み出して立体的な映像を作り出す手法なので、3D苦手な人も大丈夫なんじゃないかな。もちろん目が疲れたり3D酔いする可能性なきにしもあらずですが、今までにない体験できるという意味ではぜひ3D上映をおすすめしたいところです。

あと1つ、予告編はきちんと見ましょう。あまりに勢いでいったために劇場を間違えるという凡ミスしてしまったのですが、なんとファイナルファンタジーXIIIが3D特別バージョンのCMで上映されるというオマケを僅差で見逃しました。これ悔しすぎるのでこのためだけにアバターもう1回行こうかと思っちゃうくらいですはい。


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