FFXIII中間インプレッション

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

9章のボスに大変てこずったものの、ちょっとレベル上げしたら何とか攻略できました。というかアレはアレすればよかっただけなんだよな……。変に守りに入って苦労したぜ……。

プレイ時間はだいたい20時間くらい。クリアは40時間くらいと聞いているのでやっと中盤ですかね。11章からが面白くなるとの噂を聞いているのでそこまでがんばりたいと思います。しかし正月にクリアとか今考えたら無謀な目標だったな……。

世間的な評価としては

  • 一本道
  • 戦闘長い
  • シナリオ凡庸

という感じですが、自分の評価もほぼ同じ。ただそれは決して否定ではなくて、むしろ今までのRPGに対する常識が間違っていたのでは? と目から鱗的な感もあります。

これは自分がRPGに対してシナリオを重視する性格ということもありますが、そもそもダンジョンで「道に迷う」ことが面白いのかな? というのはダンジョンの分岐点にさしかかるたびいつも思ってた。別にわざわざ道に迷わなくてもいいんじゃない? って。

そういう点ではFFXIIIの一本道は、余計な道に迷わずゲームに集中できるので個人的にはありがたい。「道に迷うこと」=「RPGのダンジョン」という固定観念は実は古いのかもしれんね、と改めて思いました。

MPという概念もなく魔法も攻撃も使いまくり、戦闘が終わったら体力フル回復というのも、今までのHPとMPシステムにとらわれた発想から脱出した感覚。何十年も前からあるこのシステムにRPGは今だ縛られているんだけど、それをあっさり捨てたのは興味深い発想だし、実際にはさほど違和感もなく楽しめてます。

あとは会話システムも、キャラクターのそばに近寄るだけでテロップとして自動表示ってのが気持ちいい。これも「近付いてボタンを押せば会話」という昔ながらのシステムから卒業しつつ、ゲームしている方としても「いちいちキャラクターに話しかけるのめんどくさい」という作業から解放される。

全体的にFFXIIIでは、RPGにありがちな「作業」が軽減されていると思う。もちろん新たな作業もいっぱい発生してるんだけど、ここでいう作業は今までのRPGでは当たり前と思われていた「ダンジョンに迷って攻略」「MPを気にしながらダンジョン攻略」「街で話しかけまくって情報収集」ということを当たり前と思わずに違う方法を編み出したというのは結構おもしろいポイントだと思ってます。

戦闘が長いのもさほど困らないというか、このゲームは戦闘メインなのでそれはそれでよし。ただ雑魚キャラはもうちょい時間かけずに倒したいけどね……。あとはオプティマがもうちょっと簡単に、例えばL1+十字キー、とかで変更できたらより戦闘がスピーディなのにな、とは思いました。ちょっとあそこは十字ボタンでの上下選択が古くさく感じるな。

問題はシナリオで、かなり薄かったFFXII以上に心に響かない……。押しつけのシナリオがあまりにも説得力ないんだよな……。同じ押しつけシナリオでもFFXは「シン」の存在がほんとによく描かれていた。システム的にもなかなか面白かっただけに、20時間経ってもこのシナリオ、というのが本作品の一番の残念ポイントであります。


ファイナルファンタジーXIII


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