foursquareに感じる可能性と課題


なんだか朝早く目が覚めてしまったので、前から書こうと思っていたfoursquareネタを書いておこうと思います。画像無しの長文なのでご興味ある人だけどうぞ。

foursquare
http://foursquare.com/

 foursquareがどんなサービスかというと、位置情報を使ったゲーム感覚のコミュニケーションサービス。街を歩いているときにGPSなどを使って周囲のお店を検索し、自分が行ったお店や場所を「チェックイン」することでポイントを蓄積。初めて行ったお店だったりするとポイントが多くもらえ、その場所を一番多く訪れた人は「Mayor」としてその縄張りのボスになれる、という塩梅です。

サービスの詳細についてはfoursquareの日本における火付け役ともいうべきこの記事をどうぞ。この記事がアップされて以降、あっという間にフォロー数増えているのを実感できるので、確実に影響力を感じる次第ですはい。

Twitterの次はこれじゃね?今一番イケてる(と僕が思っている)『foursquare』について調べてみた – IDEA*IDEA ? 百式管理人のライフハックブログ
http://www.ideaxidea.com/archives/2010/01/foursquare.html

もともとNAVITIMEのような位置情報サービスは大変興味を持っており、古くをさかのぼれば今日本で話題の位置情報サービス「コロプラ」が、まだDDIポケットがまともにWebサービスを展開できていない時にプレイできた数少ないゲーム「コロニーな生活」の頃から愛用していた私としましては、foursquareも大変興味深いと感じています。

その1つは、ユーザーの位置情報に対するアクションを「チェックイン」として手軽に可視化しつつ、位置情報そのものをコミュニケーションにできていること。位置情報を取得して場所を指定するだけで簡単に投稿でき、Twitterに連携すれば「ここにいるよ!」という通知もお手軽。Twitterでいうところの「○○なう」に近いことを位置情報付きで表示できます。

位置情報がかなりゆるい設定なのも手軽に使える要素。今まで位置情報を画像に付加して投稿、なんてサービスはTwitterも含めて多々ありましたが、GPSや無線LANによる位置検出だとどうしても正確なお店情報を投稿するのはむずかしい。foursquareの場合、だいたいの位置だけを検索し、その周辺にあるお店の名前から選ぶだけでいいので、GPSや無線LANの位置情報ではなく、登録されているお店の住所を使ったほうがより正確であるというあたりにコロンブスの卵的発想を感じました。

今までの位置情報というのはとかく手間がかかって、きちんと位置情報を取得してそれを画像やらに埋め込む必要があったり、GPSや無線LANの位置情報だけに頼るため取得できる場所情報があまり正確でなかったりと使い勝手悪かったのですが、foursquareは位置情報を取得して投稿するまでの手間を圧倒的に減らし、すでに登録されている住所を使うことでGPSで取得するよりも精度を高めることで「俺のいる場所ここじゃないのに……」感を減らせるあたりが人気のポイントなのかなと思ってます。

とはいえきっとこのままでは微妙なのかなとも思うところも少々。というのも、foursquareの場合、「位置情報を検出してお店を登録」というタスクが必須のため、単にコミュニケーションしたいだけの人には面倒な作業が多すぎるということ。誤解を恐れず行ってしまえば、現状のfoursquareは「サンシャイン牧場」に代表されるソーシャルゲームの1つでしかなくて、コミュニケーションそのものを代替するような存在ではないかなあと思っています。

最近流行のTwitterの場合、「何が楽しいの?」と聞かれたりすることがあるんですが、ぶっちゃけていうとTwitterそのものが楽しさではないと思うんですね。Twitterはあくまでコミュニケーションの手段で、ネットを通じて友達と気軽に繋がれてコミュニケーションできることが楽しいのであり、楽しいのはTwitterでおこなわれるコミュニケーションそのもの。そういう意味では「メールって何が楽しいの?」「おしゃべりって何が楽しいの?」って言われても、メールを送る作業、おしゃべりという口を開閉する行動そのものが楽しいワケじゃないですよね、とも言い換えられると思います。

そういう観点からすると、foursquareの場合は、コミュニケーションするためにまず位置情報を取得しなければいけない、という行動がゲームとして楽しんでいるうちはいいものの、それをゲームとして飽きられたらおしまいにもなってしまう。ドラクエも楽しくレベル上げているうちはいいけど、永遠にレベル上げだけを楽しめる人ってのは限られてしまうので、レベル上げにも近い「チェックイン」という行動をしなければ始まらないコミュニケーションは、タイムリーに盛り上がる要素ではあるものの、長期的に見ると飽きられる可能性も高いなと感じるところです。

Twitterがよかったのは人と人とのコミュニケーションという流れにきちんと乗っているところで、それに比べるとfoursquareはコミュニケーションというよりもキャンペーンに近い展開になるのかな。位置情報好きとしてはかなり興味深いサービスだけに、この要素自体はおもしろいと思いつつ、foursquareがTwitter並みにブレイクするには今のままの姿では厳しいんじゃないかなというのが現時点でのアンサーです。

まあTwitterだって昔は携帯でも使えなければクライアントもGoogle Talkで通知される仕組みだったりとか、2年以上前はコンセプトそのものは変わらずとも使い勝手としてはだいぶ違う姿だったので、今後様々な機能改善などで変わっていく可能性はあると思いますが。

個人的には、人が生活の中で当たり前に行動することにこのfoursquareのような位置情報を載せていくほうが自然体かなと思っていて、そういう意味ではぐるなびやら食べログやらでお店情報を調べると同時にポイントが付くとか、NAVITIMEで行動したルートを投稿するとか、必ず位置情報を検索するシチュエーションをうまく組み込めるといいかなと思います。もちろんプライバシーの問題もかなり大事なので、どの情報を公開するかしないかをきちんと選べることは必須条件ではありますが。


foursquareに感じる可能性と課題” への6件のフィードバック

  1. 4SQの内容が分かりやすかったです。田舎住みにはあまり楽しめないサービスですねー。 RT @kai4den: 【ブログ更新】foursquareに感じる可能性と課題 | カイ士伝 http://bit.ly/bt1xhL

  2. 自分の長文日記はストレスなく確認できるのに、他人のちょっとした長文はストレスを感じる。不思議です。 http://ow.ly/12CfYhttp://ow.ly/12Ch3 ぐらいの量でも感じる微妙なストレス。これがRSSに30とか溜まると……パーン

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