猫で英語を学ぶ「ねこえいご」

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

なるものがWiiで配信されます、というのを聞いて、犬より猫派の私としては久々にWiiを起動してみました。いやほんと最近Wiiだけじゃなくてゲーム全般を起動してないな……。

この「ねこえいご」は、Wiiの動画配信サービス「Wiiの間」で無料配信されているコンテンツ。Wiiの間というのはWiiのチャンネルで、自分がアバターとなって架空の家の中に住み、その中でさまざまな動画が楽しめる場所ですね。

「Wiiの間」ホームページ
http://www.wiinoma.co.jp/

Wiiの間と言えば以前もこんなコンテンツ配信してたりして、意外とおもしろいコンテンツがあるんだよなー。Wii起動しないとなかなか気がつかないんだけれど……。

ムーンウォーク覚えたい人はWiiを使うといいと思うよ – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2010/01/02/3171

ねこえいごはそんなWiiの間にあるテレビをクリックして、「Wiiの間テレビ」から視聴できます。無料コンテンツは基本的にここで、有料コンテンツが「Wiiの間シアター」という使い分けなのかな。

ねこえいご | 番組の紹介 | 「Wiiの間」ホームページ
http://www.wiinoma.co.jp/program/free/catenglish/

中身はというと、2匹の猫がやりとりくりかえしながら英語を教えてくれるというシンプルなもの。余談ですが猫とデコもじ、これ相性いいな……。

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だけど2つの点でこれはおもしろいなと思った。1つは単なる英語教材ではなくて「猫」であること。猫好きにしかツボをつかないかもしれないけれど、好きな人にとってはかわいい猫を愛でているだけで英語がなんとなく体感できる。先日も知人に「NHK教育で朝と夜5分だけ放映している猫番組が萌えすぎる」と教えてもらったばかりなんだけど、「猫」ってコンテンツはなかなかにキラーだなあと。

NHKオンライン | Eテレ 0655
http://www.nhk.or.jp/e0655/

もう1つはシナリオ仕立ての構成。昔自分の受験時代に痛感したんだけれど、英語の単語覚えるときって、なぜか余計なことをきっかけに覚えてしまうことが多い。その単語がたまたま単語帳の左上だったとか、ペンで書き込んで汚れた部分があったよなとか、不思議なポイントをトリガーにして記憶することって結構あります。

そういう意味でもシナリオ仕立てになってると、いろいろ記憶のポイントになりそうなポイントが増えるという意味でも英語が覚えやすくなりそう。実際、一生懸命水着を着ている猫の映像なんて、1回しか見てないのに強烈に脳裏に焼き付いてたりするので。

あとおもしろかったのがWiiの間との連動。第1話を見てから久々に起動したら、猫顔のお客さんがやってきて新作を紹介してくれます。

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これ、「Wiiの間をいつも起動している」という大前提だったらすごい機能だなと思った。ただ、残念ながら今のWiiの間にはそこまでの吸引力はないのが問題か……。

せっかくのコンテンツなんだけど、現状のWiiの間の仕様ではそもそも立ち上げるのが面倒で、立ち上げてからもコンテンツに行きつくまでの手順が多すぎる。チャンネル構想自体はすばらしかったと思うのですが、せめてWiiを立ち上げた最初の場がこういうWiiの間のような仕様になっていて、いくつもコンテンツが自動で振ってくるような仕組みだったなら、配信コンテンツももっと活きるのになあと思いました。

ちなみにモバイルという点ではDSiとも連携していて、番組をDSiに持ち出せたりします。

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子供用にDSiで番組を入れておいてあげる、ってのはちょっと便利かも。でもこれもいちいちWiiを介するのではなくDSiで直接保存したいですけどね……。

猫もかわいいし英語もおぼえやすいしいいコンテンツなんだけど、Wiiの間というのがもったいないかなあ。こういう気軽に見られる動画は携帯で好きな時にさささっと見られるとよくて、それがちゃんと猫好きだったり英語好きだったりにきちんとリーチできるようなインフラや仕組みができてくると、コンテンツビジネスもっと面白いのになと思うのでありました。


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