携帯電話で「ながら」健康管理できる富士通の「深体創工房(しんたいそうこうぼう)」レビュー

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

アジャイルメディア・タイアップ・レビュー。この記事は、アジャイルメディア・ネットワークのタイアップです。

縁あって、富士通の健康サービス「深体創工房」をAMNの記事広告としてレビューすることになりました。記事広告については思うところいろいろあるのですが、本筋とはぶれてしまうので別途書くとして、今回はレビュー中心にお伝えしたいと思います。

「深体創工房」と書いて「しんたいそうこうぼう」と読むこのサービスは、携帯電話とパソコンを使って健康を管理できるサービスです。


深体創工房

深体創工房 : 富士通
http://health.fmworld.net/app/HealthDiary/M0/PM000S01.aspx

富士通製の対応携帯電話を持っていれば、携帯電話で測定した歩数を自動でアップロードして管理できるほか、携帯電話を持っていない人でもパソコンから手入力で運動量を管理することができます。

元々富士通の健康サービスといえば、富士通の携帯電話に内蔵されていた「ウォーキングチェッカー」が非常に便利で、名称を改め「ヘルスチェッカー」となった今でも愛用中。

F906iの万歩計が好感触 – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2008/06/10/224

深体創工房も「歩数を記録してメールしてくれる」という機能は同じですが、違いはいくつかの目標の中から自分の好きな目標を設定し、それに向かって運動していくという点にあります。

選べるコースは「からだはじめてコース」「からだデザインコース」の2種類がありますが、「からだはじめてコース」は初心者向けコースとのことで、現状ではいくつかの機能が限定されています。深体創工房の機能をフルで使いたい場合は「からだデザインコース」がおすすめ。


コース名が突っ込みどころ満載の「からだデザインコース」

からだデザインコースでは、「好感度アップ」「アンチエイジング」「美容ダイエット」など、さらに複数のコースが用意されています。この中から1つだけ選んでも複数同時にこなしてもOKなので、好きなコースを選択。次に5つのキャラクターから好きなキャラを選び、メールの配信時間を設定していきます。

ちょっとややこしいのがその次の設定で、コースごと定められた期間中「何をするか」を自分で選びます。1週間に1つずつやるべきことを選択し、それがメールでリマインドされて後でインプットすることでポイントを加算。期間中の総合ポイントによってコースを達成できたかどうかが決まるようになっています。このあたりは後述しますが、もうちょっとわかりやすいインターフェイスが欲しいかな。


初期設定はちょっと大変

設定が終わったら、あとは携帯電話を持って歩くだけ。1日分のデータをアプリが自動で起動して送信し、その結果を送ってくれます。なお、FAQによれば午前4時までにアップロードされたデータが反映されるとのことなので、iアプリ側の送信時間はその前に設定しましょう。個人的には1時〜2時だとまだ起きていることがあるので、3時30分くらいがちょうどよいですかね。


iアプリは午前4時前の起動がおすすめ

2週間ほど使っていて感じたのは、普段の行動である「携帯電話を持ち歩く」というだけで自分の運動量を確認できるのは相変わらず便利だなということ。こういう健康系サービスが大好きな性分で、一時期はWii Fitを使って一生懸命ダイエットに励んでいたこともありましたが、Wii FItは本体を起動する以前に「据え置き」という課題があり、自宅にいる時に能動的に行なうのがどうしてもおっくうでした。

その点、普段から持ち歩く携帯電話と連携したこのサービスなら、いつも通りの生活を繰り返しているだけで自分の運動量を確認できる。よく引用させていただいているOtsuneさんの言葉に「n-clickを1-clickにすると商売になる。1-clickを0-clickにすると革命になる」というフレーズがありますが、深体創工房もこの0-click要素を持ち得ていると思います。


歩数や運動量を自動でメール通知

ただ、ここまでであれば富士通携帯電話内蔵の「ヘルスチェッカー」でもできる話。深体創工房では最初に設定した行動プランをどこまで実現できているかを毎日の運動量と共にメールで通知し、単に運動量を確認するだけでなく、自分が設定したコースに対してアクションできる点が最大の違いです。

具体的には携帯宛にこんなメールが届き、コースごと設定した自分の目標を自分で入力する仕組み。


通知メールから設定しておいたプランの行動を毎日登録

またしてもWii Fitの話題ですが、Wii Fitの後継となる「Wii Fit Plus」では、Wii Fit Plus以外の運動量を手入力できる機能が追加されました。けれどこれも据え置きの宿命か、せっかく運動してもわざわざWiiを起動してデータを入力するのがちょっと手間で、そのちょっとが面倒になってついおろそかになってしまう。携帯電話であれば移動中の暇つぶしにもデータ入力できるので、通勤・退勤の「隙間」で入力できるというのは、ちょっとの面倒さを改善する手段としてとてもありがたいです。

ただちょっと残念なのは、コースで設定する自分の行動。詳しくは画面を参照いただきたいですが、「からだデザインコース」では、週ごとに自分が行なう行動をあらかじめ決定して指定しておく必要があります。


行動プランがどれを選んでいいか悩みどころ

けれど、先に決め打ちで行動を決めてしまうと、せっかく他の行動をとってもそれが反映できない。具体的に説明すると「野菜を増やす」「階段を使う」「食事は腹8分目でやめる」という項目のうち、その週に選べるのは1個だけなので、「野菜を増やす」だけを登録したとすると、せっかく階段を使ってもそれがポイントとして反映できないのが残念。野菜取り忘れていても階段は上ったよー、というのも履歴に残せると嬉しい。

そういう意味では最初の時点ではコースのみを選択しておき、毎日のリマインドの中で「この中でどれをやった?」と選べる方式がいいかな。健康管理に詳しくない自分としては、そもそも「野菜を増やすのと階段上るの、どっちがいいんだろう……。」と登録時点で悩んでしまったので、初回登録はできるだけお手軽にして、毎日のリマインドでコースをカスタマイズできていくといいなと思いました。

全体的に機能はとても充実していて、自分の歩数をカレンダーで確認できたり、歩数や消費カロリーなどをグラフ化できたりと「これでもか!」というくらい機能がてんこもり。その一方、機能が多すぎて何をしていいかわからない……、というのも正直なところですが、これは今後の改善に期待かな。蓄積したデータ自体は不変なので、今からコツコツ歩数や運動量を蓄積しておくとよさそうです。


カレンダーやグラフなど機能は充実

また、「からだデザインコース」では、5つのキャラクターから好きなキャラクターを選び、キャラクターごと口調の異なったメールを送ってくれる……、のですが、これもテンプレート化していて毎日同じメッセージが来てしまう。せっかくキャラを選べるなら毎回メッセージ変えたいなあ。さらに贅沢言うと、キャラクターごとiコンシェルを設定できたりするとさらにモチベーションが上がる気がいたします。


5人のキャラ。個人的には女子キャラの拡充に期待w

今後への期待としてはやはりTwitterとの連携。まあこれに関してはカレンダーに登録できる「ひとこと日記」が130文字となっているあたり、明らかに今後の対応が透けて見える部分ではありますがw、毎日の行動をTwitterでつぶやいたらそれを登録してくれたり、逆に歩数や運動量をTwitterにつぶやいてくれたりするとモチベーションもあがるし、周りの人に見られている意識でがんばるという効果も期待できます。


Twitter連携の予感しまくりなひとこと日記

あとはデータのソーシャル化。以前にNIKE+をモニターしていた時、他のユーザーと一緒にチームを作ることで、チームメイトが最近どんな活動をしているのかが見えるのがとても楽しかった。「あいつ、いつの間にかこんなに走ってる!」という仲間の行動が自分の励ましになったりするんですよね。

ここまでがんばれたのはやはりグループ機能のおかげですね。回りのみんなががんばっている様子を見ると「自分もやらなくちゃ」と励まされます。

カイ氏伝: ドリカム++ 1st Stage終了。そして2nd Stageへ
http://blogging.from.tv/archives/000303.html

なので深体創工房もデータをユーザー単位でオープンにし、他のユーザーの運動履歴が自分にも伝わってくるといい。データをユーザー単位でオープンにすればブログパーツとしても活用できるし、友達と一緒にダイエットに励もう! なんてこともやりやすくなると思います。

深体創工房の担当者にお話をお伺いしたところ、Twitter対応やブログパーツ化なんてのも視野には入っているとのこと。直近では2月に、自分の食べた物を写真で投稿できる機能が実装されるそうです。自分もそうだけど、食べたものを写真に撮ってアップロード、というのはネットユーザーにとってはとても手軽で日常的に行なっている行動なので、それが自分の生活管理と連動すると結構面白そう。果たしてどんな実装になっているか期待です。

深体創工房自体は富士通の携帯電話がなくても手入力ベースで利用できるのですが、やっぱり今の時点では富士通の対応携帯電話があったほうが圧倒的に楽しい。さらに対応するタニタ製体組成計や血圧計を使うと、体重や血圧、体脂肪なんかのデータも自動で取り込めるらしい。我が家にある体重計がWii Fitのみという悲しい状態なので、この体組成計でも購入して体重もちゃんと管理しようかなあ……と思案中です。


携帯電話で「ながら」健康管理できる富士通の「深体創工房(しんたいそうこうぼう)」レビュー” への1件のフィードバック

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください