フィーチャーフォン時代から愛用している富士通製携帯電話の指紋認証機能。指紋認証が背面にあることで、指をセンサーに当てて待つこともなくゼロ操作と言っていい動きでロックを解除できるのがARROWSシリーズならではの魅力です。
しかしながら今回モニターしているモデル「ARROWS NX F-02G」は、今までのモデルに比べると若干指紋認証の精度が下がっているような気がしています。2モデル前のARROWS NX F-01Fからは1回の操作でさっと指紋を認証し、違和感を感じることなくロック解除できていたのに、F-02Gでは何度も指紋認証でひっかかり、思うようにロックを解除できないことがある。
どうやら人によってこのあたりは異なるようで、同じ機種をモニターしている人の中には全然違和感なくロック解除いる一方で、自分のように指紋認証で困っている人たちもいるみたい。というわけで約1カ月近いモニター生活の中で、指紋認証の精度を上げるためのコツをまとめてみます。
ケースを使う
なんだかんだこれが一番効いている気がする。細かな理由はわかりませんがケースをつけるとつけないでは大幅に認証精度がアップします。といっても前モデルまでの精度にはやや及ばない程度で若干のミスもあるのですが、このくらいの精度なら十分に満足。
私が使っているのはこのケース。特にこのケースが指紋認証精度向上機能があるわけではないので他のケースでもたぶん大丈夫と思いますが自己責任でお願いします。ケースを選ぶときは「純正卓上ホルダ対応」というマークがあると、ケースを装着したまま本体同梱の卓上ホルダで充電できて便利ですよ。
レイ・アウト docomo ARROWS NX F-02G ハードコーティング・シェルジャケット クリア RT-F02GC3/C
指紋を複数登録する
ARROWS NX F-02Gでは指紋を両手の指それぞれに登録できます。ただこれ見た目の問題で、実は同じ指を何本登録してもOK。現実問題として聞き手とは反対の小指とか薬指なんてまず使わないと思うので、ここはよく使う指を複数登録しておきましょう。
コツとしては最初に指をまっすぐに登録、次の指は若干斜め、というように登録しておくと多少指がずれたときでも認証してくれます。一つの指でまっすぐ、右斜め、左斜めくらい登録しておけばほぼ万全ですかね。
ちなみに同じARROWSでもタブレットの「ARROWS Tab F-03G」では、指紋登録の指が両手のイラストではなく1本ずつ登録して名前を付けられるようになっています。
F-02Gのイラストはまるで指は1本しか登録できないかのように見えるので、インターフェイスとしてはF-03Gのほうがよさそう。
指をずらして止める
ケース付けると指紋認証の精度向上に効果大ではあるものの、ケースはどうしても付けたくない、という人も居るでしょう。そういう人向けのおまじないに近い認証方法。あくまで個人調べですが、指を指紋センサーにスライドさせる際、若干指をずらして7割くらいをスライドし、さらに指紋センサーの隅で指を止めると精度が上がる気がしています。
写真だとこんな感じ。
あくまでイメージなのでプラシーボの可能性も大なのですが、どうしても指紋認証がうまくいかないという人はわらにもすがる思いというレベルでお試しくださいませ。
指紋認証は人の指質にもよるようで全然影響ない人もいるものの、以前のモデルから使いづけている人の中で「精度が下がった」と感じている人が少なからずいるということは、やはり何らかの課題はあるのでしょう。上記の対策で割と前モデルとほぼ同じくらいの使い勝手まで向上できてはいるものの、次期モデルでは以前と同等の指紋認証精度を望みたいところです。
【本モニター企画について】
富士通の最新スマートフォン「ARROWS NX F-02G」をブロガーが使い倒してブログで自由にレビューする企画です。通信料は各自の負担、モニター後は端末をそのまま使い続けることができるようになってます。