【エンジニアカフェ1周年記念カンファレンス】Klab、EC studio、Grow! Cerevoプレゼンメモ書きレポート

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

写真NGらしいから写真はないぜ!!!!!!!!!!!!!!!

内容の修正などは @kai4den までお願いします

◆「世界に通用するスマホアプリをつくるには(仮)」
KLab 株式会社 取締役 天羽 公平 氏

KLabはギークな会社
プレゼンの表紙はEmacsで自分が使っている画面

開発部を担当、エンジニアが全員属している
人事の中から採用だけを切り出した採用企画室と2つを見ている

会社概要
設立が2000年、当時はKラボラトリーという研究室から始まっている
ラボラトリーを短縮してKlabo、それを読みやすくしてクラブに

写真数が334人、急激に会社が大きくなっている
本社は六本木hる図、あとは大阪と福岡
世界進出準備中でシンガポールとフィリピンに拠点、
今年の春を目標にシリコンバレーも
今年の夏には中国が目標

去年にマザーズ上場、SAP系では時価総額No.1

2000年当時の携帯電話は電話をするもの
ドコモがiモードでインターネットサービスを提供
ただしマシンのスペックがしょぼすぎてアプリをインストールして実行するハードルが高い中、
我々がアルゴリズムやデータ構造の最適化を行ない
世界で初めて携帯電話の上で動くJavaアプリ開発、これがiアプリにつながった
auのBREWアプリもKlabが世界初
KLabという会社はインターネット業界の技術力NO.1という自負

会社のビジョン
IT業界で一番ワクワクして一番成長して一番利益を出す会社
自分たちがワクワクするから事成長して結果利益を出せると考えている
基本的には事業を推進していく中で「いま俺たち楽しいんだっけ?」というのはいつも自問自答している

事業はソーシャル事業、SI事業、クラウド・ライセンス事業
でもいまはほぼソーシャル、その中でもソーシャルゲームがメイン

開発における技術的内容

スマートフォン向けのWebまたはネイティブアプリケーション化はつがメインミッション
企画者やデザイナーと一緒に作っていくので、たんに作るだけでなくプロジェクトを企画者とデザイナーと常にディスカッション、コミュニケーションしながら作っていく

会社は壁一面がホワイトボード、そこにリアルタイムに作りたいものをかける
プログラムチームでわざわざミーティングルーム行く必要がない、その場で議論できる

パフォーマンスチューニングが頻繁におこなわれる
ユーザー数は1アプリで少なくとも数十万、多いと数千万
ユーザーからのリクエストが殺到する
膨大な計算量を最小限のマシンリソースでさばきたい
OSレベルやアプリケーションレベルでパフォーマンスチューニングをはかっていく
やみくもにやってもしかたないのでどこにどのくらいマシンリソース使っているのかを計測したうえでボトルネックを抽出
適宜アルゴリズムやデータ構造の最適化を行なう
パフォーマンスチューニングして負荷試験おこなうとき、通常はありがちなツールを使うが我々は自作
internethakaiというツール

それぞれの開発環境を快適に整えていく
開発にVIMやEmacs使っている人は好きにエディタをカスタマイズ
ミドルウェアの開発や拡張もやっている
HTTPD、我々APacheを使っているが開発モジュールや言語の拡張モジュールも適宜開発
メインの収益であるソーシャルゲーム
登録ユーザー数は国内で千三百万人以上
誇るべきポイントは出したタイトルが100%ヒット

完全オリジナルとキャプテン翼やテイルズのような版権モノもあるが、いずれにしても100%ヒット
業績について

軽くドヤ顔させてもらう
2010年8月期
期首が9月なので
この年にソーシャルゲーム始めたが
その2年前から売り上げ推移は22億、23億、29億、56億
2011年は半期で78億
通期だとスライドをぶち抜くくらい
これって日本国内の結果
我々が本気で取り組んでいるのが世界で勝つこと

日本でエキサイティング、ワクワクするが
やはり世界でワクワクしたい
Made In Japanを最近あまりみないが
インターネット業界を代表して世界に創出したい
最近Made In JapanあまりみないがMade In Chinaよく見る
アジア勢が勢いあるのはいいことだが
一方でMade In Japanなくなっていいのか
僕たち子供のころ、トヨタやソニーといった企業が日本をぐいぐい牽引してった、その背中を見て育った
そういう立場からするとさみしい、俺たちだってできるんだよ

Made In Japanというのは簡単
これを実現させるためにかんがえていること
キーワードは3つ
ワールドワイド×スマートフォン×ソーシャル
デバイスとしてPCは意識していない
インターネットサービスを提供する上でモバイル、中でもスマートフォンがグローバルデバイスとして可能性がある
サービス領域としてはソーシャルネットワーク
ソーシャルバブルっていつ崩壊するのとときかれるが
そういう質問自体がお門違い
流行りはすたれるもの、
ソーシャルというのはスタンドアロンで受けていたインターネットに人とのつながりを取り入れたのがソーシャル
人とのつながりが嫌いな人はつかわなければいい
普通に人とのつながりが嫌ではない人は、人とのつながりに飽きることはない
だったらソーシャルって飽きないし廃れることもない当たり前の概念
今のソーシャルネットワークはインターネットの進化であると考えている
今はソーシャルゲームが勢い
これも同様にいつまではやるのかと言われる
分解するとソーシャル×ゲーム
ソーシャルはもう証明した
ゲームはいつまではやるのか、と言われれば答えはシンプル
ゲームはエンタメ業界で普遍的なカテゴリ
我々としてソーシャルゲーム時代が廃れることはない
当たり前のカテゴリとして定着する

一方でゲーム屋になりたいわけではない
ソーシャルゲームにこだわっているわけではないが
盛り上がっている市場
世界に出るためのフィールドとして利用
最初はソーシャルゲームが切り口だが
ゲームに限らないソーシャルネットワークサービスを考えている
常にいくつかのトライを継続している

形を変えてリニューアルオープンしている
Cheerz
同じWebサイトを見ている人をコミュニケーションするサービス
ソーシャルゲームで業績を稼ぎつつ
他にも新しいものの開発を行なっていきたい

スマートフォンは世界で戦う上でのとっかかりとして重要しているのがApp Store
理由はあるけど割愛

技術者はApp Storeにアプリを置くのであればObjectiveCを伸ばす
Facebook Mobile向けだったらHTML5とかCSSを強化
我々はもともと大規模サイトやってきた
サーバーサイドは合わせて伸ばしていくがすでに業界No.1の技術力
主に伸ばすのはクライアントサイド

最も重要視しているのはApp Store
日本国内ではモバゲーGREE、mixiで提供してきたが
まずは日本のApp Storeで出してみよう
一発目から大ヒット
App Storeのトップセールスで1位
別にプラットフォームの力を借りなくても1位を取れる
これは大きな収穫
企画の1人は新卒入社
経験や年齢は関係ない
やる気があってトライしていく人がチャンスをものにできる
そういう会社

技術力が高いよという話を何回かしたが
チューニンガソンという大会では我々のエンジニアが優勝
出たら優勝するだろうなと思っていたらやっぱり優勝
技術力の高さを確認した

その技術力を自分たちだけで使っていても仕方ない
どんどん公開していくべき
書籍を出したるログラムイベントを開催したり、大きなイベントのスポンサーしたりしている
OSSの活動も積極的
福利厚生
ありがちな福利厚生はほぼ完備

朝フルーツ
毎朝フルーツブッフェ

ヨガの講師を招いたヨガ

なんのためにやっているか
みなさんが健康でフレッシュな気持ちで日々ミッションに取り組んでほしい
エンジニアだったりデザイナーだったり企画の人は朝が弱くてなかなかこれない
朝10時からフルーツ食べてフレッシュな気持ちになろう
技術者向け制度
どぶろく制度
その人の持っている時間の10%は自由に自分の時間にしていい

開発環境補助
必要に応じて申請してくれれば快適な環境を支援

社員旅行やマグロ解体ショー
ストイックにビジネスに取り組む一方
みんなで楽しむことにも真剣
四半期の懇親会費を使ってマグロ解体ショーを実施
楽しむ時は本気で楽しむ

質疑応答
成功しているタイトルがリリースされるまで重視しているプロセスは

A
当てに行くというのと革新的なサービスは別もの
ソーシャルゲームは当てに行ってます
その中で重要視しているのは
企画を立てるときのプロセスが重要
あまり主観や感覚は取り入れない
ロジックの積み上げと客観
それで企画を立てている
それで100%当たっている

なぜ当たるかということに時間をかけて説明することはできるが
いまはこのくらいで

ゲームにとらわれずいくつもアプローチしている中でユーザーの要求に基づいてゴール設定しているのかどうか、そういう場を設定しているのであればどういう決定に基づいているのか

A
革新的なサービスを出したい
マーケティングは重要だが
どちらかというと新しい価値はエンドユーザーに理解してもらうのにハードルが高い
1つ1つを本気で投資ではなく、スモールスタートでさぐりさぐりやっていく

◆「和製自社サービスを世界のプラットフォームにするために」
株式会社 EC studio 代表取締役 山本 敏行 氏

会社紹介
チャットワークのお話
知っている人は会場の3?4割

Skypeなどいろいろなツールがあるが
メールの時代は終わりましたというキャッチコピーでやっている

EC studioではメール使ってない
迷惑メールやCC、誤送信など破たん

Skype使えばいいじゃないかと言われるが
不具合いっぱいある
相手がオフラインだとメッセージ届かない
複数のPCだと届くメッセージと届かないのがある
パソコン変えるとログが引き継げない

ECでもずっとSkype使ってて
Google Wave出て乗り換えようとしたら使いにくくて終わった
それで自社開発したのがチャットワーク

社内メールゼロ
取引先ともメールではやりとりしない
お互い生産性をあげよう

デモ
チャットに加えて担当者にタスクを割り当てられる
Skypeの不便なところとメールの不便なところを解決した
通話はできないがそこはSkypeが入れられればチャットワークからSkypeが使える
40人までは無料
Skypeで仕事している人はぜひ使ってみてほしい
このサービスで世界に攻めよう
日本でいくらはやってもFacebookみたいなのがきたらやられちゃう
国内はだいぶ見えた
では海外だ

社員は大阪20、東京10の30名

売り上げを伸ばすには
日本市場は小さくなっていく
お互いのパイを奪い合うのもいいが外には広い世界が待っている
池ではなく海へ
でも海は未知の世界、危険がいっぱい
でもそんなことはいってられない
最初から想定する
世界で成功するビジョンや情報収集、メンバー、そして世界で通用するサービス
日本で成功するサービスでもいずれやられちゃう

チャットワークも世界中のプロダクトをチェックした
これはいけるぞと攻めようとした

2011年1月
ペーパーレスを徹底
年賀状は送らない、年賀ページを作る
年賀ページで今年やることを宣言

英語圏のサービス展開やグローバルのメディア、SF NEW TECHという有名イベントでのプレゼン

その結果どうなったか

1月にCNNに出た
日本で一番社員満足度の高い会社と認定
それを持ってアプローチしたら
日本ってワーカホリックで社員満足度の低い会社というイメージが世界からのイメージ
日本にもこういう会社があったのかと取材された
海外から求人がきたけど全部スルー

3月にチャットワークをリリース
6月にチャットワーク英語版リリース
SF NEW TECH、事前審査とか厳しかったが何とか出ることができた
初めての英語プレゼンで大変だった
現地の人を雇って原稿たのみ、プレゼンは自分でやった
5億や10億出してもいいと言われたが断った
いやいやいらんし

6月までに目標全部達成
なにがわかったか
なにもわかってない
アメリカのことを全然わかってない
僕にあるのは行動力だけ
アメリカの会社に2カ月インターン
何言ってんだお前社長だろといわれた
アメリカから日本に攻めたいでしょ、我々は日本からアメリカに攻めたいんだと説得して了承
アメリカの働き方が違うなと学んだ

 

日本人とアメリカ人の強み・弱み
実際に見てきてよくわかった

日本人の強み

阿吽の呼吸
きっちりしている
責任感が強い

弱み
組織が縦型で上が絶対、下の意見が吸い上げられない
縦型社会ではMacBook Airは生まれない
とことん削るのがプロダクトの鉄則だが縦型社会は承認していくにつれ余計なものがついてしまう

言ってることと思ってることが違う
大丈夫と言って大丈夫じゃない
日本人ならわかるが海外からわからない
海外では日本人の大丈夫は大丈夫じゃないと思えと言われている
ねたみや嫉妬もある

クローズで自分の考えに会わない人は排除する
一方でアメリカの強み

リーダーシップ
オバマとか

合理的な考え

裏表がない
弱み
担当以外のことはやらない
ポテンヒットを拾わない
他人に関心が薄い
自分の机の引っ越しですらしない、担当がいるから

アメリカでは世界から優秀な技術者が集まっている
優秀な人ほど大きいところで働きたがらない、長期間働くと考えない

日本から進出する時に失敗するポイント

日本は売上が大変
アメリカは人を入れるのが大変
日本人は80%が優秀
アメリカは1%の天才が99%を動かしている
売上挙がっているのに人がいなくて倒産ということもある

好景気だと人が流動してしまうので困る
愛社精神とかもない

優秀な人さえいれば何とかなる

日本人がアメリカで雇うのは大変
そもそも相場が高い、1%の天才を雇おうとするから奪いあい
本当にいい人を取るには会社のカルチャーや環境も良くしないと。お金+会社の制度もだいじ

可能性があるのは日本語を勉強しているアメリカ人

アメリカのマネジメントは横型社会
Evernoteのオフィスで写真撮ってたら
中からCEOのフィルが出てきた
怒られるかと思ったら社内のオフィス案内してくれた
最後に全員におーいお茶を出してくれた
オープンドアポリシー
新入社員がCEOに話ができる

アメリカのマネジメントはがらりとかえないと採用できないな

マーケティングも感覚が違う
Yammerの広告の話
YammerはSalesforceと競合するのにSalesforceの世界的イベントで
YammerとSalesforeを一緒に使うといいよという広告を出していた
あれ、競合なはずなのに?
担当に聞いたら無許可でやっている、一度怒られたらやめれば訴えられないということ
日本では考えられない
そういう人たちに戦いを挑まないといけない

Yammerの着ぐるみ着てSalesForceのイベント歩いてたらそれはさすがに怒られたらしい

Yahoo!社員が転職してきたらいい給料出すよということもやっている

日本の考えでお行儀よく攻めていたらぜったいだめ

これからの日本企業の戦い方
僕なりの現時点での解
アメリカでは学ぶことが大切
UI/UX、マーケティング
MacBook Airが生まれる震源地でそういうスペシャリストを採用
世界に広げるマーケティングを学ぶ

日本では作る
日本人は優秀で開発に優れている
作るのは天下一品

アジアでは売る
アメリカで学んで日本で作ってアジアで売る
これが日本企業の世界展開
今後の展開
以降は会場だけのお話なのでメモなし
質疑応答

どういう着眼点でビジネスを展開しているのか

A
うちは自社でやってうまくいったことだけを提供する
考えてプロダクト出しても自分たちが使ってないとだめ
チャットワークもSkypeやGoogle Waveがあった
最初はやめようととめた
最悪自分たちで使うだけでもいいから使おうということで使った

自社でも使うものを作り、外部からのフィードバックをもらう

ハワイのマーケティングのイベントで
BtoCとかBtoBとかいろいろいってたが
これからはBtoWeの時代
一緒に作り上げていくんだ
チャットワークも一緒に作り上げていく
お客様というより開発メンバーの一人と思っている
ChatWorkユーザー会ではヘビーユーザーがいろいろ意見をくれる
海外展開を部下が提案してきたときにどう納得したか?

今の状態で僕が海外に興味なかったらやめさせていた
説得力のためには売上あげて上層部になってそれからではないと難しいのでは

 

競合は?

A
競合はないと思ってる
来ても負けない
僕たちはICQのころからチャット使ってる
アイディアはいっぱいもっている
サポートは

A
すべてチャットワーク
チャットワークでないと受けないくらい
メール使っている企業がどうやったらチャットワークに変わるか

A
よく言われる
ヘビーユーザーもいるが相手がどうしても新しいの使ってくれない
Facebookがいいという人もいる
考えた
メールが来たらチャットワークで受け取ってチャットワークで返事する
相手にはメールが届く
メールにはURLが届き、一時的にユーザーとなってチャットワークが見られる

最近メールを撲滅したのにFacebookメッセージが大量に来る
ムカムカしている
Facebookメッセージもチャットワークで受け取ってしまう

統合クライアントみたいなイメージ
そういうことを考えている

 

◆「アメリカからはじめて日本で挑戦する」
Grow! Inc. Chief Creative Officer / Co-Founder カズワタベ 氏

他の3社とは立ち位置の違う
スタートアップと呼ばれるこれからの会社
会社の規模も5名、4月から6名と規模の小さい会社

自己紹介
もともと音楽大学に通っていた
卒業後はミュージシャンとして活動
2010年にGrow!を企画
ミュージシャンからベンチャーへという謎の転職

25歳
若いです
登壇者の中で断トツに若い

インターネットの来歴
2000年、中学校の時に家にインターネット回線
インターネットすごい
当時は山形
山形最初のセブンイレブンはこのころできた
セブンイレブンに大行列
そんな山形から世界につながるものに触れた
実際に会えない人とのコミュニケーションを体験した
当時はゆずが大好き、ゆずのファンサイトでいつも遊んでいた

高校でケータイすごい
PHS持ってない世代
高校受験終わると携帯電話を買ってもらう
液晶がカラーになるかならないか
コンピュータを携帯するということがなかった
授業中にもいろいろ使ってた
恋愛にも必須、メールがないと付き合えない世代

高校生でmixi
本格的に使っていたのは大学
大学のコンピュータ室で後ろから見たら画面がみんなオレンジ
観測範囲内だけだけどこれだけ使っているサービスはなかった

20歳になって作る側としてインターネットに触れる
HTMLとCSSを勉強しはじめた
ビジュアライズされたものを作ることへのあこがれ

次の年にWordPressに出会う
めちゃくちゃ便利
プラグインなんでもあるしテンプレートもある
インターネットのオープンソース的な文化、パブリックにして共有することでクオリティを上げていくことで貢献していくことのすごさ
同じタイミングでGoogleもAPI公開
インターネットの文化は素晴らしいな

大学卒業したくらいでTwitter出てきた
一番盛り上がるタイミング
津田大介さんが芸能人みたいになるとき
Twitterに付随してUstreamも盛り上がった
今はソーシャルが当たり前のように人と出会うツール
mixiのときはそこまでではなかった
友達とつながって日記読んだレベル
Twitterは新しい人に会うことに対してのモチベーションがさらに強まった

Facebookの登場
実名化が強まり、オフラインの人格に近いソーシャルネットワーク
これからもより利用されるのでは

24歳でGrow!立ち上げ
これからすごくするぜ

Grow!とは
ソーシャルネットワークと連携したチップを通じてクリエイター支援

ワンクリックでチップを贈る

支援者はGrowからポイントを購入してGrow!設置者へチップを送れる
1Growが1ドル分のポイント
ボタン設置者は支援者にお礼のメッセージを送ることができる
支援はソーシャルメディアに展開できる

収益はGrow!が10%、手数料が10%、80%がクリエイターに

Grow!の歴史

2010年6月にCEOに誘われ7月に最初の企画「100円ボタン」スタート
9月にCTOが加わって開発スタート

2011年3月にGrow株式会社設立
7月に米国法人
12月には48万5000ドルの資金調達を完了

Grow!ボタンの設置数が880万くらい
ユーザー数は6000人

Grow!をおもいついたきっかけ
クリエイターと呼ばれる人が増えている
ネットとスマホの普及で写真撮って公開する、みたいなことが普通になった
世界へ発信することも簡単になった
インターネット発のヒットコンテンツも生まれた
フミコの告白というアニメを京都の学生がYouTubeに
200万再生されて文化庁の賞も取った
インターネット上でのBuzzが文化庁に認められた
初音ミク作品群もアマチュアの作品が評価された

インターネットから定期的にヒットコンテンツが生まれ
素人とプロの境界が希薄化している

では収益はどうか
話題になることで作品になったり就職できたリはあるが
できれば話題になることで収益になって欲しい
評価されているけれど収益がないから続けられないとかはもったいない

無料コンテンツは拡散するけど収益がない
アフィリエイトとか副次的なものしかない
有料コンテンツは無名な人だと拡散もしないし収益にもならない

よりインターネット的な収益活動が必要だと感じていた
無料で見られるけれど気に入ったら払うという消費活動
これはチップではないか

ちょうどツイートやFacebookボタンが普及

チップとボタンとソーシャルメディアの連携でGrow!が生まれた
なぜアメリカに展開するのか

欧米ではチップ文化がある

芸術・創作に対する尊敬の念がある
友達はストリートパフォーマンスで20万円稼いだ

オンライン決済の普及率が高い
クレジットカード文化と言うのも影響
Paypalユーザーは世界で3億

スケーラビリティがケタ違い
日本では1億3000万は超えられない

高校球児が甲子園出たい感じ
これは感情論
やっぱりシリコンバレーへのあこがれはある
欧米展開の進捗

法人設立、銀行口座取得、住所取得、現地協力者の確保、サービスのローカライズなどなど
CEOが月の半分はアメリカに行って現地調査
欧米展開で苦労している点

ビザの取得
資金面との兼ね合いや移民弁護士の腕次第だったりはするので慎重かつ確実に取れる申請を
6名分取るのはスタートアップとしては結構な資金

英語・デザインUIのローカライズ
海外のサイトは日本とテイストが違う
その感覚をネイティブに聞かないとわからない
彼らに最適化していく

現地でのリクルーティング
開発者のリクルーティングが高騰化している
開発は日本にしてマーケティングは海外で、など検討

現地でのマーケティングも必要
海外ならではのマーケティングのさじ加減、ブラックジョークみたいなものも持ち得ていないのでこれから身につけていく
今後の展望
4月に英語版正式リリース

5月から6月にテストマーケして秋には本社機能を移転

来年1月にはMIDEM、3月にはSXSW出展したい
Q
Grow!はどこにはれるの?

A
HTMLが貼れる場所
個人サイトはカスタム機能のあるブログなど

 

◆「グローバルに”リアル×WEB”をビジネスにする、イマドキの方法」
株式会社 Cerevo 代表取締役 岩佐 琢磨 氏

Cerevoとは
Consumer Electorinics REVOlution

社員10名くらいの規模

非常に小さなスタートアップだが
We Are Manufacturerと言い続けている
小さな規模で動き続ける家電メーカーがあってもいいじゃないか
ネットと家電で生活を豊かかつ便利にするがモットー、これはぶれない

我々はハードウェア屋に見られるが中はソフトの会社

今やっているもの
今この瞬間を親族一同共有したい
イベントでたくさんのお客さんと話したい、でも会場のキャパは限られている
従来はPCやスマホを使ってライブ配信していたがPCは難しいしスマホは性能が悪い
ライブ配信難しいよね

Ustreamをもっと簡単・便利にしたい
そのために作ったのがLiveShell
手のひらに載るくらいの小さな機械
ビデオカメラにつないで電源を入れるだけで高画質のUstreamが可能に

コンセプト
家電業界は今変わってきている
家電の世界で1つ大きな定義
こういう動きが来るだろう
Connected HardWareの世界
ハードウェアとUIが分離する世界
手持ちのレコーダにはなぜあれほどたくさんのボタンがあるリモコンがあって
手元には高性能のスマートフォンがあるのに
なぜこの高機能のスマートフォンを使って操作できないのか、リモコンを買わなければいけないのか

LiveShellはだいぶその先をいった
スマートフォンからインターネット経由で設定ができる
LiveShellはボタンが4個しかないのに細かいカスタマイズが可能
それはインターネット経由でスマホやタブレットでできる

レーシングカーからのライブ中継
走ってみなければ音量の調整などはできない
LiveShellを使って遠隔から設定できる

iConvex
巻き尺を内蔵したiPhoneケース
長さを測って写真に保存できる
1万円の支援でお手元に

もちろんこれも世界展開
こんな製品は世界にない
どれくらい売れるかはわからない
なぜ我々はハードウェアなのか
ハードウェア×グローバルなのか

EC studioさんは石橋を裏から叩くという話
僕は石橋はたたかないが臆病者
みんなのやらないところをやる
みんなのやるところは頭のいい人がいっぱい

ハードウェアはブルーオーシャン
最初にお金や人数がかかる

ノウハウもない
一度やってみたら簡単だけど最初が難しい
ガソリンの取り扱いみたいなもの
車慣れしていると簡単だがそうではない人には怖く見える

コンテンツに比べて言葉やカルチャーに依存しないので多国籍展開が容易

ビジネスモデルもシンプル
ハードを売ればいい
ベンチャーはリソースが限られているので集中したい

ここは賛否両論だが売れたらデカい
売上を立てやすい

先人がやってきたことは参考にすべき
日本勢が世界で成功した家電の事例は山ほどある
ウォークマンやテレビだけではない、誰も知らないようなチップやIC、周辺機器などものすごい成功事例がある

言語やカルチャーに依存しずらいのもそうだが
我々が育ってきたカルチャーで粛々と物を作っていくとそうは世界とぶれない
それは僕には鉄の橋に見える

もちろんハイリスクでもある
たくさんのお金をかけてはいる
そのぶん鉄橋をたくさん渡るようにしている

なぜネットにこだわるのか
よく家電メーカーの人にプレゼンすると同意する人が多いが
PCカルチャーとCEカルチャーを一緒にしたい

PCカルチャーとCEカルチャーが全然別
アップルのiPhoneとかが出たとき家電メーカーになったと思われているが
まだまだ上の部分
あれはOSがスリープしてさっと起動してくるというPCカルチャー

テレビやエアコンはまったく違うテクノロジー
それらを作っている人の頭の構造や常識感もまた違う
アジアでは日本では常識が違うのと一緒
でもここを融合するのは大変

ネット家電は家電メーカーが攻めにくい領域
結果発展も遅くてまだまだブルーオーシャン
成功されても模倣されにくい、新興国もCEカルチャーでPCカルチャーがない
そもそもインターネット大好きだから

Cerevoの攻め方
世界的なインターネットの流行をとらえる
たまたまはやっていたライブ配信を捕まえる
捕まえるといっても海外ニュースを読むくらい

そこからが僕らの強み
それをもっと使いやすく、生活を豊かにするようなものを考える
それを作ったら世界で売る
国によってソーシャルメディアサービスは違っても、ソーシャルメディアがはやっていることには変わらない

サービスやコンテンツの国境越えは難しいが、ハードウェアなら簡単

たとえばPinterestフォトフレーム、チェックインキーホルダー、Twitter連動めざましとかなぜないの?
お茶の水大学の人が作ってはいる>Twitter目覚まし
まだ研究機関が作っているレベル

Flickrの例
Flickrのはやったのは2004年から2005年
デジカメがネット対応しはじめたのはここ最近が主流
ソニー初のWiFiフォトフレームが2008年
それから後継機が出ていない

HWとUI分離のメリット
使う国によってUIを出しわける
実際にLiveShellはそういう仕様

Cerevoの海外展開
現地社員はパートが1名
中国の工場からAmazonの倉庫に入れると全部やってくれる
そこから代理店にも送ってくれる
サポートは日本からEメール

LiveShellをCESで展示
一切プロモーションしていなくて会場の場所も悪く
ある会社のスペース借りたレベルなのに
17か国の販売店から代理店になりたいというオファー

1カ国1万台売るとして
50カ国で200台も同じ1万台
世界のネットサービスに対応したハードならそういう可能性も

世界で勝つとは何か
シェアなのか売上なのか

Cerevoが見るところ
世界中の人がまず使ってくれること
ネットと家電で生活をもっと便利に・豊かにする
このスローガンに忠実に
このスローガンの最初に「世界の」をつけたい

質疑応答

いろんな国で売りたいというオファーは英語?

A
全部英語
ブラジルの人も英語で問い合わせ
答えとして日本と米国に集中しているので、説明とかすべて自分たちでやってねっていうとそれでいいと言ってくる
秋葉原のショップみたいなイメージ
英語のマニュアルしかないのにあやしげな日本語のマニュアルがついてきたりする
LiveShellにこれを搭載したかったけれど諦めたということはある?

アナログもサポートしている
つけたかったとしたらWirelessHDMI

<パネルディスカッション>

◆「世界に通用するプロダクトづくりとその展開の仕方とは?」

モデレーター
株式会社 マイネット・ジャパン 代表取締役社長
上原 仁 氏

テーマ
「世界で勝つぞ! 日本のテックベンチャー!」
いま決まった by モデレーター

最初の質問

海外展開するなら英語もすごいに違いない
4人のTOEICスコアから

天羽
わかりません
できないほうでわからない
会社の流れとしては英語勉強しましょうという流れ
僕自身も海外で英語使わなければいけない局面はある
英語しゃべれるようにならなければならない

カズワタベ

受けたことがない
大学が音大だったので周りに受けている人もいない
どのくらい英語できるとTOEIC何点なのかの感覚もわからない
コミュニケーション取れればいいかな

モデレータ
英語を身につけたのは?

カズワタベ
海外の人がファウンダーの会社があってそこは英語
でもネットの話ってもともと英語のことがある、APIとか
割となんとかなる

山本
725
外資系だと730以上とか言われる
勉強嫌いなのでやらない
TOEICで点数取るための攻略

岩佐
540
パナソニックに入社した時は410点
結構真面目に受けた
高校から英語を逃げてきたけれど
パナソニックで主任になるのに540点だった
対策本読んで頑張ったのが540点

でも最近話せるようになった
中国の工場との会話やアメリカの展示会も英語
今なら700点くらいとれるんじゃないかなと思うけど
取る意味もないしこわいのでやめとく

■アメリカ人のイケてないところは?

上原
部屋が汚い、整理整頓が苦手
思いつきで物を考える人が多い、論理的な考えが苦手

天羽
「雑」
雑すぎるやろというところがある
ソーシャルゲームを無料で提供して課金を促すモデル
遊んでみても「どこで課金すんねん!」みたいな雑なのがいっぱい
日本のサービスのクオリティ、ちゃんと欧米圏に伝えられるようなテーマならしっかりマネタイズできるのでは

上原
雑なのはUI? システム?

天羽
全体系に雑

上原
そんな雑な人たちがどうやってFacebookとかGoogleとか作っているのか

天羽
あそこまで大きいと徐々にブラッシュアップされているのでは
ソーシャルゲームみたいにまだ歴史のない部分でそれなりに収益を上げている会社は結構向こうでトップレベルでも日本のサービスと比較すると雑だなというレベル

山本
「やりたい事しかしない」
日本人は義務とか責任感がある
アメリカ人もあるけどその割合が少ないように思う
別の会社でやりたい事があれば転職しちゃう
日本人だと自分の仕事に責任をもって踏みとどまる

上原
やりたいこととやることがつながらないとちゃんとやらない
「雑」につながっているのかも

岩佐
「なし」
自分のやりたいことしかやらないがゆえに強いところがある
日本人は細かいところばかり気にしている
そもそもアメリカをコンペティターとして見てない
アップルは別だけど

上原
アップルのイケてないところは?

岩佐
山ほどあって難しい
ブログにまとめたいくらい
アップルは1か所だけよくてあとはだめ
それがハマると強い
ipod shuffleは音質とかいろいろしょぼいけどUIがいいとか
そういうこというと怒るファンもいるけど
1か所ぶっ飛んですごいところが多い

アメリカと戦うわけじゃない
僕たちにとってはお客様
欠点さがすよりいいところ探して買ってもらわなければ

カズワタベ
白紙で
あいつら適当だなとは思うが
それによって生まれているプロダクトを使ってしまってる
Twitterも今でこそ洗練しているが最初の頃とかひどかった

一方でリツイートとかはユーザーがやりだしたことを機能として実装
それはある意味で適当
そういうやわらかさはすごいな

あえていうなら飯がまずい、治安が悪い

上原
自分の会社であるマイネットジャパンが海外に進出する気になる理由を教えてほしい
3?40人くらいの規模

岩佐
英語圏と言うのが正しくない
英語できる人とビジネスすればいい
ウクライナの人は英語を使っている
町ではウクライナ語だけど販売店は英語
世界中の英語圏とサービスすればいい

カズワタベ
市場規模がでかい
英語で読める、ところまで範囲を広げる
最初からデカい市場を狙わないと

山本
出ない理由がない
IT飲み会やって大阪でグチばっかり
でもおれは大阪人だから大阪で商売する、苦しいと言っている
意味がわからない

天羽
ブレイクスルー
企業を営む以上向上心がある
一番エキサイティングなブレイクスルーは世界
企業として向上心を持っていく以上、出ない理由がない

上原
司会の森さん、どの社長が成功すると思う?

森さん
山本さんが成功しそう
海外の身近で当たり前になっているSkypeとかのよくないところを踏まえて対抗したものをリリース、それへの選択と集中

山本
散るときはお手本のようにパッと散る

カズワタベ
勝てば官軍という気持ちでがんばる

■世界で勝つという基準は?

岩佐
スローガン通り
パナソニック出身として
松下電器の7つの精神みたいのをいつも読む
堅苦しいと思ってたけど今考えるといいこと
金を稼ぐとかトップシェアって時にevilになることも
収益のために向いてしまうことは、100年続く会社のためにはいいことじゃない
これと決めたスローガンのために頑張る
そのために売りがある
認知度でもいい、あらゆる世界の人が使うことで生活が変わる、便利になる
それが日本だけでなくアメリカでもイギリスでもウクライナでもそうなること
売上としては小さいけれどもそれが重要

カズワタベ
世界のデファクトスタンダードになる
検索することがググるになったように
チップを送るということが当たり前になれば
うちの母ちゃんが知ってるくらいのレベル
インターネットマジョリティ層が知っている
うちのサービスの性質上認知が広がって使う人が増えれば必然的に幸せになる人が多い

上原
世界のデファクトスタンダードのベンチマークは?

カズワタベ
GoogleとかFacebookとか

山本
あーはいはいと言われる
知ってる知ってる当然、いまさら何を言ってるのくらい
会社作るときGoogle Apps使うよね、あとチャットワークだよね、くらい
アメリカのニュースでスタートアップ始めるためのリストとかある
チャットワークはまだ入っていない

天羽
世界の人がKLab、サービスを認知

会場からの質問

新卒の人がヒット企画に携わった詳細

天羽
Klabはだれでもアイディアを出せる
一定規模以上のものは段階を踏んで、一番大きいと経営会議の承認がいるが
承認あれば新卒でもだれでも始められる
今回は世界に向けたソーシャルアプリの前に日本国内で出してみよう
これ自体は経営方針として決まっていた
彼は海外のサービスを能動的にベンチマークしていて、海外で勝つためにはこうすればいいというのをアウトプットしていた
それでチャンスが得られた

世界で戦うに当たって足りないところが何かあるか。デベロッパーなのかマーケターなのか

山本
うちが足りないと思っているのはUI/UXのスペシャリスト。日本にはなかなかいない、向こうでも引っ張りだこ
マーケティングはGoogleやFacebookなので僕らも一緒、お金もエンジェルがいればいい

天羽
マーケティング機能
シリコンバレーに拠点を立てるのはマーケティングが目的

資金調達はどう?

カズワタベ
今年中には追加で資金調達
6月くらいから始める
現地の状況はFacebookのIPOってどうなるよな雰囲気
それでキャッシュ手に入れて投資家が増えるのか、大きいのが終わったから落ちつくのか
岩佐
あまり期待してないので答えがない
わかりやすくいうと
モノ作りはシリコンバレーに興味がない
高い人件費でいろいろ頑張ってるなーという感じ
モノを作るのはお金がいるというところでも
強力な開発陣を抱えて物を作れる
あとは物を欲しいという人から先行投資でお金を集められる仕組み
海外だとKickstarterがある
それもアメリカだけでなくいい感じで動いている
それはシリコンバレーのお金ではなく、世界中から集まってくる

日本から進出するときにいらないものは?

天羽
日本のインターネットサービス、ソーシャルゲームとかはゲームというよりサービスに近いが
サポートレベルが高い
24時間対応とか
担当者も当事者意識が高い、リアルタイムに対応してしまう
そのサービスを維持するのに忙しくなる
世界基準で言うとリアルタイムに改善しなくても日本人ほど怒らない
24時間体制と言うのは日本くらいでは

岩佐
クールなプロダクト以外は全部
いいものだったらサポートしょぼくてもそれなりに出る
初代のiPhoneとかはひどかった
ちょっとブラウザ起動して重いページだと落ちる
でも製品はすばらしい
それがどんどん研ぎ澄まされていった
僕らのLiveShellはメールサポートだけだけど
個人輸入でアブダビとかで使っている人がいる
プロダクトを磨く、それだけ


日本だから出せる強み

カズワタベ
とくにない
日本に強みがないというわけではなくて逆もしかり
日本で技術力あるからこれは日本だけというのはあるかもしれないが
Webの世界ではいくらでも情報が入ってくる
最後は発想力と行動力というわかりやすい差別化
一番最初に思いついて作って広めて収益化した人が勝つ
それがシンプル

天羽
主に2点
欧米の人が雑すぎるという話
日本人のサービスに対するち密な計画やていねいな仕事というのは強みになる
日本のカルチャーは海外から好かれていてリスペクトされている
マンガとか忍者とか
日本だからこそすでにアドバンテージがある部分は利用しない手はない
そういうとろは自信を持って展開したい

山本
ホスピタリティ
きめ細かいサポートとか
なかなか輸出しにくいところではあるが
人間ドックを日本に受けにくるということもある
ホーチミンIT飲み会で聞いたのは
同じアジア人で尊敬されている日本のサービスを使いたい
日本はアジアで強い
もっと世界に出ていけばアジアから受け入れられる可能性も

登壇者同士での質問タイム

山本
ハードウェア面白い
アップルの強さはハードとソフトの融合
パナソニックにいたからこそできたのでは
そういう経験のないWebだけの人間がハードやるのはどうなのか

岩佐
パナソニックの名前はうまいことつかえた
みんなそう思ってくれる
実はパナソニックでハードの製造はしていない
実際にはWebサービスのプロデューサー
コードも書いてない
Cerevo始めてから周りに詳しい人がいる
それでなんとかなる

Cerevo DASHを始めた
モノ作りしたいけどノウハウがない
たとえばお絵かきサービスしている人が入力デバイス作りたくなったらそれをお手伝いしたり
ハードの世界は外から見ると見えにくいけど実際には一緒

天羽
どうやって宣伝していくのか

カズワタベ
うちはわかりやすい
Growはユーザーに使ってもらうサービス
最初からプロダクトが他者との関係性において存在しているもの
みなさん思っていると思うが「誰がお金払うの?」ということ
でもコアなコミュニティだと結構いる
iPhoneだとJailBreakできる
仮面ライダー好きな人が仮面ライダー仕様にして、そのコミュニティではめちゃくちゃ支持をされている

天羽
向こうからGrow!ボタンを設置してくれるプル型が健全な流れと思っていたけどむしろプッシュ?

カズワタベ
自分たちでできる範囲はプッシュ
Facebookはもともと学校の中でやっていた
Grow!もユーザーの中で広がる機能を準備中

岩佐
ブロガー(笑)
発信者のためのデバイスにこだわっていた
最初はメディアに取り上げてもらう
0から0.1になるためにはプレスリリースしてメディアに取り上げてもらう
最初の製品は情報発信者が便利になることに特化した
そういう人たちがいいぞといってくれることで0.1が1にも2にもなる

山本
もともと知名度があって競合もいるとプロモーション売っていかないといけないが
知られていないものはプロモーションしても伝わらないので
記事書いてもらうのは大事
そして使ってもらう人が大事
使ってもらっている人を分析していくと、似ている人が集まる場所ってどんなとこだろうとわかる
そしてそこに出ていく
今いいなと思っているのがWeb系やシステム系が最初に広げてくれた
いろんなイベントのスポンサーやっている
スポンサーバンバンやるのでいってください

天羽
KLabで展開する時
一から宣伝するのは大変なのでまずはアップルのプラットフォーム
Androidだってユーザー数多いといわれるけれど
ビジネスをするという意味においてアップルだと思っている
Apple IDは登録の時点で決済情報を登録している
AndroidはGoogleアカウントくらい
都度アイテムを購入してもらってマネタイズするビジネスモデルなので
課金できるかどうかは重要

■日本のエンジニアが世界を目指すべき理由

山本
今の自分の何かこれだというものでとんがることが重要
これだけはすごいというスキルがあれば
英語できなくても開発言語があればそれは世界で共通になれる

カズワタベ
相手の多様性
英語で提供したら世界中で英語が読める人が使う可能性がある
アメリカだけで考えても違ったコミュニティがめちゃくちゃある
単一のコンテクストである日本人だけを相手にするより全然違った発想を求められることがやっていて面白い
挑戦しがいがある
やっていておもしろいのがここ
場所が変われば常識がかわる
日本は多様性という点では弱い
グローバル化するのにそこは弱点

岩佐
オモロい! ワクワク!
めざさなくてもいいんちゃう?
ただ目指すならおもろそう、ワクワクするかどうか
それを感じたらやればいいのでは
僕は今面白いと思ってやっている

天羽
舞台は大きいほうがいい
スポットライトあびようぜっ!

■海外で活躍するエンジニアの条件を1つだけ

岩佐
ツッコミ
もう少し堅苦しく言うと
みんな考え方も文化も違う
自分からつっこんでいく
初めてお会いした山本さんにもずけずけ入っていく
多様性にさしこんでいくのは大事
英語力より何より大事
工場の人とよく飲みに行く
中国語しか話せない人と飲みに行く
そこでつっこんで友達になって
何とかこいつらのことをよくわかりたい
そこに英語力はいらない

上原
海外に突っ込むときのコツってある?

岩佐
仕事以外の話をいろいろする
今作っているのはPCだけで携帯何使ってる?とか奥さんどう?とか
日本の中でもそれでもやっている
日本人同士でやっていることと変わらない

カズワタベ
好奇心
海外に出るからどうとかではなく
時間が不可逆な以上時代は先に進んでいくもの
変化と言うのは間違いなく起きる
変化が起きた時に好奇心があれば楽しい
自分は小学校4つ行っている
ソーシャルグラフがそのたびリセットされる
小学生ながら土地によっていろいろ違う移動を繰り返してきた
最初はきつい
最初は引っ越し決まると泣いていた
それを繰り返すと楽しむしかない
好奇心が勝ってきた
英語はだめだけどアメリカ早く住みたい
楽しみだし、アメリカ人と向こうのシマでコミュニケーションするのがどういう感じなのかもっと経験したい
好奇心一本あればいくらでも楽しめる

山本
エンジニアじゃないがこうじゃないかと思っているのは
時代を見据えてとことんとんがる
向こうのパーティーいくとスマホ持ち歩いている
自分がやっていることをスマホで見せあう
何のためにここに来ているのかをアピールするの大事
とにかくとんがる
俺はこういう人間だ、となるのがいい

日本人は話をするとぐるぐるまわってから結論
わかりにくい
アメリカ人に伝えるには結論から
そうでないとできることがあっても伝わらない

天羽
チャンスをゲットしようとする
もらおうとするのではなくゲット
日本だと東京がそうだが
みんなチャンスを得ようとして集まってきている
東京よりそういう色が濃いのがシリコンバレーやニューヨーク
もっとギラギラしてチャンスを得ようとしている人がいる
その人がいかに優秀でも
チャンスを待っていたら勝てない
世界で勝負する上でチャンスをもらうのではなくもぎ取るスタンスでやることが大事

ハートやパッション大事という話をよく聞く
それはマストだと思うが
パッションだけもっていれば何でもできるというのは絶対だめ
パッションはアウトプットをブーストできる
ただそもそもの方向性がずれていたら元も子もない
方向性の精度はパッションがあってもだめ
ベースに思考力、そのうえにパッション

最後に登壇者からメッセージを

山本
僕がここに何をしに来たか覚えてますでしょうか
とことんチャットワーク
僕はこのためだけに来た
おしつけじゃない
開発効率が絶対上がる

カズワタベ
一番ヤバそうなことをやろう
ヤバいことやってるとたのしい
みんなブレーキ掛けるのが結構手前
思ってるよりもっと踏み込んでいい
何か人生において判断するときに
選択肢の中で一番ヤバそうなやつを選ぼう

岩佐
グローバルにこだわっていない
オモロいで!
Cerevoがやっていることは面白い
家電ベンチャーって頭おかしいとかリスク高いといわれるが
やってみたらすごい面白い
おもろそうなものが目の前にあるならつかみにいったらいいのでは

天羽
TRY!
自分より上がいるとして
だからTRYしないじゃない、だからこそTRYする
将来どこにいられるか
過去は操作できないけど未来は操作できる
最初の原動力となるのはTRY
TRYしなければ何も始まらない
すでにいろんなことをTRYしていると思うけれど
もっともっとTRYして明るい未来をもぎ取っていってほしい


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