iOS・Androidの便利ブラウザ「Sleipnir」有料バージョンが今なら100円以下の大セール

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

「これは便利だから買うがよいよいよいよいよい(残響音含む)」と、iOS版、Android版ともに定価で購入した私が申しております。

【開催中!】3/29 より3日間限定!Sleipnir Mobile Black Edition 大幅値下げキャンペーン開催! (フェンリル | デベロッパーズブログ)

http://blog.fenrir-inc.com/jp/2013/03/black-edition-sale.html

SleipnirといえばPC向けタブブラウザーで有名ですが、最近ではWindowsだけでなくMac OSやAndroid、iOSと主要プラットフォームをほぼすべて網羅したブラウザーとなりました。自分がその存在を初めて知ったのは窓の杜で大賞2002で金賞を取った時なんですが、そうかあれから10年以上も経っているのですね・・・・・・。月日が経つのは早い早い。

窓の杜 – 2002年 窓の杜大賞 結果発表
http://www.forest.impress.co.jp/prize/2002/result.html

最近ではAndroidブラウザのメインはすっかりSleipnirになってしまい、他のブラウザは入れているけどあまり使わなくなりました。その大きな理由はジェスチャー機能とリンクを新規で開く機能にあります。

ジェスチャー機能は文字通り指の軌跡でさまざまな操作が可能。主に使っているのはタブを閉じる「↓→」と、間違って閉じたタブを開く「↓→↑」です。PCのように自由にカスタマイズはできませんが、必要十分なジェスチャーが揃っているのでありがたい。スマートフォンだけでなく画面の大きいタブレットだと、×ボタンでタブを閉じるのも大変なのでこのジェスチャー機能がより活きてきます。

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ジェスチャーでさくさくタブを閉じられる

新規タブ機能は、新しいタブをアクティブにせず裏で開いておいてくれる機能。リンクを長押しするとばしばし裏でタブが開かれていくので、はてなブックマークとかで読みたいニュースをまとめて開いておき、あとで一気に読むという使い方が可能です。いちいちメニュー開かずに長押しだけでいい、っていうシンプルさがニュースのまとめ読みにとても相性がいいんですな。

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リンク長押しするだけでバックグラウンドに新規タブを開ける

iOSの場合、標準ブラウザのSafariを入れ替えることができないのでメインブラウザの位置にはいなかったのですが、先日リリースされた新バージョンでは「URLがコピーされたらSleipnirを開く」という仕様が追加され、FacebookやTwitterからSleipnirを開くことができるように。単にURLコピーしたいときでもSleipnirが開いてしまうわけですが、利用シーン考えるとブラウザ開くほうが圧倒的に多いのでとりあえずこれでも十分。今のところ便利に使えているので、iOSでもメインブラウザがSleipnirになりそうです。

iOS なのに、どんなアプリからもページを次々に開ける!Sleipnir Mobile for iPhone / iPad 2.3 をリリースしました!
http://blog.fenrir-inc.com/jp/2013/03/sleipnir-ios230_released.html

複数の端末を使っている人は「Fenrir Pass」を使えばブックマークの同期も可能。ブックマーク同期はChromeで設定していて便利さは体験していたのですが、AndroidではメインがSleipnir、iOSではSafariという、どちらもChromeがメインではない利用スタイルなのでいまいち役には立ってなかったのですよね。iOSとAndroidをSleipnirで揃えたことで、やっとこさFenrir PASSでブックマーク同期が便利に使えます。

Fenrir Pass – Sleipnir のデータ連携を支えるクラウドサービス
http://www.fenrir-inc.com/jp/fenrirpass/

と、ここまでは無料のSleipnirでも可能なのですが、なぜわざわざ有料のBlack Edtionを使うのか。その理由はただ1つ「検索エンジンを変えられるから」というだけです。無料版のSleipnirは諸処の事情により検索エンジンがYahoo!なのですが、やっぱりGoogle慣れしていると検索結果が違いすぎてどうにも使いにくい。無料版しかなかった頃はブックマークやホームページにGoogle設定してしのいでいたのですが、やっぱり直接検索できるエンジンがGoogleだというのは使い勝手に大きな違いがあります。

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Black Edtionのみ検索エンジンをGoogleに変更できる。あ、Bingも

Black Editionと無料版の違いはもうこれしかないので、「検索をGoogleにしたい!」という人だけが対象なのですが、今までそのために600円を2OSぶん払っていた人からするとこれは破格といっていい価格設定。100円に満たない金額で購入できるのでブラウザのヘビーユーザーはぜひお試しを。別にYahoo!でもいい、またはGoogleがいいけど有料アプリは・・・・・・、という人は無料版のブックマークやホームページ機能でも十分しのげるかと思います。

と、ここまでは全力で賞賛したいSleipnirなのですが、1点だけ前から気になっている仕様についてもこのタイミングなので言及。それはWebサイトの広告を非表示にできる「広告ブロック」機能です。

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デフォルトではオンになっている広告ブロック。私はオフにしております

実際問題、Webサイトにおいて広告はあまり好まれない存在であり、広告ブロック機能というのが一定のニーズを集めているのは理解していますが、Sleipnirで問題なのはこのブロック機能がデフォルトでオンになっているということ。その機能使いたいか使いたくないかもわからないまま、すべてのサイトの広告がオフになってしまうのです。

先日SmartNewsが広告を非表示にするという仕様で話題になりましたが、Evernote ClearlyやPocketなど自分で登録したサイトの広告を非表示にするのと、事業者がデフォルトでオンにしちゃうのでは話が違ってくる。何より、そもそも広告収益がビジネスの柱にもなっている会社がそれをデフォルトオンにするっていうところになんとも矛盾を感じるのですよね・・・・・・。

そういう機能を望む人がいるのは否定しませんし機能自体はあっていいのだと思うけれど、広告を収益としてビジネス展開している多くの企業を考えたときに、広告ブロックをオンのまま展開するというのはちょっといただけないなと思う次第。どうしても設定して欲しいなら初回起動時にオンオフを設定させるとか、そういう仕様で対応してくれたらと思うのであります。

個人的にはWebサイトもブログも「どこに広告が入っているか」もエンタメでありコンテンツなのでばしばし見る派です!


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