iPhoneの開発環境は本当に自由なのか


 おもしろいたとえだったのでドコモユーザーとして反応してみる。

これはガチガチでクローズドな開発環境だったコンシューマーゲーム業界で、マイクロソフトがXbox360でXNAを始めたのと同じで、「今までに比べたら自由」という意味だと思えばいいんだと理解した。

iPhoneの開発でいわれる「自由」 – ARTIFACT@ハテナ系

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20080716/iphonefree

 開発者ではないので当事者視点ではなくてあくまで携帯電話好きの視点ではあるんだけど、BREWプラットフォームの上に、JAVAアプリに関しても制限キツキツのauはともかくとして、開発の自由度でいうとドコモのiアプリのほうが上じゃないだろうかというのが1つ。

 一番の違いはiアプリは第3者が勝手に作っていいのに対して、App Storeだとアップルの審査が入ること。これは自由という点で大きな違いがある。そして使える機能としてもiアプリはかなり幅広い。JAVAベースでブラウザも作れるし2ちゃんねるビューアーなんかだとブラウザとの連携もOK。GPS連動のiアプリだって作れちゃう。

 おそらくApp Storeの優れているところというのは上記エントリでも指摘されている部分ではありますが、作ったアプリを世界展開できるというグローバル性、作ったアプリが公式サイトできちんと紹介される、そしてSDKがきちんと用意されているというところにあるのかなと個人的に思います。

しかし、ゲーム開発者はいくらPCという大変自由な開発環境があっても、それよりも流通などのメリットを取って、Xbox360を選ぶ人が出てくる。

 ただ、公式サイトに関しては今はいいけどアプリの数が増えればそのうち破綻してしまう気がする。これがWebで公開されているならいいんだけど、App StoreはiTunesというソフトの中でしか見られないので、結局は今ドコモの公式メニューで発生している「一部のサイトにしか集まらない」現象はそのうち起きるんじゃないだろうか。

 も1つ、SDKに関しては開発者じゃないからわからないんだけど、iアプリもそういう開発環境はあるのかな? 結構個人レベルでiアプリ作っている人もいるので、割と開発環境としてはそろってるのかなーという気がするんだけども。個人的にはiアプリの開発経験がある人から見たApp Storeの開発環境、なんて話を聞いてみたいなあ。

 iPhoneに駄目だししたいわけではなくて、客観的に情報を比較してみたら、そこまでiPhoneがすばらしいかというとあくまで携帯電話としてのone of themであって、むしろ使えば使うほど日本のケータイの良さが見えてくるんじゃないかなあという気がしてる。そういう意味ではこのエントリにおおむね同意です。

iPhone 3Gはインターネットマシンとして見ても微妙? ガラパゴス・ケータイはやっぱりすごかった – キャズムを超えろ!

http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20080716/p1

 ただ一点気になるのは

音楽プレイヤーとして秀逸

紛うことなき真実。めっちゃ便利。

 これは「携帯電話に搭載された音楽プレーヤー」という意味だと思うんですが、iPhoneもiPod touchもそんなに秀逸かなあという気がしてます。早送りも早戻しもタッチ操作なので画面見ないといけないし、プレイリストの作り込みも甘い。(プレイリストで楽曲再生して曲一覧にするとなぜかアルバム単位になるのが意味わからん)。iPhoneはマイクでリモコン操作できるようになったけど、それは逆に「タッチ操作よりリモコンが便利」を認めちゃったようなもんだし。iTunesと組み合わせてのトータルソリューションとしてはすばらしいと思うけど、それでもクライアントとしてはiPodのほうがよっぽど上なんじゃないかなあという気が。

 携帯電話に搭載された音楽プレーヤー機能、という点で見ても、ドコモ端末はWMAという縛りが使いにくいという点こそあれ、マルチタスクで音楽聴きながらいろいろできるし、ハードウェアスイッチで一通り操作できるしで、総合的な使い勝手としてもタッチ操作よりいいんじゃないかなあというのがドコモユーザーの感想であります。


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