F-09A実機ファーストインプレッション

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

発売前に触る機会を頂いた内覧会に続き、F-08AとF-09Aを1ヶ月間に渡ってモニターする「ケータイ会議4」に参加することになりました。

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ケータイ会議4が始まります! – IDEA*IDEA ? 百式管理人のライフハックブログ ?
http://www.ideaxidea.com/archives/2009/06/k4_started.html

初めての方もいるかもしれないのでご説明しておくと、ケータイ会議は「百式」管理人の田口さんと富士通によるブロガー向けのモニターイベント。最新機種を1ヶ月に渡ってレポートし、最終的にはF-08A、F-09Aのどちらか1台を自分の端末として選ぶことができます。発売日の関係で今はF-09Aが手元にありますが、発売後はF-08Aもレビューする予定。

以前から液晶が横に動く「ヨコモーション」と指紋認証大好きと言ってはばからなかった自分にとって、前モデルではヨコモーションが消滅し、指紋認証もF-01Aの1機種のみ。自分が使う事を決めたスライド型の「F-03A」では指紋認証が無くて寂しい思いをしていたのですが、F-09Aはスライドからさらに液晶が横に変化する「スライドヨコモーション」に加えて指紋認証も搭載。防水よりも指紋認証とヨコモーションを重要視していた立場からすると神スペックとも言えるこの機種を実際に触ることができる機会があることは大変感謝かつ楽しみなのでした。

内覧会でもざっくりした感想は書きましたが、あれはあくまで開発段階だったので、今回は外観と全体的な機能を中心に改めてファーストインプレッションをば。

F-09AとF-08A超ファーストインプレッション – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2009/05/25/2117

まずは本体のスライド動作。モックではかなり硬くて不安だったのが内覧では使いやすくなっていて安心していたのですが、実機は内覧の時よりさらに開けやすくなった印象。右手であればスライド→ヨコモーションの移動は簡単に片手で行えます。スライドの動きそのものでいうとF-03Aより若干重い感じですが、これなら十分に実用範囲。

本体デザインはスライド型の「F-03A」を踏襲してますが、地味ながら大きく変わったのはストラップホールの位置。F-03Aは真上についていたためにカメラで縦撮りしようとするとストラップがかぶることが多々ありましたが、F-09Aではカメラと反対側のサイドに移動したためにカメラへの影響が軽減されており地味に便利。

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そして最大の違いである指紋認証も背面に搭載。以前から何度も書いてますが、富士通の場合は指紋認証が背面にあることで、携帯を閉じたまま(F-09Aではスライドしない状態)でも指紋認証できるのが便利。ただ、F-01Aに比べて認証センサーがやや奥まっており、以前よりも認証させるのがちょっと難しくなった感があります。

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外見的な変化はないものの大きく変わったのがキーロック。F-03Aでは「サイドのキーロックボタン単押しで画面消灯、長押しでキーロック」「画面消灯は待ち受け画面のみ」だったのが、F-09Aでは長押しが無くなり、「キーロックボタン単押しで画面消灯」のみに。今までは音楽聴きながらとかiモードしながらのキーロックはいちいちボタン長押しが面倒だったのですが、今回はかなり手間が軽減されてます。

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さらに「スライドを閉じたら画面オフ」設定がついたことで、スライドをささっと元に戻したらすぐポケットへ放り込むことも可能になったので、キーロックの課題はほぼ解消されたと言っていいクオリティ。

さらに「画面オフ後**分でキーロック」という設定もできるので、セキュリティ的にも安心です。

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なお、スライド閉じたら画面オフは、iモードなどブラウザを使っているときは発動せず、この場合のみサイドキーを押す必要があります。これはおそらくタッチ操作が可能なことを活用するためなのですが、個人的には「閉じたら必ずオフ」と割り切っちゃった方が持ち運びに便利かなあ。まあキー長押しが必要だったF-03Aに比べると単押しでいいのでだいぶ楽になってますが。

タッチパネルも、画面下部の操作エリア「タッチセレクター」しか触れなかったF-03Aと比べて画面全域を触れるタッチパネルに変更。また、待ち受け時に画面をタッチするとタッチ操作に適したメニューを表示することもできます。

タッチの精度は内覧よりも確実に上がっていて、ブラウザをするすると読み進められる感覚はかなり快適。ただ、auのイベントも含めて繰り返しになりますが、通常のメニュー画面をタッチ操作するのはやはり操作性に難があるので、タッチ操作はカメラやブラウザ閲覧など使いやすい場面で切り分けるのが良いかな。すべてをタッチで、というのは正直難しい感じ。

ドコモ全体を通して大きく変わったブラウザ機能では、Cookieやインライン動画にも対応。ただし一部で発売停止になるほどの原因となったJavaSciptに対してはFも影響は同じで、JavaScriptは止められたままです。これ復活する日来るのかな・・・・・・。

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iモードのブラウザはついにタブブラウザ化し、複数のページを同時に読み込めるように。また、これまで読んだページの履歴もサムネイル形式で簡単にたどれるようになりました。ただ、毎回読み込みが必要なく履歴を辿れるものの、サムネイルを表示するまでのアニメーションが若干じゃま。あのアニメーションなしでサクサク履歴を辿りたいなと思うんですが・・・・・・。まあ体感でいうと戻るのにも読み込みが発生していた今までのブラウザよりはだいぶましですが。

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フルブラウザとの連動も強化されていて、今回からはiモードとフルブラウザを相互で切り替えることが可能に。これはフルブラウザのヘビーユーザーとしては大変にありがたい。ケータイ対応表示できるサイトであればフルブラウザからケータイ表示にしたいなんて思うことが多々あったんですよね。

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さらにフルブラウザ派としては、タブの切り替えがかなり面倒だったF-03A(メニューで呼び出して切り替え)に対し、画面下部の「*」「#」で移動できるのが大変にありがたい。さらに今回からはキーボードショートカットをカスタマイズできるので、かねてから思っていた「2・4・6・8は上下左右キーと機能がかぶってるからいらなくね?」問題を解消しつつ新たな機能を割り当てられるのが嬉しい。

今回地味に一番嬉しいかもしれない改善は、Bluetoothで動画の音声もとばせるようになったこと。今までは音楽とワンセグが基本で動画はBluetooth対象外だったため、動画の音声をイヤフォンで聴くにはいちいち有線に切り替える必要があったために事実上使えませんでしたが、これでより動画ライフを積極的に楽しめます。BeeTVもせっかくだから登録してみようっと。

カメラ機能もヨコモーションで横画面撮りがしやすくなったことに加え、画素数も800万画素にパワーアップ。さらに笑顔を認識するスマイルシャッターやらシーン自動認識やら機能盛りだくさんで、カメラだけでどんだけエントリー書けるのかというくらいの充実っぷり。写真撮るのがまた楽しくなりそうです。

ただ1つ残念なのは、内覧でも書いていたICカードロック解除の件。折り畳み型では背面液晶を使うことで、「iモードやメールをしたままICカードロック解除」が出来たのですが、F-03AやF-09Aは背面がないために、ICカードロックの「ながら解除」ができない。ICカードロックしていたら買い物するときにいちいちメールや音楽などを落とさなければ行けないのはかなり面倒で、これはマルチタスクにぜひ入れて欲しかった。上限のあるSuicaやEdyレベルならともかく、クレジットカード同等であるiDユーザーとしてはここはかなり残念といっていい仕様です。

とはいえ全体的な機能は大幅にスペックアップしており、何よりヨコモーションの復活が最高。方向こそ1方向になってしまいましたが、2方向というのは単なる機能ショートカットでしかないので、「画面が横になる」というデザインがあればもう十分。機能てんこ盛りすぎてどこまでレビューしきれるか不安になるほどですが、1ヶ月間がんばっていきたいと思います。

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F-09A実機ファーストインプレッション” への3件のフィードバック

  1. どうやったらワンセグの感度が上がりますか?
    XL 7200 Laudaは、使えるのですか?教えてください!

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