PSP goファーストインプレッション

※この記事は5年以上前に書かれたため、情報が古い可能性があります

ひとことで言うと満足しまくり。買ってよかったとハッキリ言えるガジェットです。

ただ、その購入目的をどこに置くかできっと満足度は違っていて、PSPの新モデルというよりも、動画や音楽などをより楽しめるマルチメディア機能を強化したPSPの派生モデル、って認識でいたほうがいいと思います。PSPで音楽や動画も楽しみたい、って人向けかな。

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ハードウェアとしてのレビューはいろんなところで出ていると思うので、基本的には使い勝手やマルチメディア部分について触れてみたいと思いますが、まずはガジェット部分から。UMDを捨てたことで本体サイズは圧倒的に小さくなり、ポケットサイズと言ってもいい大きさになりました。

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実際に手にしてみると両手にすっぽり収まるサイズで質感もいい。スライドででてくるボタンも、液晶の横にボタンがあった今までのPSPよりかなり持ちやすい。

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やや気になったのは音量ボタンの位置かな。背面かつ液晶に隠れる部分にあるので、意識しないとボタンが押せず、今のところはいちいちボタンの場所を目視で確認しないといけない。まあこれは慣れの問題っぽいですが。

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今回のエントリの本題である音楽機能はかなり満足のデキ。今までのPSPより小型になって持ち運びやすくなったというメリットだけでなく、Bluetoothに対応したことで本体をポケットに入れたままで音楽を聴ける。動作も早く、今まで音楽を聴いていたF-03Aの場合、100曲を超えると早送りがややもっさりになるのですが、PSP goはそんなこともなくサクサク次の曲に移れます。

そして何より有り難かったのが「Media Go」との連携。Media GoというのはPSP goに合わせて発表されたPC用のクライアントソフトですが、これのおかげでPSP goの音楽ライフがかなり便利になっております。

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その1つはきちんとプレイリストに対応していること。プレイリストがないと、いろんなアーティストの曲をまとめることができないので自分の中ではポータブルオーディオプレーヤーに必須の機能なんですが、このMedia Go、m3uやWPLなど既存のプレイリストをそのまま読み込めるのです。いやー、Windows Media Playerでプレイリスト構築しておいてよかった!

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ちなみに残念ながらiTunesのプレイリストはMedia Goでは読み込めません。まあアップル製品はそういうものなのであきらめるしかないですかね。

しかもF-09AではPCのMP3をWMAに変換しなければいけなかったのですが、PSP goだとMP3でそのまま転送できるので速度も速い。まあぶっちゃけ本体内にそのまま保存しちゃえば一番早いんですが、やっぱりプレイリスト欲しいのできちんとMedia go使うようにしています。

また、動画も今までPS3用にエンコードしておいたものをそのままPSPにコピーするだけでいい。うちの場合、動画はすべてNASに保存し、DLNAを経由してPS3で再生するという使い方をしていたんですが、その動画をPSPにコピーすれば問題なく再生できる。ちなみに手持ちのソニー製デジタルカメラ「DSC-HX1」の動画形式もPS3/PSP対応しているのでそのまま再生可能。S90が魅力的でも手を出せない理由がこのあたりにあったりする……。

なお、動画に関してはMedia Goで転送するとサムネイルを作成するという「メリットがありますが、その分転送速度がかなり遅いので、もともとPSP用に作った動画であれば本体へ普通にコピーしたほうが早いと思います。

液晶もかなり進化しているようで、動画もかなりの高画質で再生できる。Bluetoothで音声をワイヤレス再生できるのもナイスです。ただ、LとRが押しやすすぎて、ついつい頭出ししてしまうのが難点かな……。

動画と音楽ばかり書いていますが、メインの機能であるゲーム機能もバッチリ。といってもここは従来のPSPと変わるところではないですが、一度PlayStation Storeで購入したソフトは他のPSPでもダウンロードできるので、以前に購入しておいたFF7をサクッとダウンロード。さらにセーブデータもそのままコピーで引き継げました。いやあこの自由度はDSには無いところというかDSがんばれといいたいところ。DS iLLは聞くところによるとDSiで購入したソフトが引き継げないらしいですしね……。

PlayStation Storeで無料の体験版もダウンロード可能。試しにメタルギアの新作ダウンロードしてみたら圧倒的なグラフィックに度肝抜かれた。なんだこれ、罪と罰のグラフィックよりはるかにキレイじゃないか……。

と、ガジェット的にはかなり満足しまくりなPSP goですが、最大の課題はUSB端子の独自仕様化。従来のPSPはminiUSBだったので充電も楽でしたが、今回は専用端子化してしまったため、充電するのにケーブルを持ち歩く必要が発生しました……。それだけでなく以前のPSPオプションも変換アダプタ入れないと使えないとか、充電とUSBが一本化されたために併用できなくなったとかいろいろ問題が。このあたりは実に残念ですね……。

ちなみにこのあたりの課題はこのブログによくまとまってるのでよろしければお読み下さいませ。

Weak point of PSP Go(日本語ブログですよ)
http://blog.drikin.com/2009/11/関連記事–psp-go-first-impression—drift-diary13–psp-go-second-impression—drift-diary13–psp-go-first-impression—dr.html

もう1つ、ワイヤレススイッチがBluetoothと無線LAN両方をオフにしてしまうのがちょい気になる。無線だけをオフにするとか、Bluetoothだけオフにして無線LANを使うとか、そういう併用がめんどくさそうなのがなあ。まあこのあたりはスイッチ増やしても大変なのかもしれませんが、普段はBluetoothを使い、家に帰ったらハードスイッチでBluetoothをオフ、という利用形態に無線LANを混ぜ込むとちょい使いにくくなるのが気になりました。

まあそんな課題はありつつも、音楽と動画を手軽かつ高クオリティで楽しめるPSP goの満足度は非常に高い。かさねがさねUMDがなくなったことで購入できるゲームタイトルも少なくなっており、ゲーマーにはかなり向かないハードかと思いますが、マルチメディアを楽しみたいというガジェッターにはオススメしまくりの逸品です。


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