スーパー戦隊シリーズ見続けていてよかったと思える瞬間でした。
テレビ朝日|侍戦隊シンケンジャー
http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/
ゴレンジャーから始まるスーパー戦隊シリーズの最新作「侍戦隊シンケンジャー」が先日感動の最終回を迎えました。戦隊シリーズは子供の頃からの大ファンで、大人になってもレコーダで録画してきっちり見てきたんですが、今回のシンケンジャーはシナリオがほんとに神がかっていた。
スーパー戦隊シリーズと言えばレッドがリーダーの5人チームが原則で、最近では途中で何人かのメンバーが追加されることが決まり切った流れになっております。色やメンバー数の違いはあれど、レッドがリーダーであることは今まで揺るがない設定でした。
しかし今回のシンケンジャーはもちろんレッドがリーダーであり、レッドが殿、その他のカラーがレッドに使える家臣という設定であったものの、シリーズ後半でそのレッドが実は影武者であり、本当のレッドは別にいたというトンデモ展開を発動するのです。もうね、あまりにもまさかの展開過ぎてリアルにウーロン茶吹きそうになったわこのシナリオ。
しかもこれが単に奇をてらったものではないところがツボ。今まで殿と家臣という間柄ながらも確実に心を通わせてきたメンバーたちの結束を再確認させ、「殿と家来」ではなく「人と人」としての人間関係につながっていく。しかも伏線もおみごとで、いつも家臣に対してどこか距離を置いていたレッドの行動が、「実は影武者だったからなのか」とすべて納得がいく。殿と家臣として心が徐々につながりあっていくさまも、毎週毎週のシナリオをきちんと見ているからこそ心に響くもので、これは毎週放送のドラマだからこそだなあと改めて思った。
さらに最後のトンデモ展開は、本当のレッドであったお姫さまが、影武者レッドを養子に迎え入れることで本当の血筋にしてしまうというぶっとんだストーリー。いやほんとに今回のシナリオはすごかったわ……。
ただあえて言うならばやはりデザインか。後半は慣れてかっこよく見えたけど、最初見たとき、顔に「火」とかそのまま書いてあるデザインはだいぶ引いたわ……。
侍戦隊シンケンジャー 戦隊ヒーローシリーズ01 シンケンジャーレッド
あとはかなり個人的な感覚なんだけど、5人+1人のキャラがちょっと弱かった気もする。殿であるレッドと忠実な家臣のブルー、反目しながらも尊敬しているグリーンはいいんだけど、女子チームのキャラが男子チームに比べると「この人ならでは」というほどに立ってなかったかなという感想。そういう意味ではデザイン、キャラ設定ともに未だデカレンジャーが自分の中では最高傑作であります。ジャスミンかわいいよジャスミン。
で、いろいろ調べてみると、今回の「シンケンジャー」メインライターの人は「龍騎」「電王」の人なのね。なんかそれ聞いたらだいぶ納得したわー。これからはシナリオの人とかもきちんとチェックするようにしよう。
小林靖子 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E9%9D%96%E5%AD%90
そういう視点でいくと、今度の「ゴセイジャー」の人は大大大大大大大好きであります「デカレンジャー」のほか、「マジレンジャー」「ゲキレンジャー」とお気に入りシリーズのライターさんなのでこれまた期待。
横手美智子 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%89%8B%E7%BE%8E%E6%99%BA%E5%AD%90
ちなみにスーパー戦隊シリーズの枠の後には仮面ライダーシリーズがつづけて放映されるんですが、シリーズにもよるものの、1回1回がきちんとパッケージ化されているスーパー戦隊シリーズのほうが個人的には好み。仮面ライダーは設定が難しいシリーズの場合、初回見逃すともうついていけないような展開になったりすることもあって、結構集中してみる必要があります。ちなみにディケイドはデザイン、主人公の演技力、無理やりな仮面ライダーワールド含めて微妙でしたが、今回のWはシナリオとキャラ設定がかなりいい感じで面白い作品になっているというのが個人的感想であります。
タシカニ「火」はぶっ飛んだわwww via: 「侍戦隊シンケンジャー」が神作品だった件 B! http://blogging.from.tv/wp/2010/02/13/3396
【ブログ更新】「侍戦隊シンケンジャー」が神作品だった件 | カイ士伝 http://bit.ly/bzBElL
まあ、私も暗い殿様とレッドの「火」には、ぶっ飛びました。 デザインは「第2最悪」です。「第1最悪」は、「デカレンジャー」です。和風なら、ちょんまげを着けてやれば良かった。「ツルッパゲ」は、かわいそうです。嫌いだから、見ていません