身の回りでちょいちょい誤解している人が多いようなので勢いエントリー。下記のエントリーがTwitter上でいろいろ流れた結果、これから非公式RTが使えなくなると思われている人がいるようです。
この仕様変更、私のように非公式RTを使っていた者には面倒な限りです。
この非公式RT封じとも言える仕様変更は、Twitter社としては非公式RTをせず、公式RTを推奨する、ということなのでしょうか。Twitterの@付き投稿が仕様変更 | webweb @tsuj
http://webweb.jp/blog/web-service/twitter/twitter10change/
仕様がいろいろ謎だったんでそうとうテストしてみたんですが、結論からいうと非公式RTにはあまり影響ないというか、かなり限定的な影響になると思われます。
そもそも今回の@の仕様変更は、Twitterの新しいインターフェイスで、発言に対して「返信」を行なった場合のみが対象です。通常、「返信」を行なった場合は、どの発言に対して返信したのか「〜〜宛」という形でわかるようになっていますが、今までブラウザから返信した場合は、「必ず@が最初になければいけない」というルールがありました。
- @を付けた発言は、発言者および@で指定したIDの両方をフォローしている人のタイムラインにしか表示されない
- ただし、この条件を満たすには発言の一番最初に「@」を記入する必要がある
How To Use Twitter(Twitterの使い方) – カイ士伝
https://bloggingfrom.tv/wp/2009/07/27/2460
つまり今までは返信の際「@kai4den ほげほげ」という入力しないと「@kai4den 宛」が表示されなかったのが、新インターフェイスのブラウザから返信すると「ここに文章いれても @kai4den 届くよ」と入力しても「@kai4den 宛」が表示されるということですね。
で、ここからが大事なところですが、非公式RTでこの条件が発動するには以下を満たす必要があります。ほんとにデスノートだなこれしかしw
- Twitterの新インターフェイスで
- ブラウザから
- 返信ボタンを押して
- RTを手作業で入力する
つまり、非公式RTする際に必ず「返信」をクリックし、相手のユーザーID以外を手でコピペしつつ手でRTの体裁を作っていた人であれば、そのRT元が「in reply to」と見なされるので、RT元をフォローしていない人には見えなくなってしまうのですが、TwitterクライアントなどでRTしている場合はこれに当てはまらないので問題ないと思われます。
実際TweetDeckで非公式RTしましたが今までと同じ動作をしていました。他のクライアントは違う仕様かもしれないのでいろいろな方の報告を待ちたいところですが、Twittrerキャンペーンなどで非公式RTライクに文章を投稿する仕様も、同様の理由で特に問題ないと思います。キャンペーンサイトから投稿した場合、そもそも発言元が存在しないしね。
で、ブラウザで手作業RTしていた人も困るかというと、返信でなく新規投稿つかえばいいだけの話なのでそこまでこまらないはず。というか、返信からRT作成するよりは新規で作った方が作業的には楽なはずなんですよね。
例えば以下をRTしたいとき。
これをコピペで非公式RTしたかったらこのまま全部コピペすればこうなります。
kai4den カイ士伝
だいぶ書き方で誤解与えてる感あるけど、新UIではブラウザからReplyした時に文頭に@いれなくてもin reply toつくってことね。RTはブラウザの返信からコピペする人少ないだろうし、新規でRTすればいいから問題ないのでは http://bit.ly/bV4ZWP
あとは「カイ士伝」を削って、@をアカウントにつけてその前にRTやらいいたいこと入れればいい。今までは「返信」使ってもin reply toつかなかったので、そもそも返信からやる意味もなかったのではありますが、こういう仕様になった以上は全コピペして新規投稿から非公式RT使うと、ブラウザ派も幸せになれると思います。
余談ですが新インターフェイスだと、複数の@に返信するときも便利になりました。具体的にはこんなかんじ。
一番冒頭の「in reply to」が付くアカウント以外は最初から選択された状態なので、発言元にだけ返信したい場合はそのまま入力すれば2つ目以降のアカウントが消えるし、残したければカーソルを動かせばいい。このあたりも細かいながら新インターフェイスで便利になってるところですかね。
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